【公式】改葬・墓じまい専門|お墓の手続き相談・代行|大塚法務行政書士事務所|東京都葛飾区

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  • 墓じまいで注意すること
    墓じまいで注意する点について解説いたします。|大塚法務行政書士事務所|東京都葛飾区
    ・墓じまいをスムーズに、そして後悔なく進めるためには、いくつかの重要な注意点を事前に把握しておくことが不可欠です。この記事では、墓じまい全体の手続きを進める上で知っておくべき主要な注意点に焦点を当て、それらへの対策を、お墓専門の行政書士が分かりやすく解説いたします。具体的な各注意点の詳細や解決策については、関連する専門ページをご参照ください。1.墓じまいを円滑に進めるための主要な注意点墓じまいを円満に進めるためには、事前の準備と関係者への丁寧な配慮が非常に重要です。(1)寺院や親族との関係性に関する注意点寺院墓地の場合、ご住職への最初の相談は慎重に行う必要があります。関係が悪化すると手続きが滞る可能性もございます。また、親族間での意見の相違もトラブルの原因となりやすいため、事前に十分な話し合いを行い、全員の理解と同意を得ておくことが何よりも大切です。→ 詳細はこちら:墓じまいする際のご住職への話し方について解説いたします。、および、墓じまい・離檀の最初の相談で揉めないためのポイントをご参照ください。(2)費用に関する注意点墓じまいには、墓石の撤去費用、新しい供養先にかかる費用、お布施など、様々なコストが発生します。これらの費用は事前に把握し、予算内で進めることが重要です。また、高額請求を避けるための注意点も知っておく必要があります。→ 詳細はこちら:墓じまいの費用は誰が負担するのか?解説いたします。、および、お墓じまいの費用を安くするには?解説いたします。をご参照ください。(3)行政手続きに関する注意点遺骨を移動させる「改葬」には、自治体からの改葬許可証の取得が法律で義務付けられています。手続きは複雑で、必要書類も多岐にわたるため、不備があると時間と手間がかかります。特に遠方の場合や、平日の手続きが難しい場合は注意が必要です。→ 詳細はこちら: お墓じまいマニュアル、および、改葬(お墓の引越し)マニュアル をご参照ください。(4)石材店選びと遺骨の取り扱いに関する注意点墓石の撤去や遺骨の取り出しは専門的な作業です。信頼できる石材店を選び、作業内容や費用を明確にしておくことが重要です。また、ご遺骨の運搬や水抜きなど、適切な取り扱いについても注意が必要です。→ 詳細はこちら:お墓を撤去する石材店は、自由に選べるのか?解説いたします。をご参照ください。2.墓じまいの注意点 まとめ墓じまいを円満に、そして後悔なく進めるためには、事前の準備と丁寧なコミュニケーションが何よりも大切です。ご住職や親族との関係性、費用に関する透明性の確保、行政手続きの正確な履行など、様々な側面に注意を払う必要があります。お客様の具体的な状況はそれぞれ異なります。もし、墓じまいに関する手続きの複雑さ、費用や関係者との調整でご不安を感じる場合は、どうぞお気軽にお墓専門の当事務所までご相談ください。お客様に寄り添い、豊富な経験と知識を活かして、安心して墓じまいを実現できるようお手伝いいたします。お墓じまい・改葬なら お墓専門行政書士に ご相談下さい!!お墓じまい・お墓の引越し(改葬)から、お墓選び・永代供養墓・散骨等のご相談も可能です。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらから»» 次の記事:墓じまいする際のご住職への話し方について »»TOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらからお墓じまい関連TOP・お墓じまい関連のトップページは、こちらから
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  • 住職への話し方
    墓じまいする際のご住職への話し方について解説|大塚法務行政書士事務所|東京都葛飾区
    ・「お墓が遠方で管理が難しい」「子供に負担をかけたくない」「承継者がいない」…様々な理由から「墓じまい」を考え始めた方が、次に直面する不安の一つに「寺院のご住職に、この話をどう切り出せば良いのだろう?」という戸惑いがあるかと思います。高額な費用を請求されたり、反対されたりするのではないか、と心配される方も少なくありません。このような不安を少しでも和らげ、ご住職との話し合いを円満かつスムーズに進めるためには、事前の準備と、何よりもご住職にどのような話し方をすれば良いかを知っておくことが非常に大切です。今回は、墓じまいの際に、ご住職と話す際の具体的な言葉遣いや態度、会話の進め方、誠意ある伝え方に焦点を当てて、より詳しく、実践的に解説いたします。1.不安に感じる点と心構え・ご住職に墓じまいについてお話する際、多くの方が「離檀料」やそれに伴う費用について不安を感じられるかと思います。「一体いくら包めば良いのだろう?」「高額な金額を請求されないだろうか?」といった金銭的な心配は尽きないものです。離檀料は寺院によって金額が異なり、決まった相場というものがなく、提示された金額に戸惑う方もおります。実際に、比較的高額な金額を伝えられるケースがないわけではなく、法的には支払い義務がないと考えられる一方で、それが原因でトラブルになる可能性もゼロではありません。これらの費用や、もしかしたら反対されるかもしれないという寺院の対応について考え始めると、不安ばかりが募ることもあるかもしれません。しかし、不安ばかり抱えていても状況は変わりません。まずは誠意をもって相談の場を持ち、どのような話になるのか、どのような選択肢があるのかを確認することが大切です。多くのご住職は、檀家さんの状況を理解しようと努めてくださいます。離檀料の詳しい考え方や、高額な請求をされた場合の具体的な対処法については、こちらの記事:高額な離檀料を請求されたら どうすれば良いか?で詳しく解説していますのでご参照ください。また、閉眼供養のお布施についてもいくら渡せば良いか迷うことがありますが、お布施の目安や渡し方については、こちらの記事:墓じまいのお布施は幾ら?いつ渡す?封筒の書き方で詳しく解説しています。2.話すための事前準備ご住職との話し合いを円滑に進めるためには、事前の準備が非常に重要になります。なぜなら、 準備なく一方的に話を切り出したり、失礼な態度をとったりすることは、ご住職のお気持ちを害し、その後の手続きがスムーズに進まなくなる原因にもなりかねないからです。(1) 墓じまいをしたい理由を明確に整理するまずは、「なぜ今、墓じまいを行いたいのか」という理由を、ご住職に分かりやすく、そして誠実に説明できるよう具体的に整理しておきましょう。複数の理由がある場合は、最も重要な理由を軸に組み立てることが大切です。理由を整理する際のポイントは以下の通りです。正直であること墓じまいの理由を曖昧にせず、具体的な状況(例: 「子供が遠方に住んでおり、後を継ぐのが難しい」「私の代で承継する者がいなくなるため、このままでは無縁になってしまう」)を伝えましょう。前向きな意図を伝えるご先祖様や将来の家族への思い(例: 「ご先祖様が無縁仏になるのは避けたい」「子供に管理の負担をかけたくない」)といった、前向きな理由を強調すると理解を得やすくなります。寺院への感謝を前提とする今までお墓を守っていただいたことへの感謝の気持ちを根底に持つことが大切です。この気持ちを伝えることで、より丁寧で誠意ある姿勢を示すことができます。一方で、避けるべき理由の伝え方もあります一方的な不満「お寺の管理費が高いから」、「付き合いがないから」といった、寺院や費用への不満だけを前面に出すのは避けましょう。曖昧な表現「なんとなく大変だから」「もういいかなと思って」といった、具体的な理由を伝えないのは、ご住職に真意が伝わりにくくなります。(2) 感謝の気持ちを伝える準備をする長年にわたり、お墓を守っていただき、ご先祖様をご供養いただいたことへの感謝の気持ちは、必ず言葉にして伝えましょう。話し合いの冒頭や適切なタイミングで感謝を伝えることで、丁寧で誠意ある姿勢を示すことができます。具体的な感謝のエピソード(例: 「〇〇の際には大変お世話になりました」)などを交えると、より気持ちが伝わります。(3) 誰が、お墓の使用者・祭祀承継者か?確認しておくご自身がお墓の使用者(契約者)であり、かつ祭祀承継者であるか確認しておきましょう。お墓じまいは、お墓の使用者(祭祀承継者)の方が進めることになります。使用者以外の方が使用者の許可なく勝手に墓じまいを進めることは出来ません。もし祭祀承継者について疑問がある場合は、事前に確認しておくことをお勧めします。ちなみに、誰が墓じまいの費用を負担するのか、祭祀承継者については、こちらの記事:墓じまいの費用は誰が負担するのか?で詳しく解説しています。3. 具体的な話し方・伝え方いよいよご住職とお話する際に、具体的にどのような言葉遣いや態度を心がければ、円満な話し合いを進めることができるのか、具体的なシーン別に見ていきましょう。(1) 話を切り出す際の「第一声」は丁寧に最初の言葉は、ご住職に与える第一印象を大きく左右します。丁寧さと、一方的な通告ではなく「相談したい」という姿勢を示すことが非常に重要になります。推奨フレーズ電話でアポイントを取る場合「ご住職様、〇〇家△△(氏名)と申します。お忙しいところ大変恐縮なのですが、実はお墓の件でご相談させて頂きたいことがございまして、つきましては、お時間を頂戴できますでしょうか。」対面で話し始める場合「ご住職様、本日はお時間を頂きありがとうございます。〇〇家△△(氏名)と申します。この度、お墓の件でご相談させて頂きたく参りました。」避けるべきフレーズ「墓じまいしますから。」(一方的な通告であり、相談ではない)「遺骨を引き取りたいのですが。」(唐突であり、目的が伝わりにくい)横柄な態度やタメ口は、言うまでもなく避けるべきです。(2) 墓じまいを検討している具体的な理由を伝える次に、事前に整理した理由を、正直に、しかし丁寧な言葉遣いで説明します。声のトーンは落ち着いて、感情的にならないように注意しましょう。推奨フレーズ・「実は、私の代で後を見てくれる者がおりませんで(または、子供たちが遠方におり)、将来このお墓が無縁になってしまうのではと案じております。ご先祖様が無縁になるのは忍びなく、私が元気なうちに整理をしておきたいと考え始めました。」・「私どもも高齢になり、遠方にございますこちらのお墓になかなかお参りに来ることが難しくなってまいりました。子供に負担をかけることも考え、これを機に自宅近くへの改葬を検討しております。」・「子供たちには、将来お墓の維持管理や費用の負担をかけたくございませんで、元気なうちに私自身でお墓の整理を済ませておきたいと考えております。」避けるべき理由の伝え方・寺院の維持費や寄付への直接的な不満(例: 「管理費が高いのでもう無理です」といった、寺院経営に関する批判)・他の墓地との単純比較(例: 「別の霊園の方が安いのでそちらに移りたい」といった、寺院を値踏みするような発言)(3) 今までお世話になった感謝を伝える理由を伝えた後に、長年にわたりお世話になった感謝の気持ちを丁寧に述べましょう。推奨フレーズ・「長年にわたり、〇〇家のご先祖様を手厚くご供養いただき、また、お墓をお守りいただきましたこと、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。」・「△△の際には大変お世話になりました。その節は本当に助かりました。」(具体的なエピソードを交えることで、より気持ちが伝わります)(4) 「ご相談させて頂きたい」という姿勢を明確に示すご自身の状況と理由を説明したら、一方的に決定したことを報告するのではなく、あくまで「相談させてください」という謙虚な姿勢を示すことが、円満な話し合いには不可欠です。ご住職のお考えや、手続きの進め方についてご意見・ご教示を仰ぎたいという姿勢を示しましょう。推奨フレーズ・「このような状況なのですが、墓じまいについて、ご住職はどのようにお考えになりますでしょうか。何か良いお知恵はございますでしょうか。」・「お墓じまいをさせて頂く場合、具体的にどのような手順で進めればよろしいか、また寺院として何かご要望や取り決めなどございますでしょうか、ご教示いただけますでしょうか。」・「改葬先として〇〇(例: 永代供養墓)などを検討しているのですが、このような方向性でよろしいでしょうか。」(検討状況を伝えることで、具体的な話に進みやすくなります)(5) 費用について尋ねる際の丁寧な言葉遣い離檀料やお布施について確認したい場合も、失礼にならないよう丁寧な言葉を選びましょう。この話題はデリケートですので、タイミングを見計らうことも大切です。推奨フレーズ・「大変恐縮なのですが、今後の手続きを進めさせて頂く際に、お布施やお寺様にお納めする費用について、どのようになりますでしょうか、ご教示いただけますでしょうか。」・「もし差し支えなければ、目安としておいくらほどお納めすればよろしいか、お伺いしてもよろしいでしょうか。」・高額な金額を提示された場合(交渉の第一歩として)「大変申し訳ございませんが、正直申し上げまして、私どもの現在の経済状況では、その金額をご用意するのが難しい状況です。実は〇〇(例: 年金生活である、他に扶養家族がいる、大きな病気をしたなど)といった理由から、〇〇円ほどであれば何とかご用意できるかと考えているのですが、この範囲でお納めすることは難しいでしょうか。」(正直に状況を伝え、可能な範囲を示すことが重要です。感情的にならないように注意しましょう。)避けるべきフレーズ・「離檀料はいくらですか?」「お布施はいくら払えばいいんですか?」(尋ね方が単刀直入すぎる、失礼に当たる可能性が高い)・「インターネットには〇〇円くらいって書いてありましたけど?」(相場観を持ち出して値切るような姿勢と捉えられかねない)(6) 会話中の態度と、予期せぬ反応への心構え実際に話している間の態度も重要です。傾聴の姿勢ご住職のお話をさえぎらず、最後までしっかりと耳を傾けましょう。相槌を打ったり、頷いたりするなど、熱心に聞いている姿勢を示すことも重要です。これにより、ご住職も安心して話してくださいます。落ち着きを保つもしかしたら、想定外の反応(改葬に反対される、厳しい口調になる、高額な離檀料を求められるなど)があるかもしれません。そのような場合でも、その場で感情的になったり、言い争いになったりするのは絶対に避けましょう。事態が悪化し、その後の手続きがさらに困難になる可能性が高いです。一度持ち帰る勇気その場で結論が出せない場合や、ご住職からの話に納得がいかない場合、あるいは冷静に判断できないと感じた場合は、無理にその場で答えを出そうとせず、「一度持ち帰って家族と相談させてください」「いただいたお話について、改めて検討させていただけますでしょうか」「後日改めてご連絡(または改めてお伺い)させて頂けますでしょうか」といった形で、その場での即答を避け、検討する時間を持つことが大切です。なお、ご自身で直接お話することが難しい場合や、様々な理由でご住職に会いたくないと感じる場合の代替手段(手紙、家族代行、専門家への依頼など)については、こちらの記事:墓じまい で住職に会いたくない!どうすれば良いか?で詳しく解説していますので、こちらも参考にしてください。また、寺院との間で不要な揉め事を避け、円満に墓じまいを進めるための全体的な心構えや戦略、万が一のトラブル対応(弁護士への相談なども含む)については、こちらの記事:墓じまい・離檀の最初の相談で揉めないためのポイントで詳しく解説していますので併せてご参照ください。4.墓じまいする際の話し方 まとめ墓じまいをご住職にお伝えする際は、手続きそのものよりも、**どのように「話すか」**が、その後の進行を左右する非常に重要な鍵となります。最も大切なのは、誠実さと丁寧さを尽くし、一方的な通知ではなく「相談させてください」という謙虚な姿勢で話を切り出すことです。長年にわたりお墓をお守りいただいたことへの心からの感謝を伝え、墓じまいを検討する具体的な理由を正直にお話ししましょう。会話中はご住職のお話にも真摯に耳を傾け、感情的にならず常に冷静な対応を心がけることが大切です。この記事で解説した具体的な言葉遣いや態度、会話の進め方を参考に、ご住職との話し合いに臨むことで、相互理解が進み、墓じまいを円満かつスムーズに進めることができる可能性が高まります。墓じまいする際の話し方(追記)この記事を作成してから15年以上が経ち、その間多くの方の墓じまいのご相談・お手伝い、そして様々なご住職とお会いしてまいりました。その経験から改めて言えるのは、結局のところ、墓じまいをされる方からの丁寧な説明と、状況に応じた礼節をわきまえた対応が、円満な解決のために最も重要であるということです。インターネット上の情報だけを鵜呑みにした一方的な通告や、強硬な姿勢は、ご住職のお気持ちを害し、無用な摩擦を生む可能性が高いです。まずは「相談」という姿勢で誠意をもって臨むことが、ご住職との間で信頼関係を築きながら手続きを進めるための最も有効な「話し方」のポイントだと確信しています。誠意は必ず伝わるはずです。お墓じまい・改葬なら お墓専門行政書士に ご相談下さい!!お墓じまい・お墓の引越し(改葬)から、お墓選び・永代供養墓・散骨等のご相談も可能です。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらから»» 次の記事:改葬先の選び方と注意点について »»«« 前の記事:墓じまいで注意する点について ««TOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらからお墓じまい関連TOP・お墓じまい関連のトップページは、こちらから
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  • 費用を安くするには
    墓じまいの費用を安くするには?解説いたします。|大塚法務行政書士事務所|東京都葛飾区
    墓じまいの費用で高額になりやすいのは、お墓の撤去費と新しい供養先にかかる費用です。これらの費用をできるだけ安く抑えるにはどうすれば良いか、具体的な方法が分からないという方も多いでしょう。この記事では、墓じまいの費用を安く抑えるための具体的なポイントや、費用相場を適切に把握する方法、さらには高額請求を避けるための注意点まで、お墓専門の行政書士が徹底的に解説いたします。1.墓石の撤去費用を安くするには?墓じまいの費用で最も大きな割合を占めるのが、墓石の撤去費用です。この費用を抑えることが、全体の費用削減に直結します。(1)複数社から見積もりを取得する墓石の撤去費用は、石材店によって大きく異なります。お墓の面積、石材の量、作業のしやすさ(重機が入りやすいかなど)によって金額は決まりますが、同じ条件でも10万円~20万円程度の差が出ることは珍しくありません。可能であれば、2~3社の石材店から見積もりを取得し、比較検討することをお勧めします。数社の見積もりを比較することで、適正な費用相場を把握でき、不当に高額な請求を避けることができます。(2)石材店選びのポイント寺院墓地の場合、指定石材店が決められていることがありますが、その場合でも、指定石材店が複数あれば、各社から見積もりを取りましょう。もし一社しか指定がない場合でも、他の石材店に見積もりを依頼して相場を把握し、指定石材店と価格交渉をしてみるのも一つの方法です。(寺院の了解を得た上で依頼して下さい。)※信頼できる石材店を選ぶことも重要です。安さだけでなく、これまでの実績、対応の丁寧さ、見積もりの明瞭さなども確認してください。(3)撤去費用に含まれる内容を確認する見積もりを取る際は、費用に含まれる内容を細かく確認することが重要です。墓石の撤去、基礎の解体廃材の運搬、処分費墓地の整地(更地に戻す作業)遺骨の取り出し作業など、どこまでが基本費用に含まれているのか、追加費用が発生する項目はないかを確認しましょう。撤去費用が安く見えても、様々な項目で追加料金が発生し、結果的に高額になるケースもあります。不明な点は遠慮なく質問し、納得した上で契約を結んでください。2.新しい供養先にかかる費用を安くするには?墓じまい後の遺骨の供養先によって費用は大きく異なります。費用を抑えたい場合は、以下の選択肢を検討しましょう。(1)最も費用を抑えられるのは「合祀」新しい供養先として費用を最も安く抑えられるのは、永代供養墓の「合祀(ごうし)」形式です。これは、他のご遺骨と一緒に埋葬される形式で、NPO法人が運営する永代供養墓の中には、ご遺骨一体につき3万円程度から納骨できる霊園もあります。他のご遺骨と一緒になることに抵抗がない場合は、費用面で非常に有効な選択肢です。(2)都立霊園の合葬埋蔵施設を検討する東京都内にお住まいの方であれば、都立霊園の合葬埋蔵施設(永代供養墓)への施設変更制度を利用するのも良いでしょう。都立霊園の場合、永代使用料や年間管理料はかからず、通常、数百円程度の事務手数料のみで改葬が可能です。ただし、申込には居住要件や遺骨の有無などの条件があり、人気の霊園では抽選倍率が高くなることもあります。(3)費用と供養のバランスを考える合葬(骨壺のまま共同で埋葬)合祀に抵抗がある場合は、骨壺のまま一定期間個別に安置された後、共同で埋葬される合葬形式の永代供養墓も選択肢となります。費用は合祀より高くなりますが、個別の供養期間が設けられている場合があります。樹木葬や納骨堂これらの選択肢も、一般墓に比べ費用を抑えやすい傾向にあります。初期費用は数十万円からですが、年間管理料が不要なプランや、一定期間を過ぎると合祀されるプランなど、多様な形式がありますので、予算と供養の希望に合わせて選びましょう。散骨業者に委託する散骨は、比較的安価に行えます(5万円程度から)。お墓の管理費が一切かからない点が最大のメリットです。(4)遺骨の運搬費用を抑える墓じまい後の遺骨を新しい供養先へ運搬する費用も確認しましょう。石材店に依頼すると費用がかかりますが、ご自身で運ぶ、またはゆうパックを利用して郵送する方法もあります。郵送の場合は、遺骨の梱包や骨壺の破損防止に十分注意が必要です。3.その他の費用と安くする工夫(1)供養に関する費用(お布施など)閉眼供養(お墓の魂抜き)や、新しい供養先での開眼供養・納骨供養など、寺院へのお布施が発生します。これらは「お気持ち」であるため相場はあくまで目安ですが、事前に寺院に相談して確認することも可能です。公営墓地や民営墓地などは、僧侶派遣サービスなどを利用する方法もあります。(2)行政手続き費用改葬許可証の取得などにかかる行政手数料は、通常無料か数百円程度であり、大きく費用を抑える対象にはなりません。4.墓じまい費用を安く抑えるための総合的なポイント墓じまいの費用を安く抑えるためには、以下のポイントを実践しましょう。情報収集を徹底するまずは、お墓じまいに必要な各費用の相場や内訳を正確に把握することから始めます。複数社から見積もりを取る石材店や散骨業者、新しい供養先など、必ず複数社から見積もりを取り、比較検討します。特に「墓石撤去費」は業者によって差が出やすい部分です。費用に含まれる内容を細かく確認する: 見積もりの総額だけでなく、各項目に何が含まれているのか、追加費用が発生する可能性はないか、詳細に確認しましょう。役割分担を明確にする家族や親族間で費用負担の話し合いを事前に行い、分担するのか、一人が負担するのかを明確にしておきます。行政書士に相談する複雑な手続きや費用に関する情報収集、関係先とのの調整に不安がある場合は、お墓専門の行政書士に相談することを検討しましょう。専門家のアドバイスにより、無駄な出費を避けたり、最適な選択肢を見つけたりできる可能性があります。墓じまい費用を安く抑えるには、事前の情報収集と計画、そして各方面への丁寧な確認が不可欠です。4.墓じまいの費用を安くするには(まとめ)墓じまいの費用は、正しい知識と事前の準備によって、その負担を大きく軽減することが可能です。見積もりの比較、供養先の賢い選択、そして各費用項目の内訳を細かく確認することが、費用を安く抑えるための鍵となります。ご自身で全ての手続きや情報収集を行うのは、時間も労力もかかる大変な作業です。もし、費用に関するご不安や手続きの複雑さでお困りの場合は、どうぞ、お気軽にお墓専門の当事務所までご相談ください。お客様のご状況に合わせた最適なアドバイスとサポートで、費用面でも精神面でも安心して、納得のいくお墓じまいを実現できるようお手伝いいたします。現在の墓じまい状況(令和7年7月現在)近年、墓石が昔ほど売れない為、お墓の撤去に活路を見いだす石材店も多くなっております。お墓じまいの広告を大規模に行っている石材店も非常に多くなってきました。当事務所が、お墓の手続きを始めた当初は、今ほど墓じまいが騒がれておらず、墓石を購入しないと撤去も歓迎されない雰囲気もありました。墓石の撤去費用は、大手の石材店と地元の石材店と、どちらが安いのか?今までの経験では地方の場合、地元の方が高い場合もありましたが近年では過当競争となり、大手の方が高くなるケースも多くなっております。但し、店舗によって値段が異なりますので、なるべくバランスよく石材店数社から見積書を取得された方が良いかと思います。(石材店数社から見積書を取得しても特に問題はありません。)しかし、数十社と言うのは取りすぎです、口コミなど評判の良さそうな石材店2~3社程度から取得されてみては如何でしょうか?お墓じまい・改葬なら お墓専門行政書士に ご相談下さい!!お墓じまい・お墓の引越し(改葬)から、お墓選び・永代供養墓・散骨等のご相談も可能です。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらから»» 次の記事:遠方のお墓を「墓じまい」する流れについて »»«« 前の記事:改葬先の選び方と注意点について ««TOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらからお墓じまい関連TOP・お墓じまい関連のトップページは、こちらから
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  • 遠方のお墓
    遠方のお墓を「墓じまい」する流れについて解説いたします。|大塚法務行政書士事務所|東京都葛飾区
    「お墓が遠方にあり、お参りに行くのが大変なので墓じまいをしたい」、「お墓の承継者がいないので、今のうちに整理したい」など、遠方にあるお墓の墓じまいを検討される方は少なくありません。遠方のお墓の墓じまいでは、現地に行く時間や費用、関係者とのやり取りなど、特有の課題が生じます。この記事では、遠方にあるお墓を「墓じまい」(墓石を撤去し、墓地を返還する)する際の具体的な流れ、手続き、そして発生しうる費用や注意点について、お墓専門の行政書士が分かりやすく解説いたします。※遠方のお墓の引っ越し(改葬) をお考えの場合は、 遠方の お墓を改葬(引越し)する流れと手順 もご参照ください。1.遠方のお墓を墓じまいする際の準備と注意点遠方にあるお墓の墓じまいをスムーズに進めるためには、事前の準備と関係者への丁寧な配慮が非常に重要です。(1)墓地管理者への最初の連絡と話し方まず、お墓がある寺院や霊園の管理者に、お墓じまいを検討している旨を相談することから始めます。電話や書面(手紙)で簡潔に理由を伝えることが一般的ですが、可能であれば一度直接訪問して話をするのが丁寧です。特に寺院墓地の場合、ご住職の意向を尊重し、今後の手続きの流れや閉眼供養、お布施などについて確認しましょう。※ご住職への話し方については、墓じまいする際のご住職への話し方について解説 の記事もご参照ください。(2)新しい供養先の検討と決定お墓を撤去しても、遺骨の新しい供養先が決まっていなければ墓じまいが完了しません。遠方のお墓の墓じまいを機に、新しい供養先を検討する方が多くいます。新しい一般墓、永代供養墓、納骨堂、樹木葬、散骨、手元供養など、様々な選択肢の中から、ご自身の希望や家族の状況に合ったものを事前に選定しておくことが重要です。※新しい供養先の選び方 は、《お墓選び》相談・サポートの記事も ご参照ください。2.遠方からの墓じまい手続きの流れ遠方のお墓の墓じまいは、現地への訪問が困難な場合が多いため、郵送でのやり取りが多くなり、通常の墓じまい以上に正確な手続きが求められます。(1)墓地管理者の種類に応じた手続き寺院墓地の場合ご住職と墓じまいの方針について合意後、寺院の離檀手続きを進めます。離檀届や墓地返還に関する書類を受け取ります。民営墓地の場合霊園管理事務所に墓地返還の意向を伝え、必要な書類(墓地返還届など)を郵送で取り寄せ、返還手続きを進めます。公営墓地の場合墓地を管理する自治体に連絡し、墓地返還に必要な書類一式を郵送で取り寄せます(印鑑証明書、戸籍謄本、住民票などの添付が必要な場合があります)。いずれの場合も、書類に不備があると手続きが滞り、何度も郵送や訪問が必要になる可能性がありますので、事前にしっかりと確認しましょう。(2)改葬許可証の取得お墓じまいを伴う場合、遺骨を別の場所へ移動させる「改葬」の手続きが必要になります。現在お墓がある自治体(市区町村)から「改葬許可証」を取得することが法律で義務付けられています。必要書類(埋葬証明書、受入証明書など)を揃え、自治体へ申請します。遠方の場合でも郵送での申請が可能な自治体が多いですが、事前に確認が必要です。※改葬許可証の取得方法や手続きの詳細は、改葬許可申請書の取得・記入方法と手続きの流れ、必要書類を徹底解説 で詳しく解説しています。(3)石材店の手配と墓石の撤去墓石の撤去作業を依頼する石材店を選定します。公営霊園では自由に選べますが、寺院や民営霊園では指定石材店がある場合があります。遠方のため、現地での打ち合わせが難しい場合は、電話やメールでのやり取りに慣れている業者を選ぶと良いでしょう。石材店との契約後、墓石の撤去作業と墓地の整地が行われます。※墓じまいにおける石材店選びのポイントは、お墓を撤去する石材店は、自由に選べるのか? の記事で詳しく解説しています。(4)遺骨の取り出しと運搬墓石の撤去作業の際に、お墓から遺骨を取り出します。閉眼供養を行う場合は、ご住職の日程も調整します。取り出した遺骨は、新しい供養先へ運搬します。遠方への運搬は、ご自身で行う(飛行機、車、電車など)か、専門業者に依頼する方法があります。骨壺が割れないよう、梱包を厳重に行い、遺骨が濡れている場合は水抜きをしておくことも重要です。(5)新しい供養先での納骨と手続き新しい供養先に到着したら、改葬許可証を提出し、遺骨を納骨します。納骨式や開眼供養を行う場合は、事前に手配しておきましょう。※納骨のについては、納骨の基礎知識と手順 で詳しく解説しています。3.遠方からの墓じまいをスムーズに進めるための対策(1)情報収集と計画の徹底現地に何度も足を運べないため、事前にインターネットや電話で徹底的に情報収集を行い、全体の流れ、費用、必要書類を把握しましょう。不明な点は、各関係機関(寺院、霊園、自治体)に問い合わせて確認することが重要です。※墓じまい全体の注意点は、墓じまいで注意する点について解説 も参考にしてください。(2)コミュニケーションの重要性遠方からであっても、墓地管理者である寺院のご住職や霊園の担当者とは、丁寧で密なコミュニケーションを心がけましょう。連絡を怠ったり、一方的に物事を進めようとしたりすると、トラブルの原因となる可能性があります。書面でのやり取りに加え、必要に応じて電話で直接話す時間も確保しましょう。(3)費用と日程の余裕遠方の場合、移動費や宿泊費が追加で発生することがあります。また、郵送でのやり取りは時間がかかるため、全体的にスケジュールに余裕を持つことが重要です。想定外の費用や遅延が発生する可能性も考慮し、早めの着手をお勧めします。※墓じまいの費用相場や内訳は、墓じまいの費用は誰が負担するのか?、費用を安く抑える方法は、お墓じまい費用を安くするには? も参考にしてください。(4)専門家への相談とサポートの検討遠方のお墓の墓じまいに関する手続きは、複雑さに加え、物理的な移動の制約や関係者との調整など、お客様ご自身で全てを行うには大きな負担が伴います。手続きが複雑で何から始めれば良いか分からない。遠方なので、何度も現地に行くのが難しい。寺院や親族にどの様に説明すれば良いかわからない。時間的な余裕がない。このような場合は、お墓の手続きを専門とする行政書士に相談することを検討しましょう。当事務所は、九州、四国、東北地方など、全国各地の遠方のお墓の墓じまいや改葬をサポートした実績があります。お客様のご自宅にいながら、書類作成から関係機関との連絡調整、現地立会いまで一貫して代行し、お客様の負担を最小限に抑え、円滑な墓じまいをサポートいたします。4.まとめ:遠方のお墓の墓じまいも、計画と専門家のサポートで安心遠方にあるお墓の墓じまいを円満に、そして後悔なく進めるためには、距離という課題があるものの、適切な情報収集、計画的な準備、そして何よりも関係者との丁寧なコミュニケーションが成功の鍵となります。ご自身で全てを行うことが難しいと感じる場合は、専門家である行政書士のサポートを積極的に活用することをお勧めします。お客様の状況に合わせた最適なアドバイスと、手続きの一貫代行を通じて、ご負担なく、安心して遠方のお墓じまいを完了できるよう、当事務所がお手伝いいたします。お墓じまい・改葬なら お墓専門行政書士に ご相談下さい!!お墓じまい・お墓の引越し(改葬)から、お墓選び・永代供養墓・散骨等のご相談も可能です。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらから»» 次の記事:墓じまいのお布施|相場・渡し方・封筒の書き方・注意点 »»«« 前の記事:墓じまいの費用を安くするには? ««TOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらからお墓じまい関連TOP・お墓じまい関連のトップページは、こちらから
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  • お布施と封筒
    墓じまいのお布施|相場・渡し方・封筒の書き方・注意点|大塚法務行政書士事務所|東京都葛飾区
    ・墓じまいを進める中で、寺院への「お布施」について疑問を感じる方は少なくありません。「いくら包めばいいの?」「いつ渡すのが適切?」「封筒の書き方は?」といった具体的な疑問から、「離檀料との違いは何?」という根本的な疑問まで、お布施に関する悩みは尽きないものです。このページでは、墓じまいにおけるお布施に特化し、その適切な金額相場、渡すタイミング、封筒の正しい書き方、さらには離檀料との明確な違いや、トラブルを避けるための注意点までを行政書士が徹底解説いたします。安心して墓じまいを進めるための参考にして下さい。1.墓じまいにおける「お布施」とは?墓じまいを進める上で、寺院に渡す「お布施」について正しく理解しておくことが大切です。(1)お布施の基本的な意味お布施とは、僧侶への対価ではなく、仏様への感謝の気持ちを表すものです。僧侶が行う読経や供養といった仏事に対する感謝や、寺院の維持・運営への協力といった意味合いが込められています。そのため、決まった金額があるわけではなく、施主の気持ちによって包む金額は異なります。(2)お布施と離檀料との違い墓じまいにおいては、「お布施」と「離檀料」が混同されがちですが、これらは異なるものです。お布施(閉眼供養など): 墓じまいの際に行われる「閉眼供養(魂抜き)」などの仏事に対してお渡しするものです。離檀料:檀家関係を解消する際に、これまでの寺院へのお礼や、寺院運営への協力金として任意で渡す金銭です。法的な支払い義務はありません。寺院によっては、離檀料という明確な項目を設けず、閉眼供養のお布施に「これまでの感謝」という意味合いを含めて、やや多めの金額を提示するケースもあります。もし不明な点があれば、具体的な内容を寺院に確認することが重要です。・離檀料について詳しく知りたい方は、離檀料と離檀の進め方|相場・支払い方法・注意点 もご覧ください。2. 墓じまいのお布施の相場と目安お布施に決まった金額はありませんが、一般的な目安を知っておくことで準備が進めやすくなります。(1)閉眼供養(魂抜き)のお布施墓じまいの際に行う「閉眼供養(魂抜き)」のお布施は、一般的に3万円~5万円程度が相場と言われています。これは、お墓から仏様の魂を抜いていただく儀式に対する感謝の気持ちです。ただし、地域や寺院の格式、ご住職との関係性、法要の規模によって幅があります。事前に寺院に直接尋ねるのが最も確実な方法です。(2)お礼のお布施(離檀の際)閉眼供養のお布施とは別に、長年お世話になった感謝の気持ちとして、別途「お礼のお布施」を包むケースもあります。これは、離檀料とは異なり、あくまで「お布施」として感謝の気持ちを示すものです。この場合、閉眼供養のお布施に上乗せして渡すか、別々の封筒で渡すかは寺院の慣習やご自身の気持ちによります。金額は、5万円~20万円程度を目安とすることが多いようです。高額な離檀料トラブルを避けるためにも、寺院との円滑な関係を維持する上で有効な場合もあります。(3)お車代・御膳料についてご住職が寺院から墓地まで移動される際、施主側が交通費を負担するのが「お車代」です。また、法要後にお食事の席を設けない場合に渡すのが「御膳料」です。お車代:5千円~1万円程度が目安です。タクシー代やガソリン代などを考慮して包みましょう。御膳料:5千円~2万円程度が目安です。ご住職がお食事を辞退された場合に渡します。これらも「お布施」とは別に、別の封筒で渡すのがマナーです。3. お布施を渡すタイミングお布施を渡すタイミングは、閉眼供養の前後が一般的です。閉眼供養前: 供養が始まる前に、ご住職への挨拶とともに渡すのが丁寧です。閉眼供養後: 供養が無事に終わったことへの感謝を伝えながら渡すのも良いでしょう。いずれの場合も、感謝の言葉を添えて渡すことが最も大切です。袱紗(ふくさ)に包んで渡すのがより丁寧な方法とされていますが、白無地の封筒にきれいなお札を入れて渡すだけでも失礼にはあたりません。直接手渡しはせず、一言添えて差し出すようにしましょう。4. お布施の封筒の書き方とマナーお布施を渡す際の封筒の選び方や書き方にもマナーがあります。失礼のないように準備しましょう。(1)封筒の種類お布施には、白無地の封筒か、水引が印刷されたのし袋(白黒または双銀の結び切りは避け、黄白または赤白の蝶結びが良い)を使用します。蓮の絵柄が入った仏事用の封筒も適切です。郵便番号欄がないものを選びましょう。また、不幸が重なることを連想させる二重封筒は避けるのが一般的です。(2)表書きの書き方封筒の表側には、以下の情報を記入します。上段: 「御布施(おふせ)」または「御礼(おんれい)」と記入します。筆ペンや毛筆で丁寧に書きましょう。下段: 施主の氏名、または「〇〇家」と記入します。複数人の連名の場合は、代表者の氏名を中央に書き、その左側に小さい文字で他の連名者の氏名を書きます。(3)中袋・裏書きの書き方中袋がある場合は、中袋に金額と住所、氏名を記入します。中袋がない場合は、封筒の裏側に記入しましょう。金額: 旧字体の漢数字(例: 壱, 弐, 参, 萬など)で記入します。「金 参萬円」のように書きます。住所・氏名: 郵便番号と住所、施主の氏名を記入します。【お布施の表書きに関する補足と当事務所の経験】一般的には「御布施」などと記載する方が多いですが、宗派によっては「御布施」と言わない場合もあります。複数のご住職に質問させていただきましたが、やはり宗派によって書き方に違いがあるそうです。確実な方法はご住職に確認することですが、わざわざ封筒の書き方を電話などで確認するのは、かえってご迷惑に感じる方もいらっしゃるでしょう。そこで、当事務所では、お客様からお預かりしたお布施を白い封筒に入れ、何も書かずにお渡ししています。間違った表書きをするよりも、何も書かない方が失礼にあたることではないと考えています。現在まで当事務所がお客様に代わりお布施をお渡しする場合、何も書かずにお渡しさせていただいておりますが、特に何か言われたことはありません。どちらかと言いますと、形式よりも中身が重要ですので、お金の入れ忘れがないよう、きちんと確認されたほうが良いかと思います。また、お渡しする際には、今までのお礼をきちんと申し上げましょう。もし、きちんと書いてお渡ししたいお気持ちがある場合は、出入りの石材店などに確認してみる方法もあります。5. お布施に関する注意点とトラブル回避お布施を渡す際に気をつけたいことや、トラブルを避けるためのポイントです。(1)金額の確認方法お布施の金額に迷ったら、まずは寺院に直接尋ねるのが最も確実です。直接的な表現を避け、「皆様はどのくらいお包みになっていらっしゃいますか」「お布施はいかほどがよろしいでしょうか」といった聞き方をすると良いでしょう。また、親族や詳しい方、お墓の専門家に相談するのも有効です。(2)現金書留や振り込みは可能か?お布施は、本来手渡しが最も丁寧な方法とされています。しかし、遠方で直接渡すのが難しい場合や、寺院の意向によっては、現金書留や銀行振り込みが可能な場合もあります。事前に寺院に確認を取りましょう。(3)領収書はもらえない?お布施は「感謝の気持ち」であるため、一般的な商品やサービスに対する対価とは異なり、領収書が発行されないことがほとんどです。しかし、こちらからお願いすることで発行される場合もあります。ご住職にお願いし、なるべく領収書を頂きましょう。(お金の受け渡しは、書類で残した方が後々のトラブルを未然に防げます。)(4)高額請求されたと感じたら「お布施」という名目であっても、一般的な相場を著しく超える金額を請求されたと感じる場合は、まず冷静にその内訳や理由を確認しましょう。納得できない場合は、その場で即答せず、一度持ち帰って家族や弁護士、国民生活センターなどの専門機関に相談することを検討してください。・高額な離檀料(お布施)を請求された場合の対処法は、高額な離檀料を請求されたら どうすれば良いか? で詳しく解説しています。6.まとめ墓じまいにおけるお布施は、ご住職や寺院への感謝の気持ちを表す大切な行為です。相場がないため戸惑うことも多いですが、事前に情報を集め、不明な点は直接寺院に確認することが、円満な墓じまいの鍵となります。お布施の金額、渡すタイミング、封筒の書き方など、適切なマナーを守ることで、ご住職との良好な関係を維持し、スムーズに手続きを進めることができるでしょう。もしお布施や離檀に関して不安な点があれば、一人で悩まずに専門家にご相談ください。お布施について(現在の状況)(令和7年現在)この記事を作成し10年以上の経ちましたが、現在でも、お布施はいくら渡せば良いですか?と聞かる事が多々あります。お布施の金額は確かにいくら?と言うものはありません。基本的にはお気持ちの範囲でお渡しするものです。しかし、一定の相場というものも現実にはあり、例えばご供養をして頂いて数千円をお渡しるするのは失礼かと思います。基本的には3万円~5万円程度が相場と言えます。この相場は今でも特に変わりはありません。ちなみにご住職の紹介センター等でお願いした場合も、お布施3万円+お車代5千円程度になりますので、恥ずかしくない額としては3万円程度と言えるかと思います。お墓じまい・改葬なら お墓専門行政書士に ご相談下さい!!お墓じまい・お墓の引越し(改葬)から、お墓選び・永代供養墓・散骨等のご相談も可能です。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらから»» 次の記事:墓じまいで住職に会いたくない!どうすれば良いか? »»«« 前の記事:遠方のお墓を「墓じまい」する流れについて ««TOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらからお墓じまい関連TOP・お墓じまい関連のトップページは、こちらから
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  • お寺
    墓じまいで住職に会いたくない!どうすれば良いか?解説いたします。|大塚法務行政書士事務所|東京都葛飾区
    ・墓じまいを考え始めたものの、「寺院のご住職に直接会って話すことに抵抗がある」「できれば会わずに手続きを進めたい」と感じている方は少なくありません。様々な理由から、ご住職との対面に対して不安やためらいを感じている方もいるかと思います。しかし、墓じまいを進めるためには、寺院とのコミュニケーションは避けて通れません。では、もしご住職に直接会いたくない場合、どのように進めて行けば良いのでしょうか?この記事では、なぜ墓じまいを検討する際に住職に会いたくないと感じる方がいるのか、そして、ご住職に直接会わずに意向を伝えるための具体的な代替手段とその際の注意点について、分かりやすく解説します。1.ご住職に直接会いたくないと感じる主な理由お客様からお話をお聞きしていると、墓じまいをご検討される際に、ご住職に会うことに抵抗を感じる理由として、以下のような話を伺うことがあります。普段からの付き合いがない、関係性が希薄お盆やお彼岸、法事などで年に一度会うか会わないか程度で、個人的な関係性がほとんどないため、改めて重要な話をする場を持つことに気まずさや戸惑いを感じる。ご住職の態度や性格への苦手意識以前のやり取りで無愛想だと感じた、話を聞いてくれなさそう、威圧感があるなど、ご住職の性格や態度からくる苦手意識があり、対面で話すことに気が引ける。金銭的なことばかり話されるというイメージや経験過去にお布施や寄付の話題が多く、今回墓じまいの話を切り出したら、高額な費用(特に離檀料)を請求されるのではないかという不安が強く、お金に関するデリケートな話をするために対面を避けたい。離檀料に関する詳しい考え方や、高額な請求をされた場合の具体的な対処法については、こちらの記事:高額な離檀料を請求されたら どうすれば良いか?で詳しく解説していますのでご参照ください。緊張してうまく話せない、反論できない不安ご住職を前にすると緊張してしまい、伝えたいことを正確に話せないのではないか、あるいは想定外の反応をされた場合に適切に返答したり、自分の意見を伝えたりすることができないのではないか、という不安。このように、単に面倒だという理由だけでなく、過去の経験や関係性、あるいは具体的な不安(特に費用面)から、ご住職との直接的な対面を避けたいと感じている方が多くいらっしゃいます。ポイント墓じまいそのものの理由(遠方、承継者不在など)と、ご住職に会いたくない理由は異なります。この記事では、後者の「会いたくない理由」に焦点を当てています。墓じまいをご検討される具体的な理由については、こちらの記事:改葬する理由と最初に行う事で詳しく解説していますので併せてご参照ください。2.直接会わずに意向を伝える具体的な方法(代替手段)ご住職に直接会うことに抵抗がある場合でも、墓じまいの意向や相談があることを伝えるための、いくつかの代替手段があります。それぞれの方法にはメリットとデメリットがあり、ご自身の状況や寺院との関係性に応じて検討することが重要です。(1) 手紙で丁寧に伝えるご自身の気持ちを落ち着いて整理し、感情的にならずに伝える方法として、手紙は有効な手段の一つです。特に、直接話すのが苦手な方や、緊張してうまく説明できるか不安がある方にとって、冷静に、そして正確に意向を伝えることができます。①手紙に含めるべき内容冒頭の挨拶と感謝長年にわたりお世話になっていることへの感謝の気持ちを丁寧に述べます。「〇〇家△△(氏名)と申します。日頃より、先祖代々のお墓をお守りいただき、心より感謝申し上げます。」といった丁寧な言葉遣いを心がけましょう。墓じまいを検討している理由なぜ墓じまいを考え始めたのか、具体的な理由を誠実に伝えます。「高齢になり、遠方のお墓参りが難しくなってきたため」「私の代で承継する者がいなくなるため、無縁になるのを避けるため」など、前向きでやむを得ない理由を中心に述べましょう。今後のご相談のお願い一方的な通知ではなく、あくまで「ご相談したい」という姿勢を示します。「つきましては、今後のことについてご相談させて頂きたく、一度お時間を頂戴できますでしょうか。」といった形で、話し合いの場を持ちたい意向を伝えます。②手紙を送るタイミング墓じまいを本格的に検討し始め、最初の相談をしたいと考えた初期段階が良いでしょう。寺院のお盆やお彼岸といった忙しい時期を避ける配慮も大切です。③送った後の対応手紙が寺院に届いたか確認のため、数日後に電話で連絡してみるのが丁寧です。「先日、お墓に関するご相談のお手紙をお送りさせて頂いた〇〇家の△△ですが、お手元に届きましたでしょうか。」と尋ね、手紙を読まれた上でのご住職の反応や、今後の相談の機会について話を進めます。④メリット・デメリットメリットご自身のペースで落ち着いて意向を伝えられる、感情的にならずに済む、事前に内容を推敲できる。デメリット気持ちが十分に伝わらない可能性、一方的と捉えられるリスク、返信が来ない場合がある。(2) 家族・親族に代わりに会ってもらう(代行)ご自身がどうしても会いたくない場合や、遠方に住んでいるなどで訪問が難しい場合に、信頼できる家族や親族に代わりに寺院と話してもらう方法です。寺院と家族・親族の間に関係性がある場合などに検討しやすいでしょう。誰に依頼するか寺院との関係性が深い家族、あるいは墓じまいに最も関わる親族(例:祭祀承継者となる人、子供など)が適任でしょう。依頼する際は、墓じまいを検討している理由や、ご住職に伝えたいことなどをしっかりと共有しておくことが重要です。寺院への伝え方寺院へ連絡する際に、「体調が優れないため」「遠方に住んでいるため」など、本人が直接伺えない理由を丁寧に伝え、「代わりに〇〇(氏名・続柄)が伺ってもよろしいでしょうか」と許可を得ます。家族が話す際の注意点本人からしっかりと情報や意向を聞いておく、寺院への敬意を忘れない、その場で即答できないことは「一度本人に確認します」と持ち帰る、といった点を心がける必要があります。メリット・デメリットメリット本人の精神的な負担を軽減できる、家族間の連携を深めるきっかけになる、寺院との既存の関係性を活用できる場合がある。デメリット依頼された家族に負担がかかる、本人と家族の間や、家族と寺院の間で意思疎通の誤りが生じるリスク、家族だけで対応しきれない難しい問題が発生する可能性がある。(3) 専門家(弁護士など)に依頼する(代行・サポート)ご自身や家族・親族による対応が難しい場合や、寺院との間に複雑な事情がある場合などに、専門家(弁護士など)にサポートを依頼する方法です。「会いたくない」という理由が強い場合や、冷静な第三者に入って欲しい場合に特に有効です。専門家が対応できる範囲行政書士:墓じまいに必要な改葬許可申請の手続き代行、寺院との連絡調整のサポート(日程調整、必要書類の確認など)、手続きに関する様々なサポートが可能です。ただし、行政書士は寺院との代理交渉権(離檀料の減額交渉など)は出来ません。弁護士:寺院との間の代理交渉(離檀料、修繕費、境内整備費など)、法的なトラブルが発生した場合の対応(訴訟対応など)が可能です。「会いたくない」理由が、寺院との間に既にある金銭的トラブルや法的な紛争が背景にある場合は、弁護士に依頼する必要があります。どのような場合に有効かご住職に会いたくない理由が非常に強い、寺院との間に既にある程度の摩擦がある、手続きが複雑で自身での対応が難しい、遠方で訪問が困難、冷静な第三者の視点からアドバイスやサポートが欲しい、といった場合に専門家への依頼が有効です。メリット・デメリットメリットプロの知識・経験に基づいた適切な対応が期待できる、ご自身や家族の負担を大幅に軽減できる、冷静な第三者が入ることでスムーズに進む場合がある、法的なトラブル対応が可能になる(弁護士の場合)。デメリット専門家への費用が発生する、専門家によって対応範囲や費用が異なる。専門家選びの注意点墓じまいや改葬に関する実績が豊富か、費用の説明が明確か、相談しやすいか、などを確認して選びましょう。専門家(行政書士や弁護士など)の詳しい選び方や依頼できる範囲については、こちらの記事:お墓の改葬(引越し)は、どこに頼めば良いか?選び方は?で詳しく解説しています。法的な問題に関する注意点石材店などの業者が「離檀交渉を代行します」などと謳っている場合がありますが、代理交渉は弁護士法に抵触する可能性が高い違法行為です。手続きのサポートと代理交渉は全く異なりますので、専門家を選ぶ際は注意が必要です。離檀料に関する交渉や法的なトラブルについては、こちらの記事:高額な離檀料を請求されたら どうすれば良いか?(交渉に関する部分)や こちらの記事:墓じまいのトラブル例をまとめて解説。で詳しく解説していますのでご参照ください。3.各代替手段の比較ポイントここまでご紹介した「手紙」「家族・親族」「専門家」という代替手段には、それぞれ異なる特徴があります。ご自身の状況に合わせて最適な方法を選ぶための比較ポイントをまとめました。手紙で伝える方法の比較ポイントメリット自分のペースで落ち着いて内容を考えられる感情的にならずに済む事前に内容をじっくり考えて確認・修正できるデメリット気持ちや微妙なニュアンスが伝わりにくく、冷たい印象を与えかねない一方的な連絡と捉えられ、誤解や反発を招くリスクがある返信が来ない場合、次のアクションに進めないこの様な人におすすめ: 話すのが苦手、緊張しやすい、じっくり言葉を選びたい、できるだけ費用を抑えたい方家族・親族に代わりに会ってもらう方法の比較ポイントメリット本人の精神的な負担を軽減できる寺院との既存の関係性を活用できる場合がある本人では伝えにくい事情を、家族であれば伝えやすい場合があるデメリット依頼された家族に精神的・物理的な負担がかかる本人と家族の間、または家族と寺院の間で意思疎通の誤りが生じるリスク家族だけで対応しきれない難しい問題に発展する可能性があるこの様な人におすすめ:協力的な家族がいる、家族と寺院の間に関係性がある、本人がどうしても会えない・話せない理由がある方専門家(行政書士)に依頼する場合の比較ポイントメリットプロの知識・経験に基づいた適切な対応が期待できるご自身や家族の負担を大幅に軽減できる冷静な第三者が入ることでスムーズに進む場合があるデメリット専門家への費用が発生する専門家によって対応範囲や費用が異なる費用の目安: 各事務所の料金体系によるこの様な人におすすめ:遠方または、ご自身で手続きを行うことが困難な方専門家(弁護士)に依頼する場合の比較ポイントメリット法的な代理交渉が可能法的なトラブルに発展した場合に対応できるご自身や家族の負担を大幅に軽減できるデメリット他の手段に比べ費用が高め法的な手続きという印象が強くなるこの様な人におすすめ:既に寺院とトラブルになっている、高額な離檀料を請求されている、法的な交渉が必要な方4.直接会わない場合でも「誠意」を伝える重要性ご住職に直接会わずに墓じまいの意向を伝える手段を選んだとしても、長年にわたりご先祖様やご自身のお墓をお守り頂いたことへの感謝と、墓じまいを検討する理由に対する「誠意」を伝えることは非常に重要です。一方的な連絡や失礼な態度は、不要な誤解や反発を生み、その後の手続きを滞らせる原因となります。手紙の文面、家族からの言葉、専門家からの説明、いずれの手段を用いたとしても、寺院への敬意を忘れず、誠実な姿勢を示すことが、円満な解決に向けた鍵となります。ご住職も、その背景にある事情や気持ちを理解しようとして下さるはずです。寺院との間で不要な揉め事を避け、円満に墓じまいを進めるための全体的な心構えや戦略については、こちらの記事:墓じまい・離檀の最初の相談で揉めないためのポイント や こちらの記事:改葬手続きで寺院と円滑に進めるためのポイント で詳しく解説していますので併せてご参照ください。5.墓じまいで住職に会いたくない まとめ「寺院のご住職に直接会って墓じまいの話をすることに抵抗がある」というお悩みは、多くの方が抱えています。しかし、墓じまいを進める上で、寺院とのコミュニケーションは不可欠なステップです。幸いにも、ご住職に直接会わずに意向を伝えるための代替手段がいくつか存在します。「手紙で丁寧に伝える」「信頼できる家族・親族に代わりに会ってもらう」「専門家(行政書士や弁護士)に依頼する」といった方法の中から、ご自身の状況や寺院との関係性を考慮して、最適な方法を検討することが可能です。どの代替手段を選んだとしても、今までお世話になった寺院への感謝と、墓じまいをする理由に対する誠実な気持ちを丁寧に伝えることが最も重要です。一方的な対応ではなく、相談という形で敬意をもって接することで、円満な墓じまい、そして気持ちの良い区切りをつけることに繋がるでしょう。ご自身でどの方法が良いか判断に迷う場合や、手続きの進め方に不安がある場合は、墓じまいの専門家である行政書士にご相談ください。ご自身の状況に合わせた最適な方法の選択や、手続き全般のサポートが可能です。お墓じまい・改葬なら お墓専門行政書士に ご相談下さい!!お墓じまい・お墓の引越し(改葬)から、お墓選び・永代供養墓・散骨等のご相談も可能です。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらから»» 次の記事:高額な離檀料を請求されたら どうすれば良いか? »»«« 前の記事:墓じまいのお布施|相場・渡し方・封筒の書き方・注意点 ««TOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらからお墓じまい関連TOP・お墓じまい関連のトップページは、こちらから
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  • 終活の話をする夫婦
    「墓じまい」と「終活」について解説いたします。|大塚法務行政書士事務所|東京都葛飾区
    お墓じまいを、ご自身の「終活」の一つとして考えられる方が近年、非常に多くなっています。「お墓の承継者がいないので無縁墓になってしまう」「子供にお墓を継がせると負担をかけてしまう」といった理由から、元気なうちに、ご自身でご先祖様のお墓をきちんと整理しておきたいと考える方が増えているのです。この記事では、この「墓じまい」と「終活」がなぜ深く関連するのか、終活の視点から墓じまいを考える意義と具体的な準備のポイントについて、お墓専門の行政書士が分かりやすく解説いたします。1. 終活とは?なぜ「墓じまい」とセットで考えるべきか終活とは、ご自身が亡くなった場合に、残された家族が困らないように財産や身の回りのことを整理したり、万が一の際の葬儀や供養、お墓など、希望をエンディングノートなどで伝えたりする、一種の「人生の身支度」と言えるでしょう。(1)終活の基本的な要素と「お墓」への影響終活の内容は人によって様々ですが、主に以下の要素が含まれます。遺言書相続財産の分配など、法的な効力を持つ意思を残すものです。お墓や仏壇などの祭祀財産は相続財産とは異なりますが、誰が承継するかを遺言書で指定することで、残された家族間のトラブルを避けることが可能です。遺言書は、ご自身の希望を明確に残す有効な手段です。エンディングノート法的効力はありませんが、葬儀や墓じまい後のご遺骨の最終的な供養方法の希望、連絡先、延命治療に関する意思など、家族に伝えたいことを自由に書き残すものです。これは、お客様ご自身の意思を明確にし、残された家族が迷うことのないようにするための大切なツールです。財産整理と家財整理家族が相続手続きを行う際に一番困ることは、財産関係がどこに、どれくらいあるのか分からない場合です。預金通帳、貸金庫の情報、不動産の権利書、株の通知書など、遺族が把握できるようファイルにまとめておけば、相続手続きがスムーズに行えます。お墓(祭祀財産)は相続財産とは異なりますが、終活として両方を整理することが、残された家族の負担軽減につながります。(2)なぜ「お墓」は終活の重要な一部なのか終活を行う大きな理由の一つは、「子供や兄弟に迷惑を掛けたくない」という思いです。お墓の問題は、まさにその「迷惑をかけたくない」という思いと直結します。もし、お墓をそのままにしておくと、将来的には「子供」や「兄弟」が承継することになります。維持管理費も承継された方が、その支出をする事になります。例えば、子供が一人(女子)の場合には「嫁ぎ先の墓」と「ご両親の墓」を管理する事になります。先祖代々の墓が別に有る場合は、管理する墓が更に増え3箇所になります。3箇所になりますと、寺院などに支払う維持管理も、年間4万円~6万円程度になります。又、お子様が承継した後に、お墓を整理しようとすると撤去費等の費用が発生します。結局、お子様に迷惑を掛けない様に、エンディングノート等を残していても、お墓の整理が出来ていないと様々な問題が発生する場合があります。※寺院や霊園によっては、承継者変更届なども必要な場合があります。その際には、印鑑証明書や戸籍の提出なども求められる場合があり、手続なども、複雑になる場合があります。2. 終活としての「墓じまい」具体的な検討ポイント終活の一部として墓じまいを考える場合、どのような点に注目し、何を検討しておくべきでしょうか。(1)お墓を継ぐ人がいない場合の選択肢お墓を継ぐ人がいない場合、現在の墓地をそのままにしておくと将来的に無縁墓になってしまう可能性があります。このような事態を避けるために、終活として墓じまいを検討する方が非常に多くなっています。新しい供養の選択肢としては、承継者が不要な永代供養墓 (永代供養墓の基礎知識と選び方)、納骨堂(納骨堂とは?選び方から注意点)、樹木葬 (樹木葬の基礎知識と選び方)、散骨 (散骨の知っておきたい基礎知識)などが考えられます。それぞれの特徴や費用、メリット・デメリットを理解し、ご自身の希望に合った供養方法を選ぶことが大切です。(2)お墓を継ぐ人がいる場合の考え方お子さんなどお墓を継ぐ人がいる場合でも、承継してもらうかどうかを家族間で話し合っておくことが大切です。「子供に金銭的・精神的負担をかけたくない」という思いから、承継者がいる場合でも墓じまいを選択し、永代供養墓などに改葬するケースも増えています。特に、一人娘が嫁いだなどの理由で承継が難しい場合は、早めにお墓じまいを検討することも一つの選択肢となります。・お墓の承継に関する基礎知識 も参考にしてください。(3)生前に行っておくべき準備と手続きの概要終活として墓じまいをスムーズに進めるためには、事前の準備が非常に重要です。意思表示の明確化ご自身の希望する供養方法(永代供養、散骨など)を、家族に明確に伝えておきましょう。エンディングノートに記載するだけでなく、口頭でも話し合い、理解を得ておくことが大切です。死後事務委任契約の検討ご自身に家族がいない場合や、より確実に希望を実行してほしい場合は、死後事務委任契約を信頼できる専門家と結んでおくことが有効です。費用の準備と情報共有墓じまいには費用がかかりますので、そのための準備も行っておきましょう。費用の詳細や相場については、墓じまいの費用は誰が負担するのか?(墓じまいの費用は誰が負担するのか?)や、費用を安く抑える方法(お墓じまい費用を安くするには?)の記事も参考にしてください。具体的な手続きの流れの概要お墓じまいの手続きは複雑です。お墓じまいマニュアル(お墓じまいマニュアル)で全体の流れをご確認いただけます。また、遠方のお墓の墓じまい(遠方のお墓を「墓じまい」する流れ)についても、こちらの記事をご参照ください。3. 墓じまいを取り巻く近年の状況と当事務所の経験近年、お墓じまいのご相談は増加の一途を辿っています。当事務所では、50歳代~70歳代のお客様から多くご依頼を頂いており、「お墓を継ぐ人がいない」「子供に迷惑を掛けたくない」といった理由が上位を占めています。特に、寺院墓地を墓じまいし、永代供養墓や納骨堂へ改葬される方が多く見られます。これは、寺院墓地特有の檀家としての義務や金銭的負担を理由とする場合が多いと考えられます。一方、お墓の承継者がいない方向けに、生前に契約期間を定めてお墓を維持し、その後に墓じまいを行うといった新しいサービスも霊園等で提供されています。4. まとめ:「終活としての墓じまい」は専門家へ「お墓じまい」は、残された家族の負担を軽減し、ご自身の終の住処について意思表示をする上で、終活の重要な要素となりつつあります。手続きや選択肢の多様さに戸惑うのは当然のことですが、事前の準備と正確な情報収集、そして専門家のサポートを得ることで、安心して円満な墓じまいを実現できます。もし、墓じまいや終活に関するご不安、手続きでお困りの場合は、どうぞお気軽にお墓専門の当事務所までご相談ください。お墓の専門行政書士として培った豊富な経験と知識を活かし、お客様に寄り添い、納得のいく「終活としての墓じまい」をサポートいたします。お墓じまい・改葬なら お墓専門行政書士に ご相談下さい!!お墓じまい・お墓の引越し(改葬)から、お墓選び・永代供養墓・散骨等のご相談も可能です。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらから»» 次の記事:お墓じまいは、いつすれば良いか? »»«« 前の記事:高額な離檀料を請求されたら どうすれば良いか? ««TOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらからお墓じまい関連TOP・お墓じまい関連のトップページは、こちらから
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  • 考える女性
    お墓じまいは、いつすれば良いか?解説いたします。|大塚法務行政書士事務所(東京都)
    ・墓じまいを考えているが、中々、決断がつかない方が多くおります。又、墓じまいをするには、どの様なことを考えておけば良いか?よくご相談を頂きます。今回は、墓じまいはいつ行えば良いか、墓じまいで考えておくこと、など、墓じまいを迷われている方の参考になればと思い記事にさせて頂きました。参考にご覧ください。1. いつ行うべきか?当事務所に、ご相談頂いた後、「墓じまい」の決断がつかず、しばらくそのままに される方がおります。しかし、半年後、一年後に、再度 お電話を頂き、ご依頼を頂く場合があります。お客様の お話を お伺いすると、その間ずっと悩まれていた。とのことでした。いつか整理しなければと思っていたが、中々決断出来ずにいた。しかし、このままの状態は気がかりである為、やはり「今、墓じまいをする。」と決断されたとのことです。墓じまいから改葬が終わった際に、「これで、ホットとしました、ありがとうございました。」との お言葉と「もっと早く墓じまいしていれば良かった。」と お話をされていました。「お墓の整理をしたい。」と考えられた場合、実際に行わないと、ずっと気持ちを 引きずることになります。そして、ご自身が元気なうちに行わないと、結局できなくなります。ですので、「墓じまい」を考えられたら、先延ばしせずに早めに行っておいた方が、後々の気持ちも楽になるのではないでしょうか?(1) 実際に行うには・・墓じまいを実際に行う場合、何から始めればよいのか?費用は幾ら掛かるのか?不安に思われることも多いかと思います。もし、ご自身で行うの事が難しい場合などは、当事務所に相談だけでもして頂ければと思います。ご自身でされる場合には、まずは、寺院等の管理者(ご住職等)に、ご相談をしてください。そこで、「墓じまい」をしたいと思っているのですが。と相談され費用や書類などを確認して頂ければと思います。「墓じまい」の広告など石材店等から沢山出ていますが、基本的には、その石材店に墓石の撤去を依頼する必要や 埋葬先の墓を依頼する事が前提になっていますので、手続だけをお願いしても通常、断られます。又、寺院・霊園等により指定石材店が決められている場合があります。指定石材店が決められていると、公告から選んだ石材店に撤去等を断られる場合もありますのでご注意下さい。基本的には、一つの業者より 何社かの石材店から見積書を取得し、「担当者・会社の対応」を確認してから、決められた方が良いかと思います。お墓の引越し(改葬)手続が サービスとしても「墓地撤去」や「お墓の購入」で高額な費用を取られたら意味がありません。(2) 時期について「墓じまい」を考えられたら、お早めにと話をさせて頂きましたが、具体的な時期は、いつが良いか?「お盆」・「お彼岸」・「年末年始」の時期は、ご住職も 大変忙しくなりますので、寺院の場合、この時期は避けたほうが良いかと思います。(※近年の夏は猛暑が続いております。墓じまいの際に閉眼供養を行う場合は、大変暑い中で行うことになりますので、真夏も避けた方が良いかと思います。)一般的に「墓じまい」と言いましても、お墓を撤去して更地に戻すまでが「墓じまい」ではなく、寺院に墓地返還届などを提出・離檀、ご住職の閉眼供養、ご遺骨取出しで「墓じまい」となります。実際の撤去については、寺院の都合を調整し石材店が日にちを決めて行うことになりますが、ご遺骨を取り出した時点で、寺院との縁もなくなり、「墓じまい完了」と考えられて良いかと思います。但し、寺院の指定石材店ではなく、ご自身で石材店を決められた場合は、撤去するまで責任を持つ必要があります。上記手続等を行い「墓じまい」が終わった時に「早めにして良かった。」と感じられる筈です。「終活」の一部として考えた場合も、一つの大きな事が整理できた事になり、後は「遺言書」・「相続財産」も整理して行けば、ご自身の お気持ちに沿う「終活」になるかと思います。2. 考えておくことは?「埋葬されている、ご遺骨をどうするか?」考えて頂く必要あります。ご相談頂いた例としましては・・現在、先祖代々の墓地があり両親の遺骨も埋葬されている。しかし、寺院のお布施等の費用が厳しいので、離檀し両親の遺骨を納骨堂へ埋葬したい。この様な相談が多くなっておりますが、ここで重要なことは〔ご両親以外の ご遺骨は どうされるのか?〕という事になります。今の寺院の永代供養墓に埋葬する適当に処理をしてほしい。等の話をされる方もおります。まず、今の寺院に永代供養する場合では、通常、寺院と離檀する事になります。そして、寺院内の永代供養墓に埋葬となりますが、寺院の永代供養墓は、ご遺骨一体10万円~50万円程度の費用が掛かります。例えば、先祖の遺骨が8体埋葬されたいた場合、仮に50万円として×8=400万円になります。これは、別にめずらしい額ではありません。ですので、費用を抑えたい場合は、寺院の永代供養墓の費用が幾らなのか?把握しておく必要があります。次のケースとして、適当に処理してほしい。これは出来ません。ご遺骨の埋葬は、必ず霊園等にする必要があります。適当な場所にて廃棄した場合、遺体遺棄等の違法行為に該当する可能性があります。ですので、費用を比較的に抑える方法としては・・お墓の引越し(改葬)先に全て埋葬する。別々したい場合は、一部の遺骨を永代供養墓に合祀する。散骨する。等が考えられます。※ご遺骨を埋葬出来るスペースが限られている納骨堂等に埋葬する場合は、何体まで埋葬可能か?確認しましょう。「骨壺」では、数個しか入らない場合も、「骨袋」に遺骨を移し替えて埋葬する方法もあります。「骨袋」にて埋葬した場合は、「骨壺」で埋葬するよりも、ご遺骨数が多く納骨出来ます。(規約等により制限されている場合もあります。詳細は、霊園等にご確認下さい。)両親と先祖の遺骨を分けて(別々の場所に)納骨する場合こちらの場合は、まず今の寺院に永代供養した場合の費用を確認しておきましょう。ご遺骨数が多い場合は、費用も高額になりますので把握しておく必要があります。費用が納得出来る(今の寺院内の永代供養墓に先祖を埋葬)場合は・・ご両親の遺骨を 契約した墓地・納骨堂等に改葬墓じまい(離檀)先祖の遺骨を 寺院の永代供養墓へ埋葬という流れになります。但し、費用が高額な場合・寺院と縁を切りたい場合は、別の埋葬先を確保する必要があります。ご両親の墓地・納骨堂等の契約ご先祖の埋葬先の契約今の墓地の墓じまい(離檀)になります。尚、自治体に申請する「改葬許可申請」も 2か所に分かれることになります。この様に、「墓じまい」と言いましても、先祖代々の お墓の場合は、ご遺骨を どの様にするか?考えておく必要があります。又、費用も それなりに掛かりますので、ご家族と良く話をされてから 決められた方が良いのではないでしょうか?特に、ご遺骨数が多い場合は、改葬費用も高額になる場合が多く、お客様に相談した結果、同一寺院にて、永代供養を行った場合もあります。又、ご先祖が土葬の場合、再火葬が必要になる場合も有りますので、ご遺骨数が不明の場合など、一度、お墓を開けて確認する必要があります。3.実際に墓じまいされた方の傾向実際にお墓じまいをご依頼頂く方として、年齢60代~80代の方が多くなっております。墓じまいされる方の傾向としては、遠方の墓を墓じまいし+ご自宅の近くに改葬(永代供養墓や納骨堂等)、或は、都内の寺院墓地を墓じまい+民営の霊園に改葬(永代供養墓や樹木葬等)といった方になります。お元気な方、体調が悪い方など様々ですが、いま墓じまいを行わないと無縁墓になってしまうと気になり、春や秋など気候が穏やかな時期に墓じまい→永代供養墓へ改葬を行われています。改葬先が遠方の場合や体調が悪い方の場合は、当事務所のみでご納骨をさせて頂くことが多く、逆に近郊で体調の良い方は、ご納骨の際に立ち会われる方が多くなっております。ちなみに寺院墓地の場合は、墓じまい=閉眼(魂抜き)供養、納骨=開眼(魂入れ)・納骨供養が通常行われますが、民営霊園等の場合、ご住職をお呼びせずに出骨・納骨が行われる方もおります。墓じまい終えられた方は・・・・長年考えていたが終わってスッキリした。・これで一つ整理できたで良かった。・永代供養墓だから子供に迷惑を掛けなくて済む。など、墓じまいを終えられたことに、ほぼ全員が満足されています。4. 墓じまいの時期 まとめお墓じまいの期限はありません。しかし、実際に行う場合には、時間もお金も掛かります。寺院への墓地返還手続き、自治体への改葬許可申請、墓前での供養立会いなど行うことも多々あります。もし、ご自身の体調が悪くなった場合には、気分的にも墓じまいを行う気にならないと思います。しかし、お墓はそのまま残ります。これでは、なんとなく心残りになる方も多いのではないでしょうか。そう考えますと、墓じまいを思った時に行うのが一番良いかと思います。上記でも述べました様に、墓じまいが終わった後は、スッキリしたと思われる方が多いからです。お墓じまい・改葬なら お墓専門行政書士に ご相談下さい!!お墓じまい・お墓の引越し(改葬)から、お墓選び・永代供養墓・散骨等のご相談も可能です。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらから»» 次の記事:お墓を撤去する石材店は、自由に選べるのか? »»«« 前の記事:「墓じまい」と「終活」について ««TOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらからお墓じまい関連TOP・お墓じまい関連のトップページは、こちらから
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  • 石材店
    お墓を撤去する石材店は、自由に選べるのか?解説いたします。|大塚法務行政書士事務所|東京都葛飾区
    墓じまいを行う際、現在のお墓を撤去し、墓地を更地に戻して返還することが一般的です。この墓石の撤去作業は、専門の石材店に依頼することになりますが、「どこの石材店に依頼すれば良いのか?」「自由に選べるのか?」といった疑問や不安を抱える方も少なくありません。この記事では、墓じまいにおける石材店選びのポイントに焦点を当て、費用を抑え、後々のトラブルを避けるための具体的な方法を、お墓専門の行政書士が解説いたします。※新しいお墓の建立や改葬に伴う石材店選びについては、石材店の選び方と注意点について解説いたします。もご参照ください。1.墓石の撤去を依頼する石材店は自由に選べるのか?(1)寺院墓地の場合寺院墓地の場合、寺院と長く付き合いのある「出入りの石材店」が決められていることがあります。このような状況で、墓石の撤去を他の石材店に依頼したい場合は、ご住職(管理者)へ事前に相談することをお勧めします。もしご住職の同意が得られれば、ご自身の希望する石材店に依頼することも可能です。しかし、同意が得られない場合は、寺院の指定する石材店に依頼する方が、ご住職との関係性を維持し、墓じまいが滞るなどのトラブルを避けるためには良いでしょう。墓じまいのご相談の際に、指定石材店の有無について確認しておくことが重要です。また、指定石材店がなく、ご自身で石材店を探す場合は、ご住職に信頼できる石材店を紹介してもらうことも一つの方法です。(2)霊園の場合民営霊園の場合、石材店が霊園の管理を兼ねていることが多く、お墓の建立から撤去まで、特定の石材店が指定されているのが一般的です。この場合、指定された石材店に依頼するしかありません。ただし、複数の石材店が管理を担っている場合は、それらの石材店の中から比較検討して選ぶことが可能な場合もあります。自治体が運営する公営霊園の場合は、石材店が特に決められていることはありませんので、ご自身で自由に石材店を選ぶことになります。2.墓じまいにおける石材店選びのポイントと注意点墓石の撤去は専門的な知識と技術を要する作業であり、費用も高額になりがちです。後悔のない墓じまいを実現するためにも、石材店選びは慎重に行いましょう。(1)複数社から見積もりを取得し比較する墓石の撤去費用は、お墓の大きさ、構造、使用されている石材の種類、そして墓地の立地(重機が入りやすいか、手作業が必要かなど)によって大きく異なります。同じ条件でも、石材店によって見積もり額に数十万円以上の差が出ることは珍しくありません。寺院の指定がない場合や、複数の石材店から選べる場合には、必ず2~3社以上の石材店から見積もりを取得し、内容を比較検討することをお勧めします。数社の見積もりを比較することで、適正な費用相場を把握でき、不当に高額な請求を避けることができます。当事務所の経験では、1基の墓でも10万円~20万円程度、数十基の墓では50万円~60万円程度の金額差が生じることもあります。ご自身で石材店を見積もりを取ることが難しい場合は、お墓専門の当事務所にご相談ください。(2)見積もり内容の詳細を確認する墓石の撤去費用は、お墓の大きさ、構造、使用されている石材の種類、そして墓地の立地(重機が入りやすいか、手作業が必要かなど)によって大きく異なります。同じ条件でも、石材店によって見積もり額に数十万円以上の差が出ることは珍しくありません。寺院の指定がない場合や、複数の石材店から選べる場合には、必ず2~3社以上の石材店から見積もりを取得し、内容を比較検討することをお勧めします。数社の見積もりを比較することで、適正な費用相場を把握でき、不当に高額な請求を避けることができます。当事務所の経験では、1基の墓でも10万円~20万円程度、数十基の墓では50万円~60万円程度の金額差が生じることもあります。ご自身で石材店を見積もりを取ることが難しい場合や、寺院との関係性で懸念がある場合は、お墓専門の当事務所にご相談ください。(2)見積もり内容の詳細を確認する見積もり書を受け取ったら、単に総額だけを見るのではなく、内訳を細かく確認することが重要です。墓石の撤去、基礎の解体廃材の運搬、処分費墓地の整地(更地に戻す作業)遺骨の取り出し作業など、どこまでが基本費用に含まれているのか、追加費用が発生する項目はないかを確認しましょう。基本費用が安く見えても、後から様々な項目で追加料金が発生し、結果的に高額になるケースもあります。不明な点は遠慮なく質問し、全ての作業内容と費用について納得した上で契約を結んでください。(3)石材店の信頼性と実績を確認する費用だけでなく、石材店の信頼性も非常に重要です。過去の実績: 墓じまいの実績が豊富か、特に依頼する霊園での実績があるか。対応の丁寧さ:問い合わせや見積もり時の対応が丁寧か、説明は分かりやすいか。許認可の有無:産業廃棄物処理業の許可など、必要な許認可を持っているか。アフターフォロー:万が一のトラブルの際の対応体制はどうか。インターネット上の口コミや評判も参考にし、可能な限り直接担当者と話し、疑問点を解消しましょう。比較的、大手の石材店の方が安心できると考える方もいるでしょう。3.近年の石材店を取り巻く状況と高額請求への対策近年、墓石の販売が減少傾向にあるため、お墓の撤去に活路を見出す石材店が増えています。お墓じまいに関する広告も大規模に行われるようになり、石材店間の競争が激しい都心部などでは、撤去費用も以前と比べ安くなる傾向にあります。墓石の撤去費用は、一般的に1㎡あたり10万円程度と言われますが、実際には墓地の面積、石材の量、作業の難易度(作業性)で決まります。※作業性が悪い場合(例えばお墓の前の通路が狭く重機が入れないため手作業での解体・撤去が必要な場合)は、それよりも高額になる場合があります。低価格ばかりを宣伝しているような会社の中には、後から追加費用を求められるケースもありますので、ご注意ください。当初の見積書と大きく異なる費用を請求された場合は、費用を支払う前に、自治体が運営する消費生活センターなどへ相談することを検討しましょう。豆知識 多くの石材店と関わってきた行政書士の感想当事務所では、これまで数多くの石材店と連携し、見積もりを取得し、実際のお墓の状況を見てきました。その経験から、お墓の撤去費用の相場感を把握できるようになりました。初めて墓じまいをされる方は、まずは数社の見積もりを取得して比較することをお勧めします。もし、提示された金額が高いと感じたら、遠慮せずに「もう少し費用を抑えられないか」と相談してみてください。石材店によっては、多少の調整に応じてくれる場合もあります。ただし、あまりにも多くの石材店から見積もりを取るのは非現実的です。口コミなどで評判の良い石材店2~3社程度に絞って依頼するのが良いでしょう。4.まとめ:最適な石材店を選び、安心の墓じまいをお墓じまいを円満に進めるには、石材店の協力が不可欠です。石材店にも様々な会社がありますが、後悔のない墓じまいを実現するためには、適切な石材店を選ぶことが非常に重要です。費用面では、金額が石材店によって大きく異なる場合があるため、複数社から見積もりを取得し比較検討することが大切です。また、ご遺骨の取り出し作業も石材店が行うことが多く、撤去費用に含まれるか別途費用になるか、事前に確認しておきましょう。料金が先払いか撤去後払いかも併せて確認すると安心です。もし、墓じまいにおける石材店選び、費用、手続きに関してご不安な点があれば、どうぞお気軽にお墓専門の当事務所までご相談ください。お客様の状況に合わせた的確なアドバイスと、手続きのサポートを通じて、安心して墓じまいを完了できるようお手伝いいたします。お墓じまい・改葬なら お墓専門行政書士に ご相談下さい!!お墓じまい・お墓の引越し(改葬)から、お墓選び・永代供養墓・散骨等のご相談も可能です。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらから»» 次の記事:墓じまい・離檀の最初の相談で揉めないためのポイント »»«« 前の記事:お墓じまいは、いつすれば良いか? ««TOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらからお墓じまい関連TOP・お墓じまい関連のトップページは、こちらから
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  • 指をさす子供
    墓じまい・離檀の最初の相談で揉めないためのポイント|大塚法務行政書士事務所|東京都葛飾区
    ・墓じまいや離檀を考え始めた際、多くの方が最初に直面するハードルの一つが「寺院のご住職に、その意向をどう伝えるか」という点です。特に、これまであまり深い付き合いがなかったり、費用面での不安があったりする場合、どのように切り出せば良いのか、揉め事にならないかと心配される方も多いでしょう。この最初の相談がいかにスムーズに進むかが、その後の墓じまいプロセス全体に大きく影響します。この記事では、「墓じまい・離檀の最初の相談で揉めないためのポイント」として、ご住職に墓じまいや離檀の意向を初めて伝える際の、揉め事を避けるための戦略と重要な注意点について、分かりやすく解説します。1.最初の相談に臨む前の準備(内容整理のポイント)ご住職に墓じまいの意向を伝える最初の相談に臨む前に、いくつかの準備をしておくことが非常に大切です。中でも最も重要なのが、「なぜ墓じまいを行いたいのか」という理由を自分の中で明確に整理しておくことです。寺院は、古くから檀家の方々に支えられて成り立っています。そのような背景がある中で、理由も曖昧なまま「墓じまいをしたいです」「お墓を撤去します」といった一方的な連絡を、特に電話などで唐突にに行ってしまうと、ご住職は驚き、感情を害され、その後の話し合いや手続きが滞ってしまう可能性があります。ご住職に納得・ご理解いただくためには、墓じまいを検討せざるを得なくなった具体的な事情や背景を、誠実にお伝えすることが重要です。理由をきちんと説明することで、ご住職も状況を理解しようとしてくださり、話し合いが円滑に進みやすくなります。何も理由を言われなければ、ご住職も「なぜだろう?」と不信感を抱いてしまうかもしれません。まずは、ご自身の胸の内にある、墓じまいを検討するに至った具体的な理由を整理し、ご住職にお話しできるよう準備しておきましょう。墓じまいをご検討される具体的な理由そのもの(遠方で管理が難しい、承継者がいない、経済的な負担など)については、こちらの記事:改葬する理由と最初に行う事で詳しく解説していますので併せてご参照ください。2.最初の相談方法を選ぶ際のポイント(対面、手紙、誰が?)ご住職へ初めて墓じまいや離檀の意向を伝える際、「どのように伝えるか」という方法の選択も、最初のコミュニケーションを円滑に進める上で重要な戦略となります。一般的には、お墓のことで重要な相談をする場合は、寺院にご住職を訪ねて直接お話しすることが、最も丁寧で誠意が伝わりやすい方法とされています。長年にわたりお世話になった感謝の気持ちや、墓じまいに至ったやむを得ない理由などを、直接顔を見てお伝えすることで、ご住職も状況を理解しようとしてくださり、建設的な話し合いに進みやすくなります。対面で相談する場合の基本的な言葉遣いやマナーについては、こちらの記事:墓じまいする際のご住職への話し方で詳しく解説しています。しかし、様々な理由から、ご住職に直接会って話すことが難しい、あるいは抵抗がある、と感じる方もいらっしゃるでしょう。そのような場合でも、意向を伝えるための代替手段は存在します。手紙で伝える、家族や親族に代わりに話してもらう、専門家にサポートを依頼するといった方法です。ご自身の状況や寺院との関係性、ご自身の気持ちの負担などを考慮し、どの方法で最初の意向を伝えるのが最も適切か、慎重に検討することをお勧めします。ご住職に直接会わずに墓じまいの意向を伝える具体的な代替手段(手紙、家族代行、専門家など)とその際の注意点については、こちらの記事:墓じまい で住職に会いたくない!どうすれば良いか?で詳しく解説していますので併せてご参照ください。3.最初の相談で心得るべき点と心構えご住職への最初の相談の場では、どのような心構えで臨むか、そしてどのような態度や話し方を心がけるかが、その後の展開を左右します。円滑なコミュニケーションのために、以下の点を心に留めておきましょう。誠実さと敬意を第一に長年に渡りお墓をお守り頂いたことへの感謝の気持ちを忘れず、誠実な態度で臨みます。たとえ寺院に対して不満や苦手意識があったとしても、敬意を欠いた言動は避けるべきです。正直に、しかし丁寧に理由を伝える事前に整理した墓じまいの理由を、ご住職に分かりやすい言葉で丁寧に伝えます。感情的にならず、落ち着いて話すことを心がけましょう。ご住職の話に耳を傾ける一方的に要望を伝えるだけでなく、ご住職の考えや寺院の事情にも真摯に耳を傾ける姿勢が大切です。対話を通じて相互理解を深めることを目指します。その場で結論を急がない最初の相談で、すべてのことがすぐに決まるわけではありません。ご住職の反応が想定と違ったり、難しい話をされたりした場合でも、慌てたり、その場で言い争いになったりせず、一度持ち帰って検討する、という姿勢も重要です。冷静さを保つ費用や手続きについて不安がある場合でも、感情的にならず、常に冷静に対応することを心がけましょう。ご住職との具体的な話し方や、より具体的な言葉遣いの例については、こちらの記事:墓じまいする際のご住職への話し方で詳しく解説しています。もし、最初の相談の場でご自身だけでの対応が難しいと感じたり、話がこじれてしまいそうだと感じたりした場合は、無理をせず、その後の対応について家族や専門家に相談することも検討しましょう。専門家に相談できることやその選び方は、こちらの記事:お墓の改葬(引越し)は、どこに頼めば良いか?選び方は?で、法的なトラブル全般や具体的な事例、対処法は、こちらの記事:墓じまいのトラブル例をまとめて解説。で詳しく解説していますのでご参照ください。4.まとめ寺院のお墓の墓じまいを円滑に進めるためには、ご住職への最初の相談が非常に重要なステップです。この最初のコミュニケーションでつまずかないためのポイントは、事前の準備と、誠実な対応にあります。墓じまいをする具体的な理由を自分の中で明確に整理し、ご住職に伝わる言葉にしておくことが準備の第一歩です。そして、対面での相談を基本としつつも、状況に応じた代替手段も検討しながら、最も適した方法を選びます。相談の場では、ご住職への感謝と敬意を忘れず、正直かつ丁寧に理由を伝え、ご住職の話にも耳を傾けるという、誠実な態度で臨むことが何よりも重要です。感情的にならず、冷静な対話を心がけましょう。この「最初の相談」の段階を丁寧に進めることで、ご住職の理解や協力を得やすくなり、その後の墓じまいプロセス全体をよりスムーズに進めることに繋がります。ご自身でどのように最初の相談を進めれば良いか判断に迷う場合や、ご不安がある場合は、墓じまいの専門家にご相談ください。お墓じまい・改葬なら お墓専門行政書士に ご相談下さい!!お墓じまい・お墓の引越し(改葬)から、お墓選び・永代供養墓・散骨等のご相談も可能です。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらから»» 次の記事:墓じまいトラブル例をまとめて解説いたします。 »»«« 前の記事:お墓を撤去する石材店は、自由に選べるのか? ««TOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらからお墓じまい関連TOP・お墓じまい関連のトップページは、こちらから
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  • お金
    墓じまいトラブル例をまとめて解説いたします。|大塚法務行政書士事務所|東京都葛飾区
    「墓じまい」は、ご先祖様のお墓を撤去し、供養の形を変えるという人生において非常に重要な決断です。少子高齢化や核家族化の進行、そして供養に対する価値観の多様化が進む現代において、墓じまいは、ますます身近な選択肢となっています。しかし、どの様に進めれば良いか分からない事も多く、特に費用に関する問題、寺院との関係性、そして親族間の意見の相違などにより、墓じまいに不安を持たれる方もおります。この記事では、トラブル事例を基に、墓じまいの過程で起こり得る様々な問題とその対策について詳しく解説します。事前にトラブルの可能性を理解し、適切な準備と対応を行うことで、後悔のない墓じまいを実現し、心の負担を軽減するための完全ガイドとしてお役立てください。1.墓じまいで起こりやすいトラブルの背景と種類墓じまいとは、現在所有している墓地を撤去し、更地に戻して管理者に返還することを指します。遺骨が埋葬されていない場合は、墓地撤去後に墓じまいが完了します。ご遺骨が埋葬されている場合は、事前に新しい埋葬先(永代供養墓、納骨堂など)を決めておき、墓じまい完了後に改葬を行うことになります。改葬には、自治体に改葬許可申請を行い改葬許可を取得しておく必要があります。この一連のプロセスの中で、様々なトラブルが発生することがあります。特に寺院墓地の場合には、墓じまいの際に離檀することになるため、寺院に提出する離檀届等の書類をご住職に確認しておくことも重要です。主なトラブルの種類は以下の通りです。寺院とのトラブル: 離檀料やこれまでの関係性に関する問題、感情的な対立など。親族・兄弟間のトラブル: 墓じまいへの同意、新しい供養方法の選択、費用負担に関する意見の相違など。費用に関するトラブル: 墓石撤去費やその他の費用が高額になる、不透明な追加費用を請求されるなどの問題。行政手続きに関する問題:必要書類の不足や手続きの遅延による計画の停滞。2.寺院とのトラブル事例と対策:離檀交渉のポイント寺院墓地の場合、墓じまいを行う際には「離檀」が必要となり、この過程でご住職との間でトラブルが生じることが少なくありません。寺院側は、檀家の離檀を寺院運営の基盤を揺るがす問題と捉えることもあり、感情的な対立に発展する場合もあります。(1) 主なトラブル事例寺院とのトラブル事例としては、以下のようなケースがあります。・高額な離檀料の請求「戒名や法事などで高額請求をされ、今後払うことができないと思った」という理由で墓じまいを検討する方もいます。請求額は「十数万円から、百万円、二百万円以上など様々で、一千万円以上求められたケースも」・精神的な圧力や強要「高額な戒名をつけないと先祖代々祟られるなど言われた」、「法事のお布施を渡したら、こんな額でできると思っているのかと言われた」、「費用が払えないなら親戚からでも借りたらどうかと言われた」といった発言で精神的負担を強いられるケース。・手続きの拒否や妨害「お布施が払えないなら納骨させないと言われ遺骨を持ち帰った」、あるいは墓じまいそのものを認めない、改葬証明書の発行を遅延させるといった形で手続きを妨害されるケース。(2) トラブル対策寺院とのトラブルを避けるためには、以下の点が重要です。・誠実な事前相談と感謝の気持ち墓じまいを一方的に通告するのではなく、まずは「相談」というかたちでご住職に丁寧に意向を伝えることが大切です。長年にわたる供養への感謝の気持ちを伝えることを忘れないようにしましょう。「今までお世話になっているお礼」とともに話を進めることが重要です。・理由の明確化と整理なぜ墓じまいを行いたいのかという具体的な理由(承継者不在、遠方で管理が困難、経済的負担の増大など)を整理し、誠意をもって説明します。何も理由を言われなければ、ご住職も不信感を抱く可能性があります。・離檀料の確認と交渉離檀料は法律で定められたものではなく、請求された金額を必ず支払う義務はありません。事前に地域の相場やご自身の経済状況を調べ、ご自身が納得できる金額であれば支払う意思を示し、納得できない高額な場合は、その理由を丁寧に説明し、妥当な金額での交渉を試みましょう。・その場での即決を避ける最初の相談で全てを決めようとせず、「一度持ち帰って検討する」という姿勢も重要です。これにより、感情的な対立を避け、冷静な判断時間を確保できます。・専門機関への早期相談「最初から高額な費用を請求されそう」など不安がある場合や、ご自身での交渉が難しいと感じた場合は、弁護士や国民生活センター、消費生活センターなどの専門機関へ早めに相談することをお勧めします。3. 親族・兄弟間のトラブル事例と対策:全員が納得する供養のために墓じまいは、家族・親族にとってデリケートな問題であり、意見の相違からトラブルに発展することも少なくありません。特に、先祖代々のお墓に関わる場合は、感情的な側面も大きく影響します。(1) 主なトラブル事例・墓じまいへの同意が得られない「お墓じまいは、墓地を撤去することになります。お子さんがいる場合は、将来、お子さんの入る墓地を新規に購入することになりますので、ご家族で良く話し合い理解を得て於く必要が有ります」。特に先祖代々のお墓を墓じまいする場合、ご兄弟や親族の理解が得られないことがあります。・新しい供養方法の選択散骨、樹木葬、永代供養墓など多様な選択肢がある中で、どの方法を選ぶかについて親族間で意見がまとまらないケース。・費用負担の不公平感墓じまいにかかる費用負担をめぐって、兄弟間で意見が対立することがあります。誰が、いくら負担すべきかという点で揉めることがあります。・遺骨の所有権問題ご両親が亡くなり、相続の際に兄弟間で揉めてしまい、お墓に埋葬されている遺骨の所有権について争うケースや、ご遺骨の分骨に関する問題など。(2)トラブル対策親族間のトラブルを避けるためには、以下の点が重要です。・十分な話し合いの場を設ける墓じまいを決める前に、家族全員でじっくり話し合い、それぞれの意見や気持ちを共有することが不可欠です。感情的にならず、冷静な対話を心がけましょう。必要であれば、中立的な第三者(親戚の年長者や専門家)を交えて話し合うことも有効です。・理由の共有と理解の促進なぜ墓じまいが必要なのか、具体的な理由を丁寧に説明し、親族の理解と納得を得るように努めます。将来的な負担(管理の困難さ、経済的負担など)を具体的に伝えることで、理解を深めてもらいやすくなります。・合意形成の書面化墓じまいや改葬、遺骨の分骨などについて合意が得られた場合は、後々のトラブルを防ぐために、その内容を記した合意書(承諾書)を作成し、関係者の署名・捺印を得ておくことをお勧めします。これにより、言った言わないの争いを避けることができます。・祭祀承継者の明確化遺言書を作成し、財産問題と併せて祭祀承継者を指定しておくことは、将来的な承継に関するトラブルを未然に防ぐ有効な方法です。遺言書等による祭祀承継者の指定がない場合、家庭裁判所の判断に委ねる方法もあります。4. 費用に関するトラブル事例と対策:不透明な請求を避けるために墓じまいには様々な費用が発生するため、費用の見積もりや追加請求をめぐってトラブルになることがあります。相場が分かりにくいことも、不安を大きくする要因です。(1) 主なトラブル事例・墓石撤去費用に関する追加請求「お墓の撤去に追加費用を請求された」、見積もりにはなかった費用を後から求められた。・サービスの不履行「サービスと言っていた改葬手続や遺骨の運搬をしてくれなかった」など、口頭での約束が守られないケース。・相場との乖離墓石の撤去費用や離檀料など、相場が分かりにくいため、不当に高額な請求に気づかないケース。・見積もりの不透明さ見積書の内訳が不明瞭で、何にいくら費用がかかるのかが分かりにくい。(2)トラブル対策費用に関するトラブルを避けるためには、以下の点が重要です。・複数社からの見積もり取得と徹底比較墓石の撤去は石材店に依頼することになりますが、費用は石材店によって差が出ることがあります。指定石材店がない場合は、必ず複数の石材店から見積もりを取得し、内容と金額を徹底的に比較検討しましょう。数十万円の差が出ることも珍しくありません。・見積書の内容詳細を確認見積書に「遺骨の取り出し費用」や「閉眼供養の立ち会い」などが含まれているか、追加費用が発生する可能性がないかなど、詳細まで確認します。不明な点は、必ず確認し可能であれば書面で回答を求めましょう。・契約内容の書面化の徹底口頭での約束だけでなく、費用内訳、作業範囲、追加費用の有無、サービス内容などをすべて契約書に明記してもらい、書面で残しておくことが大切です。なかには「担当者が勝手に言ったことで、会社ではそのようなサービスは行っていない」と言われたケースもあるため、書面での確認は極めて重要です。・予算の明確化墓じまいにかかる費用の相場(例: 一般的な墓じまい+改葬で二百万円~三百万円程度が相場)を事前に調べ、ご自身で予算総額を設定しておくことが大切です。永代供養墓等への改葬であれば、百万円以内に抑えることも可能です。・専門機関への相談石材店との契約等に問題発生した場合、国民生活センターや消費生活センターなど、消費者トラブルの相談窓口へ相談することを検討しましょう。法的な紛争に発展する可能性がある場合は、弁護士にご相談ください。5.行政手続きに関する問題と対策改葬には、自治体への申請や証明書の取得など、行政手続きが伴います。これらの手続きの不備や遅延もトラブルの原因となります。(1) 主なトラブル事例・必要書類の不足改葬許可申請に必要な書類(墓地使用許可証、埋葬証明書、受入証明書、戸籍謄本など)が揃わず、手続きが滞る。・手続きの遅延各種書類の申請や発行に時間がかかり、予定していた墓じまいの日程が遅れる。・手続き方法の誤解自治体や霊園によって手続きの順序や必要書類が異なることを理解しておらず、二度手間になる。(2) トラブル対策行政手続きに関するトラブルを避けるためには、以下の点が重要です。・事前確認の徹底墓地管理者や改葬先の霊園、そして管轄の自治体(市区町村)に、必要書類、手続きの正確な流れ、所要期間を事前に必ず確認しましょう。・書類の取得と管理墓地返還、改葬等に必要となる公的書類(印鑑証明書、住民票、戸籍謄本など)は、有効期限に注意しながら早めに取得し、紛失しないよう管理しましょう。・専門家への依頼手続きに不安がある場合は、専門家へ代行を依頼することで、スムーズかつ確実に手続きを進めることができます。6. まとめ:トラブルを回避し、後悔のない墓じまいを実現するために墓じまいは、人生で何度も行うことではないため、わからないことが多くて当然といえます。しかも、お墓の撤去費や離檀料など相場が分かりにくく、全体でいくら掛かるのか把握しづらい面があるでしょう。しかし、事前にトラブルの可能性を知り、適切な対策を講じることで、多くの場合、円滑に進めることが可能です。トラブル回避の重要ポイント事前の情報収集と周到な計画墓じまいを考え始めたら、まずはご自身で情報収集を行い、大まかな流れや費用、選択肢を把握しましょう。特に、新しい供養の形や、それに伴う費用は多岐にわたるため、ご自身の希望と予算に合った選択肢を検討することが重要です。関係者との丁寧なコミュニケーションと合意形成ご住職や親族に対しては、誠実さと敬意をもって早めに相談し、全員の合意形成に努めることが何よりも重要です。合意内容は書面で残し、後々の不要な争いを防ぎましょう。費用の透明性の確保石材店や業者からの見積もりは複数取得し、その内容を徹底的に確認すること。不明な点があれば、納得できるまで質問し、取り決めを契約書に明記してもいましょう。専門機関への適切な相談「高額な費用を請求されそう」「親族間の意見がまとまらない」「行政手続きが複雑で不安」など、ご自身での解決が難しいと感じた場合は、弁護士等の専門家へ早めに相談することで、問題が深刻化する前に解決の糸口を見つけられる可能性があります。お墓じまい・改葬なら お墓専門行政書士に ご相談下さい!!お墓じまい・お墓の引越し(改葬)から、お墓選び・永代供養墓・散骨等のご相談も可能です。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらから»» 次の記事:なぜ、墓じまいが年々増加しているのか? »»«« 前の記事:墓じまい・離檀の最初の相談で揉めないためのポイント ««TOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらからお墓じまい関連TOP・お墓じまい関連のトップページは、こちらから
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  • 洋型のお墓
    なぜ、墓じまいが年々増加しているのか?その理由についてまとめて解説|大塚法務行政書士事務所(東京都)
    墓じまいの理由・墓じまい・改葬の件数は、2004年度が6万8千件程度であったことに対し、2022年度では、15万1千件と倍以上に増えております。(厚生労働省発表)近年では、宗教的関心を持たれる方が減少していると共に、お墓の承継者がいない方、お墓を維持する為の費用や子供への負担を考えた方等が墓じまいを行った結果と考えられます。この様な傾向は、今後も増加していくものと思われます。特に、寺院に墓地を所有されている方の墓じまいが多くなっており、そこには寄付・お布施等の費用面の負担が関連しているのではないでしょうか。この様な理由から、お墓を建てずに納骨堂・永代供養墓に埋葬される方が増えております。費用面も一般的な墓を建てるより安く済む場合が多く、承継者も不要となります。(納骨堂等、承継者が必要な場合もあります。)1.お墓じまいをするメリット① お墓の承継者がいない場合、ご自身に万が一の事があった時に、そのお墓は無縁墓になってしまう為、生前にお墓を整理する事により、ご先祖等の霊の供養をきちんと行う事ができます。② 永代供養墓等に改葬することにより、お墓に対する子供の負担等を軽減することが出来ます。③ ご両親・ご先祖のお墓をそのままにすることは抵抗があるが、子供への負担、承継者がいない等の理由で悩まれている方も、ご自身が元気なうちに、お墓を整理することにより、すっきりとした気持ちになれます。この様に、お墓じまいをすることは、ご自身が亡くなった時に家族・親族に迷惑を掛けたくない、お墓が無縁墓になることは防ぎたいとお考えの方が、出来る事をいまのうちに行うことにより、心の安心を得ることができる終活の一部と言えるのではないでしょうか。2.お墓じまいをするデメリット・お墓じまいには、費用がかかります。当事務所のホームページで記載しておりますが、お墓じまいは、現在所有しているお墓を撤去し更地に戻す必要があります。その他、ご遺骨の改葬先の費用等も必要になります。お墓じまいをして終わりではありません。必ず埋葬されている遺骨を改葬する必要があります。寺院墓地の墓じまいをする場合は、離檀になりますので、お布施等を求められる場合があります。事前に費用を確認した上で墓じまいを行う方が良いかと思います。・改葬には、法律で定められている改葬許可証が必要になりますので、こちらは、現在の墓地を管轄する自治体(市区町村)に申請書を提出するなどの手続きが必要になります。3.お墓じまいを考えるうえで・・お墓じまいを行いたいと考えた場合、まずはご家族、親族等に相談し了解を得ておきましょう。ご先祖の遺骨が埋葬されている場合など、勝手に行ったことによりトラブルに発展する場合がありますので注意して下さい。費用についても、誰が負担するのか決めておきましょう。又、総額で幾らになるのか事前に見積書を取得して確認しておくべきです。お墓じまいが予想以上に高額になる場合、お墓の承継者がいる時は、そのままお墓を継いで行くことも一つの方法です。どちらが良いか?よく確認したうえで行わないと金銭的な苦労をする場合もありますので、無理のない範囲でお考え下さい。その他、埋葬されている遺骨が多い場合など、納骨堂等の埋葬可能な範囲を超えている場合があります。この様な場合、ご自身に近い方だけを納骨堂に改葬し、ご先祖等は、永代供養墓等に埋葬する方もおります。もし。ご遺骨数が不明の場合は、ご遺骨が何体あるのか?何体まで改葬可能か?事前に確認しておきましょう。4.今後考えられること・・お墓じまいは、年々増加傾向にあり、寺院の運営も更に厳しい時代になって行くのではないかと思います。更に、ご住職の承継者不足などの問題もあります。一方、ニュースにて取り上げられていたように、納骨堂の経営が破綻した例もあります。納骨堂・霊園等の広告も非常に多くなり、多種多様なお墓を選ぶことが可能ですが、長きに渡り安定してお墓参りに行ける霊園等を選ぶことが大切です。何度も、お墓じまいを行うことは、通常ありませんので、運営者・実績など良く確認して選択して下さい。今後も経営破綻する納骨堂・霊園も出てくる可能性が考えられますので、ご注意下さい。5.公営墓地について公営墓地においても、永代供養墓が設置されている場合があります。居住要件がありますが、安心度も高く費用も安く済む為、人気があります。申込が一年に一度で抽選による場合もありますが、当選してから墓じまいを行うことも一つの方法です。既に公営墓地にお墓を所有している場合など、優先されて永代供養墓に改葬できる場合がありますので、管理している自治体にご確認下さい。公営墓地の場合は、お墓を撤去する石材店もご自身で選択することが可能ですので、数社から見積書を取得して、お墓の撤去に掛かる費用の相場を把握した上で依頼する様にして下さい。6.増加傾向にある墓じまい理由 まとめ当事務所に頂くご相談は、墓じまいに関するご相談が一番多くなっております。その中でも寺院墓地を墓じまいし霊園の永代供養墓等に改葬する方が一番多くなっております。理由については、上記で述べました様に、承継者問題や金銭面の問題により墓じまいを行われております。寺院墓地の場合、お布施・寄付を求められることを負担に思い、その為に墓じまいを行う方がいることも現実です。その他、各家族化が進む中で、お墓のことで子供に負担を掛けたくないと思われる方も多く、今の内に整理しておきたいと考えて墓じまいをされる方もおります。この様なことから一般的な墓を維持していく事に疑問を持たれ、負担等が少ない永代供養墓に改葬される方が、今後も増加する傾向にあると考えられます。【 当事務所のから一言 】当事務所では、十数年前からお墓に関する手続を行ってきましたが、当初、お墓じまいは、それほと注目されておりませんでした。しかし、一般的なお墓があまり売れなくなってきた為、石材店等による墓じまいの広告等が非常に多くなっている現状です。しかし寺院墓地・霊園等は石材店が決められている場合が多い為、撤去等を断られる場合があります。当事務所では、第三社的立場から お墓じまいに関するアドバイスをさせて頂きますので、お気軽にご相談下さい。お墓じまい・改葬なら お墓専門行政書士に ご相談下さい!!お墓じまい・お墓の引越し(改葬)から、お墓選び・永代供養墓・散骨等のご相談も可能です。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらから»» 次の記事:墓じまいの費用は誰が負担するのか? »»«« 前の記事:墓じまいトラブル例をまとめて解説いたします。 ««TOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらからお墓じまい関連TOP・お墓じまい関連のトップページは、こちらから
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  • 墓石撤去
    墓じまいの費用は誰が負担するのか?解説いたします。|大塚法務行政書士事務所|東京都葛飾区
    ・お墓じまいに際して、「費用はいくらかかるのか?」「その内訳や相場は?」「誰が費用を負担すべきなのか?」といった疑問や不安を抱える方は少なくありません。この記事では、墓じまいの費用に関する全体像、具体的な内訳と相場、そして特に重要な「費用負担者」に関する問題を、お墓専門の行政書士が徹底的に解説し、お客様が安心して手続きを進められるようサポートいたします。1.墓じまいの費用は誰が負担するのか?墓じまいにかかる費用は、誰が負担すべきかというご質問をよくいただきます。お墓は相続財産とは異なり「祭祀財産」として扱われるため、その費用負担には特有の考え方があります。(1)祭祀承継者が費用を負担する原則民法第897条には、系譜、祭具、墳墓(お墓)の所有権は、被相続人の指定または慣習に従って祖先の祭祀を主宰すべき者が承継すると定められています。具体的には、故人の指定、慣習、または家庭裁判所の決定によって祭祀承継者が決まります。一般的に、遺言書による指定がない場合、葬儀の喪主を務めた方や長男が祭祀承継者となるケースが多いですが、家族間で意見が対立する場合は家庭裁判所に判断が委ねられます。墓じまいの費用は、基本的にこの祭祀承継者が負担するものと考えられています。(2)費用分担に関する家族間の話し合いの重要性しかし、実際には墓地の維持管理費を支払っていた方(実質的な祭祀承継者であることが多い)が費用を支払うケースや、兄弟姉妹間で費用を分担するケースも当然あります。話し合いで費用を分担する合意ができれば問題ありませんが、強制的に分担を求めることは、法律的な紛争ではないものの、人間関係の軋轢や家族間の不和につながる可能性があります。祭祀承継者が一人で費用を負担することに抵抗を感じ、墓じまいが進まないケースも考えられます。そのため、墓じまいを検討する際は、まず「費用がいくらかかるのか」という全体像を把握し、次に「誰がどのように負担するのか」を家族や兄弟姉妹間で十分に話し合い、合意形成を行うことが非常に重要です。改めて整理すると、争いの可能性がある場合は、被相続人が遺言書で祭祀承継者を指定しておくのが最善です。遺言書による指定がない場合は、相続人全員での話し合いで祭祀承継者を決め、話し合いがつかない場合は家庭裁判所に判断を委ねることになります。祭祀承継者は、お墓などの祭祀に関する費用を負担するものと考えるのが第一前提ですが、相続人全員の合意があれば、費用を分担することも問題ありません。このような前提のもとで、お墓の費用負担問題について話し合いを進めることをお勧めします。2.墓じまいに伴う費用全体の相場と内訳墓じまいの費用は、大きく分けて「現在のお墓の撤去にかかる費用」と「新しい供養先にかかる費用」、そして「その他、行政手続きや供養にかかる費用」の3つに分類できます。ここでは、それぞれの費用について、一般的な相場と内訳を解説します。(1)お墓の撤去費用お墓の撤去費用は、墓じまい費用の大部分を占めます。墓地の広さ、墓石の大きさや種類、墓地の立地(重機が入りやすいか、手作業が必要かなど)によって大きく変動します。一般的な和型のお墓で20万円~50万円程度、洋型で10万円~30万円程度が相場ですが、広大な敷地や特殊な状況では100万円近くになることもあります。この費用は、主に石材店に支払われます。(2)新しい供養先にかかる費用墓じまい後の遺骨をどこに改葬するかによって、費用は大きく異なります。現代では、少子高齢化や多様な価値観から、以下のような承継者を必要としない供養方法が主流となっています。新しい一般墓の建立費用墓じまい後に新たに一般墓を建てる場合、墓地使用料とは別に、墓石建立費として100万円から300万円以上かかることが一般的です。これは墓石の材質やデザイン、施工内容によって大きく変動します。都立霊園の合葬埋蔵施設への施設変更都立霊園の施設変更制度を利用する場合、永代使用料や年間管理料はかからず、事務手数料のみで済むことがほとんどです。通常、数百円程度の実費で済み、費用を抑えたい場合に有効な選択肢です。民営の永代供養墓・納骨堂・樹木葬合祀(他の遺骨と一緒になる形式): 5万円~20万円程度。最も費用を抑えられます。合葬(骨壺のまま共同で埋葬される形式): 10万円~50万円程度。個別区画型(一定期間個別に安置後、合祀)や樹木葬: 20万円~100万円程度。散骨業者に委託する場合、5万円~。チャーター船で立ち会う場合は15万円~30万円以上かかることもあります。散骨は埋葬ではないため、改葬許可証は不要です。(3)その他の費用行政手続き費用:改葬許可証の取得など、通常無料ですが、自治体により数百円程度の実費がかかる場合があります。遺骨の取り出し・運搬費用: 墓石の開閉・遺骨の取り出し作業費(石材店へ)、新しい供養先への運搬費。石材店のサービスに含まれる場合もありますが、別途2万円~10万円程度かかることがあります。供養に関する費用(お布施など): 閉眼供養(お墓の魂抜き)、開眼供養(新しい墓の魂入れ)、納骨供養など、寺院へのお布施(3万円~5万円程度が目安ですが、寺院によって異なります)。3.費用負担に関するトラブルを避けるために祭祀承継者に関する問題や、それに伴う費用負担で家族間が揉めることを避けるためには、故人(被相続人)が遺言書を作成し、相続財産の分配と併せて祭祀承継者を指定しておくことが非常に有効です。遺言書で明確に指定されていれば、相続発生後に承継者問題で争う理由がなくなり、手続きがスムーズに進みます。もし遺言書による指定がない場合、お墓に関する費用負担の話し合いは、相続財産の分割と併せて行うことをお勧めします。例えば、相続人の一人が多額の財産を相続し、他の相続人がわずかな財産しか相続しない状況で、後からお墓に関する費用の均等な負担を求められた場合、不公平感から新たな争いが生じる可能性があります。したがって、最初の段階で「お墓は誰が継ぐのか」「費用は祭祀承継者が負担するのか、それとも取得財産額に応じて分担するのか、あるいは均等に負担するのか」など、具体的な取り決めを話し合っておくことが重要です。改めて整理すると、争いの可能性がある場合は、被相続人が遺言書で祭祀承継者を指定しておくのが最善です。遺言書による指定がない場合は、相続人全員での話し合いで祭祀承継者を決め、話し合いがつかない場合は家庭裁判所に判断を委ねることになります。祭祀承継者は、お墓などの祭祀に関する費用を負担するものと考えるのが第一前提ですが、相続人全員の合意があれば、費用を分担することも問題ありません。このような前提のもとで、お墓の費用負担問題について話し合いを進めることをお勧めします。4.墓じまいの費用負担 まとめ墓じまいの費用は、墓地使用者(契約者)が負担するケースが多いですが、兄弟姉妹間で分担されることもあります。先祖代々の墓やご両親の墓など、埋葬されている方によって関係する親族も異なるため、墓じまいを検討する際は、まず費用全体を確認し、その上でご自身で全額を負担するのか、それとも分担を求めるのかを家族や兄弟姉妹間で十分に話し合ってから進めることが重要です。一方的に費用分担を期待して墓じまいを進めてしまうと、後々家族間で「トラブル」(法律的な紛争ではないものの、感情的な対立や不和)になる可能性がありますので、十分にご注意ください。お墓じまい・改葬なら お墓専門行政書士に ご相談下さい!!お墓じまい・お墓の引越し(改葬)から、お墓選び・永代供養墓・散骨等のご相談も可能です。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらから»» 次の記事:墓じまいの後、改葬先をゆっくり決めたい場合は? »»«« 前の記事:なぜ、墓じまいが年々増加しているのか? ««TOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらからお墓じまい関連TOP・お墓じまい関連のトップページは、こちらから
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  • 悩む女性
    墓じまいの後、改葬先をゆっくり決めたい場合は?|大塚法務行政書士事務所(東京都)
    ・お墓じまいを行い、一旦お墓を整理した上で、遺骨の改葬先をゆっくり決めたい。又は、永代供養墓に改葬するか?散骨にするか?悩んでいる場合など、どの様に進めれば良いか?改葬の手続き、具体的な流れ等について解説させて頂きます。お墓じまいを考えている方は、参考にご覧下さい。1.改葬許可申請通常の場合、墓じまいを行う際に、埋葬されている遺骨をどこか別の場所に改葬する必要があります。この場合、墓地の所在地を管轄する自治体に改葬許可申請を行い許可証を取得した上で、改葬を行います。しかし、改葬許可申請には、改葬先の住所を記載する欄があり、通常の場合、改葬先の所在地を記入して申請します。又、自治体によっては改葬先の使用許可書の提示、又は受入れ証明書の提出を求められる場合があります。この様な場合、改葬先の霊園と契約をしていないと、使用許可書・受入れ証明書が発行されませんので、、申請が出来ない事になります。それではどの様に進めれば良いのか?改葬先が未定だが、墓じまいを先に行う場合の手続き等について、ここで解説させて頂きます。2.改葬先が未定の場合1.埋葬証明書の取得ここでは、永代供養墓等のお墓へ改葬する場合と散骨を行う場合を分けて解説させて頂きます。(1)永代供養墓等への改葬を行う場合墓じまいを先に行い、永代供養墓等の改葬先をゆっくり考えたい場合、先に「埋葬証明書」を墓地管理者から頂いておきましょう。改葬許可申請書には、墓地管理者の証明欄がありますが、現段階では改葬先が未定の為、申請書は使用しません。(改葬先未定と記載して申請できる場合もあります。)埋葬証明書の形式は任意になりますが、この証明書を頂いておかないと、後日、改葬先が決まった際に、再度、改葬許可申請書を持参又は郵送して寺院等の管理者に証明をお願いすることになります。墓地が遠方の場合など、再度お伺いするのは時間とお金も掛かり大変です。そこで「埋葬証明書」を先に頂き、改葬先が決まった段階で申請書を作成し、墓地管理者の埋葬証明欄には「別紙」と記載します。申請の際は、改葬許可申請書・埋葬証明書・受入れ証明書等を提出すれば改葬許可証が取得できる事になります。(2)散骨を行う場合散骨を行う場合、散骨業者により提出する書類が異なります。埋葬証明書のコピーなど求められる場合がありますが、お墓に埋葬されている遺骨を散骨する場合、その遺骨を証明できるものがありません。そこで「埋葬証明書」を取得しておけば、遺骨者の証明書類となりますので、後は、散骨の申込書等を提出すれば特に問題無く進められると思います。業者によっては、申込込書等の書類のみで引き受ける場合がありますが、提出を求められる可能性もありますので、念の為頂いておきましょう。もし家族との話合いで散骨を止めて永代供養墓に改葬する場合も埋葬証明書があれば、改葬許可申請が出来ますので安心です。(3)いずれにしても一度、墓じまいを行った後に、再び埋葬の証明を頂き行くのは、気まずいこともあるかと思います。ですので、まずは墓地を整理し一旦自宅で供養した後、家族とよく話し合い改葬又は散骨に決めたい。など墓地管理者に説明し了承を得ておきましょう。ちなみに散骨の場合、改葬に当たらない為、原則、許可証が発行されませんので、いずれにしても埋葬証明書は頂いておいた方が良いかと思います。2.埋葬証明書(参考)・埋葬証明書(参考)として掲載させて頂きます。埋葬証明書は特に決まった形式はありませんので任意の形式で作成する事になります。但し、死亡者の①氏名、②本籍、③住所、④性別、⑤死亡年月日、⑥埋葬場所等の記載は必要になります。3.具体的な流れ改葬先が決まっている場合は、申請書欄の項目にある管理者証明を頂き、散骨業者が決まっている場合は、業者の指定する書類を揃えれば良いわけですが、訳あって墓じまいを先に行い、後はゆっくり考えたい場合には、その進め方を参考に記載します。(1)墓地管理者への説明・了承行きなり管理者に埋葬の証明を下さいとお話されても、びっくりされます。どの様な理由で墓じまいを先に行いたいのか、散骨か永代供養墓が悩んでいる、又、時間を掛けて考えたいなどの理由を管理者に説明し了承を得ておきます。(2)墓地撤去の石材店との契約墓地管理者から了承を得られましたら、墓地撤去の石材店を決め、見積書を貰います。特に問題がなければ契約を行います。(3)墓じまいの日の調整墓じまいをする日を墓地管理者、石材店との日程調整の上で決定します。閉眼供養を行う場合は、お布施もお渡しするのが一般的です。(4)墓じまい当日、ご遺骨の移動準備(カバン・ビニール袋・タオル等)をした上で、寺院・霊園等に行きます。通常、閉眼供養後に遺骨の取出しが行われます。ご遺骨を自宅に一時保管する場合、そのまま自宅に持ち帰ります。(遺骨が汚れている場合などは、業者に依頼し洗浄・乾燥を行う方法もあります。)その他、一時的に納骨堂等に預かってもらう場合等は、事前に決めておいた方がスムーズです。(5)散骨・改葬散骨の場合は、ご遺骨の洗浄・乾燥・粉骨という流れになります。綺麗なご遺骨の場合は、粉骨のみ行われる場合もあります。業者が決まりましたら、申込書類、添付書類等を確認し、必要に応じて埋葬証明書も提出します。永代供養墓等のお墓の改葬を選択された場合、必ず改葬許可証が必要になります。管轄の市区町村から申請書を入手し、項目欄を全て記載します。後は、添付書類の確認を行い、特に問題が無い場合は申請書と埋葬証明書を合わせて提出し許可証を取得します。この許可証は改葬(埋葬)する際に、改葬先の管理者に提出します。4.まとめ埋葬されていた遺骨を散骨する場合、改葬許可証も無い為、遺骨者の証明できる書類がないことになります。業者により遺骨の引渡し書等で対応する場合もありますが、念の為、埋葬証明書は頂いておいた方が、改葬・散骨のどちらも対応できることになります。ご自宅に遺骨を保管し時間を空けて改葬する場合、自治体によっては、ご自身が墓地管理者として証明することにより許可証が取得できる場合もありますが、埋葬されていた霊園等の管理者に証明を貰って下さいと言われる場合もあります。以上の事から、どちらか決めかねている場合などは、埋葬証明書を頂いておいた方が良いかと思います。※当事務所ではお墓に関する手続、改葬・散骨等のサポートも行っております。ご質問等有りましたらお気軽にお問合せ下さい。お墓じまい・改葬なら お墓専門行政書士に ご相談下さい!!お墓じまい・お墓の引越し(改葬)から、お墓選び・永代供養墓・散骨等のご相談も可能です。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらから»» 次の記事:墓じまい後の遺骨の処理・処分について解説 »»«« 前の記事:墓じまいの費用は、誰が負担するのか? ««TOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらからお墓じまい関連TOP・お墓じまい関連のトップページは、こちらから
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  • 取出し
    墓じまい後の《遺骨の処理・処分》について解説|大塚法務行政書士事務所(東京都)
    埋葬されている遺骨の法律問題・墓じまいの後に残された遺骨は、どうすれば良いですか?又は、処分してもらえますか?と言ったご相談を頂く事があります。お墓に埋葬されて遺骨は、そのまま放置できません。通常墓じまいは、遺骨を全て墓所から取出しお墓を撤去し更地に戻して墓地管理者に返還します。埋葬されていた遺骨も、そのまま置いておくという事はできません。もし、その辺りに置いて帰ったり、ゴミとして処分すると刑法に定める死体遺棄罪等に問われ3年以下の懲役に処せられることになります。又、遺骨は「墓地、埋葬等に関する法律」により墓地以外に埋葬することを禁止しており、違反した者は千円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処するとされています。従って寺院・霊園等以外の場所に埋葬することも出来ません。つまり、墓じまいを行うには、埋葬されている遺骨を他の霊園等に改葬するか?又は、散骨を行うか?決めておく必要があります。ここでは、改葬を行う場合と散骨を行う場合に分けて解説いたします。1.改葬を行う場合墓じまいで埋葬されていた遺骨の他の霊園等に埋葬することを「改葬」と言います。上記で述べました様に遺骨を放置することは出来ません。従って他の場所に改葬を行うことになりますが、改葬を行うには、「改葬許可証」が必要になります。これは改葬先の霊園等に埋葬する際に、必ず提出する書類になります。この書類がないと埋葬ができません。改葬許可証を取得するには、墓じまいを行う墓所を管轄する自治体(市区町村)に改葬許可申請を行います。この申請を行には、埋葬証明欄に墓地管理者の押印を頂く必要があります。ですので事前に頂いておかないと、墓じまい後に再度、寺院・霊園等に行き押印等を頂く事になります。2.改葬先の候補一般的には、墓じまい後、永代供養墓、納骨堂、樹木葬といったお墓に改葬される方が多くなります。費用を安くとお考えの場合は、永代供養墓の合祀(他の遺骨と一緒に埋葬される形式:3万円程度~/1体)が選択肢に挙げられます。他のご遺骨と一緒に埋葬されることに抵抗がある場合は、永代供養墓の個別埋葬や樹木葬も考えられます。当事務所の経験では、ご両親等の近い方を個別に埋葬し、ご先祖等の遠い親族の方は、合祀される方が多くなっております。これは、樹木葬等の区画単位で契約された場合、埋葬できる遺骨数も限りがある為、この様な形で埋葬されています。3.散骨の場合墓じまいから散骨を行う場合、上記、改葬許可証は不要になります。(改葬ではない為、通常自治体から発行されません。)散骨の場合、法律に定められた形式はなく、現在では業界の自主ルールに則り行われている様です。従って散骨業者に提出する書類も一定ではなく、業者ごとに異なります。但し、埋葬証明書など求められる場合もありますので、事前に確認をされた方が良いかと思います。※改葬か散骨か迷っている場合は、埋葬証明書を頂いておきましょう。この証明書を添付すれば改葬許可申請書も行えます。ちなみにお墓に埋葬されている遺骨を散骨する場合、遺骨の洗浄乾燥⇒粉骨⇒散骨と言った流れになります。この一式を業者に委託した場合、費用4、5万円/1体程度になります。(船に同乗して散骨する場合は、10万円以上になります。)4.墓じまい後の遺骨の処理・処分は?上記で述べまして様に遺骨を廃棄する事はできません。せっかく墓じまいされるのであれば仏様の事を思い、改葬又は散骨を行い最後までご供養した方が気分的にも良いのではないでしょうか。費用面のみで考えると、永代供養墓の合祀か散骨が最も安く供養できる方法と思います。但し、散骨は全て撒いてしまうので寂しい気がすると思われる方もおります。いずれにしましても、永代供養墓の合祀・散骨は一度行うと元には戻せません。どの様な方法が良いか、ご家族で話し合われてみては如何でしょうか?5.専門家の意見を聞いてみたい方は?当事務所では、墓じまいから改葬・散骨についてのご相談・手続代行を行わせて頂いております。改葬先又は散骨業者のご紹介から遺骨の引取り、引き渡しまで一式のサポートも可能です。墓じまいをお考えでしたら、まずは専門行政書士の話を聞いてみて下さい。どの様に進めれば良いか?決めておく事は?費用の相場など、お客様の疑問点についてアドバイスさせて頂きます。相談無料ですのでご遠慮なくお問合せ下さい。お墓じまい・改葬なら お墓専門行政書士に ご相談下さい!!お墓じまい・お墓の引越し(改葬)から、お墓選び・永代供養墓・散骨等のご相談も可能です。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらから«« 前の記事:墓じまいの後、改葬先をゆっくり決めたい場合は? ««TOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらからお墓じまい関連TOP・お墓じまい関連のトップページは、こちらから
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  • 墓参りする女性
    墓じまいから散骨するまでの流れについて解説いたします。|大塚法務行政書士事務所(東京都)
    墓地の承継問題等によりお墓じまいをされる方が多くなっております。埋葬されていた遺骨は、そのまま放置出来ませんので、他の場所に改葬等を行う必要があります。この改葬先の1つとして散骨を行われる方が多くなっております。しかし、墓じまいをして散骨する場合、どの様に進めれば良いか?わかならい方も多いかと思います。(一般的には始めて行う事になりますので、わからなくて当然と言えます。)実際に散骨を行うまで、どの様な流れで進めれば良いか?お墓の専門行政書士が解説させて頂きます。参考にご覧ください。1.墓じまいから散骨の流れ墓じまいから散骨までの流れについて解説させて頂きます。当事務所では、墓じまいから散骨業者の引渡しまでの手続き一式代行のご依頼を頂いておりますので、その経験をもとに解説させて頂きます。①寺院・霊園の管理者に相談墓じまいして散骨したい旨を墓地管理者に相談する事から始めます。墓地管理者は寺院の場合は、ご住職、霊園等の場合は管理事務所に伝える事になります。ここで墓地返還に関する届出等の書類を確認しておきます。又、費用も合せて確認しておきましょう。寺院墓地の場合は、離檀する事になりますので散骨する理由も説明し、お布施等についても確認しておきましょう。離檀する場合、寺院によっては離檀料を求められる場合もあります。石材店・散骨業者との契約前に確認しておきましょう。②石材店の選定(墓地撤去)・契約墓地管理者の了解が得られましたら、墓石を撤去する石材店と契約を行います。寺院・霊園は指定石材店が決められている事が多く、その場合は、その石材店に依頼することになります。公営霊園の場合は、ご自身で石材店を選ぶ事になります。ご自身で石材店を選ぶ場合は、数社の石材店から見積書を取得した方が、撤去相場が把握できます。石材店により撤去金額に差が出る場合があります。1社からの見積書取得では高いか安いか?の判断も出来ません③散骨業者の選定・契約散骨を行う業者を選びます。ネット等で検索しホームページで①実績件数、②料金表、③運営会社など確認しましょう。その中の数社に絞り、パンフレットを郵送してもらいましょう。届いたパンフレットの料金等を確認し、業者委託で散骨を行う。又は船に同乗して散骨を行う。のいずれかに決め、希望の条件の見積書を貰いましょう。見積書の料金を確認した上で、一番良いと思われる散骨業者と契約をすることになります。(提出する書類も確認しておきましょう。)散骨業者によりますが、埋葬されている遺骨を散骨する場合、埋葬証明書を求められる場合があります。埋葬証明書は、墓地管理者に証明(記名押印)して頂く必要があります。その様な場合、墓じまいの際にお願いできる様に準備しておきましょう。④墓じまい日の決定石材店、散骨業者が決まりましたら、墓じまい日を決定します。ご自身・ご家族寺院・霊園等の墓地管理者撤去を行う石材店上記の方と連絡を取り墓じまいの日を決定します。当日、散骨業者に遺骨を引き渡す場合は、散骨業者の予定も確認しておきましょう。土日休日は、墓地管理者、石材店の予定が先まで埋まっている場合があります。土日休日に墓じまいを行う場合は早めに希望日を伝えておきましょう。お盆・お彼岸、年末年始は、ご住職、石材店が忙しくなる時期です。この時期は、避けて墓じまいを行う方が良いかと思います。又、寺院によっては、この時期の墓じまいは断わられる場合もあります。⑤墓じまい当日一般的には、閉眼供養(魂抜き)を行い、供養後にお墓を開けてご遺骨を取出します。取出しは、お墓の撤去を依頼する石材店にお願いすることになります。散骨業者にその場で引き渡す場合は、事前に日時を伝えておきましょう。(墓地返還に関する書類、離檀届等は、当日墓地管理者に提出しておきます。)一度、ご遺骨を持ち帰る場合は、骨壺のまま又は、骨袋に移して持ち帰ります。骨壺は重量がありますので、公共の交通機関で移動する場合は、骨袋で持ち帰る方が良いかと思います。ちなみに骨袋は仏具店が購入するか、石材店にお願いして用意して貰います。値段は一枚千円程度になります。石材店によってはサービスしてくれる場合も。お墓の撤去は、後日石材店により行われます。※石材店の支払いは、前払いと後払いの場合がありますので、事前に確認しておきましょう。⑥散骨業者への引渡しご自身で散骨業者へ持ち込む、自宅まで引取りに来て貰う、郵パックで散骨業者へ郵送する、いずれかの方法で引渡しを行います。埋葬されていた遺骨は、散骨業者によって洗浄・乾燥・粉骨を行います。この期間は通常の場合、1週間~2週間程度になりますが、時期によっては1か月程度掛かる場合もあります。埋葬されて日にちがあまり経過していない綺麗な遺骨の場合は、洗浄・乾燥を行わずに粉骨を行う場合もあります。粉骨のみを行う場合は、散骨業者に伝えておきましょう。⑦散骨当日業者に委託して散骨を行う場合は、遺骨を引き渡した時点で完了となります。散骨後に業者から散骨証明書等が送られてきます。船に同乗して散骨を行う場合は、洗浄乾燥後に日程を確認します。業者指定の場所に集合して数人の乗り合いで散骨を行うか、家族等で貸し切りで行う方もおります。費用は業者委託の散骨が一番安く4万円程度~、船に同乗する場合は10万円程度~になります。料金は見積書等で事前に確認しておきましょう。2.墓じまいから散骨する場合の注意点墓じまいから散骨をする場合の注意点について解説させて頂きます。(1)墓じまいの費用霊園墓地の場合、墓地返還届等の規定の手続きを行い墓じまいを行う事になりますが、寺院墓地の場合、所有する墓地の遺骨を全て散骨し、その後の埋葬予定もない場合は、寺院から離檀し墓地を更地に戻して返還する事になります。ここで、離檀料等のお布施を要求される場合があります。又、お墓の撤去も一般的な墓地の場合、20万円~30万円程度掛かることになります。墓じまいの費用が幾ら掛かるのか?最初に確認した上で、散骨業者との契約を行われた方が良いかと思います。もし、予想より高額な費用が掛かる場合、散骨を断念される方もいるかと思います。先に散骨業者と契約しキャンセルすることも二度手間になります。ですので、最初に墓じまいに掛かる費用を確認しておきましょう。(2)散骨の費用散骨の料金は基本的にはご遺骨1体の金額になります。船に同乗する場合も、船代+洗浄乾燥(1万円~3万円程度)+粉骨料金(2体目以降:1万円~3万円程度)が追加されることになります。先祖代々のお墓の場合、埋葬されている遺骨数が多い場合もあります。この様な場合、墓じまい費用+散骨料金の合計で幾ら掛かるのか?把握しておきましょう。(3)墓じまい+散骨費用の合計(参考)先祖代々のお墓でご遺骨が10体とした場合の費用額を参考に挙げさせて頂きます。尚、費用については相場価格になります。(※実際の状況・石材店・散骨業者により費用は異なります。)①船に同乗して散骨する場合・墓じまい費用=墓石撤去(25万円)+お布施(5万円)=30万円・散骨費用(10体)=船代(15万円)+遺骨の洗浄乾燥✕10(2万円)+粉骨料金✕9(2万円)=53万円合計=83万円となります。(※船代にご遺骨一体分の粉骨料金が通常含まれている為、粉骨料金は9体で計算。)②業者委託で散骨する場合・墓じまい費用=墓石撤去(25万円)+お布施(5万円)=30万円・散骨費用(10体)=委託散骨費(4万円)✕10=40万円(洗浄乾燥・粉骨代含む)合計=70万円高いとも思われる方、安いと思われるか、それぞれかと思いますが、最初に金額を把握しておかないと予算オーバになる可能性もあります。最初に予算の総額を決め、まずは墓じまいの費用を確認し、残りの額で散骨の形式を決められた方が良いのではないでしょうか。3.墓じまいから散骨 Q&A石材店の契約と散骨業者の契約はどちらを先にした方が良いですか?どちらがからでも大丈夫ですが、まずは墓地管理者の了承を得た上で、見積書を取得して下さい。基本的には、墓じまい費用の総額を把握されてから散骨費用を決められた方が良いかと思います。墓じまいした後の遺骨は、どうすれば良いですか?①業者に引き取りに来てもらう。②郵パックで郵送する。③業者に持参する。のいずれかになります。引取りに来て貰う場合は、別途料金が発生する場合があります。郵送する場合は、郵パックでの郵送になります。他の宅急便は、遺骨の郵送を行っておりませんのでご注意下さい。墓じまいと散骨、同じ業者に依頼できますか?石材店が散骨も引きうけている場合もありますが、非常に珍しいケースと言えます。又、墓じまいから散骨先の紹介まで行っている会社等もネット等で見かけますが、基本的には委託先を紹介されることになるかと思います。それならば、ご自身で評判の良い石材店・散骨業者をされぞれ探された方が良いかと思います。埋葬されている遺骨が多い場合、散骨費用は安くならないですか?散骨業者によりますが、ご遺骨数が多い場合値引きするケースもある様です。事前に遺骨数を確認した上で、交渉されてみては如何でしょうか?こちらの事務所にお願いするとどの様なサポートをしてもらえるのですか?墓地返還に関する手続、石材店からの見積書取得、散骨業者のご紹介及び見積書の取得、ご遺骨の散骨業者への引渡し等、ご希望の範囲のサポートをさせて頂きます。最初の打合せの段階で、墓じまいから散骨までの流れ、費用の相場、ご用意頂く物などのご説明させて頂きます。又、業者選びのアドバイスなどもさせて頂きます。散骨か永代供養墓のどちらが良いか迷っています。どこか相談できるところはありますか?是非、当事務所にご相談下さい。当事務所は行政書士事務所ですので、第三者的立場からアドバイスをさせて頂きます。又は、散骨、永代供養墓のメリット・デメリットなどもお話させて頂きます。お墓の専門行政書士が対応致しますので、安心してご相談下さい。4.墓じまいから散骨 まとめここまで、ご覧頂きまして有難うごいます。当事務所は、お墓に関する手続を専門に行っておりますが、近年、墓じまいされる方が非常に多くなっており、お陰様で日々ご相談を頂いてる状況です。墓じまいを行った場合には、埋葬されている遺骨は他の永代供養墓等に改葬、又は、散骨等を行うことになりますので、墓じまいを行うまでに決めておく必要があります。もし、どの様に進めれば良いかわかならい?或は、1人では難しいのでサポートしてほしい。などの場合は、当事務所にお気軽にご相談下さい。お墓の手続きを10年以上行ってきた経験をもとにアドバイスをさせて頂きます。相談だけでも大丈夫です。散骨のことなら お墓専門行政書士に ご相談下さい!!散骨に関することならご相談下さい。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらから»» 次の記事:散骨の知っておきたい基礎知識について解説 »»TOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらから散骨関連TOP・散骨関連のトップページは、こちらから
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  • 日本のお墓
    【 海外在住者向け 】日本のお墓を墓じまいする方法|大塚法務行政書士事務所|東京都葛飾区
    ・海外にお住まいの方の中には、日本にあるご先祖のお墓の管理や墓じまいについて悩まれている方も多いのではないでしょうか。遠方にいるため、お墓の維持が難しく、そのまま放置していると無縁墓になってしまうため、今のうちにきちんと整理しておきたいと考える方もいらっしゃいます。しかし、海外から日本の墓じまい手続きを行うことは、通常の国内手続きとは異なる特有の課題や解決策が存在します。遠方にいると手続きが難しく感じるかもしれませんが、適切な準備と進め方を知ればスムーズに進めることができます。この記事では、海外在住の方が日本のお墓を墓じまいする際の、特有の課題と、それを解決するための具体的な方法や注意点について詳しく解説します。大切なご供養の一環として、ぜひ参考にしてください。1. 海外在住者が知るべき「墓じまい」の基本と特有の課題墓じまいとは、所有しているお墓を撤去し更地に戻して墓地管理者に返還し、埋葬されている遺骨を永代供養墓などに改葬(または散骨)することを指します。海外在住の方の場合、お墓の維持が難しいだけでなく、この墓じまいを行う上でも以下のような特有の課題に直面しがちです。来日の困難さ:手続きのために頻繁に来日することが、時間的・経済的に難しい。親族・協力者の不在: 日本国内に手続きを任せられる親族や知人がいない、あるいは負担をかけたくない。書類の準備と送付: 海外で取得する書類(例:サイン証明書)が必要になる場合や、日本との書類の郵送に時間がかかる。墓地管理者との連絡:時差や言語、文化の違いから、寺院や霊園とのコミュニケーションが難しい。これらの課題を念頭に置き、墓じまいを進めるための基本的な流れと、海外から対応する方法について解説します。・墓じまいの基本的な流れは、こちらの「お墓じまいマニュアル」で詳しく解説しています。・墓じまいに伴うトラブル例については、こちらの「墓じまいトラブル例をまとめて解説いたします。」の記事で詳しく解説しています。2.海外在住者が墓じまいを進める3つの方法海外に住んでいる方が日本のお墓を墓じまいするには、主に以下の3つの方法が考えられます。それぞれの方法について、海外からの状況を踏まえたメリットとデメリットを解説します。方法1:ご自身が来日して手続きを行う概要:事前に日本の関係各所と連絡を取り、来日中に墓じまいに関する手続きを直接行う方法です。考慮点:メリットご自身の目で全てを確認し、直接関係者と話ができるため、安心感が大きいです。不明な点があれば、その場で直接確認・解決できます。デメリット複数回の来日が必要になる場合や、一度の来日で全てを完結させるには、かなりの時間的余裕と綿密な事前準備が求められます。書類に不備があると手続きが滞り、再度の来日や郵送でのやり取りが必要になるリスクもあります。渡航費や滞在費といった費用も発生します。方法2:日本に住む親族等に手続きを依頼する概要: 日本に住む親族に協力してもらい、手続きの大部分を代行してもらう方法です。考慮点:メリットご自身の来日負担を大幅に軽減できます。親族が身近で手続きを進めるため、連絡がスムーズで安心感があります。デメリット親族に大きな手間と精神的負担がかかります。墓地管理者の連絡や書類の押印、石材店・改葬先の霊園との契約など、費用が発生するものもあるため、事前に金銭面の話し合いと明確な合意形成をしておく必要があります。また、親族が手続きに不慣れな場合、予期せぬ問題に直面する可能性もあります。方法3:専門家(行政書士)に手続きを依頼する概要:日本のお墓の手続きを専門とする行政書士に、墓じまいに関する一連の手続きを代行依頼する方法です。考慮点:メリット最も早く確実に手続きを進めることが期待できます。ご自身の来日や親族への負担を最小限に抑えられます。海外からの複雑な書類準備や自治体・墓地管理者とのやり取り、遺骨の受取・納骨の立ち会いまで、専門知識を持つ第三者が一貫してサポートするため安心です。デメリット専門家への費用が発生します。行政書士にも専門分野があるため、お墓の手続き、特に海外からの依頼に精通した実績・経験がある行政書士を選ぶことが重要です。3. 海外在住者特有の墓じまい準備と注意点海外にお住まいの方が日本のお墓を墓じまいする際には、一般的な墓じまいとは異なる、以下のような準備と注意が必要です。(1)墓地管理者・親族への連絡と話し合い(海外からのアプローチ)墓じまいは家族や親族全体に関わる重要な決定であり、事前の相談なしに進めるとトラブルに発展する可能性があります。また、海外から墓じまいを墓地管理者に伝える際には、ご自身で伝えるのか、親族等に伝えてもらうのか、事前に検討が必要です。もし、ご自身から伝える場合は、墓じまいをしたい理由と今までのお礼を丁寧に伝えましょう。(2)必要書類の準備と印鑑証明書の問題墓じまいには、改葬許可申請書をはじめ、墓地返還に関する書類など、様々な書類が必要です。霊園によっては使用者の実印押印や印鑑証明書の添付を求める場合があります。この場合、サイン証明書や在留証明書等で代替可能かなど、事前に墓地管理者や自治体に確認しておく必要があります。書類の郵送には時間がかかるため、早めに着手し、不備がないように慎重に進めましょう。(3)費用負担と支払い方法の合意お墓の撤去費用、閉眼供養のお布施、改葬先の永代使用料、納骨事務手数料など、墓じまいには様々な費用が発生します。海外からの支払いとなる場合、国際送金の手数料や為替レートの影響も考慮に入れる必要があります。誰が費用を負担し、どのように支払うのか、事前に親族間で明確な合意を形成しておくことがトラブル回避につながります・墓じまいの費用相場や内訳に関する詳細は、こちらの「墓じまいの費用を安くするには?解説いたします。」の記事で詳しくご確認いただけます.(4)墓じまい後の遺骨の行方(海外在住者向け)墓じまい後のお骨をどうするかは、海外在住者にとって特に重要な決断です。主な選択肢は以下の通りです。① 日本国内の永代供養墓へ改葬承継者がいなくても管理が任せられるため、遠方に住む方にとって一般的な選択肢です。② 散骨お墓を持たない供養方法として近年注目されています。改葬許可申請が不要になるため、手続きが簡素化されるメリットがあります。散骨後は元に戻せないので、よく検討しましょう。・散骨の詳細については、こちらの「散骨の相談・手続代行ページ」をご覧ください。③ 海外への遺骨搬送ご自身の居住国へ遺骨を連れて帰る方法です。国際的な輸送には、相手国の法律や航空会社の規定など、どの様な手続きが必要か事前に確認しておく必要があります。4. まとめ:海外からの日本での墓じまい、複雑な課題には専門家サポートを海外にお住まいの方が日本のお墓を墓じまいする際、その手続きは多くの課題を伴います。ご自身での来日や日本にいる親族への負担、郵送でのやり取りの難しさなど、海外在住者ならではの困難が伴うため、事前に最適な進め方を検討することが重要です。大塚法務行政書士事務所は、平成21年(2009年)の開業以来、お墓に関する手続きを専門とし、特に在日外国人の方や海外在住の日本人の方からのご依頼実績が豊富です。当事務所は、お客様が直面する具体的な状況に応じて、ご自身での対応が難しい部分を専門家としてサポートし、手続きを円滑に進めるお手伝いをいたします。日本での墓じまいに関するご不安やご不明な点は、どうぞお気軽にご相談ください。経験豊富な行政書士が、お客様の心の負担を少しでも軽くし、スムーズな手続きの完了をサポートいたします。Mail お問合せはこちからから日本の埋葬手続・お墓選びなど、お墓専門行政書士に ご相談下さい!!海外からの遺骨の埋葬手続・納骨・お墓選など、お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらから»» 次の記事:【 解決事例 】外国人・在外日本人のお墓サポート実績 »»«« 前の記事:【 海外在住者向け 】日本で埋葬を行う場合に知っておくべきこと。 ««TOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらから外国人・在外日本人 関連TOP・在日外国人・在外日本人 関連のトップページは、こちらから
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  • 雑司ヶ谷霊園の風景
    《雑司ヶ谷霊園》墓じまい・改葬代行サービス|東京都 大塚法務行政書士事務所
    東京都豊島区にある雑司ヶ谷霊園は、徳川家の御料地を起源とし、明治7年に開設された歴史深い都立霊園です。都心にありながら豊かな自然が広がり、静かで落ち着いた空間が特徴です。当事務所は、この雑司ヶ谷霊園の墓じまいや改葬手続きを迅速かつ丁寧に代行いたします。複雑な手続きでお困りの際は、お墓の専門家である行政書士へご相談ください。1.雑司ヶ谷霊園の「墓じまい・改葬手続」のご相談当事務所は平成21年度に開業したお墓専門の行政書士事務所です。これまでに100件以上の墓じまい・改葬をサポートしてまいりました。都立霊園の手続きにおいても豊富な経験と実績がございますので、安心してご相談いただけます。雑司ヶ谷霊園での手続きは、民間の霊園に比べて提出する書類が多く、時間と労力がかかる場合があります。当事務所では、墓地使用者の承継、墓じまい、改葬、現地立会など、お客様の状況に応じた必要な範囲のみをサポートいたします。また、都立霊園の各種手続き全般について経験豊富ですので、複雑な手続きも安心してお任せください。墓じまいや改葬の手続きに不安がある方雑司ヶ谷霊園での手続き方法について知りたい方改葬にかかる費用や必要な書類について確認したい方この様な方々のために、わかりやすく丁寧にご説明させていただきます。当事務所が提供する具体的な業務内容については、《都立霊園》の墓じまい・改葬手続代行のページをご覧ください。また、都立霊園の各種手続きや申請に必要な書類については、都立霊園の申込方法・要件・墓地の種類のページに詳しく掲載しております。・この様な方にお勧めします。当事務所は、以下のようなご希望をお持ちの方に最適なサポートを提供します。遠方に住んでいて、雑司ヶ谷霊園での改葬を希望している方お墓の管理に困っていて、墓じまいを考えている方墓地の引越しを検討しており、手続きが不安な方雑司ヶ谷霊園をはじめとするお墓の手続きにおいて、当事務所の深い知識と豊富な経験を活かし、お客様の大切な手続きを迅速かつ丁寧にお手伝いいたします。ぜひ、お気軽にご相談ください。都立霊園の手続きは、お墓専門行政書士に ご相談下さい!!都立霊園の墓じまい・お墓の引越し(改葬)なら ご相談下さい。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらから2.雑司ヶ谷霊園の概要・雑司ヶ谷霊園は東京都豊島区に位置し、明治7年に共同墓地として開設されました。総面積は約10.6ヘクタールです。古くは徳川家の御料地として使用され、昭和10年に現在の雑司ヶ谷霊園という名称に改められました。都心の霊園としては自然豊かな環境であり、ケヤキ、イチョウなどの古木が多く植えられています。また、夏目漱石、竹久夢二、永井荷風、ジョン万次郎など数々の著名人が埋葬されている霊園でもあります。3.雑司ヶ谷霊園の墓じまいの流れ・ここでは、雑司ヶ谷霊園から他の都立霊園の合葬埋葬施設へ施設変更する場合と、民営霊園の永代供養墓等に改葬する場合、それぞれの墓じまいの流れについて解説いたします。(1)墓じまい+施設変更(小平-多摩-八柱霊園)施設変更とは、現在雑司ヶ谷霊園にお持ちのお墓を墓じまいし、都立霊園が提供する合葬埋蔵施設へ改葬する制度です。この制度を利用できるのは、小平霊園、多磨霊園、八柱霊園に設置されている合葬埋蔵施設となります。ここでは、雑司ヶ谷霊園におけるこの施設変更の流れについて詳しく解説いたします。①施設変更の仮予約・書類の取得最初に雑司ヶ谷霊園管理事務所(TEL:03-3971-6868 豊島区南池袋4-25-1)に施設変更の仮予約を行い、施設変更申請書等の書類を取得します。(仮予約受付後、郵送で書類が送付されます。)②石材店の決定雑司ヶ谷霊園から他の都立霊園に施設変更行う場合、①施設変更申請書、②使用修了届、③誓約書を提出する必要があります。この書類には、墓石の撤去を行う石材店の押印箇所がありますので、事前に石材店を決めておく必要があります。③施設の変更の申込申込受付期間(年3回)に雑司ヶ谷霊園管理事務所で施設変更の申込を行います。添付書類(住民票、印鑑証明書、雑司ヶ谷霊園の使用許可証)、実印・認印等も忘れずに持参して下さい。(通常は、2か月~3か月程度で合葬埋葬施設の使用許可証が発行されます。)④改葬手続合葬埋葬施設の使用許可証が届きましたら、改葬を行うための手続きを霊園管理事務所で行います。手続完了後に改葬許可申請書が渡されますので、この書類を豊島区役所 総合窓口課(TEL:03-3981-4766)に提出し改葬許可証を取得します。⑤遺骨の取出し+改葬改葬許可証が取得出来ましたら、日程を調整しお墓から遺骨を取出します。取り出した遺骨は、施設変更した霊園に引き渡して完了となります。(お墓の撤去は、後日石材店により行われます。)以上が雑司ヶ谷霊園の墓じまいから都立霊園の合葬施設への改葬の流れになります。⑥墓じまい+施設変更のフロー図STEP施設変更の仮予約・書類の取得雑司ヶ谷霊園に連絡し施設変更の仮予約を行います。申込に必要な書類は、後日郵送で送られてきます。STEP書類の準備提出する書類に、わかる範囲で記入押印を行います。又、添付する書類も取得しておきましょう。STEP申込手続(管理事務所)年3回の申込期間内に雑司ヶ谷霊園管理事務所で、施設変更の手続を行います。STEP改葬手続(管理事務所+豊島区役所)合葬施設の使用許可証が届きましたら、再度、雑司ヶ谷霊園の管理事務所に行き改葬手続を行います。申請書が発行されましたら、次に豊島区役所で改葬許可申請を行い、許可証を取得します。STEP施設変更雑司ヶ谷霊園のお墓から遺骨の取出し行います(墓じまい)。その後、施設変更先に移動し遺骨の引き渡しを行います。(2)墓じまい+民営の永代供養墓等に改葬ここでは、雑司ヶ谷霊園の墓を墓じまいして、ご自宅の近く永代供養墓等の民営霊園に改葬する流れについて解説いたします。①ご遺骨の埋葬先を決める。どこの霊園に改葬するか?埋葬する形式は、どうするか?考えておく必要があります。尚、永代供養墓も骨壺のまま埋葬する形式(合葬)と骨壺から取出し他の遺骨と一緒に埋葬する形式(合祀)があります。費用は合祀の方が安くなります。②墓地返還書類の取得雑司ヶ谷霊園管理事務所(TEL:03-3971-6868 豊島区南池袋4-25-1)から提出する書類を取得します。直接、管理事務所で取得する、又は、郵送で取得します。③添付書類の取得雑司ヶ谷霊園の墓地使用者の印鑑証明書(3か月以内)、改葬先霊園等の使用許可証又は、受入れ証明書を取得しておきます。これらの書類は、霊園管理事務所の手続きで必要になります。④墓地返還手続き・改葬手続管理事務所に墓地返還届等の書類を添付書類と併せて提出します。尚、書き方がわからない箇所は、管理事務所で確認して記載した方が間違いありませんので空欄にしておきます。但し、墓地返還に関する書類に、石材店の記名押印が箇所がありますので、先に石材店を決め押印等を頂いておきましょう。⑤改葬許可申請墓地返還と改葬の手続きを一緒に行うことが可能ですので、二度手間にならない様に必要書類を確認した上で、管理事務所に行きましょう。管理事務所から改葬許可申請書を渡されましたら、豊島区役所 総合窓口課(TEL:03-3981-4766)に提出し改葬許可証を取得します。⑥遺骨の取出し+改葬石材店や改葬先の霊園等と日程を調整し、日にちを決定します(供養を行う場合は、住職の予定も確認しておきましょう。)。当日、お墓から儀骨を取出し、改葬先の霊園にて納骨を行います。尚、お墓の撤去は後日石材店により行われます。⑦墓じまい+改葬のフロー図STEP改葬先の選択・決定ご遺骨を改葬する霊園、埋葬形式を決めて契約を行います。契約後に墓地使用許可証又は、受入れ証明書を取得しておきます。STEP書類の取得・準備雑司ヶ谷霊園に連絡し、墓地返還に関する書類を取得します。書類が届きましたら必要な書類を確認し、印鑑証明書等の添付書類を取得しておきます。STEP石材店の決定お墓を撤去する石材店を選び契約を行います。墓地返還に関する書類は、石材店の押印が必要になりますので、契約後に押印を頂いておきましょう。STEP墓地返還・改葬手続(管理事務所+豊島区役所)墓地返還に関する書類一式を管理事務所に提出し、改葬手続も併せて行います。改葬許可申請書が発行されましたら、豊島区役所で改葬許可申請を行い、許可証を取得します。STEP墓じまい+改葬関係先との日程調整の上、墓じまい及び改葬を行います。カロートからご遺骨を取出し、改葬先の霊園で納骨を行います。お墓の撤去は後日、石材店により行われます。(3)雑司ヶ谷霊園で墓じまい・改葬する場合の注意点・この雑司ヶ谷霊園は、東池袋駅から徒歩10分程度と比較的交通の便が良い場所で開園されている霊園といえますが、都立霊園の為、他の民営の霊園と比べ手続が複雑になります。又、雑司ヶ谷霊園管理事務所で手続きを行う必要があるため、事前に申請する書類、添付する書類、石材店の押印等を事前に準備しておかないと、何ども管理事務所に行くことになります。もし、相続等により雑司ヶ谷霊園の墓地を承継した場合、使用者の変更手続から行う必要があります。この手続では死亡記載のある戸籍、新使用者のと旧使用者の続柄がわかる戸籍等も求められます。この様な書類を一式揃え使用者を変更を行い、更に墓じまいの手続等を行うことになりますので時間が掛かる場合があります。わからない事があれば、雑司ヶ谷霊園管理事務所に確認するか、又は専門家のアドバイスを聞くなど、何度も管理事務所に行かなくて済むように進めて下さい。(何度も行くのは大変です。)(4)墓じまい+改葬費用の目安・雑司ヶ谷霊園の墓じまい+改葬に掛かる費用を参考に掲載させて頂きます。墓石撤去費(1㎡辺り10万円程度)一般的な和型のお墓では、20万円~50万円程度が相場と言えます。洋型のお墓の場合は、10万円~30万円程度。但しお墓の面積が広い場合、石材の量が多い場合、お墓の前方の通路が狭いなど作業性が悪い場合はこれ以上になることがあります。改葬費(5万円程度~)雑司ヶ谷霊園から他の都立霊園に施設変更する場合、改葬先の費用は掛かりませんので、事務手数料のみ発生することになります。民営の霊園を選ばれる場合は、埋葬形式により金額が異なります。(永代供養墓の場合は、5万円~50万円程度)その他の費用事務手数料(数百円~)書類取得費(印鑑証明書、住民票、戸籍等)1通 数百円~ご住職のお布施(供養を行う場合)3万円程度~4.雑司ヶ谷霊園 情報(1)霊園の特徴・雑司ヶ谷霊園は、都心にある霊園だが静寂な環境を提供し多くの訪問者を魅了しています。又、非常に歴史のある霊園であり数多くの著名人が埋葬されている為、散歩しながらお墓巡りを行う方もおります。尚、著名人のお墓については、園内マップ(東京都公園協会)や霊園内に設置された案内図でも確認できます。雑司ヶ谷霊園 園内マップ(2)お墓の種類一般埋蔵施設(一般的な墓地で区画で貸付)短期収蔵施設(使用期間は5年で更新可能)一時収蔵施設(一時的な保管に使用、期間は1年、更新4回まで可能)雑司ヶ谷霊園の一般埋蔵施設は令和6年に60数募集され、その内容は、区画面積1.55~1.65㎡、使用料3,138,750~3,341,250円、管理料1,500円/年となっています。(3)園内施設・雑司ヶ谷霊園内の施設は、下記の種類になります。①トイレ、②休憩施設、③水汲み場、④下げ花置場、⑤駐車場(4)補 足「雑司ケ谷霊園再生のあり方について」東京都公園審議会資料によると利用者から休憩所とトイレが少ないという不満が多く挙げられており、それに続き水汲み場が少ない、混雑時の車両のすれ違いの危険性等の不満が挙げられています。一方、都心にある霊園であること、園内がほぼ平坦であること等から、上記問題点を除けば利便性も良いと言えるのではないでしょうか。(5)よくある質問(FAQ)開園時間は何時から何時ですか?24時間開園しております。但し管理事務所の開所時間は8:30~17:30までになります。(管理事務所の書類受付は16:30まで)休日はありますか?管理事務所・納骨堂の休日は、年末年始の12月29日~1月3日となります。駐車場を利用できる時間は?駐車場の利用時間は8:30~17:00までになっております。なお、障害者の専用駐車スペースは無い為、車イスでの乗降りを行う場合は、霊園管理事務所にお問合せ下さい。お墓の清掃道具の貸し出しは、ありますか?雑司ヶ谷霊園では、お墓の清掃、手入れ用具の貸出しが行われています。ご希望の場合は、霊園管理事務所にお問合せ下さい。貸出用の車イスはありますか?雑司ヶ谷霊園では2台の車イスの貸出しが行われています。ご利用を希望される方は、管理事務所までお問合せ下さい。雑司ヶ谷霊園にお墓を建てるメリットは?歴史のある雰囲気と豊かな自然環境を併せ持つ霊園といえます。お墓参りの際には、JR・副都心線・都電・バスなどの交通機関が選択出来る為、ご家族・ご親族の方もお参りに行きやすいのでは、ないでしょうか。又、東京都が運営している都立霊園は、その信頼性が高く費用も民間の霊園等に比べ低く設定されています。雑司ヶ谷霊園にお墓を建てるデメリットは?「雑司ヶ谷霊園のあり方について」東京都建設局資料によると、休憩所が少ない、トイレ・水汲み場が少ない、混雑時の車両のすれ違いに危険を感じると言った声も挙げられています。都立霊園の場合、民間の霊園に比べ、施設の清潔度・充実度では劣る場合もあります。5.関連リンク・雑司ヶ谷霊園の公式サイトは、こちらのリンクからご覧頂けます。雑司ヶ谷霊園サイト・雑司ヶ谷霊園の改葬許可申請は、豊島区役所で行います。豊島区役所サイト6.アクセス情報● 所在地:〒171-0022 東京都豊島区南池袋四丁目25-1TEL:03-3971-6868(霊園管理事務所)・「JR 」大塚駅 ~ 「都電荒川線」大塚駅前 ~ 都電雑司ヶ谷駅 ~ 霊園(徒歩5分)・「JR 」 池袋駅 東口 ~ 霊園(徒歩15分)・「有楽町線」東池袋駅 ~ 霊園(徒歩10分)・「地下鉄副都心線」雑司が谷駅 ~ 霊園(徒歩10分)7.周辺の見どころ・雑司ヶ谷霊園の周辺の見どころを掲載させて頂きます。霊園に訪れた際に一度寄られてみては如何でしょうか?(1) 雑司ヶ谷鬼子母神堂(霊園~徒歩8分程度)・安産・子育ての神として有名な日蓮宗の寺院で平成28年に国の重要文化財に指定されています。鬼子母神大門ケヤキ並木、境内の大イチョウも東京都の天然記念物に指定されています。鬼子母神 公式サイト(2) 雑司ヶ谷旧宣教師菅(霊園から徒歩3分程度)・東京都指定有形文化財であり、宣教師マッケーレブが居宅として昭和16年に帰国するまで使用されていました。豊島区内に現存する最古の近代木造洋風建築です。旧宣教師館の概要・沿革8.雑司ヶ谷霊園 まとめ雑司ヶ谷霊園は、その歴史的な背景と静かな環境が魅力の都立霊園です。豊かな自然に囲まれたこの霊園は、都心に近い立地ながら、静かな雰囲気が漂っています。特に池袋駅から徒歩圏内であり、アクセスの良さも多くの方に評価されています。また、雑司ヶ谷霊園には多くの歴史的な文化財も点在しており、訪れるたびに新たな発見があります。墓じまいや改葬をお考えの場合雑司ヶ谷霊園は都立霊園であるため、墓じまいや改葬をお考えの場合、手続きは管理事務所で行う必要があります。都立霊園の手続きは一般的な霊園と比べて提出書類が多く、手続きが複雑になることが多いです。そのため、ご自身での手続きが難しい場合もあります。このような時は、専門家のサポートを受けることで、スムーズに手続きを行うことも可能です。当事務所のサポート当事務所は、都立霊園をはじめ、多くの霊園での改葬や墓じまいの手続き経験を持っています。雑司ヶ谷霊園での改葬や墓じまいに関するご相談にも対応しておりますので、お困りの際はぜひご相談ください。専門家がしっかりとサポートし、あなたの大切な手続きをスムーズに進めるお手伝いをいたします。都立霊園の手続きは、お墓専門行政書士に ご相談下さい!!都立霊園の墓じまい・お墓の引越し(改葬)なら ご相談下さい。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらからTOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらから都立霊園の記事TOP・都立霊園の改葬・墓じまいは、こちらから
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  • 青山霊園
    《青山霊園》墓じまい・改葬代行サービス|東京都 大塚法務行政書士事務所
    東京都港区に位置する青山霊園は、古くは美濃郡郡上藩主である青山家の下屋敷跡に開設された、歴史と格式ある都立霊園です。都心の一等地にありながら、緑豊かな静寂な空間が広がっており、多くの著名人が眠る場所としても知られています。当事務所では、この青山霊園での墓じまいや改葬に関する複雑な手続きを、迅速かつ丁寧なサポートで代行いたします。青山霊園での手続きでお困りの方は、お墓の専門家である行政書士にぜひご相談ください。1.青山霊園の「墓じまい・改葬手続」のご相談・当事務所は平成21年度に開業したお墓専門の行政書士事務所です。これまでに100件以上の墓じまい・改葬をサポートしてまいりました。都立霊園の手続きにおいても豊富な経験と実績がございますので、安心してご相談いただけます。青山霊園での手続きは、民間の霊園に比べて提出書類が多く、時間と労力がかかる場合があります。当事務所では、墓地使用者の承継、墓じまい、改葬、現地立会など、お客様の状況に応じた必要な範囲のみをサポートいたします。また、都立霊園の各種手続き全般について経験豊富ですので、複雑な手続きも安心してお任せください。墓じまいや改葬の手続きに不安がある方青山霊園での手続き方法について知りたい方改葬にかかる費用や必要な書類について確認したい方この様な方々のために、わかりやすく丁寧にご説明させていただきます。当事務所が提供する具体的な業務内容については、都立霊園の墓じまい・改葬手続代行のページをご覧ください。また、都立霊園の各種手続きや申請に必要な書類については、都立霊園の申込方法・要件・墓地の種類のページに詳しく掲載しております。・この様な方にお勧めします。当事務所は、以下のようなご希望をお持ちの方に最適なサポートを提供します。遠方に住んでいて、青山霊園での改葬を希望している方お墓の承継者がいないため、墓じまいを検討している方墓地の引越しや改葬を考えているが、手続きに不安を感じる方青山霊園をはじめとするお墓の手続きにおいて、当事務所の深い知識と豊富な経験を活かし、お客様の大切な手続きを迅速かつ丁寧にお手伝いいたします。ぜひ、お気軽にご相談ください。都立霊園の手続きは、お墓専門行政書士に ご相談下さい!!都立霊園の墓じまい・お墓の引越し(改葬)なら ご相談下さい。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらから2.青山霊園の概要・青山霊園は東京都港区に位置し、明治7年に公共墓地として開設されました。総面積は約26ヘクタールです。古くは美濃郡郡上藩主・青山家の下屋敷があった場所に神葬墓地として開設されたもので、その後東京市(現:東京都)に移管され公営霊園となりました。3.青山霊園の墓じまいの流れ・青山霊園から他の都立霊園の合葬埋葬施設(小平・多摩・八柱霊園)施設変更する場合と民営霊園の永代供養墓等に改葬する場合、それぞれについて解説いたします。(1)墓じまい+施設変更(小平-多摩-八柱霊園)施設変更とは、現在青山霊園にお持ちのお墓を墓じまいし、都立霊園が提供する合葬埋蔵施設へ改葬する制度です。この制度を利用できるのは、小平霊園、多磨霊園、八柱霊園に設置されている合葬埋蔵施設となります。ここでは、青山霊園におけるこの施設変更の流れについて詳しく解説いたします。①施設変更の仮予約・書類の取得最初に青山霊園管理事務所(TEL:03-3401-3652 港区南青山2-32-2)に連絡して施設変更の仮予約を行います。(申請に必要な書類は、後日、管理事務所から郵送で届きます。)②石材店の決定青山霊園から他の都立霊園に施設変更行う場合、①施設変更申請書、②使用修了届、③誓約書を提出する必要があります。この書類には墓石の撤去を行う石材店の押印箇所がありますので、事前に石材店を決めておく必要があります。③施設の変更の申込霊園管理事務所で施設変更の申込を行います。添付書類(住民票、印鑑証明書、青山霊園の使用許可証)や実印・認印等も忘れずに持参して下さい。(通常、2か月~3か月程度で合葬埋葬施設の使用許可証が発行されます。)※申込期間:7月・10月・12月の初旬から中旬の年3回④改葬手続合葬埋葬施設の使用許可証が届きましたら、改葬を行うための手続きを青山霊園管理事務所で行います。手続完了後に改葬許可申請書が交付されるので、この書類を港区役所 区民課戸籍係(TEL:03-3578-3153)に提出して改葬許可証を取得します。⑤遺骨の取出し+改葬改葬許可証が取得できましたら、日程を調整しお墓から遺骨を取出します。取り出した遺骨は、施設変更した霊園に引き渡して完了となります。(お墓の撤去は、後日石材店により行われます。)以上が青山霊園の墓じまいから他の都立霊園の合葬施設への改葬の流れになります。⑥墓じまい+施設変更のフロー図STEP施設変更の仮予約・書類取得青山霊園管理事務所に連絡し施設変更の仮予約を行います。書類は、仮予約後に郵送で届きます。STEP書類の準備提出する書類に、わかる範囲で記入押印を行います。又、添付する書類も取得しておきましょう。STEP申込手続(管理事務所)年3回の申込受付け期間内に、施設変更の申込を青山霊園管理事務所で行います。STEP改葬手続(管理事務所+港区役所)合葬施設の使用許可証が届きましたら、再度、管理事務所に行き改葬手続を行います。申請書が発行されたら港区役所で改葬許可申請を行い許可証を取得します。STEP施設変更青山霊園のお墓から遺骨の取出し行います(墓じまい)。その後、施設変更先に移動し遺骨の引き渡しを行います。(2)墓じまい+民営の永代供養墓等に改葬ここでは、青山霊園の墓を墓じまいと民営霊園への改葬について解説いたします。①ご遺骨の埋葬先を決める。民営の永代供養墓に改葬する場合、霊園の場所、埋葬の形式を考えておく必要があります。永代供養墓も一般的なお墓型式のものから、シンボル的な記念碑のもとに埋葬する形式、納骨堂や樹木葬も考えられます。もし、お墓の場所をあまり場所を移動したくないとお考えの方は、納骨堂がお勧めになります。納骨堂は霊園と異なり、あまり土地を必要としない為、都心部の駅から近い場所に建てられていることも多く、利便性が良いお墓と言えます。その他、個別区画の永代供養墓も考えられます。いずれにしましても、手続きを行う前に、改葬先を決めておく必要があります。②墓地返還書類の取得青山霊園管理事務所(TEL:03-3401-3652)から提出する書類を取得します。直接、管理事務所で取得する、又は、郵送で取得します。③添付書類の取得青山霊園の墓地使用者の印鑑証明書(3か月以内)、改葬先の霊園から発行される使用許可証又は、受入れ証明書を取得しておきます。これらの書類は、青山霊園管理事務所の手続きで必要になります。④墓地返還手続き・改葬手続管理事務所に墓地返還届等の書類を添付書類と併せて提出します。尚、書き方がわからない箇所は、管理事務所で確認して記載した方が間違いありませんので空欄にしておきます。但し、墓地返還に関する書類に、石材店の記名押印が箇所がありますので、先に石材店を決め押印等を頂いておきましょう。⑤改葬許可申請墓地返還と改葬の手続きを一緒に行うことが可能ですので、二度手間にならない様に必要書類を確認した上で、管理事務所に行きましょう。管理事務所から改葬許可申請書を渡されましたら、港区役所 区民課戸籍係(TEL:03-3578-3153)に提出し改葬許可証を取得します。⑥遺骨の取出し+改葬石材店、改葬先の霊園等と日程を調整し日にちを決定します(供養を行う場合は、お呼びするご住職の予定も確認しておきましょう。)。当日、お墓から儀骨を取出し、改葬先の霊園にて納骨を行います。尚、お墓の撤去は後日石材店により行われます。⑦墓じまい+改葬のフロー図STEP改葬先の選択・決定ご遺骨を改葬する霊園、埋葬形式を決めて契約を行います。契約後に墓地使用許可証又は、受入れ証明書を取得しておきます。STEP書類の取得・準備青山霊園管理事務所に連絡し、墓地返還に関する書類を取得します。書類が届きましたら必要な書類を確認し、印鑑証明書等の添付書類を取得しておきます。STEP石材店の決定お墓を撤去する石材店を選び契約を行います。墓地返還に関する書類は、石材店の押印が必要になりますので、契約後に押印を頂いておきましょう。STEP墓地返還・改葬手続(管理事務所+港区役所)墓地返還に関する書類一式を管理事務所に提出し、改葬手続も併せて行います。改葬許可申請書が発行されましたら、港区役所で改葬許可申請を行い、改葬許可証を取得します。STEP墓じまい+改葬関係先との日程調整の上、墓じまい及び改葬を行います。カロートからご遺骨を取出し、改葬先の霊園で納骨を行います。お墓の撤去は後日、石材店により行われます。(3)青山霊園で墓じまい・改葬する場合の注意点・青山霊園は芸能人も数多く埋葬されている高級な霊園として知られていますが、運営は東京都が行っている公営墓地になります。公営墓地の場合、民間の霊園と比べ、提出する書類が多くなり、更に管理事務所で手続きを行う必要があります。このため提出する書類に不備があると、何度も管理事務所に行く事になってしまいます。又、青山霊園から他の都立霊園に施設変更を行う場合、最低でも2度管理事務所で手続きを行う事になりますので、時間と労力も必要になります。ご自身で墓じまい・改葬を行われる場合は、事前に提出す書類、添付する書類を確認し、印鑑証明書や住民票等の公的な書類もまとめて取得した上で、手続きをおこないましょう。(4)墓じまい+改葬費用の目安・青山霊園の墓じまい+改葬に掛かる費用を参考に掲載させて頂きます。墓石撤去費(1㎡辺り10万円程度)一般的な和型のお墓では、20万円~50万円程度が相場と言えます。但しお墓の面積が広い場合、石材の量が多い場合などは100万円近くになる場合もあります。事前に数社の石材店から見積書を取得して比較してみることをお勧めします。改葬費(5万円程度~)青山霊園から他の都立霊園に施設変更する場合、改葬先の費用は掛からず事務手数料のみ発生することになります。民営の霊園を選ばれる場合は、霊園の場所、埋葬形式により金額が異なりますが、都心部の納骨堂では150万円~300万円程度になります。永代供養墓の場合、個別埋葬と合祀で金額が異なりますが、5万円程度~納骨できる永代供養墓もあります。その他の費用事務手数料(数百円~)書類取得費(印鑑証明書、住民票、戸籍等)1通 数百円~ご住職のお布施(供養を行う場合)3万円程度~4.青山霊園 情報・都心にある霊園として人気が高く、一般埋蔵施設は、募集60数に対し772数の応募(12.9倍 令和6年)と競争率が高くなっています。使用料は1.60㎡=475万2千円~3.65㎡=1084万円となり、区画により1千万円を超えることになります。(1)霊園の特徴・青山霊園は、総面積7万9千坪という広大な霊園です。(始めて行く方は案内図で墓所を確認した方が迷わずに済みます。)霊園内に植えられた桜の開花時期に併せて多くの人でにぎわいます。又、歴史にある霊園であり大久保利通、北里柴三郎、国木田独歩、吉田茂等の時代を担ってきた著名人が静かに眠る場所でもあります。尚、立地の良さから他の都立霊園に比べ費用が高額となり高級霊園の部類に属します。青山霊園 園内マップ(2)お墓の種類一般埋蔵施設(一般的な墓地で区画で貸付)立体埋蔵施設(いわゆる納骨堂の様なもの)(3)園内施設・青山霊園内の施設は、下記の種類になります。①トイレ、②水汲み場、③茶店、④桶・杓置場、⑤駐車場(4)補 足 東京都のハイブランドな霊園として有名な青山霊園。都心の貴重な緑地空間であり広域避難場所としても指定されている。一方、使用料が高額な為、応募できる人は限られており、近年では承継者のいない無縁墓も問題になっています。(5)よくある質問開園時間は何時から何時ですか?24時間開園しております。但し管理事務所の開所時間は8:30~17:30までになります。(管理事務所の書類受付は16:30まで)休日はありますか?管理事務所・納骨堂の休日は、年末年始の12月29日~1月3日となります。駐車場の何台まで?利用時間は?駐車場は管理事務所前(5、6台)と通路の一部が臨時駐車になっております。利用時間は原則9:00~16:30までとの事です。(青山霊園管理事務所に確認)立体埋蔵施設はどのようなものですか?納骨堂に類する者と言えます。都立霊園では、地上部に遺骨を骨壺のまま安置し、20年経過後に骨壺から骨袋に写し地下のカロートに他の遺骨と一緒に共同埋葬されます。貸出用の車イスはありますか?青山霊園に用意されている貸出し用の車イスは3台になります。ご利用をご希望の場合は、管理事務所にお申し出ください。青山霊園にお墓を建てるメリットは?青山霊園は、都心の一等地にあり、お洒落なイメージもある高級霊園です。場所柄、多くの芸能人・著名人も埋葬されており、都立霊園内でも一番人気の霊園です。又、都心にある霊園の為、交通機関も千代田線、銀座線、半蔵門線等と選択出来ますので、ご自宅から青山霊園に行くまでの利便性も良いと言えます。青山霊園にお墓を建てるデメリットは?競争率が10倍以上であること、使用料が高額であることが挙げられます。令和6年度に募集があった区画の使用料は475万円~となり、別途、お墓(墓石)の建立費も掛かります。高価なお墓を建立すると、併せて一千万円を越えることにもなります。5.関連リンク・青山霊園の公式サイト(東京都公園協会)は、こちらから青山霊園サイト・青山霊園の改葬許可申請は、港区役所で行う必要があります。港区役所サイト6.アクセス情報● 所在地:〒107-0062 東京都港区南青山二丁目32番2号TEL:03-3401-3652(霊園管理事務所)・「千代田線 」乃木坂駅 ~ 霊園(徒歩10分)・「銀座線 」 外苑前駅 ~ 霊園(徒歩7分)・「有楽町線」東池袋駅 ~ 霊園(徒歩10分)・「半蔵門線・大江戸線・銀座線」青山一丁目駅~霊園(徒歩9分)7.周辺の見どころ・青山霊園の周辺の見どころをご紹介させて頂きます。せっかく霊園に行かれるなら、お散歩がてらに寄られてみては如何でしょうか。(1)新国立新美術館(霊園から徒歩14分程度))2007年に国立美術館に属する5番目の施設として開館されコレクションを持たないアートセンターとして運営されています。建物は黒川紀章の設計で南側は曲線ガラスのカーテンウォールになっており内外からその美しさを堪能できます。新国立美術館サイト(2)明治神宮外苑とイチョウ並木(霊園から徒歩13分程度)青山通りから明治神宮外苑に通じる道にイチョウが146本植えられており、紅葉の時期は黄金色に染まった木々の美しさを堪能できます。明治神宮外苑には、神宮球場、ゴルフ練習場、アイススケート、バッティングセンター等の充実したスポーツ施設が設けられ、聖徳記念絵画館には、明治天皇の出生から崩御までにおきた歴史的出来事に関する絵画が80枚展示されています。明治神宮外苑サイト(3)岡本太郎記念館(霊園から徒歩12分程度)太陽の塔で有名な岡本太郎の記念館。岡本太郎の作品が多数展示され、実際に使用されていたアトリエや応接スペースが見学できます。展示室も2室あり企画展も行われています。又、ミュージアムショップもあり書籍や関連グッズも販売されています。岡本太郎 記念館サイト8.青山霊園まとめ青山霊園は、その歴史的背景と美しい景観が特徴の都立霊園です。緑豊かな自然に囲まれ、東京都心という便利な立地にも関わらず、静かな雰囲気が漂う場所です。特に、表参道や青山一丁目駅から徒歩圏内でアクセスが良好で、都会の喧騒から離れた穏やかな空間を提供しています。青山霊園内には歴史的建造物や著名な人物のお墓が多く、訪れるたびにその深い歴史に触れることができます。墓じまいや改葬をお考えの場合青山霊園も都立霊園のため、墓じまいや改葬をお考えの場合、手続きは管理事務所で行う必要があります。都立霊園の手続きは一般的な霊園に比べて書類提出や手続きが複雑で、個別に対応が必要な場合もあります。そのため、手続きがご自身で難しい場合には、専門家のサポートを受けることでスムーズに進めることが可能です。当事務所のサポート当事務所は、都立霊園をはじめ、多くの霊園で改葬や墓じまいの手続き経験を持っています。青山霊園での改葬や墓じまいに関するご相談にも対応しておりますので、もしお困りの際はぜひご相談ください。専門家がしっかりとサポートし、あなたの大切な手続きをスムーズに進めるお手伝いをいたします。都立霊園の手続きは、お墓専門行政書士に ご相談下さい!!都立霊園の墓じまい・お墓の引越し(改葬)なら ご相談下さい。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらからTOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらから都立霊園の記事TOP・都立霊園の改葬・墓じまいは、こちらから
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  • 谷中霊園
    《谷中霊園》墓じまい・改葬代行サービス|東京都 大塚法務行政書士事務所
    東京都台東区に位置する谷中霊園は、谷中天王寺の敷地を引き継ぎ、明治7年に開設された歴史ある都立霊園です。霊園内には多くの歴史的な寺院が隣接し、静寂な中に深い歴史が息づく空間が広がっています。当事務所では、この谷中霊園での墓じまいや改葬に関する複雑な手続きを、迅速かつ丁寧なサポートで代行いたします。谷中霊園での手続きでお困りの方は、お墓の専門家である行政書士にぜひご相談ください。1.谷中霊園の「墓じまい・改葬手続」のご相談当事務所は平成21年度に開業したお墓専門の行政書士事務所です。これまでに100件以上の墓じまい・改葬をサポートしてまいりました。都立霊園の手続きにおいても豊富な経験と実績がございますので、安心してご相談いただけます。谷中霊園での手続きは、民間の霊園に比べて提出書類が多く、時間と労力がかかる場合があります。当事務所では、墓地使用者の承継、墓じまい、改葬、現地立会など、お客様の状況に応じた必要な範囲のみをサポートいたします。また、都立霊園の各種手続き全般について経験豊富ですので、複雑な手続きも安心してお任せください。墓じまいや改葬の手続きに不安がある方谷中霊園での手続き方法について知りたい方改葬にかかる費用や必要な書類について確認したい方この様な方々のために、わかりやすく丁寧にご説明させていただきます。当事務所が提供する具体的な業務内容については、都立霊園の墓じまい・改葬手続代行のページをご覧ください。また、都立霊園の各種手続きや申請に必要な書類については、都立霊園の申込方法・要件・墓地の種類のページに詳しく掲載しております。・この様な方にお勧めします。当事務所は、以下のようなご希望をお持ちの方に最適なサポートを提供します。遠方に住んでいて、谷中霊園での改葬を希望している方お墓の継ぐ人がいないため、墓じまいを検討している方墓地の引越しや施設変更を考えているが、手続きに不安を感じる方谷中霊園をはじめとするお墓の手続きにおいて、当事務所の深い知識と豊富な経験を活かし、お客様の大切な手続きを迅速かつ丁寧にお手伝いいたします。ぜひ、お気軽にご相談ください都立霊園の手続きは、お墓専門行政書士に ご相談下さい!!都立霊園の墓じまい・お墓の引越し(改葬)なら ご相談下さい。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらから2.谷中霊園の概要・谷中霊園は東京都台東区に位置し、明治7年に東京府の共同墓地として開設されました。総面積は約10.2ヘクタールです。主に谷中天王寺の敷地を引き継いでおり、明治22年に東京市に移管され昭和10年に現在の名称に改められました。谷中周辺は寺院が多く、谷中霊園は「寛永寺」・「天王寺」の墓所と入り組んだ形状になっています。尚、谷中霊園に囲まれた「寛永寺第二霊園」には徳川慶喜公の墓所がある事で有名です。3.谷中霊園の墓じまいの流れ・谷中霊園から他の都立霊園の合葬埋葬施設(小平・八王子・多摩霊園)施設変更する場合と民営霊園の永代供養墓等に改葬する場合、それぞれについて解説いたします。(1)墓じまい+施設変更(小平-多摩-八柱霊園)施設変更とは、現在谷中霊園にお持ちのお墓を墓じまいし、都立霊園が提供する合葬埋蔵施設へ改葬する制度です。この制度を利用できるのは、小平霊園、多磨霊園、八柱霊園に設置されている合葬埋蔵施設となります。ここでは、谷中霊園におけるこの施設変更の流れについて詳しく解説いたします。①施設変更の仮予約・書類の取得最初に谷中霊園管理事務所(TEL:03-3821-4456 台東区谷中7-5-24)に連絡し施設変更の仮予約を行います。この受付後に谷中霊園から施設変更の申込書類が郵送されます。(必要な書類など良く確認しておきましょう。)②石材店の決定谷中霊園は、東京都が運営する霊園の為、指定石材店はなく、ご自身で石材店を決めることになります。こころ辺りが無い場合は、谷中霊園に出入りの石材店を紹介してもらうか、ネット等で周辺の石材店を探して決めることになります。尚、谷中霊園管理事務所に施設変更の手続きを行う場合、石材店の押印が必要になる書類があるため、事前に契約し書類に押印してもらう必要があります。③施設の変更の申込施設変更の申込期間は、年3回(7月・10月・12月の初旬から中旬)になります。この期間内に霊園管理事務所で施設変更の申込を行います。申込書類、添付書類(住民票、印鑑証明書、谷中霊園の使用許可証等)に不足はないか?よく確認した上で霊園管理事務所に申請しましょう。(念のため、実印、認印も持参しましょう。)④改葬手続合葬埋葬施設の使用許可証がご自宅に届きましたら、改葬手続を行う為、再度、谷中霊園管理事務所に行きます。霊園所定の用紙に記入し改葬許可申請を発行してもらいます。次に、この申請書を台東区役所の戸籍住民サービス課(TEL:03-5246-1162)で申請し改葬許可証を取得します。(郵送も可)⑤遺骨の取出し+改葬改葬許可証が取得出来ましたら、日程を調整しお墓から遺骨を取出します。取り出した遺骨は、施設変更先の霊園に引き渡して完了となります。(お墓の撤去は、後日石材店により行われます。)以上が谷中霊園の墓じまいから他の都立霊園の合葬施設への改葬の流れになります。⑥墓じまい+施設変更のフロー図STEP施設変更の仮予約・書類取得谷中霊園に連絡し施設の仮予約を行います。書類は、仮予約完了後に管理事務所から郵送されます。STEP書類の準備書類が届きましたら申請に必要な添付書類を確認し取得しておきます。又、ご自身の住所・氏名等も記入しておきましよう。STEP申込手続(管理事務所)書類一式をを揃えて、谷中霊園管理事務所で申込手続を行います。(申込期間は年3回になります。この期間内に忘れずに行いましょう。)STEP改葬手続(管理事務所+台東区役所)合葬施設の使用許可証が届きましたら、再度、管理事務所で改葬手続を行います。申請書が発行されたら台東区役所に改葬許可申請を行い改葬許可証を取得します。STEP施設変更谷中霊園のお墓から遺骨の取出し行います。その後、都立霊園の施設変更先に移動し遺骨の引き渡しを行います。(2)墓じまい+民営の永代供養墓等に改葬ここでは、谷中霊園の墓を墓じまいして、民営霊園の永代供養墓等に改葬する流れについて解説いたします。①ご遺骨の埋葬先を決める。ご自宅の近くの霊園に埋葬したい場合等は、ご希望の霊園等を選択することになります。台東区は霊園・寺院が多く、お墓を選び易い地域とも言えます。希望の霊園が決まりましたら、見積書で金額を確認した上で契約を行いましょう。②墓地返還書類の取得谷中霊園管理事務所に(TEL:03-3821-4456)提出する墓地返還等の書類を取得します。(谷中霊園管理事務所で取得、又は、電話で郵送の依頼)③添付書類の取得谷中霊園の墓地使用者の印鑑証明書(3か月以内)、改葬先の霊園から発行される使用許可証又は、受入れ証明書を取得しておきます。これらの書類は、谷中霊園管理事務所の手続きで必要になります。④墓地返還手続き・改葬手続管理事務所に墓地返還届等の書類を添付書類と併せて提出します。尚、書き方がわからない場合は、住所・氏名を記入し、後は、霊園の管理事務所で確認して記入しましょう。(墓地返還に関する書類に、石材店の記名押印が欄がありますので、事前に押印してもらいましょう。)⑤改葬許可申請墓地返還と改葬の手続きを一緒に行うことが可能ですので、二度手間にならない様に必要書類を確認した上で管理事務所に申請に行きましょう。手続が完了後、改葬許可申請書が発行されましたら、この申請書を台東区役所の戸籍住民サービス課(TEL:03-5246-1162)に提出し改葬許可証を取得します。(郵送も可)⑥遺骨の取出し+改葬石材店、改葬先の霊園等と日程を調整し日にちを決定します(供養を行う場合は、お呼びするご住職の予定も確認しておきましょう。)。当日、お墓から儀骨を取出し、改葬先の霊園にて納骨を行います。尚、お墓の撤去は、通常、後日行われます。⑦墓じまい+改葬のフロー図STEP改葬先の選択・決定ご遺骨を改葬する霊園、埋葬形式を決めて契約を行います。契約後に墓地使用許可証又は、受入れ証明書を取得しておきます。STEP書類の取得・準備谷中霊園管理事務所に連絡し、墓地返還に関する書類を取得します。書類が届きましたら必要な添付書類を確認し、事前に取得しておきましょう。STEP石材店の決定お墓を撤去する石材店を選び契約を行います。墓地返還に関する書類は、石材店の押印が必要になりますので、契約後に押印を頂いておきましょう。STEP墓地返還・改葬手続(管理事務所+台東区役所)墓地返還に関する書類一式を谷中霊園管理事務所に提出し、改葬手続も併せて行います。改葬許可申書が発行されましたら、台東区役所で申請を行い、改葬許可証を取得します。(郵送でも可)STEP墓じまい+改葬関係先との日程調整の上、墓じまい及び改葬を行います。カロートからご遺骨を取出し、改葬先の霊園で納骨を行います。お墓の撤去は後日、石材店により行われます。(3)谷中霊園で墓じまい・改葬する場合の注意点・谷中霊園は日暮里駅から徒歩6分と都立霊園の中では比較的、駅から近く利便性の良い霊園といえます。しかし、お墓の継ぐ人がいないなどの理由により、お墓を整理したいと考えられる方も多くなっております。このお墓を整理するには、「墓地返還手続き」と埋葬されている遺骨を他の永代供養墓等に埋葬する「改葬手続」の2つを行う必要があります。この手続きは、基本的には谷中霊園の管理事務所で行う必要がありますので、書類に不備があると、何度も管理事務所に行くことになる可能性もあります(添付する書類も多いので事前に確認しておきましょう)。①施設変更を行う場合谷中霊園から他の都立霊園に施設変更を行う場合は、施設変更の申込、改葬手続と2度、谷中霊園管理事務所に行く必要があります。さらに改葬許可書が発行後、台東区役所で改葬許可申請を行うことになります。②お墓を継ぐ人が墓じまいする場合谷中霊園のお墓の所有者が亡くなり、使用者を変更する場合は「使用者変更手続」を行う必要があります。この手続きを行い、墓地の使用者(所有権者)となった上で、墓地返還、改葬手続を進めることになります。(墓じまいを行わず、お墓を承継する場合も、使用者変更手続き・使用許可書を紛失した場合は、再発行手続き等が必要になります。)以上の様に、谷中霊園での墓じまいから改葬の手続きまで、複雑な手続を行う必要がありますので、最初にどの様な手続を行えば良いか確認し、更に必要な書類なども時間に余裕を持って準備しておきましょう。(4)墓じまい+改葬費用の目安・谷中霊園(台東区谷中7-5-24)の墓じまい+改葬に掛かる費用を参考に掲載させて頂きます。墓石撤去費(1㎡辺り10万円程度)一般的な和型のお墓では、20万円~50万円程度が相場と言えます。但しお墓の面積が広い場合、石材の量が多い場合などは100万円近くになる場合もあります。事前に数社の石材店から見積書を取得して比較してみることをお勧めします。改葬費(5万円程度~)谷中霊園から他の都立霊園に施設変更する場合、改葬先の費用は掛からず事務手数料のみ発生することになります。民営霊園を選ばれる場合は、霊園の場所、埋葬形式により金額が異なりますが、永代供養墓を選択される場合、5万円程度から選択可能です。もし、他の遺骨と一緒に埋葬されることに抵抗がある場合、骨壺のまま埋葬できる永代供養墓もありますので、そちらを選択することも可能です。(10万円~100万円程度)その他の費用事務手数料(数百円~)書類取得費(印鑑証明書、住民票、戸籍等)1通 数百円~ご住職のお布施(供養を行う場合)3万円程度~4.谷中霊園 情報・谷中霊園の特徴、お墓の種類、園内施設など、谷中霊園の情報を掲載いたします。谷中霊園の申込を考えられている方は参考にご覧下さい。(1)谷中霊園の特徴・谷中霊園は、非常に歴史の霊園であり、中央の園路は「さくら通り」とも呼ばれ桜の名称としても有名です。又、幸田露伴の小説「五重塔」のもとになった天王寺五重塔の跡も見学できます。学者、政治家等の著名人も数多く埋葬されておりますが、出羽の海(19代横綱)、常の花(31代横綱)、中村仲蔵(歌舞伎役者)といった下町ならではの方も埋葬されています。(詳細は下記の谷中霊園マップでご確認下さい。)谷中霊園 園内マップ(2)お墓の種類一般埋蔵施設(一般的な墓地で区画で貸付)立体埋蔵施設(いわゆる納骨堂の様なもの)一般埋蔵施設は令和6年に計65数募集され、その内容は、区画面積1.60~3.70㎡、使用料281万~651万円、管理料1,500円・3,000円/年となっています。(3)園内施設・谷中霊園内の施設は、下記の種類になります。①トイレ、②水汲み場、③下げ花置場、④桶・杓置場(4)補 足・令和5年度の一般埋蔵施設の申込状況は、65数の募集に対し393の申込があり競争率は6倍程度になります。この一般埋蔵施設の倍率は、都立霊園の中で青山霊園(12.5倍)に継ぐものであり人気の高い霊園と言えます。一方「谷中霊園再生のあり方について」東京都公園審議会資料によると利用者から休憩できるベンチの設置、霊園内のバリアフリー化、食事施設の設置等を望む意見が出されています。又、多くの人が使える様に大型の合葬墓を望むと言った意見も出されています。都立霊園の中では比較的、駅から近く交通の便も良い為、お参りし易い霊園と言えます。(霊園の駐車場はありません。ご注意ください。)(5)よくある質問(FAQ)開園時間は何時から何時ですか?24時間開園しております。但し管理事務所の開所時間は8:30~17:30までになります。(管理事務所の書類受付は16:30まで)休日はありますか?管理事務所・納骨堂の休日は、年末年始の12月29日~1月3日となります。駐車場は何台まで駐車出来ますか?谷中霊園には駐車場は用意されていません。車でお参りに行かれる方等は、近くのパーキングをご利用下さい。立体埋蔵施設はどのようなものですか?納骨堂に類する者と言えます。都立霊園では、地上部に遺骨を骨壺のまま安置し、20年経過後に骨壺から骨袋に写し地下のカロートに他の遺骨と一緒に共同埋葬されます。貸出用の車イスはありますか?谷中霊園に用意されている、貸出用の車イスは1台のみとなります。使用を希望される方は、管理事務所にその旨お伝え下さい。又、福祉車両で車イスの乗降りを行いたい方も管理事務所にお問合せ下さい。谷中霊園にお墓を建てるメリットは?都立霊園で一番東側(下町)に位置するのが谷中霊園です。下町にお住いで選ばれる方も多いかと思います。都立霊園は、東京都が運営しており信頼性が高く、費用も民営の霊園に比べ安く設定されています。申込に条件等があり手続きも複雑になりますが、それでも利用価値は高い霊園と言えます。谷中霊園にお墓を建てるデメリットは?一般埋蔵施設の使用料が280~650万円程度であり、併せてお墓の建立費が掛かります。お墓の形状・材質にもよりますが、仮に建立費が200万円とすると、募集された一番小さい区画でも500万円近くの費用が掛かることになります。ちなみに競争率も6倍と高くなり、応募しても当選しない可能性があります。5.関連リンク・谷中霊園の公式サイト(東京都公園協会)は、こちらから谷中霊園サイト・谷中霊園の改葬許可申請は、台東区役所で行う必要があります。台東区役所サイト6.アクセス情報● 所在地:〒110-0001 東京都台東区七丁目5-24TEL:03-3821-4456(霊園管理事務所)・「JR・京成線 」日暮里駅(南口) ~ 霊園(徒歩5分)・「舎人ライナー 」 日暮里駅(連絡口) ~ 霊園(徒歩5分)7.周辺の見どころ(1)天王寺(天台宗)・谷中霊園に隣接している天台宗の寺院。開設は鎌倉時代の後期(13世紀後半)になります。本尊の阿弥陀如来坐像、毘沙門天立像(台東区指定文化財)、釈迦牟尼如来坐像等が寺宝とされ、特に谷中七福神巡りとして毘沙門天が有名で参拝に多くの人が訪れます。天王寺(天台宗 東京教区 )(2)谷中ぎんざ(霊園から徒歩6分程度)・昭和20年頃に発生した昔懐かしい商店街です。現在では、食料品店、飲食店など様々な業種60店舗が170m程の区間に立ち並び、観光・食べ歩きスポットとしても人気があります。又、谷中ぎんさに通じる道中に階段があり、その階段から美しい夕陽が眺められる為、一般公募により「夕やけだんだん」という名称が定められました。こちらも人気のスポットです。谷中ぎんざ(商店街)ゆうやけだんだん(荒川区)(3)美術館・博物館(霊園から徒歩15分程度)・谷中霊園から上野駅方面に1km程行くと広大な上野恩賜公園に繋がります。公園内には、東京国立博物館、国立科学博物館、東京美術館、国立西洋美術館などの施設があります。お墓参りの帰りに見学されてみるのも如何でしょうか?展示・催し物については、こちらから ご覧ください。東京国立博物館国立科学博物館東京美術館国立西洋美術館谷中霊園 まとめ谷中霊園は東京都台東区に位置し、明治7年に東京府の共同墓地として開設され、その後東京市に移管されました。霊園内には寛永寺や天王寺などの歴史的な寺院があり、静かな環境の中に深い歴史を感じさせます。都心に近い立地にも関わらず、自然に囲まれた穏やかな空間が広がっており、都立霊園として多くの方々に利用されています。墓じまいや改葬をお考えの場合谷中霊園は都立霊園であり、墓じまいや改葬の手続きは管理事務所で行う必要があります。都立霊園での手続きは、民間霊園に比べて書類の提出や手続きが複雑であることが多く、個別に対応が求められる場合もあります。そのため、手続きに不安がある場合は、専門家のサポートを受けることが重要です。当事務所のサポート当事務所では、都立霊園の手続きに精通しており、谷中霊園を含む各霊園での改葬や墓じまいのサポートを行っています。谷中霊園での手続きに関しても、経験豊富な行政書士が親身にサポートいたしますので、もしお困りの際はぜひご相談ください。専門家がしっかりとサポートし、あなたの大切な手続きをスムーズに進めるお手伝いをいたします。都立霊園の手続きは、お墓専門行政書士に ご相談下さい!!都立霊園の墓じまい・お墓の引越し(改葬)なら ご相談下さい。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらからTOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらから都立霊園の記事TOP・都立霊園の改葬・墓じまいは、こちらから
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  • 染井霊園
    《染井霊園》墓じまい・改葬代行サービス|東京都 大塚法務行政書士事務所
    東京都豊島区に位置する染井霊園は、明治7年に開設された歴史ある都立霊園です。ソメイヨシノ発祥の地とも言われ、園内には多くの桜の木が植えられ、静かで美しい景観が特徴です。当事務所では、この染井霊園での墓じまいや改葬に関する複雑な手続きを、迅速かつ丁寧なサポートで代行いたします。染井霊園での手続きでお困りの方は、お墓の専門家である行政書士にぜひご相談ください。1.染井霊園の「墓じまい・改葬手続」のご相談・当事務所は平成21年度に開業したお墓専門の行政書士事務所です。これまでに100件以上の墓じまい・改葬をサポートしてまいりました。都立霊園の手続きにおいても豊富な経験と実績がございますので、安心してご相談いただけます。染井霊園での手続きは、民間の霊園に比べて提出書類が多く、時間と労力がかかる場合があります。当事務所では、墓地使用者の承継、墓じまい、改葬、現地立会など、お客様の状況に応じた必要な範囲のみをサポートいたします。また、都立霊園の各種手続き全般について経験豊富ですので、複雑な手続きも安心してお任せください。墓じまいや改葬の手続きに不安がある方染井霊園での手続き方法について知りたい方改葬にかかる費用や必要な書類について確認したい方この様な方々のために、わかりやすく丁寧にご説明させていただきます。当事務所が提供する具体的な業務内容については、都立霊園の墓じまい・改葬手続代行のページをご覧ください。また、都立霊園の各種手続きや申請に必要な書類については、都立霊園の申込方法・要件・墓地の種類のページに詳しく掲載しております。・この様な方にお勧めします。当事務所は、以下のようなご希望をお持ちの方に最適なサポートを提供します。遠方に住んでいて、染井霊園での改葬を希望している方お墓の継ぐ人がいないため、墓じまいを検討している方墓地の引越しや施設変更を考えているが、手続きに不安を感じる方染井霊園をはじめとするお墓の手続きにおいて、当事務所の深い知識と豊富な経験を活かし、お客様の大切な手続きを迅速かつ丁寧にお手伝いいたします。ぜひ、お気軽にご相談ください。都立霊園の手続きは、お墓専門行政書士に ご相談下さい!!都立霊園の墓じまい・お墓の引越し(改葬)なら ご相談下さい。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらから2.染井霊園の概要・染井霊園は東京都豊島区に位置し、明治7年に染井墓地として開設されました。総面積は約6.8ヘクタールです。上駒込の建部邸跡地を東京府が引き継いだもので、明治22年に東京市に移管され昭和10年に現在の名称に改められました。都立霊園の中では最も小さい規模の霊園です。江戸時代にこの辺りの地域を染井と呼ばれ、この地域は植木屋が多く幕末に品種改良した桜がソメイヨシノとして広まったと言われています。3.染井霊園の墓じまいの流れ・染井霊園から他の都立霊園の合葬埋葬施設(小平・多摩・八柱霊園)施設変更する場合と民営霊園の永代供養墓等に改葬する場合、それぞれについて解説いたします。(1)墓じまい+施設変更(小平-多摩-八柱霊園)施設変更とは、現在染井霊園にお持ちのお墓を墓じまいし、都立霊園が提供する合葬埋蔵施設へ改葬する制度です。この制度を利用できるのは、小平霊園、多磨霊園、八柱霊園に設置されている合葬埋蔵施設となります。ここでは、染井霊園におけるこの施設変更の流れについて詳しく解説いたします。①施設変更の連絡・書類の取得最初に染井霊園管理事務所(TEL:03-3918-3502 豊島区駒込5-5-1)に連絡を行い、施設変更の仮予約をします。(施設変更に関する申込書類等は、仮予約後に郵送で送られてきます。)②石材店の決定施設変更に関する書類のうち、墓石の撤去を行う石材店の押印が必要な書類があります。このため、石材店との契約を事前に行い提出する書類に押印を頂いておきます。尚、公営霊園の場合、指定石材店はありませんのでご自身で石材店を選ぶことになります。可能であれば数社から見積書を取得して比較して下さい。(撤去代も石材店により差が出る場合があります。)③施設の変更の申込施設変更の申込受付期間は、年3回(7月・10月・12月初旬~中旬)になります。この期間内に染井霊園管理事務所で施設変更の申込を行います。申込書類、添付書類(住民票、印鑑証明書、谷中霊園の使用許可証等)に不足はないか?確認した上で、霊園管理事務所に行き手続きを行いましょう。(念のため、実印、認印も持参しましょう。)④改葬手続合葬埋葬施設の使用許可証がご自宅に届きましたら、改葬手続を行う為、再度、染井霊園管理事務所に行きます。霊園所定の用紙に記入し改葬許可申請を発行してもらいます。次に、この申請書を豊島区役所の総合窓口課(TEL:03-3981-4766)で申請し改葬許可証を取得します。⑤遺骨の取出し+改葬改葬許可証が取得出来ましたら、日程を調整しお墓から遺骨を取出します。取り出した遺骨は、施設変更した霊園に引き渡して完了となります。(お墓の撤去は、後日石材店により行われます。)以上が染井霊園の墓じまいから他の都立霊園の合葬施設への改葬の流れになります。⑥墓じまい+施設変更のフロー図STEP施設変更の仮予約・書類取得染井霊園管理事務所に施設変更したい旨を伝え、仮予約を行います。申請に必要な書類は、仮予約後に郵送で送られてきます。STEP申請書類の準備書類が到着しましたら、必要な書類(住民票、印鑑証明書等)を確認し、事前に取得しておきます。STEP申込手続(染井管理事務所)申請受付け期間内に、染井霊園管理事務所で申込手続を行います。(印鑑も持参しましょう。)STEP改葬手続(管理事務所+豊島区役所)合葬施設の使用許可証が届きましたら、再度、管理事務所で改葬手続を行います。申請書が発行されたら豊島区役所に改葬許可申請を行い、改葬許可証を取得します。STEP施設変更染井霊園のお墓から遺骨の取出し行います(墓じまい)。その後、都立霊園の施設変更先に移動し遺骨の引き渡しを行います。(2)墓じまい+民営の永代供養墓等に改葬ここでは、染井霊園の墓を墓じまいして、民営霊園の永代供養墓等に改葬する流れについて解説いたします。①ご遺骨の埋葬先を決める。ご自宅の近くの霊園に埋葬したい場合等は、霊園選びから開始することになります。主に永代供養墓を選ばれる方が多いかと思いますが、永代供養墓は、一般的なものから樹木葬、納骨堂も選択肢になります。豊島区は寺院等も多く、永代供養墓が設置されている場合もありますので、そちらも選択可能です。②墓地返還書類の取得染井霊園管理事務所(03-3918-3502)で墓地返還等の書類を取得します。書類は、染井霊園管理事務所で直接取得するか、又は、電話で郵送依頼します。書類が届きましたら、提出する書類を確認して下さい。③添付書類の取得染井霊園の墓地使用者の印鑑証明書(3か月以内)、改葬先の霊園から発行される使用許可証又は、受入れ証明書を取得しておきます。これらの書類は、染井霊園管理事務所での改葬手続きで必要になります。④墓地返還手続き・改葬手続管理事務所に墓地返還届等の書類を添付書類と併せて提出します。尚、書き方がわからない場合は、住所・氏名を記入し、後は、霊園の管理事務所で確認して記入しましょう。(墓地返還に関する書類に、石材店の記名押印が欄がありますので、こちらは事前に押印してもらいましょう。)⑤改葬許可申請墓地返還と併せて改葬手続きを行います。二度手間にならない様に必要書類を確認した上で、染井管理事務所に申請に行きましょう。手続が完了後、改葬許可申請書が交付されましたら、この申請書を豊島区役所の総合窓口課(TEL:03-3981-4766)に提出し改葬許可証を取得します。⑥遺骨の取出し+改葬石材店、改葬先の霊園等と日程を調整し日を決定します(供養を行う場合は、お呼びする住職の予定も確認しておきましょう。)。当日、お墓から儀骨を取出し、改葬先の霊園にて納骨を行います。尚、お墓の撤去は、通常、後日行われます。⑦墓じまい+改葬のフロー図STEP改葬先の霊園の選択・決定埋葬(染井霊園)されている遺骨を改葬するため、改葬先の霊園を決めておく必要があります。霊園が決まりましたら契約を行い、霊園の使用許可証を発行してもらいます。(改葬手続に必要になるため)STEP書類の取得・準備染井霊園管理事務所に連絡し、墓地返還に関する書類を取得します。添付する書類等を確認し、事前に取得しておきましょう。STEP撤去石材店の決定お墓を撤去する石材店を選び契約を行います。墓地返還に関する書類は、石材店の押印が必要になりますので、契約後に押印を頂いておきましょう。STEP墓地返還・改葬手続(管理事務所+豊島区役所)墓地返還に関する書類一式を染井霊園管理事務所に提出し、改葬手続も併せて行います。改葬許可申請書が発行されましたら、豊島区役所で申請を行い、改葬許可証を取得します。STEP墓じまい+改葬関係先との日程調整の上、染井霊園の墓じまい及び改葬を行います。カロートからご遺骨を取出し、改葬先の霊園で納骨を行います。お墓の撤去は後日、石材店により行われます。(3)染井霊園で墓じまい・改葬する場合の注意点・染井霊園は、東京都が運営する都立霊園になります。従って墓地返還、改葬等の手続きにおいても、民営の霊園に比べ複雑で提出する書類も多くなります。例えば、墓地返還する場合も「都立霊園の施設変更」と「民営霊園の改葬」では手続及び提出する書類も異なります。ご自身の状況に応じて、どの様な手続が必要になるか、どの様な書類を提出すれば良いか?一通り把握した上で手続きを行われた方がスムーズに進めることが出来ます。書類に不備があり何度も行かなくて済むように事前にしっかり確認しておきましょう。①施設変更を行う場合染井霊園から他の都立霊園に施設変更を行う場合は、施設変更の申込と改葬手続で、2回、霊園管理事務所に行くことになります。又、改葬許可証は豊島区役所で発行されますので、こちらの手続きも行う必要があります。②お墓を継ぐ人が墓じまいする場合染井霊園の墓地所有者が亡くなり、その方が所有していた墓を墓じまいする場合「使用者変更手続」が必要になります。(承継を証明する書類等が必要になります。)、この手続きを行い墓地使用者となった方が墓地返還、改葬手続等を行うことになります。(同時に手続きを行うことも可能です。)以上の様な手続を、染井霊園管理事務所で行う必要がありますので、時間に余裕を持って行って下さい。(4)墓じまい+改葬費用の目安・染井霊園(豊島区駒込5-5-1)の墓じまい+改葬に掛かる費用を参考に掲載させて頂きます。墓石撤去費(1㎡辺り10万円程度)染井霊園でお墓の撤去を行う場合、石材店により金額が異なる場合がありますが、一般的な和型のお墓では、20万円~50万円程度が相場と言えます。但しお墓の面積が広い場合、石材の量が多い場合などは100万円近くになる場合もあります。数社の石材店から見積書を取得し、金額に差がない場合は、それが、ご自身の所有するお墓の撤去相場とも言えます。改葬費(5万円程度~)染井霊園から他の都立霊園に施設変更する場合、改葬先の費用は掛からず事務手数料のみ発生することになります。一方、民営霊園の永代供養墓等を選ばれなるべく費用を抑えてという方は、5万円程度~可能になります。こちらは、合祀と呼ばれ、骨壺から遺骨を取出し、他の遺骨と一緒に埋葬されます。最初から他人の遺骨と一緒に埋葬されることに抵抗がある場合は、個別埋(合葬)の選択も可能です。但し、費用的には合祀より個別埋葬の方が高くなります。こちらは霊園により異なりますが20万円程度~になります。※霊園の所在地や埋葬形式により金額が異なる場合があります。その他の費用事務手数料(数百円~)書類取得費(印鑑証明書、住民票、戸籍等)1通 数百円~ご住職のお布施(供養を行う場合)3万円程度~4.染井霊園 情報・染井霊園の特徴、お墓の種類、園内施設などの情報を掲載いたします。又、応募状況、費用なども掲載しておりますので、染井霊園の申込をお考えの方は参考にご覧下さい。(1)染井霊園の特徴・ソメイヨシノ発祥の地とも言われており園内全体に桜の木が植えられており、幹線道路も付近には無い為、静寂な環境でお花見を楽しむことも出来ます。歴史のある霊園であり著名人も数多く埋葬されています。高村光太郎(芸術家・詩人:智恵子抄等)・高村智恵子(洋画家・光太郎妻)、高村光雲(彫刻家:光太郎父)と高村家3名が埋葬されている他、二葉亭四迷(小説家:浮雲)、石川倉治(日本点字の創始者)など数々の著名人が埋葬されています。(詳細は下記の染井霊園マップでご確認下さい。)染井霊園 園内マップ(2)お墓の種類一般埋蔵施設(一般的な墓地で区画で貸付)立体埋蔵施設(いわゆる納骨堂の様なもの)染井霊園の一般埋蔵施設は、令和6年に75数募集され申込は268数(3.6倍)、立体埋蔵施設は、25の募集に対し329数の申込(13.2倍)となっております。立体埋蔵施設は人気も高く都立霊園では、募集がない霊園もあります。その為、競争率が10倍を超えるものになっております。一般埋蔵施設の使用料(令和6年)は、区画面積1.50~2.00㎡に対し、243万4千5百円~324万6千円、立体埋蔵施設は59万7千円(3体まで埋蔵可)となっております。都立霊園の中では中間的な金額になります。(3)園内施設・染井霊園の園内施設は、下記の種類になります。①トイレ、②水汲み場、③下げ花置場、④桶・杓置場(4)補 足・都市計画公園事業の為、昭和37年~平成30年まで空き墓所の募集が行われておらず、平成31年度から募集が再開されている。令和3年度から立体埋蔵施設の供用が開始されいます。立体埋蔵施設は、他の霊園にも設置されていますが、令和6年度に募集が行われた霊園は染井霊園のみになります。非常に人気が高く直ぐに一杯になってしまう為、来年、募集があった場合は、ご希望の方は、今のうちに応募された方が良いかと思います。(5)よくある質問(FAQ)開園時間は何時から何時ですか?24時間開園しております。但し管理事務所の開所時間は8:30~17:30までになります。(管理事務所の書類受付は16:30まで)休日はありますか?管理事務所・納骨堂の休日は、年末年始の12月29日~1月3日となります。駐車場は何台まで駐車出来ますか?管理事務所前に4~5台の駐車場があります。障害者専用の駐車スペースも1台用意されています。立体埋蔵施設はどのようなものですか?納骨堂に類する者と言えます。都立霊園では、地上部に遺骨を骨壺のまま安置し、20年経過後に骨壺から骨袋に写し地下のカロートに他の遺骨と一緒に共同埋葬されます。車イス・お墓の清掃道具などの貸し出しは、ありますか?染井霊園に用意されている、貸出用の車イスは2台となります。お墓の清掃道具の貸出しも行われておりますので、使用を希望される方は、管理事務所にその旨お伝え下さい。染井霊園にお墓を建てるメリットは?幹線道路に面しておらず、静寂で自然環境豊かな霊園と言えます。所在地も豊島区である為、アクセスも良くお浜参りにも行きやすい環境です。都立霊園は、東京都が運営している為、安心度も高く、使用料も民営の霊園に比べ低く設定されています。又、霊園の継続性についても自治体が運営している為、安心と言えます。染井霊園にお墓を建てるデメリットは?特にデメリットは見当たりませんが、お墓の清掃などは、定期的にご自身で行う必要があります。放置していると雑草が生い茂りお墓埋もれてしまう場合もあります。その他、お墓を建立する際には、石材店をご自身で決める必要もあります。5.関連リンク・染井霊園(東京都公園協会)の公式サイトは、こちらから。染井霊園サイト・染井霊園の改葬手続は、豊島区役所で行います。サイトは、こちらから。豊島区役所サイト6.アクセス情報● 所在地:〒170-0003 東京都豊島区駒込五丁目5-1TEL:03-3918-3610(霊園管理事務所)・「JR山手線・都営三田線 」巣鴨駅 ~ 霊園(徒歩10分)・「JR山手線・南北線 」 駒込(北口) ~ 霊園(徒歩10分)7.周辺の見どころ染井霊園周辺の観光スポットを掲載いたします。染井霊園の帰りに寄られてみては、如何でしょうか。(1)巣鴨地蔵通り商店街(霊園から徒歩3分程度)・巣鴨を代表する商店街であり、お婆ちゃんの原宿とも呼ばれる有名な商店街です。全長800mに渡り和菓子・甘味処、食事処、衣料品・靴店等、多くの店舗が並び大変賑わっています。毎月4のつく日(4.14.24日)には露店の出る縁日が開催されています。巣鴨地蔵商店街サイト(2)とげぬき地蔵尊 高岩寺(霊園から徒歩3分程度)・とげぬき地蔵(地蔵菩薩)として有名です。本尊を写した取った紙札を「御影(おすがた・おみかげ)」と言い、この御影を服用、又は、体の痛い箇所に貼るなどにより御地蔵様のご加護があると言われています。とげぬき地蔵の由来は、針を誤飲した女性がこの御影を飲み込んだところ、針を吐き出すことができ、その針が御影に刺さっていたと言うことが、とげぬき地蔵の由来とされています。とげぬき地蔵尊 高岩寺(3) 六義園(霊園から徒歩17分程度)・伝統的な日本庭園であり四季によりサクラ、アジサイ、ツツジの花やモミジの紅葉などの風景を楽しむことが出来ます。庭園の中心には大泉水(池)があり、その周りを樹木が取り回む、回遊式泉水庭園であり江戸時代に完成した桂離宮の庭園様式を採用しています。六儀園(りくぎえん)の名称は、詩経の六儀から付けられたとのこと。広大な庭園で日本の文化を感じる事も出来る為、外国人観客にも人気のあるスポットです。(入園料 一般300円、65歳以上150円、小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)六義園 公式サイト8.染井霊園 まとめ染井霊園は、静かな環境と豊かな自然に囲まれた都立霊園です。池袋駅や三ノ輪駅からのアクセスが良好で、都心にありながらも穏やかな雰囲気が漂っています。霊園内には歴史的な文化財や著名な人物のお墓もあり、訪れるたびにその深い歴史に触れることができます。墓じまいや改葬をお考えの場合染井霊園も都立霊園であるため、墓じまいや改葬をお考えの場合、手続きは管理事務所で行う必要があります。都立霊園の手続きは一般的な霊園と比べて書類提出や手続きが複雑なことが多く、個別対応が求められることもあります。そのため、ご自身での手続きが難しい場合には、専門家のサポートを受けることでスムーズに進めることが可能です。当事務所のサポート当事務所では、都立霊園をはじめとする多くの霊園で改葬や墓じまいの手続きをサポートしています。染井霊園での改葬や墓じまいに関するご相談にも対応しており、専門的なアドバイスと手続きのサポートを提供しています。専門家がしっかりとサポートし、あなたの大切な手続きをスムーズに進めるお手伝いをいたします。お困りの際は、ぜひご相談ください。都立霊園の手続きは、お墓専門行政書士に ご相談下さい!!都立霊園の墓じまい・お墓の引越し(改葬)なら ご相談下さい。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらからTOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらから都立霊園の記事TOP・都立霊園の改葬・墓じまいは、こちらから
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  • 《小平霊園》墓じまい・改葬代行サービス|東京都 大塚法務行政書士事務所
    東京都東村山市に位置する小平霊園は、広大な敷地と豊かな自然が調和した都立霊園です。園内は並木道や樹林が広がり、都心からのアクセスも比較的良好でありながら、静かで落ち着いた環境が保たれています。当事務所では、この小平霊園での墓じまいや改葬に関する複雑な手続きを、迅速かつ丁寧なサポートで代行いたします。小平霊園での手続きでお困りの方は、お墓の専門家である行政書士にぜひご相談ください。1.小平霊園の「墓じまい・改葬手続」のご相談当事務所は平成21年度に開業したお墓専門の行政書士事務所です。これまでに100件以上の墓じまい・改葬をサポートしてまいりました。都立霊園の手続きにおいても豊富な経験と実績がございますので、安心してご相談いただけます。小平霊園での手続きは、民間の霊園に比べて提出書類が多く、時間と労力がかかる場合があります。当事務所では、墓地使用者の承継、墓じまい、改葬、現地立会など、お客様の状況に応じた必要な範囲のみをサポートいたします。また、都立霊園の各種手続き全般について経験豊富ですので、複雑な手続きも安心してお任せください。墓じまいや改葬の手続きに不安がある方小平霊園での手続き方法について知りたい方改葬にかかる費用や必要な書類について確認したい方この様な方々のために、わかりやすく丁寧にご説明させていただきます。当事務所が提供する具体的な業務内容については、都立霊園の墓じまい・改葬手続代行のページをご覧ください。また、都立霊園の各種手続きや申請に必要な書類については、都立霊園の申込方法・要件・墓地の種類のページに詳しく掲載しております。・この様な方にお勧めします。当事務所は、以下のようなご希望をお持ちの方に最適なサポートを提供します。遠方に住んでいて、小平霊園での改葬を希望している方お墓の継ぐ人がいないため、墓じまいを検討している方墓地の引越しや施設変更を考えているが、手続きに不安を感じる方小平霊園をはじめとするお墓の手続きにおいて、当事務所の深い知識と豊富な経験を活かし、お客様の大切な手続きを迅速かつ丁寧にお手伝いいたします。ぜひ、お気軽にご相談ください。都立霊園の手続きは、お墓専門行政書士に ご相談下さい!!都立霊園の墓じまい・お墓の引越し(改葬)なら ご相談下さい。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらから2.小平霊園の概要・小平霊園は東京都東村山市に位置し、昭和23年5月に開設された都立霊園です。総面積は65万3千平方メートルに及びます。都立霊園の中では墓地の種類が多く、一般墓地、芝生墓地、合葬式墓地、樹林・樹木墓地等が区画が揃えられています。尚、霊園の半分は墓所に使用されているが、残りの半分は、並木道・樹林・雑木林が占めており自然環境が豊かな明るいイメージのある霊園です。3.小平霊園の墓じまいの流れ・小平霊園の一般的な墓所から、同霊園の合葬施設、又は、八王子霊園・多摩霊園の合葬施設に改葬する場合、②民営霊園の永代供養墓等に改葬する場合、それぞれの流れについて解説いたします。(1)墓じまい+施設変更(小平-多摩-八柱霊園)施設変更とは、現在小平霊園にお持ちのお墓を墓じまいし、都立霊園が提供する合葬埋蔵施設へ改葬する制度です。この制度を利用できるのは、小平霊園、多磨霊園、八柱霊園に設置されている合葬埋蔵施設となります。ここでは、小平霊園におけるこの施設変更の流れについて詳しく解説いたします。①施設変更の仮予約・書類の取得最初に小平霊園管理事務所(TEL:042-341-0050 東村山市萩山町1-16-1)に連絡を行い、施設変更の仮予約をします。尚、施設変更に関する書類は、仮予約後に管理事務所から郵送で届きます。②石材店の決定都立霊園の場合、指定石材店はありませんので、ご自身で自由に石材店を決めることが出来ます。施設変更の申込書類には、石材店の押印が必要になる書類が含まれますので、小平霊園に施設変更の申込を行う前に石材店との契約を行っておく必要があります。③施設の変更の申込施設変更の申込期間(7月.10月.12月初旬から中旬の年3回)内に小平霊園管理事務所で施設変更の申請を行います。書類に不足があると再び、管理事務所にくることになりますので、一度で済むように申請書類(施設変更申請書等)、添付書類(住民票、印鑑証明書等)等の必要な書類を確認した上で、霊園管理事務所で申し込み手続きを行いましょう。(念のため、実印、認印も持参しましょう。)④改葬手続申請が無事完了しましたら、2~3か月程度の期間を経て「合葬埋葬施設の使用許可証」がご自宅に届きます。この使用許可書と持参して、再度、小平霊園管理事務所で改葬の手続を行います。尚、改葬手続は霊園の規定の様式に従い、墓石台帳を確認しながら記入します。完了後、霊園から改葬許可申請書が発行されます。この書類を東村山市の市民課 戸籍窓口(TEL:042-393-5111 代表)に提出し、改葬許可証を取得します。(※申請先は、小平市ではありません。東村山市役所です。)⑤遺骨の取出し+改葬改葬許可証が無事取得出来ましたら、お墓じまい及び改葬の日程を関係先と調整して決めます。当日、お墓を撤去する石材店にカロートから遺骨を取出してもらい、改葬先の霊園に遺骨を引き渡し完了となります。(お墓の撤去は、後日石材店により行われます。)以上が、小平霊園のお墓から合葬埋葬施設に改葬する流れになります。⑥墓じまい+施設変更のフロー図STEP施設変更の仮予約・書類取得小平霊園管理事務所に連絡し、施設変更の仮予約を行います。申込に必要な書類は、この仮予約後に管理事務所から郵送で届きます。STEP申請書類の準備書類が到着しましたら、必要な書類(住民票、印鑑証明書等)を確認し、事前に取得しておきます。STEP申込手続(小平霊園管理事務所)施設変更申請書等の書類及び添付書類一式を持参して、小平霊園で施設変更手続を行います。(申込受付期間内に行う必要があります。)STEP改葬手続(管理事務所+東村山市役所)小平霊園から合葬施設の使用許可証が届きましたら、再度、管理事務所にいき改葬の手続を行います。改葬手続完了後に、霊園から改葬許可申請書が発行されますので、この書類を東村山市に提出して、改葬許可証を取得します。STEP施設変更小平霊園のお墓から遺骨の取出し行います(墓じまい)。取出した遺骨は、改葬先の霊園に移動して、納骨の手続を行った上で管理者に引き渡します。(2)墓じまい+民営の永代供養墓等に改葬小平霊園の所有する墓を墓じまいし、民営霊園の永代供養墓等に改葬する流れについて解説いたします。①ご遺骨の埋葬先を決める。承継者がいない、子供に負担を掛けたくないなどの理由により、民営霊園の永代供養墓を選び改葬する方もおります。改葬許可申請を行う場合、申請書に改葬先の霊園の所在置を記入する欄があります。又、改葬許可申請を行う際には、霊園使用許可書、又は、受入れ証明書が必要になりますので、改葬手続を行う前に決めておく必要があります。②墓地返還書類の取得小平霊園管理事務所(TEL:042-341-0050)から墓地返還に関する書類一式を取得します。直接、管理事務所で入手するか、郵送依頼して取得します。書類が届きましたら、小平霊園の使用許可書を参考に、氏名、住所、墓地区画番号等を記入し押印します。(分からない箇所は、空欄にしておき管理事務所で手続きを行う際に記入しましょう。)③添付書類の取得小平霊園の墓地使用者の印鑑証明書(3か月以内)、改葬先の霊園から発行される使用許可証又は、受入れ証明書を取得しておきます。これらの書類は、小平霊園管理事務所での改葬手続きに必要になります。④墓地返還手続き・改葬手続小平霊園管理事務所で墓地返還手続きを行います。書類一式を持参して墓地管理者に提出します。尚、記入ミスがあった場合の為、印鑑も念の為、持参しましょう。又、墓石を撤去する石材店の押印箇所もありますので、こちらは事前に石材から貰っておいて下さい。⑤改葬許可申請上記返還手続きと併せて改葬手続を管理事務所で行います。こちらは、改葬先の霊園の使用許可書、又は受入れ証明書(原本)の提示が必要になります。何度も行かなくて済むように、書類の準備をしてから小平霊園に行きましょう。手続完了後に、東村山市(TEL:042-393-5111 代表)に提出する改葬許可申請書が交付されますので、この書類を持参して、市役所で申請後に改葬許可証の取得となります。⑥遺骨の取出し+改葬許可証が取得出来ましたら、お墓を撤去する石材店、改葬先の霊園等の都合を確認し、墓じまい+改葬日を決定します。ご住職をお呼びして閉眼供養・納骨供養を行う場合は、そちらも確認して下さい。当日は、石材店にお墓のカロートの蓋を開けてもらい遺骨の取出します。この遺骨を改葬先に持参して納骨を行います。以上にてお墓じまい+改葬完了となります。尚、お墓の撤去は、通常、後日行われます。⑦墓じまい+改葬のフロー図STEP改葬先の霊園の選択・決定改葬する霊園を決めて契約を行います。契約後、改葬手続に必要な霊園使用許可書(受入れ証明書)を発行して貰います。STEP書類の取得・準備小平霊園管理事務所に連絡し、墓地返還に関する書類を取得します。添付する書類等を確認し、事前に取得しておきましょう。STEP撤去石材店の決定お墓を撤去する石材店を選び契約を行います。墓地返還に関する書類は、石材店の押印が必要になりますので、契約後に押印を頂いておきましょう。STEP墓地返還・改葬手続(管理事務所+東村山市役所)墓地返還に関する書類一式を小平霊園管理事務所に提出し、改葬手続も併せて行います。改葬許可申請書が発行されましたら、東村山市役所で申請を行い、改葬許可証を取得します。STEP墓じまい+改葬関係先との日程調整の上、小平霊園の墓じまい及び改葬を行います。カロートからご遺骨を取出し、改葬先の霊園で納骨を行います。お墓の撤去は後日、石材店により行われます。(3)小平霊園で墓じまい・改葬する場合の注意点・小平霊園のお墓を墓じまいする理由としては・・車や電車での移動に時間が掛かり不便さを感じている方お墓の承継者もいないため整理したいとお考えの方など様々な理由により小平井霊園を墓じまいし永代供養墓に改葬したいと思われる方がおります。しかし、小平井霊園は都立霊園であり、その手続きも各々定めらています。民営の霊園と比べ手続きも複雑で添付する書類も多い為、墓地返還のみではなく、遺骨の改葬先も考えて手続きを進めて行く必要があります。管理事務所で手続きを行う際には、申請書類、添付書類の忘れ物がないか?良く確認した上で行きましょう。書類に不備があり、また手続きに行くのは大変です。①施設変更を行う場合小平霊園の一般墓所から合葬埋葬施設に施設変更を行う場合は、施設変更申込で1回、改葬手続で1回と最低でも2回、小平霊園管理事務所に行く必要があります。又、改葬許可証は、東村山市区役所で発行されますので、こちらの手続きも行う必要があります。②お墓を継ぐ人が墓じまいする場合小平霊園の墓地所有者が亡くなり、その方が所有していた墓を墓じまいする場合は「使用者変更」の手続きが必要になります。尚、手続きを行うには、祭祀承継者の証明書類(例:遺言書による指定、喪主としての葬儀通知等)が必要になります。この手続きを行い、新たに使用者となった方が墓地返還・改葬等の手続きを進めることになります。(同時に手続きを行うことも可能です。)この様に手続きが複雑になる場合がありますので、ご自身で行う事が難しいとお考えの場合は、当事務所にご相談下さい。ご相談のみでも大丈夫です。(4)墓じまい+改葬費用の目安・小平霊園(東村山市萩山町1-16-1)の墓じまい+改葬に掛かる費用を参考に掲載させて頂きます。墓石撤去費(1㎡辺り10万円程度)小平霊園でお墓の撤去を行う場合、一般的な和型のお墓では、20万円~50万円程度が相場と言えます。但し、お墓の面積が広い場合、石材の量が多い場合などは、これより高額になる場合があります。お墓の撤去代は相場がわかりずらいものです。数社から見積書を取得し同じような金額ならそれが相場とも言えます。改葬費(5万円程度~)小平霊園の一般墓から合葬埋葬施設に施設変更する場合、改葬先の費用は掛からず事務手数料のみ発生することになります。一方、民営霊園の永代供養墓等を選ばれる場合は、霊園の場所、埋葬形式により金額が異なります。なるべく費用を抑えたい場合は、永代供養墓に「合祀」(骨壺から取出し他の遺骨と一緒に埋葬する形式)が選択肢になります。最初から他人の遺骨と一緒に埋葬される事に抵抗がある方は、永代供養墓の個別埋葬「合葬」の選択も可能です。その他、樹木葬や散骨なども考えられます。尚、永代供養墓の個別埋葬では20万円程度~、樹木葬も合祀・合葬形式選択できる霊園もあります。こちらは10万円程度~になります。又、散骨を行う場合は、墓地返還に関する手続のみとなり、改葬手続は不要になります。(散骨は、改葬に当らないため、市区町村から許可証が発行されません。)手続を簡単にしたいとお考えの場合は、散骨を選ぶのも一つの方法です。(業者委託で散骨を行う場合、5万円程度)その他の費用事務手数料(数百円~)書類取得費(印鑑証明書、住民票、戸籍等)1通 数百円~ご住職のお布施(供養を行う場合)3万円程度~4.小平霊園 情報小平霊園の特徴からお墓の種類、霊園内の施設などの情報を掲載しております。小平井霊園の申込を考えられている方は、参考にご覧下さい。(1)小平霊園の特徴・都立霊園の中では7番目に設置された霊園です。園内が直線で整然と区切られ、園路沿いにケヤキ・サクラ・マツなどの樹木が植えられています。又、霊園内には、野口雨情(詩人・童謡作家)〔作:赤い靴、十五夜お月さん、七つの子等〕、壷井栄(作家)〔作:二十四の瞳等〕、植木等(俳優・歌手)等の著名人が数多く埋葬されています。(詳細は下記の園内マップをご覧ください。)小平霊園 園内マップ(2)お墓の種類①一般墓地(一般・芝生・壁型・小型)②合葬式墓地③樹林・樹木墓地● 令和6年度の埋蔵施設の募集数・申込数は下記になります。 一般埋蔵施設:募集95数、申込436数(4.6倍)芝生埋蔵施設:募集5数、申込64数(12.8倍)合葬埋蔵施設:募集300数、申9365数(31.2倍)樹林・樹木墓地:募集なし一般埋蔵施設は区画面積により5種類に分けて募集されていますが、1番大きい区画(5.55~5.80㎡)は1.8倍の倍率に対し、1番小さい区画は(1.85~1.95㎡)は6.6倍になっています。このことから、小平霊園においては、大きい区画で墓地使用料の高くなるものよりは、小さい区画、芝生墓地、合葬墓地などの費用が抑えられるものの方が人気が高いと言えます。特に合葬墓地の倍率は非常に高く今後もこの傾向は続くものと思われます。(3)園内施設・小平霊園内の主要な施設は、下記の通りになります。①トイレ、②水汲み場、③下げ花置場、④桶・杓置場、⑤休憩所(4)補 足小平霊園は、都立霊園の中では新し霊園で園内施設も区画ごとに水汲み場(91箇所)、下げ花置場(56箇所)等の設置されるなど利便性の良い霊園になっております。園内の道路も直線で碁盤の目の様になっていますので、お墓参りで道に迷う心配もありません。(5)よくある質問(FAQ)開園時間は何時から何時ですか?小平霊園の正門開放時間は、4月~9月は、7:30~18:30。10月~3月は、7:30~17:00。となっており車での入園は終了時間の30前までとなっています。樹林・樹木墓地の開閉時間は、4月~9月は、7:30~18:00。10月~3月は、7:30~16:30までになります。尚、第四木曜日は、樹林・樹木墓地の区域は立入不可(管理上の都合により)。休日はありますか?管理事務所・納骨堂の休日は、年末年始の12月29日~1月3日となります。合葬埋蔵施設とは、どの様なものですか?いわゆる納骨堂の一種であり、小平霊園では、骨壺のまま地下カロートに20年間安置され、その後、遺骨を骨袋に写し共同埋蔵施設に合祀されます。尚、生前に申込が可能で承継者も不要です。個人・夫婦・親子・兄弟など併せた申込(2体又は3体まで)も可能ですが、埋蔵予定者に申込者が含まれること、埋蔵予定者が居住要件(都内に3年以上居住)を満たすことなどの条件があります。樹林型合葬埋蔵施設は、どのようなものですか?一般的には、樹木葬と言われる型式のお墓です。小平霊園では一体づつ骨袋に移し変え、地下のカロートに納骨します。尚、カロートの底面は土になっている為、ご遺骨はいずれ土に帰ることにまります。合同埋蔵施設と同様に生前申込も可能で、個人・夫婦・親子(2体又は3体まで)単位で申込可能です。但し、居住要件がありますので、ご注意下さい。車イス・お墓の清掃道具などの貸し出しは、ありますか?小平霊園に用意されている、貸出用の車イスは3台となります。お墓の清掃道具の貸出しも行われておりますので、使用を希望される方は、管理事務所にその旨お伝え下さい。小平霊園にお墓を建てるメリットは?都心部から若干離れておりますが、小平井駅から徒歩5分と他の都立霊園と比べ駅か近く、公共交通機関で行きやすい霊園と言えます。又、水汲み場、下げ花置場なども区画ごとに設置され利便性も良い霊園です。墓地使用料についても都心部の都立霊園に比べ安く設定されています。〔参考〕・小平霊園:1.85~1.95㎡ = 156万1千4百円~164万5千8百円・雑司ヶ谷霊園(豊島区):1.55~1.65㎡=313万8千7百円~334万4千2百円小平霊園にお墓を建てるデメリットは?都心部から少し離れている為、新宿駅から小平駅まで電車で40分程度の時間が掛かります(車の場合も1時間程度)ので、ご自身・ご家族など、お墓参りに行かれる方の住む地域によっては、不便さを感じる方もおります。又、お墓(一般埋蔵施設)の管理はご自身で行う必要がありますので、雑草の草むしりなど清掃を定期的に行わないと荒れ果てたお墓になってしまう場合があります。5.関連リンク・小平井霊園(東京都公園協会)の公式サイトは、こちらから小平霊園サイト・小平霊園からの改葬は、東村山市役所で改葬許可申請を行う必要があります。東村山市役所サイト6.アクセス情報● 所在地:〒189-0012 東京都東村山市萩山町1-16-1TEL:042-341-0050(霊園管理事務所)・「西新宿線 」小平駅 ~ 霊園(徒歩5分)7.周辺の見どころ・小平霊園の手続きの帰りに、周辺の観光名称巡りをするのは、如何でしょうか?(1)あじさい公園(霊園から徒歩12分程度)・昭和48年にあじさいの名所を目指して作られた市営公園です。約1500株のあじさいが植えられており、6月の中旬には「小平あじさい祭り」が行われ、夜間ライトアップも行われます。あじさい公園(小平市)(2)日本一丸ポスト(霊園から徒歩10分程度)・小平市民文化会館前に設置された、高さ2.8m・重量1.2tもある巨大なポストです。実際に郵便ポストとして使用も可能。本体は水道管、頭の蓋は中華鍋などユニークな材料が使用されています。日本一丸ポスト (小平市)(3)ガスミュージアム(霊園から徒歩24分程度)・都市ガスの歴史と人々の生活にガスがどの様な関わりをもってきたか学べる歴史博物館です。企画展やコンサートなども定期的に開催されています。主な建物は、くらし館とガス灯館となり、明治に建てられて東京ガスの工場・出張所を移設復元した赤レンガ造りの建物になっています。くらし館はガス器具や都市ガスの歴史、ガス灯館では灯具の点灯実演・展示など行われています。(開館時間10:00~17:00 入園無料)ガスミュージアム (東京ガス)8. 小平霊園 まとめ小平霊園は、東京都東村山市にある都立霊園で、自然に恵まれた静かな環境が魅力です。広大な敷地に様々な区画があり、多くの方に愛されている場所です。特に周辺の緑豊かな景観が心を落ち着け、落ち着いた空間でお参りすることができます。また、都心から少し離れた場所に位置し、喧騒から離れた静かな空間でありながら、アクセスもしやすいため、都内からの交通の便が良好です。墓じまいや改葬をお考えの場合小平霊園で墓じまいや改葬をお考えの場合、手続きは管理事務所で行う必要があります。都立霊園での手続きは、一般的な霊園よりも提出書類が多く、手続きが煩雑になることがあります。そのため、自己での手続きが難しい場合もあります。そのような場合、専門家のサポートを受けることで、スムーズに手続きを進めることが可能です。当事務所のサポート当事務所は、都立霊園をはじめ、多くの霊園での改葬や墓じまいの手続きに豊富な経験を持っています。小平霊園での改葬や墓じまいに関するご相談にも対応しておりますので、手続きが不安な場合はぜひご相談ください。専門家がしっかりとサポートし、あなたの大切な手続きをスムーズに進めるお手伝いをいたします。都立霊園の手続きは、お墓専門行政書士に ご相談下さい!!都立霊園の墓じまい・お墓の引越し(改葬)なら ご相談下さい。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらからTOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらから都立霊園の記事TOP・都立霊園の改葬・墓じまいは、こちらから
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  • 多磨霊園
    《多磨霊園》墓じまい・改葬代行サービス|東京都 大塚法務行政書士事務所
    東京都府中市に位置する広大な多磨霊園は、豊かな自然に囲まれた静寂な空間が魅力です。都内最大級の公園型霊園として知られ、歴史的な建造物や著名人の墓所も点在しています。当事務所では、この多磨霊園での墓じまいや改葬に関する複雑な手続きを、迅速かつ丁寧なサポートで代行いたします。多磨霊園での手続きでお困りの方は、お墓の専門家である行政書士にぜひご相談ください。1.多磨霊園の「墓じまい・改葬手続」のご相談当事務所は平成21年度に開業したお墓専門の行政書士事務所です。これまでに100件以上の墓じまい・改葬をサポートしてまいりました。都立霊園の手続きにおいても豊富な経験と実績がございますので、安心してご相談いただけます。多磨霊園での手続きは、民間の霊園に比べて提出する書類が多く、時間と労力がかかる場合があります。当事務所では、墓地使用者の承継、墓じまい、改葬、現地立会など、お客様の状況に応じた必要な範囲のみをサポートいたします。また、都立霊園の各種手続き全般について経験豊富ですので、複雑な手続きも安心してお任せください。墓じまいや改葬の手続きに不安がある方多磨霊園での手続き方法について知りたい方改葬にかかる費用や必要な書類について確認したい方この様な方々のために、わかりやすく丁寧にご説明させていただきます。当事務所が提供する具体的な業務内容については、都立霊園の墓じまい・改葬手続代行のページをご覧ください。また、都立霊園の各種手続きや申請に必要な書類については、都立霊園の申込方法・要件・墓地の種類のページに詳しく掲載しております。・この様な方にお勧めします。当事務所は、以下のようなご希望をお持ちの方に最適なサポートを提供します。遠方に住んでいて、多磨霊園での改葬を希望している方お墓の継ぐ人がいないため、墓じまいを検討している方墓地の引越しや施設変更を考えているが、手続きに不安を感じる方多磨霊園をはじめとするお墓の手続きにおいて、当事務所の深い知識と豊富な経験を活かし、お客様の大切な手続きを迅速かつ丁寧にお手伝いいたします。ぜひ、お気軽にご相談ください。都立霊園の手続きは、お墓専門行政書士に ご相談下さい!!都立霊園の墓じまい・お墓の引越し(改葬)なら ご相談下さい。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらから2.多磨霊園の概要・多磨霊園は東京都府中市多磨町に位置し、大正12年に開園された公園墓地です。日本初の公園墓地であり、総面積は都立霊園最大の128ヘクタールに及びます最大の都立霊園であり、お墓の種類も多く一般埋蔵施設、合葬埋蔵施設、樹林型合葬埋蔵施設、長期収蔵施設など、様々な形式のお墓が揃えられています。3.多磨霊園の墓じまいの流れ・多摩霊園に所有する墓を墓じまいし、①同霊園又は、八王子・多摩霊園の合葬施設に改葬する場合、②民営霊園の永代供養墓等に改葬する場合、それぞれの墓じまいの流れについて解説いたします。(1)墓じまい+施設変更(小平-多摩-八柱霊園)施設変更とは、現在多磨霊園にお持ちのお墓を墓じまいし、都立霊園が提供する合葬埋蔵施設へ改葬する制度です。この制度を利用できるのは、小平霊園、多磨霊園、八柱霊園に設置されている合葬埋蔵施設となります。ここでは、多磨霊園におけるこの施設変更の流れについて詳しく解説いたします。①施設変更の仮予約・書類の取得最初に多磨霊園管理事務所(TEL:042-365-2079 府中市多磨4-628)に連絡し施設変更の仮予約を行います。この仮予約後に施設変更の申込に関する書類が管理事務所から郵送で届きます。②石材店の決定施設変更の申込書が届いたら、申請に必要な書類と添付する書類も確認しておきます。申請の書類には、多磨霊園の墓を撤去する石材店の押印が必要な書類がありますので、事前に石材店を決めておきましょう。尚、多磨霊園は公営墓地のため指定石材店はありませんので、ご自身で自由に決めることが出来ます。又、お墓を建立した石材店に必ず頼む必要もありませんので、見積書の金額を比較して検討して下さい。③施設の変更の申込施設変更の申込期間(7月・10月・12月初旬~中旬)内に多磨霊園の管理事務所で施設変更の申込を行います。書類に不備があると再度、管理事務所に行くことになりますので、一度で済むように申請書類(施設変更申請書等)、添付書類(住民票、印鑑証明書等)等の必要な書類をよく確認した上で、管理事務所で手続きを行いましょう。(念のため、実印、認印も持参しましょう。)④改葬手続手続きが無事完了し「合葬埋葬施設の使用許可証」がご自宅に届きましたら、再度、多磨霊園管理事務所で改葬の手続きを行います。所定の様式に記入を行い、管理事務所から改葬許可申請書を渡されます。この書類を府中市役所 総合窓口課 (TEL:042-335-4333)に提出し改葬許可証を取得します。尚、府中市の文化センターも改葬許可申請が可能です。多磨霊園からは「紅葉丘文化センター(TEL:042-365-1188 府中市紅葉丘2-1)」が一番近く、徒歩7分程度の距離にあります。⑤遺骨の取出し+改葬改葬許可証の取得完了後、多磨霊園の墓じまい及び改葬の日程を決定します。(撤去を行う石材店の都合を確認した上で、日時を決定して下さい。)当日は、お花屋お線香を持参し、お祈りした上で骨壺を取出します。その後、合葬埋葬施設のある都立霊園に移動し、管理事務所で手続きを行い、ご遺骨を引き渡して完了となります。※多磨霊園内の移動では問題有りませんが、他の都立霊園に移動する場合は、骨壺内の水抜きを行っておきましょう。以上が、多磨霊園のお墓から合葬埋葬施設に改葬する流れになります。⑥墓じまい+施設変更のフロー図STEP施設変更の仮予約・書類取得多磨霊園管理事務所に連絡し施設変更の仮予約を行います。施設変更申請書などの書類は、この仮予約後に霊園管理事務所から郵送で届きます。STEP申請書類の準備書類の取得が出来ましたら、申請書に添付する住民票・印鑑証明書等も市区町村の役所で取得しておきましょう。又、申請書の記入出来る箇所(氏名。住所等)は、予め記入しておきましょう。(石材店の押印も忘れずに。)STEP申込手続(多磨霊園管理事務所)書類の準備が整いましたら、多磨霊園の管理事務所で施設変更の申請手続を行います。(申込受付け期間内に行う必要があります。)STEP改葬手続(管理事務所+府中市役所)合葬埋葬施設の「使用許可証」が届きましたら、再び、多磨霊園管理事務所にいき改葬手続を行います。手続が完了後に改葬許可申請書を受取り、府中市役所又は、文化センターで改葬許可申請を行います。許可証が発行されましたら、主な手続は完了となります。STEP施設変更多磨霊園のお墓から遺骨の取出し行います(墓じまい)。取出した遺骨は、改葬先の霊園に移動して、納骨の手続を行った上で管理者に引き渡します。(2)墓じまい+民営の永代供養墓等に改葬多磨霊園のお墓を墓じまいし、民営霊園の永代供養墓等に改葬する流れについて解説いたします。①ご遺骨の埋葬先を決める。承継者がいない、子供に負担を掛けたくないなどの理由により、墓じまいを行い民営霊園の永代供養墓に改葬する方もおります。改葬許可申請書には、改葬先の所在地を記入する箇所がありますので、申請前に霊園を決めておく必要があります。②墓地返還書類の取得多磨霊園管理事務所(TEL:042-365-2079)から墓地返還に関する書類一式を取得します(管理事務所又はで入手するか、郵送依頼で取得)。書類が届きましたら、多磨霊園の使用許可書を参考に、氏名、住所、墓地区画番号等を記入し押印します(分からない箇所は、空欄にしておき管理事務所で記入)。③添付書類の取得多磨霊園墓地使用者の印鑑証明書(3か月以内)、改葬先霊園の使用許可書、又は受入れ証明書が必要になります。印鑑証明書は、ご自身の所在地を管轄する市区町村で取得します。使用許可書等は、改葬先の霊園との契約後に発行されますので、手続き前に取得しておきましょう。墓地返還届の書類に墓石を撤去する石材店の押印箇所がありますので、申請前に石材店も決めて書類に押印してもらう必要があります。④墓地返還手続き・改葬手続多磨霊園での墓地返還手続きは郵送ではできません。多磨霊園管理事務所で墓地返還手続きを行います。持参した書類一式を霊園管理者に提出し手続を行います。修正等有る場合は、印鑑が必要になる場合がありますので、実印・認印も念のため持参しましょう。⑤改葬許可申請上記、返還手続き完了後に改葬手続も行います。こちらは、改葬先の使用許可書等を提示し、多磨霊園の所定様式に墓地台帳を確認しながら、遺骨者の本籍・住所・氏名等を記入していきます。この手続きが無事完了しましたら霊園管理者より改葬許可申請書が渡されます。次に、この申請書を持参して府中市役所の総合窓口課(TEL:042-335-4333)又は、府中市の各文化センターで改葬許可申請を行い許可証を取得します。許可証は通常20分~30分程度で発行されます。(混み具合にもよります。)⑥遺骨の取出し+改葬許可証が発行されましたら、多磨霊園での手続きは完了となります。後は、改葬先の霊園の予約をとり改葬日を決めることになります。尚、多磨霊園の墓じまいも同日に行う場合は、石材店の予定も確認し日程を決めます(お墓から遺骨を取出して貰うため)。遺骨を取出後、改葬先の霊園に移動して納骨を行います。以上にて墓じまい+改葬完了となります。(墓石は後日、石材店により撤去されます。)⑦墓じまい+改葬のフロー図STEP改葬先の霊園の選択・決定多磨霊園に埋葬されている遺骨をどこの霊園に改葬するか?STEP書類の取得・準備多磨霊園管理事務所に連絡し、墓地返還に関する書類を取得します。(管理事務所、又は郵送依頼で取得します。)申請に必要な書類一式も事前に確認して下さい。STEP撤去石材店の決定お墓を撤去する石材店を選び契約を行います。墓地返還に関する書類は、石材店の押印が必要になりますので、契約後に押印を頂いておきましょう。STEP墓地返還・改葬手続(管理事務所+府中市役所)墓地返還に関する書類一式を多磨霊園管理事務所に提出し、改葬手続も併せて行います。改葬許可申請書が発行されましたら、府中市役所、又は、文化センターで改葬許可申請を行い、許可証を取得します。STEP墓じまい+改葬関係先との日程調整の上、多磨霊園の墓じまい及び改葬を行います。カロートからご遺骨を取出し、改葬先の霊園で納骨を行います。お墓の撤去は後日、石材店により行われます。(3)多摩霊園で墓じまい・改葬する場合の注意点・現在、お墓が多磨霊園にあるが、承継者がいないなどの理由により墓じまいを考えている方も多いかと思います。近年では一般的な墓地より承継者不要の永代供養等の人気が高くなっております。もし、永代供養墓に改葬したいと思った場合、多磨霊園での手続きを先に行う必要があります。多磨霊園は都立霊園になりますので、民間の霊園と比べ手続が少し複雑です。又、基本的には霊園管理事務所で手続きを行う必要があり郵送では行えません。申請書及び添付する書類など申請に必要な書類一式を事前に確認した上で、管理事務所で手続きを行う様にして下さい。(石材店の押印が必要な書類がありますので、事前に撤去する石材店を決めて押印も貰って下さい。)書類に不備があり、多磨霊園管理事務所まで何度も行くのは大変です。一回で終わるように時間に余裕を持って進め、わからないことは電話で管理事務所に確認しておきましょう。①施設変更を行う場合多磨霊園の一般墓所から合葬埋葬施設に施設変更を行う場合は、施設変更申込で1回、改葬手続で1回と最低でも2回、多磨霊園管理事務所に行く必要があります。又、改葬許可証は、府中市区役所で発行されますので、こちらの手続きも行う必要があります。②お墓を継ぐ人が墓じまいする場合多磨霊園の墓地所有者が亡くなり、お墓を継ぐ人が墓じまいを行うには、墓地の使用者を変更する「使用者変更手続」が必要になります。この手続きを行い墓地使用者を変更した上で、お墓じまいや改葬の手続きを行うことになります。(同時に手続きを行うことも可能です。)(4)墓じまい+改葬費用の目安・多摩霊園(府中市多磨4-628)の墓じまい+改葬に掛かる費用を参考に掲載させて頂きます。墓石撤去費(1㎡辺り10万円程度)多磨霊園で墓じまいを行う場合、更地に戻して返還する必要があります。お墓の撤去費用の相場はわかりずらい面がありますが、一般的な和型のお墓では20万円~50万円程度が相場と言えます。洋型のお墓は、10万円~20万円程度。(墓面積が広い場合、石材の量が多い場合などは、これより高額になる場合があります。)改葬費(5万円程度~)多磨霊園の合葬埋葬施設に改葬する場合多磨霊園の一般墓から合葬埋葬施設に施設変更する場合、改葬先の費用は掛からず事務手数料のみ発生することになります。民営の永代供養墓等に改葬する場合永代供養墓は、霊園の場所や埋葬形式により金額が異なります。一般的な永代供養墓では、5万円程度~選択することも可能です。但しこの場合は、骨壺から取出し他の遺骨と一緒に埋葬される形式(合祀)となります。最初から一緒に埋葬されることに抵抗がある場合は、骨壺のまま埋葬する形式(合葬)や区画で購入する形式もあります。この形式は上記の合祀形式より高額になり費用な10万円程度~になります。散骨する場合散骨は業者に委託して散骨してもらう形式と船に同乗してご自身で散骨を行う形式があります。業者委託での散骨費用は5万円程度、船に同乗する場合は10万円~20万円程度になります。なお散骨のメリットとしては、多磨霊園での手続きが墓地返還手続きのみとなり、改葬手続等を行う必要がありません。(散骨はお墓に埋葬する訳ではありませんので、府中市より改葬許可証が発行されません。)その他の費用事務手数料(数百円~)書類取得費(印鑑証明書、住民票、戸籍等)1通 数百円~ご住職のお布施(供養を行う場合)3万円程度~4.多磨霊園 情報多磨霊園に関する情報を掲載いたします。霊園の特徴やお墓の種類、霊園内施設なども掲載しております。多磨霊園の申込をお考えの方は参考にご覧下さい。(1)多磨霊園の特徴・都立霊園最大の霊園である為、管理事務所から前原町の小金井門まで歩くと約1.5km(20分程度)の道のりになります。電車の場合は、多磨霊園表門からバスに乗り、霊園南七号地、中央二十号地のバス停下車など、園内マップで確認して行かれる事をお勧めします。この様に非常に大きな霊園ですが、園内にはアカマツの雑木林、サクラ並木もあり、お参りの道中に四季折々の花々や紅葉も楽しむことが出来ます。又、東郷平八郎(元帥)、山本五十六(元帥)、与謝野晶子(歌人)、江戸川乱歩(小説家)、向田邦子(脚本家)など、多くの著名人が埋葬されている霊園でもあります。多磨霊園 園内マップ(2)お墓の種類一般埋蔵施設合葬埋蔵施設樹林型合葬埋蔵施設● 令和6年度の埋蔵施設の募集数・申込数は下記になります。 ① 一般埋蔵施設ⅰ)7.05~7.95㎡:募集10・申込15(1.5倍)〔使用料650万円~733万円程度〕ⅱ)5.45~5.85㎡:募集20・申込32(1.6倍)〔使用料502万円~539万円程度〕ⅲ)4.45~4.85㎡:募集5・申込9(1.8倍)〔使用料410万円~447万円程度〕ⅳ)3.25~4.00㎡:募集65・申込106(1.6倍)〔使用料300万円~369万円程度〕ⅴ)2.35~3.00㎡:募集40・申込91(2.3倍)〔使用料217万円~277万円程度〕ⅵ)1.75~2.00㎡:募集160・申込378(2.3倍)〔使用料161万円~184万円程度〕一般埋蔵施設の募集総数は300に対し申込みは631となり、全体倍率は2.1倍となります。一部都立霊園を除き、全体として小規模な区画で使用料が安い方に人気があると言えます。倍率は1.5~2.3倍となり、他の都立霊園と比べ競争率もそれほど高くなく当選しやすい霊園とも言えます。合葬埋蔵施設多磨霊園の場合は、一定期間、骨壺のまま安置され期間経過後に他のご遺骨と合祀されます。①遺骨の埋蔵申込ⅰ)遺骨1体用:募集58・申込259(4.5倍)〔使用料60万円〕ⅱ)遺骨2体用:募集31・申込135(4.4倍)〔使用料万円〕②遺骨の埋蔵+生前申込ⅲ)2体用(遺骨1体+申込者1名):募集50・申込397(4.5倍)〔使用料120万円〕ⅳ)3体用(遺骨1-2体+申込者等1-2体):募集40・申込330(4.5倍)〔使用料180万円〕③生前申込ⅴ)1体用:募集34・申込317(9.3倍)〔使用料60万円〕ⅵ)2体用:募集82・申込782(9.5倍)〔使用料120万円〕ⅶ)3体用:募集34・申込325(9.5倍)〔使用料180万円〕上記埋蔵施設は、いわゆる納骨堂の様な施設と言えますが、一般埋蔵施設(一般的なお墓)と比べ、競争率が4.4倍から9.5倍と高くなっています。近年では、お墓の承継者がいない、子供に迷惑を掛けたくない等の理由で永代供養墓、納骨堂を選択される方が多くなっており、その傾向が、多磨霊園の応募数に反映されているとも言えます。ちなみに一番競争率が高いのは、生前申込になっており終活の1つとして申込まれた方が多いのではないでしょうか。樹林型合葬埋蔵施設骨壺から骨袋に移し共同のカロートに埋葬される形式の施設です。樹林型合葬墓地:募集640・申込5169(8.1倍)〔1体9万1千円、粉骨状態の場合は3万円〕樹林型墓地は種類が多い為、全体総数で記載させて頂きました。こちらの形式は一般的には永代供養墓と言われている形式になります。他のご遺骨と最初から合祀される事に抵抗がある方は、合葬埋蔵施設等を選ぶことになります。費用は3種類の中で一番安くなります。ちなみに同形式では小平霊園(31.2倍)、八柱霊園(1.6倍)と地域によって倍率も大きく異なっております。(3)園内施設・多摩霊園内の主要な施設は下記になります。多磨霊園は都立霊園の中で最大の霊園です。園内にバス停が2箇所もあります。①トイレ、②水汲み場、③下げ花置場、④桶・杓置場、⑤授乳室、⑥園内バス停2箇所(4)補 足大型の霊園である事から、一般墓の募集数は八柱霊園(315)に次ぐ300数となっています。競争率は2.1倍と都立霊園の中では低い方になります。一方、合葬埋蔵施設は人気があり8.1倍と小平霊園(31.2)継ぐ競争率の高さになります。樹林型墓地については、令和6年度に募集されたのは多磨霊園のみとなっています。(3.0倍)一般的な墓を建立される方は、場所に問題がなければ、競争率もそれほど高くない為、狙い目の都立霊園と言えます。合葬埋蔵施設は人気が高く、抽選に外れる方も多いかと思います。都立霊園の場合、募集が一年に一度になりますので、時間的余裕がない方は、民間の霊園等も検討する必要があります。ちなみに、合葬埋葬施設(樹林型含む)については、民間霊園等の選び方により都立霊園とほぼ同様の金額で選択する事も可能です。(5)よくある質問(FAQ)開園時間は何時から何時ですか?多磨霊園の開門時間は、3月~9月は、8:00~18:30。10月~2月は、8:30~17:30。バス通り車止めは8:30~17:30になります。みたま堂の開所時間は、3月~9月は、9:00~17:00。10月~2月は、9:00~16:30。休日はありますか?管理事務所・納骨堂の休日は、年末年始の12月29日~1月3日となります。合葬埋蔵施設とは、どの様なものですか?いわゆる納骨堂の一種であり、多磨霊園では、骨壺のまま地下カロートに20年間安置され、その後、遺骨を骨袋に写し共同埋蔵施設に合祀されます。尚、生前に申込が可能で承継者も不要です。個人・夫婦・親子・兄弟など併せた申込(2体又は3体まで)も可能ですが、埋蔵予定者に申込者が含まれること、埋蔵予定者が居住要件(都内に3年以上居住)を満たすことなどの条件があります。樹林型合葬埋蔵施設は、どのようなものですか?一般的には、樹木葬と言われる型式のお墓です。多磨霊園では一体づつ骨袋に移し変え、地下のカロートに納骨します。尚、カロートの底面は土になっている為、ご遺骨はいずれ土に帰ることにまります。合同埋蔵施設と同様に生前申込も可能で、個人・夫婦・親子(2体又は3体まで)単位で申込可能です。但し、居住要件がありますので、ご注意下さい。車イス・お墓の清掃道具などの貸し出しは、ありますか?多磨霊園に用意されている、貸出用の車イスは2台となります。お墓の清掃道具の貸出しも行われておりますので、使用を希望される方は、管理事務所にその旨お伝え下さい。多磨霊園にお墓を建てるメリットは?都立霊園の中では、競争率もそれほど高くなく、募集数も多い霊園ですので、当選確率が高いと言えます。都立霊園の中では最大の霊園になり、様々な型式のお墓がありますので、最初に一般墓を建立し、将来的には同霊園内の合同墓に埋葬すると言ったことも考えられます。都立霊園は、東京都が運営しておりますので、信頼性・安心性が高い霊園と言えます。多磨霊園にお墓を建てるデメリットは?都心部から少し距離があります。(新宿から電車で40分~1時間程度)園内も非常に広い為、電車で行かれる方は、徒歩又は、園内を通行するバスを利用することになります。又、バスを利用した場合も園内2か所のバス停から、お墓まで距離がある場合は、10分程度歩くことになります。良くお聞きすることですが、ご高齢になると足が悪くなる方も多く、広い園内を歩いて行くのは大変になります。ですので、ご自身が高齢になった場合も、お参りに行きやすいか?など考慮した上で決められた方が良いかと思います。5.関連リンク・多磨霊園(東京都公園協会)の公式サイトは、こちらから多磨霊園サイト・多磨霊園からの改葬は、府中市役所での改葬許可申請及び許可証の取得が必要です。府中市役所サイト6.アクセス情報● 所在地:〒183-0002 東京都府中市多磨町4-628TEL:042-365-2079(霊園管理事務所)・「多摩川線 」多磨駅(西口) ~ 霊園(徒歩10分)・「JR線」武蔵小金井駅(南口)~京王バス(多磨霊園表門 下車)~ 霊園(徒歩2分) ・「京王線」多磨霊園駅(北口)~京王バス(多磨霊園表門 下車)~ 霊園(徒歩2分)7.周辺の見どころ(1)野川公園・武蔵野公園・武蔵野の森公園・多磨霊園の東側には東京都が運営する3つの広大な公園が隣接しています。①〔 野川公園 〕キャンプ場・バーベキュウ場・自然観察園の施設、大芝生広場などもある公園です。園内にはサクラ・イチョウの木々が植えられています。野川公園サイト②〔 武蔵野公園 〕バーベキュウ場、野球場の施設、芝生広場の、苗圃(びょうほ)などがある公園です。(苗圃とは、苗木を育てる畑の様なものです。)園内にはサクラ・モミジの他、ハナミズキ、ツバキ等の植物も植えられています。武蔵野公園サイト③〔 武蔵野の森公園 〕調布飛行場が見え、野球場・サッカー場・ラグビー場等のスポーツ施設が充実が充実している公園です。園内にはアカマツ、エノキケヤキ、サクラ等が植えられています。又、正門に付近に、針葉樹(コニファー)シダレヤナギ・ヒマラスギ等が植栽された「花とコニファー園」があります。武蔵野の森公園サイト(2)府中の森公園・府中市美術館①〔 府中の森公園 〕府中基地跡地に作られた公園です。美しい景観の日本庭園、沢山の樹木が生い茂る武蔵野の森、300m続くサクラ並木、大きな広場など、見どころ満載の公園です。その他、野球場、テニスコート、サッカー、ホッケー場等の施設もあります。(有料)府中の森公園サイト②〔 府中市美術館 〕2000年10月に開園された美術館。「生活と美術=美と結びついた暮らしを見直す美術館」をテーマとして、一階は創作室、市民ギャラリー、美術図書室等の施設があり、二階は、江戸時代から現代までの絵画が展示されている常設展示室とテーマにちなんだ作品が展示される企画展示室で構成されています。府中市美術館サイト8. 多磨霊園 まとめ多磨霊園は、東京都府中市に位置する広大な都立霊園で、豊かな自然に囲まれた静かな環境が特徴です。敷地内には様々な区画があり、都心から少し離れた場所にありながら、交通アクセスが良好で、都内からもアクセスしやすい場所にあります。特に、静かな空間でのお参りは心を落ち着け、自然との調和が感じられる場所です。多磨霊園の広い敷地には、様々な歴史的背景や文化財も点在しており、訪れる度に新たな発見があります。墓じまいや改葬をお考えの場合多磨霊園で墓じまいや改葬をお考えの場合、手続きは管理事務所で行う必要があります。都立霊園での手続きは書類の提出が多く、一般的な霊園よりも複雑な手続きが求められます。そのため、ご自身での手続きが難しい場合もあります。その際、専門家によるサポートを受けることで、手続きをスムーズに進めることができます。専門家が手続きを代行し、安心して進められるようサポートいたします。当事務所のサポート当事務所は、多磨霊園をはじめ、都立霊園での改葬や墓じまいに豊富な経験を持っています。手続きが煩雑で不安な方にも、専門家によるサポートを提供し、スムーズに進められるようお手伝いをいたします。お困りの際は、是非ご相談ください。専門家がしっかりとサポートし、あなたの大切な手続きをスムーズに進めるお手伝いをいたします。都立霊園の手続きは、お墓専門行政書士に ご相談下さい!!都立霊園の墓じまい・お墓の引越し(改葬)なら ご相談下さい。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらからTOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらから都立霊園の記事TOP・都立霊園の改葬・墓じまいは、こちらから
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  • 八王子霊園
    《八王子霊園》墓じまい・改葬代行サービス|東京都 大塚法務行政書士事務所
    東京都八王子市元八王子町に位置する八王子霊園は、昭和46年に開設された都立霊園です。自然の地形を活かした広大な敷地は、山々と木々に囲まれ、四季折々の美しい景観が楽しめます。当事務所では、この八王子霊園での墓じまいや改葬に関する複雑な手続きを、迅速かつ丁寧なサポートで代行いたします。八王子霊園での手続きでお困りの方は、お墓の専門家である行政書士にぜひご相談ください。1.八王子霊園の「墓じまい・改葬手続」のご相談当事務所は平成21年度に開業したお墓専門の行政書士事務所です。これまでに100件以上の墓じまい・改葬をサポートしてまいりました。都立霊園の手続きにおいても豊富な経験と実績がございますので、安心してご相談いただけます。八王子霊園での手続きは、民間の霊園に比べて提出書類が多く、時間と労力がかかる場合があります。当事務所では、墓地使用者の承継、墓じまい、改葬、現地立会など、お客様の状況に応じた必要な範囲のみをサポートいたします。また、都立霊園の各種手続き全般について経験豊富ですので、複雑な手続きも安心してお任せください。墓じまいや改葬の手続きに不安がある方八王子霊園での手続き方法について知りたい方改葬にかかる費用や必要な書類について確認したい方この様な方々のために、わかりやすく丁寧にご説明させていただきます。当事務所が提供する具体的な業務内容については、都立霊園の墓じまい・改葬手続代行のページをご覧ください。また、都立霊園の各種手続きや申請に必要な書類については、都立霊園の申込方法・要件・墓地の種類のページに詳しく掲載しております。・この様な方にお勧めします。当事務所は、以下のようなご希望をお持ちの方に最適なサポートを提供します。遠方に住んでいて、八王子霊園での改葬を希望している方墓じまいから永代供養墓の改葬まで一式お任せしたい方墓地の引越しや施設変更を考えているが、手続きに不安を感じる方八王子霊園をはじめとするお墓の手続きにおいて、当事務所の深い知識と豊富な経験を活かし、お客様の大切な手続きを迅速かつ丁寧にお手伝いいたします。ぜひ、お気軽にご相談ください。都立霊園の手続きは、お墓専門行政書士に ご相談下さい!!都立霊園の墓じまい・お墓の引越し(改葬)なら ご相談下さい。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらから2.八王子霊園 概要・八王子霊園は東京都八王子市元八王子町に位置し、昭和46年に開設された都立霊園です。面積は約64.4ヘクタールです。都立霊園の中では一番新しい霊園であり、自然の地形を生かして造成されたため、園内の高低差は100mにもなります周辺には高い建物もなく山と木々に囲まれた自然環境豊かな霊園です。(都心の高層ビル群が見える丘もあります。)3.八王子霊園の墓じまいの流れ・八王子霊園の墓地を墓じまいし、①合葬埋葬施設(小平・多摩・八柱霊園)に施設変更する場合と②民営霊園の永代供養墓等に改葬する場合、それぞれの墓じまいの流れについて解説いたします。(1)墓じまい+施設変更(小平-多摩-八柱霊園)施設変更とは、現在八王子霊園にお持ちのお墓を墓じまいし、都立霊園が提供する合葬埋蔵施設へ改葬する制度です。この制度を利用できるのは、小平霊園、多磨霊園、八柱霊園に設置されている合葬埋蔵施設となります。ここでは、八王子霊園におけるこの施設変更の流れについて詳しく解説いたします。①施設変更の仮予約・書類の取得施設変更を行う場合は、施設変更申請書、使用修了届等の書類を八王子霊園管理事務所に提出して行うことになります。そのため、施設変更に関する書類一式を八王子霊園から入手することになります。書類は管理事務所に連絡し、仮予約(4月から受付)した後に郵送で送られてきます。②石材店の決定施設変更書類のうち、お墓を撤去する石材店の押印が必要な書類があります。このため施設変更の申込をする前に石材店を決めておく必要があります。尚、八王子霊園は都立霊園ですので民営霊園のような指定石材店はありません。どの石材店にお墓の撤去を依頼するのか?ご自身で決めることになります。もし、心当たりがない場合は、管理事務所で出入りの石材店を紹介してもらう、霊園近くの石材店をインターネット等で調べ依頼するなどになります。又、お墓を建立した石材店に必ず依頼する必要もありません。見積書を取得して金額を比較した上で、撤去を依頼する石材店を決めましょう。③施設の変更の申込施設変更の申込受付期間は、7月・10月・12月の初旬~中旬の年3回になります。この期間内に八王子霊園管理事務所で申込手続を行います。申込書類、添付書類(住民票、印鑑証明書等)、印鑑など忘れ物がないか?良く確認した上で、管理事務所に行くようにしましょう。④改葬手続施設変更の申込が無事完了し「合葬埋葬施設使用許可証」が自宅に届きましたら、今度は、改葬手続ため、再度、谷中霊園管理事務所に行きます。霊園所定の用紙に記入し改葬許可申請を発行してもらいます。次に、この申請書を八王子市役所の市民部市民課(TEL:042-620-7233)に提出し改葬許可証を取得します。郵送申請する場合八王子市役所の改葬許可申請は郵送でも可能です。送り先は下記の宛先になります。・〒192-8501 東京都八王子市元本郷町3-24-1 八王子市役所 市民部 市民課戸籍担当 ※改葬許可申請書以外に切手を貼った返信用封筒(住所、宛名を記入)を忘れずに同封してください。⑤遺骨の取出し+改葬改葬許可証が無事完了したら、八王子霊園の手続きは完了となります。後は、八王子霊園のお墓から遺骨を取出し、合葬施設先に遺骨を運び、墓地管理者に引渡し完了となります。遺骨の取出しは、お墓を撤去する石材店に行ってもらいますので、事前に石材店と打合せをし日程を決めておきましょう。又、住職に供養をお願いする場合は、事前に日にちの相談もしておきましょう。(お墓の撤去は、後日、石材店によって行われます。)⑥墓じまい+施設変更のフロー図STEP施設変更の仮予約・書類取得八王子霊園管理事務所に連絡し、施設変更の仮予約を行います。この仮予約の完了後に施設変更に関する書類が管理事務所から郵送で届きます。STEP申請書類の準備申請書には、住民票・印鑑証明書等も必要になります。ご自宅の市区町村で取得しておきましょう。その他、申請書に墓石を撤去する石材店の㊞が必要になりますので、石材店を決めておく必要もあります。STEP申込手続(八王子霊園管理事務所)施設変更の申込手続は、管理事務所で行う必要がありますので、忘れ物がないか?書類を良く確認した上で、管理事務所に行きましょう。(申込受付け期間に忘れずに行って下さい。)STEP改葬手続(管理事務所+八王子市役所)合葬施設の「使用許可証」が届きましたら、次に改葬手続を行います。この手続も八王子霊園の管理事務所で行う必要があります。改葬手続は、事務所で所定の様式に記入します。完了後に改葬許可申請を受取り、その書類を八王子市役所に提出し許可証が発行となります。(郵送可)STEP施設変更全ての手続完了後に関係先と日調整を行い墓じまい+改葬日を決定します。当日は、お墓から遺骨を取出し、改葬先の施設で手続を行い墓地管理者に遺骨を引き渡します。以上にて施設変更完了となります。(2)墓じまい+民営の永代供養墓等に改葬ここでは、八王子霊園の墓を墓じまいして、民営霊園の永代供養墓等に改葬する流れについて解説いたします。①ご遺骨の埋葬先を決める。どこの霊園に改葬するか、どの様な形式のお墓にするか?考えておき、実際に現地見学等を行った上で改葬先の霊園を決め契約を行います。契約した霊園の使用許可書(受入れ証明書)が、改葬手続の際に必要になりますので事前に霊園から取得しておきます。②墓地返還書類の取得について八王子霊園管理事務所に(TEL:042-663-1533)連絡し、郵送で墓地返還書類を取得するか、霊園管理事務所に直接訪問して書類を取得します。ちなみに送られて来る書類は①返還・改葬に必要な書類等、②使用修了届、③返還に係る誓約書、④返還工事終了届(撤去石材店用)になります。※①の書類に添付する書類一覧が記載されています。良く確認して下さい。③添付書類の取得八王子霊園に提出する書類で上記②の書類は実印の押印が必要になります。この実印の印鑑証明書④墓地返還手続き・改葬手続管理事務所に墓地返還届等の書類を添付書類と併せて提出します。尚、書き方がわからない場合は、住所・氏名を記入し、後は、霊園の管理事務所で確認して記入しましょう。(墓地返還に関する書類に、石材店の記名押印が欄がありますので、こちらは事前に押印してもらいましょう。)⑤改葬許可申請墓地返還と改葬の手続きを一緒に行うことが可能ですので、二度手間にならない様に必要書類を確認した上で管理事務所に申請に行きましょう。手続が完了後、改葬許可申請書が発行されましたら、この申請書を台東区役所の戸籍住民サービス課(TEL:03-5246-1162)に提出し改葬許可証を取得します。(郵送も可)⑥遺骨の取出し+改葬石材店、改葬先の霊園等と日程を調整し日にちを決定します(供養を行う場合は、お呼びするご住職の予定も確認しておきましょう。)。当日、お墓から儀骨を取出し、改葬先の霊園にて納骨を行います。尚、お墓の撤去は、通常、後日行われます。⑦墓じまい+改葬のフロー図STEP改葬先の選択・決定ご遺骨を改葬する霊園、埋葬形式を決めて契約を行います。契約後に墓地使用許可証又は、受入れ証明書を取得しておきます。STEP書類の取得・準備谷中霊園管理事務所に連絡し、墓地返還に関する書類を取得します。書類が届きましたら必要な添付書類を確認し、事前に取得しておきましょう。STEP石材店の決定お墓を撤去する石材店を選び契約を行います。墓地返還に関する書類は、石材店の押印が必要になりますので、契約後に押印を頂いておきましょう。STEP墓地返還・改葬手続(管理事務所+台東区役所)墓地返還に関する書類一式を谷中霊園管理事務所に提出し、改葬手続も併せて行います。改葬許可申書が発行されましたら、台東区役所で申請を行い、改葬許可証を取得します。(郵送でも可)STEP墓じまい+改葬関係先との日程調整の上、墓じまい及び改葬を行います。カロートからご遺骨を取出し、改葬先の霊園で納骨を行います。お墓の撤去は後日、石材店により行われます。(3)八王子霊園で墓じまい・改葬する場合の注意点・八王子霊園は都立霊園になりますので、民営の霊園と比べ提出する書類も多く、手続きも複雑になります。又、基本的には管理事務所で手続きを行う必要があります。(墓地返還、施設変更、埋葬証明願い等)添付する書類も、印鑑証明書、住民票、改葬先の受入れ証明書等、手続により異なります。ですので、墓じまいして施設変更を行うのか、民営の永代供養墓に改葬するのか、或は、散骨するのか?など予め決めておく必要があります。又、石材店の㊞も必要になりますので、こちらも契約しておく必要があります。ご自身で手続きを行う場合は、最初にどの様な手続が必要になるのか?確認し必要な書類一式を用意した上で管理事務所に行くようにして下さい。書類に不備があると出直すことになる場合もあります。八王子霊園は、最寄りの高尾駅から遠いため、何度も行くのは大変です。一回で終わるよう忘れ物には注意して下さい。①施設変更を行う場合八王子霊園の一般的な墓地から合葬埋葬施設へ変更を行う場合は、施設変更の申込、改葬手続と2度、八王子霊園管理事務所に行く必要があります。さらに改葬許可書が発行後、八王子市で改葬許可申請を行うことになります。(郵送可)②お墓を継ぐ人が墓じまいする場合八王子霊園の墓地使用者が亡くなり、そのお墓を墓じまいするには、墓地返還等の他に、使用者変更手続きも行う必要があります。この手続きには、新たに使用者になる方が、故人の祭祀承継者であることの証明する書類等が必要です。この手続きを行うわないと墓地返還等の手続きを行えません。尚、管理事務所で同時に手続きを行うことも可能ですので、予めそれぞれ必要な書類を準備して手続きを行いましょう。(4)墓じまい+改葬費用の目安・八王子霊園(八王子市元八王子町3-2536)の墓じまい+改葬に掛かる費用を参考に掲載させて頂きます。墓石撤去費(1㎡辺り10万円程度)一般的な和型のお墓では、20万円~50万円程度が相場と言えます。但しお墓の面積が広い場合、石材の量が多い場合などは100万円近くになる場合もあります。事前に数社の石材店から見積書を取得して比較してみることをお勧めします。改葬費(5万円程度~)八王子霊園に所有するお墓を墓じまいして、都立霊園の合葬埋葬施設に変更する場合、使用料・年間管理料は掛からず、事務手数料のみ発生することになります。民営霊園を選択する場合、霊園の場所、埋葬形式により金額が異なります。永代供養墓の場合、5万円程度から埋葬出来る霊園もあります。もし、他の遺骨と一緒に埋葬することに抵抗がある場合、骨壺のまま埋葬する形式と区画で購入する形式など、様々な永代供養墓もあります(10万円~100万円程度)。その他の費用事務手数料(数百円~)書類取得費(印鑑証明書、住民票、戸籍等)1通 数百円~ご住職のお布施(供養を行う場合)3万円程度~4.八王子霊園 情報・八王子霊園の特徴からお墓の種類、園内施設、応募状況など掲載しております。八王子霊園の申込をお考えの方は、参考にご覧下さい。(1)八王子霊園の特徴・八王子霊園は、他の都立霊園と異なり、墓地種類が全で芝生墓地(1区画4.0㎡)で統一されています。園内には、サクラ(500本)、アジサイ(670株)、ベニバナトチノキ(100本)の他、ウメ、ツツジ、ネジバナ等の花も植えられています。春~夏には花・秋には紅葉と澄んだ空気と共に楽しめる霊園です。周辺には高尾山を始め、八王子城跡・滝山城跡、東京富士美術館、八王子市夢美術館などがあり、お墓参りと併せて寄ってみるのも良いのではないでしょうか。八王子霊園 園内マップ(2)お墓の種類芝生埋蔵施設※八王子霊園は芝生埋蔵施設一種のみになります。尚、カロートは設置されており、墓石を自己負担で建立する事になります。(遺骨のみで生前申込不可)● 令和6年度の埋蔵施設の募集数・申込数は下記になります。芝生埋蔵施設(区画面積4.0㎡)募集数120・申込数225(倍率1.9)使用料は128万8千円、年間管理料は3千720円。(3)園内施設八王子霊園の主な園内施設は下記になります。①トイレ、②水汲み場、③下げ花置場、④桶・杓置場、⑤休憩所、⑥授乳室(4)補 足競争率は1.9倍と他の都立霊園と比べ低い方になります。芝生タイプの墓地のみである事、都心から距離があること等の理由により、この倍率になったと思われます。ちなみに小平霊園の芝生埋蔵施設は、募集数5・応募数64(倍率12.8)となっています。募集数が少ない為に、この倍率になったとも考えられますが、前年度においても6.5倍の競争率になっています。都立霊園の芝生埋蔵施設は、カロートが設置されている為、一般的なお墓を建立するよりも安くお墓を建てることも出来ます。又、将来お墓じまいをする場合も、墓石のみを撤去する事になりますので、こちらも通常の撤去より安くなります。(5)よくある質問(FAQ)開園時間は何時から何時ですか?八王子霊園の車止めの開閉時間は、正門7:00~17:00、東門・南門7:30~16:30なります。駐車場は600台分ありますので、車でお参りに行かれても駐車場で困ることはないかと思います。休日はありますか?管理事務所・納骨堂の休日は、年末年始の12月29日~1月3日となります。芝生型埋蔵施設は、どのようなものですか?芝生の平坦地に、等間隔にカロートが設置されており、そこにお墓を建てる施設と言えます(貸し付けは区画単位)。お墓の形状については高さ・幅・奥行等が決められており、カロートの改造、囲障の設置、植樹等を行う事は出来ません。基本的には、洋型と言われている形状でお墓を建てるイメージになります。車イス・お墓の清掃道具などの貸し出しは、ありますか?八王子霊園に用意されている、貸出用の車イスは2台となります。お墓の清掃道具の貸出しも行われておりますので、使用を希望される方は、管理事務所にその旨お伝え下さい。多磨霊園にお墓を建てるメリットは?都心のゴミゴミした所ではなく、自然豊かな環境な所にお墓を建てたいとお考えの方には、選択肢に入る霊園と言えます。お墓のカロートが設置されている為、お墓代も低く抑える事が可能であり、使用料についても小平霊園の350万に対し八王子霊園129万円となっておりますので、一般的なお墓の埋葬を希望される方には、お手頃な霊園です。多磨霊園にお墓を建てるデメリットは?都心から公共交通機関を利用すると1時間程度掛かる事になります。最寄りの高尾駅からは、2.5kmと離れている為、バス、タクシーを利用することになります。墓地の種類も芝生型のお墓と一種類の為、合葬埋蔵形式(納骨堂タイプ、樹木葬タイプ)を希望する場合は、他の場所の都立霊園を選択することになります。5.関連リンク・八王子霊園(東京都公園協会)の公式サイトは、こちらから八王子霊園サイト・八王子霊園から改葬を行うには、八王子市役所に改葬許可申請を行います。八王子市役所サイト6.アクセス情報● 所在地:〒193-0826 東京都八王子市元八王子町3-2536TEL:042-663-1533(霊園管理事務所)・「JR・京王線」高尾駅(北口)バス停1番乗り場 ~(霊園正門経由行)~ 霊園正門 下車 ~ 霊園(徒歩1分) 7.周辺の見どころ(1)高尾山・高尾駅から一駅で高尾山口駅に到着します。この駅は高尾山の入口として多くの人で賑わっております。駅から高尾山に向かう途中には、商店街があり名物のとろろ蕎麦が食べられるお店等が並んでいます。高尾山(標高599m)は、世界一登山者の多い山と知られており、年間250万人もの人々が訪れています。高尾山さる園・野草園、天狗信仰で知られる薬王院、大見晴台など見どころ満載です。高尾山駅(ケーブルカー)のすぐ近くに期間限定のビアガーデンもあります。高尾登山電鉄 公式サイト高尾山遊歩(観光案内)(2)高尾599ミュージアム・高尾山に生息する動植物、昆虫等が展示されているミュージアムです。(高尾山口駅から徒歩5分程度)カフェやショップなども併設されており、ちょっとした休憩に立ち寄るのも良いかと思います。入館料は無料で年中無休です。開館時間は、4月~11月(8:00~17:00)、12月~3月(8:00~16:00)。高尾599ミュージアム(3)八王子城跡日本100名城に選べれた山城です。天正年間に北条氏(氏照)によって築城が開始され、天正18年、豊臣秀吉の関東制圧により落城しました。石垣や石畳は当時のもの生かして復元されています。又、八王子城城跡ガイダンス施設には、八王子城の歴史・北条氏を解説したパネル、八王子城の立体模型なども見ることができます。八王子城跡(八王子市)八王子城跡ガイダンス施設8. 八王子霊園 まとめ八王子霊園は、東京都八王子市に位置する都立霊園で、自然に囲まれた静かな環境が特徴です。霊園は広大な敷地を持ち、静かで落ち着いた雰囲気の中でお参りができます。八王子霊園は多摩地域にあり、周囲は緑豊かで、リラックスできる空間です。特に、自然との調和が感じられ、落ち着いた気持ちでのお参りができる場所です。八王子霊園の広い敷地内では、静寂な環境で過ごすことができ、心を落ち着けるひとときが提供されています。墓じまいや改葬をお考えの場合八王子霊園で墓じまいや改葬をお考えの場合、手続きは管理事務所で行う必要があります。都立霊園での手続きは書類の提出が多く、一般的な霊園よりも複雑な手続きが求められることがあります。そのため、ご自身での手続きが難しい場合もあります。その際、専門家によるサポートを受けることで、手続きをスムーズに進めることが可能です。当事務所のサポート当事務所は、八王子霊園をはじめ、都立霊園での改葬や墓じまいに豊富な経験を持っています。手続きが煩雑で不安な方にも、専門家によるサポートを提供し、スムーズに進められるようお手伝いをいたします。お困りの際は、是非ご相談ください。専門家がしっかりとサポートし、あなたの大切な手続きをスムーズに進めるお手伝いをいたします。(手続一式、お任せ頂くことも可能です。)都立霊園の手続きは、お墓専門行政書士に ご相談下さい!!都立霊園の墓じまい・お墓の引越し(改葬)なら ご相談下さい。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらからTOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらから都立霊園の記事TOP・都立霊園の改葬・墓じまいは、こちらから
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  • 八柱霊園
    《八柱霊園》墓じまい・改葬代行サービス|東京都 大塚法務行政書士事務所
    千葉県松戸市に位置する八柱霊園は、昭和10年に開設された都立霊園で、都立霊園の中では唯一千葉県にあります。広大な公園型墓地として、豊かな自然環境と落ち着いた雰囲気が特徴です。当事務所では、この八柱霊園での墓じまいや改葬に関する複雑な手続きを、迅速かつ丁寧なサポートで代行いたします。八柱霊園での手続きでお困りの方は、お墓の専門家である行政書士にぜひご相談ください。1.八柱霊園の「墓じまい・改葬手続」のご相談・当事務所は平成21年度に開業したお墓専門の行政書士事務所です。これまでに100件以上の墓じまい・改葬をサポートしてまいりました。都立霊園の手続きにおいても豊富な経験と実績がございますので、安心してご相談いただけます。八柱霊園での手続きは、民間の霊園に比べて提出書類が多く、時間と労力がかかる場合があります。当事務所では、墓地使用者の承継、墓じまい、改葬、現地立会など、お客様の状況に応じた必要な範囲のみをサポートいたします。また、都立霊園の各種手続き全般について経験豊富ですので、複雑な手続きも安心してお任せください。墓じまいや改葬の手続きに不安がある方八柱霊園での手続き方法について知りたい方改葬にかかる費用や必要な書類について確認したい方この様な方々のために、わかりやすく丁寧にご説明させていただきます。当事務所が提供する具体的な業務内容については、都立霊園の墓じまい・改葬手続代行のページをご覧ください。また、都立霊園の各種手続きや申請に必要な書類については、都立霊園の申込方法・要件・墓地の種類のページに詳しく掲載しております。・この様な方にお勧めします。当事務所は、以下のようなご希望をお持ちの方に最適なサポートを提供します。遠方に住んでいて、八柱霊園での改葬を希望している方お墓の承継者がいないので、永代供養墓に移したいと考えている方墓地の引越しや施設変更を考えているが、手続きに不安を感じる方八柱霊園をはじめとするお墓の手続きにおいて、当事務所の深い知識と豊富な経験を活かし、お客様の大切な手続きを迅速かつ丁寧にお手伝いいたします。ぜひ、お気軽にご相談ください。都立霊園の手続きは、お墓専門行政書士に ご相談下さい!!都立霊園の墓じまい・お墓の引越し(改葬)なら ご相談下さい。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらから2.八柱霊園の概要・八柱霊園は千葉県松戸市に位置し、昭和10年に開設された公園型墓地です。都立霊園の中では唯一千葉県にあり、総面積は多磨霊園に次ぐ約104.6ヘクタールの広大な霊園です。・八柱霊園正門までの道路(県道51号)には、700mに渡りケヤキが植えられており、自然豊かな落ち着いた風情の参道です。又、参道の両側には、老舗の石材店が数多く並んでおりますので、お墓を建立する場合など、霊園から徒歩数分で石材店に行く事が出来ます。3.八柱霊園の墓じまいの流れ・八柱霊園から他の都立霊園の合葬埋葬施設(小平・八王子・多摩霊園)に施設変更する場合、②民営霊園の永代供養墓等に改葬する場合、それぞれの流れについて解説いたします。(1)墓じまい+施設変更(小平-多摩-八柱)施設変更とは、現在八柱霊園にお持ちのお墓を墓じまいし、都立霊園が提供する合葬埋蔵施設へ改葬する制度です。この制度を利用できるのは、小平霊園、多磨霊園、八柱霊園に設置されている合葬埋蔵施設となります。ここでは、八柱霊園におけるこの施設変更の流れについて詳しく解説いたします。①施設変更の仮予約・書類の取得最初に八柱霊園管理事務所(TEL:047-387-2181 千葉県松戸市田中新田48-2)に連絡を行い、施設変更の仮予約をします。尚、施設変更に関する書類は、仮予約後に管理事務所から郵送で届きます。②石材店の決定八柱霊園で施設変更する場合、現在所有している墓地を更地に戻して返還する必要があります。このため、撤去を依頼する石材店を決める必要があります。尚、都立霊園の場合、指定石材店はありませんので、ご自身で石材店を選び契約を行う事になります。又、施設変更の申込書類は、石材店の押印をして提出する書類があります。このため、申込日までに石材店から押印をもらう必要があります。③施設の変更の申込施設変更申込期間(7月.10月.12月初旬から中旬の年3回)内に八柱霊園管理事務所で手続きを行います。書類に不足があると、再度、管理事務所で手続きを行う事にもなりかねません。手続が一度で済むよう申請書類(施設変更申請書等)、添付書類(住民票、印鑑証明書等)等の必要な書類一式を確認した上で霊園管理事務所に行きましょう。(念のため実印・認印も持参しましょう。)④改葬手続施設変更の手続き完了後2~3か月程度の期間を経て「合葬埋葬施設の使用許可証」が、ご自宅に郵送されます。この使用許可書等を持参し、再度、八柱霊園管理事務所で改葬の手続きを行います。手続が終わりましたら改葬許可申請書が発行されますので、この申請書を松戸市 市民部 市民課(TEL:047-366-7340)に提出して改葬許可証を取得します。※松戸市役所 支所で改葬手続を行うことも出来ます。八柱霊園付近の支所は常盤平支所(TEL:047-387-2131 松戸市常盤平3丁目30番地)東松戸支所(TEL:047-703-0610 松戸市東松戸2丁目14番地の1 ひがまつテラス2F)いずれの支所も八柱霊園から車で10分程度の距離になります。⑤遺骨の取出し+改葬改葬許可証が無事取得出来ましたら、お墓じまい及び改葬の日程を関係先と調整して決めます。当日、お墓を撤去する石材店にカロートから遺骨を取出してもらい、改葬先の霊園に遺骨を引き渡し完了となります。(お墓の撤去は、後日石材店により行われます。)以上が、八柱霊園のお墓から合葬埋葬施設に改葬する流れになります。⑥墓じまい+施設変更のフロー図STEP施設変更の仮予約・書類取得八柱霊園管理事務所に連絡し、施設変更の仮予約を行います。申請に必要な書類は、この仮予約後に管理事務所から郵送で届きます。STEP申請書類の準備書類が到着しましたら、内容を確認し記入可能な箇所は記入を行います。又、申請時に添付する住民票、印鑑証明書なども申請前に取得しておきます。(但し、有効期間が3か月になりますので、申請日受付け日を確認した上で取得して下さい。)STEP申込手続(八柱霊園管理事務所)施設変更申請書等の書類及び添付書類一式を持参して、八柱霊園で施設変更手続を行います。(年3回の申込受付期間内に行う必要があります。)STEP改葬手続(管理事務所+松戸市役所)八柱霊園から合葬施設の使用許可証が届きましたら、再度、管理事務所で改葬の手続を行う必要があります。改葬手続完了後に、改葬許可申請書が発行されます。次に、この書類を松戸市役所(又は、支所)に提出に提出し改葬許可証を取得します。STEP施設変更石材店の日程調整を行い、八柱霊園の墓じまい日を決定します。当日、墓所から遺骨を取出し、改葬先の霊園に移動します。管理事務所で納骨の手続を行い、遺骨を引渡し完了となります。(尚、墓石の撤去は、後日石材店により行われます。)(2)墓じまい+民営の永代供養墓等に改葬八柱霊園の墓所を墓じまいし、民営霊園の永代供養墓等に改葬する流れについて解説いたします。①ご遺骨の埋葬先を決める。八柱霊園の墓じまいを行う場合、埋葬されている遺骨の改葬先を考えておく必要があります。沢山の霊園等がありますので、ご自宅近くの霊園等のある程度の範囲、おおよその費用を考えた上で、霊園選びを始めた方が良いかと思います。②墓地返還書類の取得改葬先の霊園が決まりましたら、次に八柱霊園管理事務所(TEL:047-387-2181)から墓地返還に関する書類を取得します(管理事務所又は、郵送依頼)。③添付書類の取得墓地返還に関する書類、添付する書類も確認しておきます。①八柱霊園の墓地使用者の印鑑証明書(3か月以内)、改葬先の霊園から発行される②使用許可証(受入れ証明書)を取得しておきます。これらの書類は、墓地返還及び改葬手続の際に提出する書類になります。④墓地返還手続き・改葬手続八柱霊園管理事務所で墓地返還手続きを行います(郵送不可)。書類一式を持参して墓地管理者に提出します。尚、提出する書類に、墓石を撤去する石材店の押印箇所がありますので返還手続き前に、墓石を撤去する石材店を決めておく必要があります。⑤改葬許可申請上記、墓地返還手続きと併せて改葬手続も管理事務所で行います。こちらは、改葬先の霊園の使用許可書(受入れ証明書)の提示が必要になります。書類不足により、再び管理事務所に行かなくても済むよう、忘れものがないか?事前に確認した上で八柱霊園に行きましょう。この手続完了後、改葬許可申請書が渡されますので、松戸市役所で申請を行い改葬許可証を取得し手続完了となります。⑥遺骨の取出し+改葬上記、改葬許可証の取得後、墓じまい及び改葬の日程を石材店等に相談の上で決定することになります。当日、お墓を開けて遺骨を取出し、改葬先の霊園まで移動し納骨を行います。ご住職にご供養をお願する場合は、ご住職の予定も確認しておきましょう。尚、お墓の撤去は、後日、石材店により行われます。⑦墓じまい+改葬のフロー図STEP改葬先の霊園の選択・決定ご遺骨を改葬する霊園を決めて、契約を行います。契約後に手続の際に必要になる墓地使用許可書(受入証明書)を発行して貰います。STEP墓地返還書類の取得・準備郵送又は管理事務所で墓地返還に関する書類を取得します。返還の手続には、印鑑証明書等も必要になりますので、こちらも準備しておきましょう。STEP撤去石材店の決定お墓を撤去する石材店を決めて契約を行います。墓地返還書類に関する「誓約書」は、お墓の撤去を行う石材店の押印が必要になりますので、契約後に押印を頂いておきましょう。STEP墓地返還・改葬手続(管理事務所+松戸市役所)書類の準備が整いましたら、八柱霊園管理事務所で墓地返還・改葬手続を行います。この手続完了後に階層許可申請書が渡されますので、松戸市役所(支所)で改葬許可申請を行います。改葬許可証は当日発行されますので、この許可証を受取り手続完了となります。STEP墓じまい+改葬最後に、墓じまい(ご遺骨の取出し)及び改葬(納骨)する日を石材店、霊園との日程調整を行った上で、決定します。当日、石材店にお墓から遺骨を取り出して貰い、改葬先の霊園に移動し納骨して完了となります。尚、八柱霊園のお墓の撤去は、後日石材により行われます。(3)八柱霊園で墓じまい・改葬する場合の注意点八柱霊園は、東京都が運営する都立霊園になりますので、墓地返還、改葬に関する手続等について、霊園で定められている規則に従い行う事になります。民営の霊園のと比べ、提出する書類も多く管理事務所で手続きを行う必要もあるため、最初にどの様な手続、書類が必要か良く確認した上で手続きに行かないと、何度も管理事務所に行くことになりかねませんのでご注意下さい。又、印鑑証明書、住民票等の公的な書類は、申請日から3か月以内に発行さたものと定められていますので、施設変更等を行う場合は、時間が掛かる場合がありますので、タイミングをみて書類を取得する必要があります。①施設変更を行う場合八柱霊園の一般墓所から合葬埋葬施設に施設変更を行う場合は、施設変更申込で1回、改葬手続で1回と最低でも2回、八柱霊園管理事務所に行き手続きを行うことになります。又、改葬許可証は、松戸市区役所(支所)で発行されますので、こちらの手続きも行う必要があります。②お墓を継ぐ人が墓じまいする場合八柱霊園の墓地所有者が亡くなり、その方が所有していた墓を墓じまいする場合は「使用者変更」の手続きが必要になります。尚、手続きを行うには、祭祀承継者の証明書類(例:遺言書による指定、喪主としての葬儀通知等)が必要になります。この手続きを行い、新たに使用者となった方が墓地返還・改葬等の手続きを進めることになります。(同時に手続きを行うことも可能です。)(4)墓じまい+改葬費用の目安・八柱霊園(千葉県松戸市田中新田48-2)の墓じまい+改葬に掛かる費用を参考に掲載させて頂きます。墓石撤去費(1㎡辺り10万円程度)八柱霊園で墓じまいを行う場合のお墓の撤去代は、一般的な和型の場合、20万円~50万円程度、洋型の場合、10万円~30万円程度が相場と言えます。但し、お墓の面積が広い場合、石材量が多い場合などは、これより高額になる場合があります。石材店に依頼すると見積書を作成して貰えます。数社の石材店に見積書を依頼し、ご自身のお墓の撤去代相場を把握した上で、材店との契約を行って下さい。(石材店により金額に差が出る場合があります。)改葬費(5万円程度~)八柱霊園の一般墓から合葬埋葬施設に施設変更する場合、改葬先の費用は掛からず事務手数料のみ発生することになります。一方、民営の霊園を選択する場合は、霊園の場所、埋葬形式により金額が異なります。永代供養墓の場合、他の遺骨と一緒に埋葬する形式(合祀)で5万円程度~20万円程度、骨壺で埋葬する形式(合葬)は、10万円~50万円程度となり、区画で購入する形式(樹木葬等)では、20万円~100万円程度が相場と言えます。その他の費用事務手数料(数百円~)書類取得費(印鑑証明書、住民票、戸籍等)1通 数百円~ご住職のお布施(供養を行う場合)3万円程度~2.八柱霊園 情報八柱霊園の特徴、園内施設、申込競争率など掲載いたします。八柱霊園の応募を考えて要る方は、参考にご覧下さい。(1)八柱霊園の特徴・霊園の所在地が開設当時、東葛飾郡八柱村であった為、その地名にならい八柱霊園と名付けられました。墓地の種類は、一般墓地(芝生・壁型)・納骨堂、合葬式墓地の3種類になり、松戸市在住の方も申込可能です(都立霊園では八柱霊園のみ可能)。園内にはアカマツ、サクラ、モミジなどの木々が植えられた自然環境の豊かな霊園であり、嘉納治五郎(講道館創設者)、西条八十(詩人・作詞家〔東京ブルース(歌:美空ひばり)・王将(歌:村田英雄)等〕)、大村能章(作曲家〔麦と兵隊(歌:東海林太郎)〕)といった著名人も埋葬されています。八柱霊園 園内マップ(2)お墓の種類一般埋蔵施設(芝生埋蔵施設・壁型埋蔵施設含む)納骨堂施設合葬埋蔵施設● 令和6年度の埋蔵施設の募集数・申込数は下記になります。一般埋蔵施設 募集数315・申込数639(倍率2.0)合葬埋蔵施設 募集数1440・申込数2373(倍率1.6)一般埋蔵施設は、八王子霊園(倍率1.9)に続く低さになります。合葬埋蔵施設は、多磨霊園(倍率8.1)・小平霊園(倍率31.2)に対し1.6倍となります。都立霊園の中でも合葬墓は人気が高く、競争率が一般墓地と比べ高くなる傾向にあります。しかし八柱霊園は、競争率が高くない為、当選する可能性も高くなります。(3)園内施設八柱霊園の園内施設は主に下記になります。①トイレ、②水汲み場、③下げ花置場、④桶・杓置場、⑤休憩所(4)補 足八柱霊園は、他の都立霊園と比べ募集数も多い為、その影響で競争率が低くなったものと考えられます。ちなみに一般墓地の使用料を最小区画で比較すると・・青山霊園(1.6~1.95㎡)約475万~579万円谷中霊園(1.6~1.65㎡)約282万~291万円八柱霊園(1.5~1.95㎡)約31万円~40万円以上の事から、都立霊園の中では一番低い使用料になっています。都立霊園は基本的に、周辺の霊園等と同程度、又は、低く使用料が設定されますので、唯一千葉県にある霊園である為、この使用料が設定されたと思われます。お墓参り等に行かれる際に、交通の便に不便さを感じない方には、お勧めの都立霊園ともいえます。(5)よくある質問(FAQ)開園時間は何時から何時ですか?八柱霊園の開門時間は、正門・西門・東門が7:30~17:00。南中央門・松飛台中央門が8:00~17:00。南門・紙敷門・松飛台門が8:30~17:00とそれぞれ時間が異なっておりますので、ご注意下さい。車で通行可能な門は、西門・東門(南門と南中央門は、土日祝日のみ通行可)になります。休日はありますか?管理事務所・納骨堂の休日は、年末年始の12月29日~1月3日となります。合葬埋蔵施設とは、どの様なものですか?いわゆる納骨堂の一種であり、八柱霊園では、骨壺のまま地下カロートに20年間安置され、その後、遺骨を骨袋に写し共同埋蔵施設に合祀されます。尚、生前に申込が可能で承継者も不要です。個人・夫婦・親子・兄弟など併せた申込(2体又は3体まで)も可能ですが、埋蔵予定者に申込者が含まれること、埋蔵予定者が居住要件を満たすことなどの条件があります。車イス・お墓の清掃道具などの貸し出しは、ありますか?八柱霊園に用意されている、貸出用の車イスは1台となります。お墓の清掃道具の貸出しも行われておりますので、使用を希望される方は、管理事務所にその旨お伝え下さい。八柱霊園にお墓を建てるメリットは?競争率・使用料ともに他の都立霊園に比べ低くなっておりますので、東京都運営する安心感のある霊園に埋葬したいとお考えの方には、最も狙い目の霊園と言えます。一般的な墓を建立される場合も、使用料で節約出来た分で墓石のグレードアップするなども考えられます。八柱霊園は落ちついた静かな環境にある公園墓地ですので、都会のゴミゴミした所より、ゆっくり落ちついた環境でお墓まりしたいと言う方にとっても良い霊園であると言えます。八柱霊園にお墓を建てるデメリットは?八柱霊園までに都心から1時間程度の時間が必要になります。電車の場合、最寄り駅からも遠い為、バスかタクシーでお墓参りに行くことになります。このアクセスがあまり良くない状況が気になる方は、民営のお墓も検討された方が良いかと思います。又、募集が1年に1回となっており、抽選に外れた場合、他の霊園等を改めて探すことになります。又、競争率が他の都立霊園と比べ低いとはいえ当選する保証なく、手元にあるご遺骨を早目に埋葬したい場合などは、民間の霊園も考えておく必要があります。5.関連リンク・八柱霊園(東京都公園協会)の公式サイトは、こちらから八柱霊園サイト・八柱霊園の改葬許可申請は、松戸市役所(支所)で行う必要があります。松戸市役所サイト6.アクセス情報● 所在地:〒270-2255 千葉県松戸市田中新田48-2TEL:047-387-2181(霊園管理事務所)・「JR武蔵野線」新八柱駅・「新京成線」八柱駅(南口)バス停1番乗り場 ~(東松戸駅行・紙敷車庫行)~ 八柱霊園駅前 下車 ~ 霊園(徒歩5分) ・「JR武蔵野線」東松戸駅 バス停3番乗り場 ~(八柱駅行)~ 八柱霊園駅前 下車 ~ 霊園(徒歩5分)7.周辺の見どころ(1)東松戸 ゆいの花公園(霊園から徒歩15分程度)・季節の花々やハーブ等が植えられている美しい植物公園です(平成19年に開園)。季節の花が鑑賞できる花の丘、バラのアーチ、ツバキが植えられている丘など見どころ満載です。マグノリアハウスという公園管理施設では、月2,3回、ハーブティ作りなど講座が行われています。又、春・冬の年2回、コンサート等のイベントも行われています。東松戸 ゆいの花公園(2)21世紀の森と広場(霊園から車で7分程度)・広大な公園(50.5ヘクタール)内には、水鳥等の生息を守る為に作られた千駄堀池、草原・湿地・水辺の昆虫や植物が観察できる野草園、竪穴式住居が設置されている縄文の森などの施設があり、自然の中で1日を楽しめる公園です。又、松戸市立博物館、森のホール21も隣接されています。21世紀の森と広場(3)戸定邸・戸定歴史館(霊園から車で20分程度)・戸定が丘歴史公園内に、水戸藩最後の藩主・徳川昭武が住んでいた戸定邸が、公開されています。こちらは、明治時代の徳川家の住居がほぼ完全に残る唯一の建物にあり、国の重要文化財に指定されています。戸定歴史館には、徳川昭武の遺品を中心に松戸徳川家、徳川慶喜家に関連した書物、調度品等も公開されています。戸定邸・戸定歴史館8.八柱霊園 まとめ八柱霊園は、千葉県松戸市に位置する都立霊園で、広大な敷地と豊かな自然環境が特徴です。東京都心から電車でのアクセスも便利で、松戸駅からの交通も良好です。霊園内には四季折々の風景が楽しめる自然豊かな空間が広がり、静かで落ち着いた雰囲気を提供しています。また、八柱霊園は平坦な地形で、歩きやすくお参りもしやすい環境が整っています。敷地内は手入れが行き届いており、整備された通路や施設が多く、霊園を訪れる人々にとって快適で安心な空間となっています。周囲の緑との調和が取れた美しい霊園です。墓じまいや改葬をお考えの場合八柱霊園も他の都立霊園と同様に、墓じまいや改葬を行う場合、所定の手続きを経る必要があります。具体的には、墓地の管理事務所にて、改葬許可申請書などの必要書類を提出することが求められます。手続きにおいては、必要書類の準備や提出方法が複雑であり、ご自身で進めることが難しい場合もあります。そのため、専門家のサポートを受けることで、スムーズに手続きを進めることも可能です。当事務所のサポート当事務所では、八柱霊園をはじめとした都立霊園での墓じまいや改葬の手続きについて、専門的なサポートを提供しています。改葬や墓じまいの手続きは複雑で、必要な書類の準備や提出方法に不安を感じる方も多いです。特に初めて手続きを行う場合、どこから始めて良いか、どの様な書類を準備すれば良いかなど、わからない方もおります。また、ご自身では八柱霊園の管理事務所に行くことが難しい方もおります。当事務所は、数多くの霊園での手続きサポート実績を有しており、お客様が必要とする書類の作成や提出の代行、各種手続きの進行管理を行います。これにより、手続きに伴う負担を軽減し、安心して進めることができます。もし、八柱霊園での改葬や墓じまいをお考えの際は、ぜひ当事務所にご相談ください。迅速かつ確実にサポートいたします。都立霊園の手続きは、お墓専門行政書士に ご相談下さい!!都立霊園の墓じまい・お墓の引越し(改葬)なら ご相談下さい。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらからTOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらから都立霊園の記事TOP・都立霊園の改葬・墓じまいは、こちらから
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    ・近年、お墓じまいをご検討される方が増えています。その背景には、少子高齢化や核家族化、価値観の変化など、様々な理由があります。そして、お墓じまいを決断した後に考えるのが、ご遺骨をどこに改葬(新しい場所に移すこと)するかという問題です。この記事では、お墓じまいを決断する主な理由と、改葬先の選び方について、お墓専門の行政書士が詳しく解説いたします。1. お墓じまいを決断する主な理由お墓じまいを決断する理由は多岐にわたりますが、主なものとしては以下の点が挙げられます。それぞれの理由に関する詳細は、リンク先の記事をご参照ください。(1)お布施・寄付等、経済的な負担が大きいお墓の管理には、年間管理料や修繕費、法要時のお布施など、継続的な費用がかかります。これらの金銭的負担が重く、お墓じまいを検討する方が少なくありません。→ 詳細はこちら: 墓じまいの費用相場や内訳は、墓じまいの費用は誰が負担するのか? や、費用を安く抑える方法は、お墓じまい費用を安くするには? をご参照ください。→ 高額な離檀料に関する具体的な対処法は、高額な離檀料を請求されたら どうすれば良いか? も参考にしてください。(2)承継者がいない・子供に負担をかけたくない少子高齢化や核家族化が進み、お墓を継ぐ人がいない、あるいは将来的に子供に管理の負担をかけたくないという理由から、生前にお墓じまいを決断される方が多くおります。→ 詳細はこちら: お墓の承継に関することは、お墓の承継に関する基礎知識 や、独身者(独り身)のお墓問題 も参考にしてください。(3)お墓が遠方にある・お墓参りが難しい故郷にお墓があり、遠方に住んでいるため、物理的・経済的・体力的な負担から頻繁にお墓参りに行くことが難しいという悩みも一般的です。→詳細はこちら: 遠方のお墓を墓じまいする流れ をご参照ください。改葬を伴う場合は、遠方の お墓を改葬(引越し)する流れと手順も参考にしてください。(4)管理者(お寺など)との関係性や考え方の不一致特にお寺の檀家としてお墓を持っている場合、ご住職との関係性、お布施、行事への参加など、様々な面で考え方の違いが生じ、墓じまいを検討する理由となることがあります。→ 詳細はこちら: 墓じまいする際のご住職への話し方をご参照ください。(5)その他(お墓の老朽化、近年の墓じまいの傾向など)お墓が老朽化して管理が困難になったり、自然災害リスクを懸念したりするケース、また現代の多様な供養の形を選びたいという理由で墓じまいを決断する方もいます。→詳細はこちら: なぜ、墓じまいが年々増加しているのか?その理由 をご参照ください。2. 実際に選ばれる改葬先と選び方のポイントお墓じまいを行った後、ご遺骨をどこに改葬するかは、非常に重要な決断です。ここでは、主な改葬先の種類と、その選び方のポイントを解説します。それぞれの詳細や選び方は、リンク先の専門記事でご確認ください。(1)永代供養墓・納骨堂近年最も選ばれている改葬先の一つで、寺院や霊園が永代にわたって供養・管理するため、承継者がいなくても安心です。集合墓、個別墓の永代供養墓、ロッカー式、自動搬送式の納骨堂など様々なタイプがあります。→ 詳細はこちら:永代供養墓の基礎知識と選び方、納骨堂とは?選び方から注意点 をご参照ください。(2)樹木葬樹木を墓標とする自然葬の一種です。里山型、公園型などがあり、自然の中で眠りたいと考える方に選ばれています。永代供養付きのものが多く、承継者が不要な場合がほとんどです。→ 詳細はこちら:樹木葬の基礎知識と選び方 をご参照ください。(3)散骨ご遺骨を粉末状にし、海や山などに撒いて自然に還す供養方法です。お墓を持たないため、維持管理費がかからず、承継の心配もありません。→ 詳細はこちら: 散骨の知っておきたい基礎知識 をご参照ください。(4)手元供養ご遺骨の一部を自宅で保管したり、アクセサリーに加工したりして供養する方法です。常に故人を身近に感じたい方に選ばれています。→ 詳細はこちら:手元供養の注意点と知っておくべき事 をご参照ください。(5)一般墓地(寺院墓地・公営霊園・民間霊園)への改葬新しい場所で一般のお墓を建てる選択肢です。自宅近くや交通の便の良い場所に移したい場合などに選ばれます。寺院墓地、公営霊園、民間霊園それぞれに特徴があります。→詳細はこちら:公営・民営・寺院墓地とは?どの様な墓地か、公営・民営・寺院墓地のメリット・デメリット をご参照ください。都立霊園については、《都立霊園》の墓じまい・改葬手続代行 もご参照ください。3. 改葬先選びのポイント改葬先を選ぶ際には、以下の点を総合的に考慮することが重要です。費用: 各供養形態や霊園によって費用が大きく異なります。ご自身の予算に合った選択肢を検討しましょう。アクセス:お墓参りのしやすさ、交通の便も重要な要素です。宗教・宗派: 宗教・宗派を問わない霊園も増えていますが、寺院墓地の場合は確認が必要です。将来性: 永代供養の有無、管理体制などを確認し、将来にわたって安心できるかを見極めましょう。家族の意向:ご自身の希望だけでなく、ご家族の意見も尊重し、十分に話し合うことが大切です。→改葬先の選び方やどこに頼めば良いかは、お墓の改葬(引越し)は、どこに頼めば良いか?選び方は? の記事で詳しく解説しています。4. まとめ:お墓じまいと改葬は専門家へご相談くださいお墓じまいと改葬は、単なる手続きではなく、ご先祖様への感謝と、残されたご家族への配慮が込められた大切な決断です。多岐にわたる理由と、様々な改葬先の選択肢があるため、ご自身だけで全てを判断し、手続きを進めるのは容易ではありません。大塚法務行政書士事務所では、お墓じまい・改葬の専門家として、お客様一人ひとりの状況に合わせた最適なご提案と、複雑な手続きの代行を承っております。ご不明な点やご不安な点がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。お墓のことは、お墓専門行政書士に ご相談下さい!!お墓じまい・お墓の引越し(改葬)から、お墓選び・永代供養墓・散骨等のご相談も可能です。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらから»» 次の記事:ご依頼頂いた《改葬・墓じまい》について解説 »»«« 前の記事:お墓の手続き相談・代行に よくある質問 ««TOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらからお墓の記事一覧TOP・お墓の記事一覧のトップページは、こちらから
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  • 納骨堂
    ご依頼頂いた《改葬・墓じまい》について解説いたします。|大塚法務行政書士事務所|東京都葛飾区
    近年、「お墓の承継者がいない」「遠方に住んでいて管理が難しい」「子供に負担をかけたくない」といった様々な理由から、お墓じまいや改葬(お墓の引っ越し)をご検討される方が増えています。しかし、これらの手続きは、墓地管理者や寺院との調整、行政手続き、遺骨の取り扱いなど、多岐にわたる専門知識と経験を要するため、ご自身で進めるには大きな負担が伴います。当事務所では、これまで数多くの改葬・墓じまいのご依頼を承り、お客様のお悩みを解決へと導いてまいりました。本記事では、当事務所が実際にサポートした具体的な事例や実績をご紹介し、どのような状況でお客様のお役に立てるのかを解説いたします。1. ご依頼が多い改葬・墓じまいのご相談ケース当事務所にご相談いただくお客様の状況は多岐にわたりますが、特に以下のようなケースで多くご依頼をいただいております。(1)承継者がいない・将来的に管理が困難になる場合「子供がいないため、将来お墓がどうなるか不安」「子供はいるが、遠方に住んでおり、管理を任せるのは忍びない」「孫の世代にまで負担をかけたくない」このようなお悩みをお持ちの場合、永代供養墓への改葬や、生前にお墓じまいを済ませておくケースが多く見られます。当事務所では、承継者不在の状況でも安心して手続きを進められるよう、最適な供養方法の検討から手続きまで一貫してサポートいたします。(2)お墓が遠方にあり、管理・お参りが難しい場合「実家のお墓が地方にあり、高齢になってお墓参りが難しくなった」「遠方のお墓の管理費の支払いや、定期的な清掃が負担になっている」当事務所では、日本全国からのご相談・ご依頼を承っており、全国各地の墓地・霊園での手続き実績があります。お客様が遠方にいらっしゃる場合でも、現地での調査や手続き代行を円滑に行い、ご負担を軽減します。(3)寺院との関係で悩みを抱えている場合「檀家関係を解消したいが、ご住職にどう話せば良いか分からない」「高額な離檀料を請求されるのではないかと不安」寺院との関係はデリケートな問題です。当事務所では、お客様が寺院と円満に話し合いを進められるよう、必要な情報提供や行政手続きに関するアドバイスを通じてサポートし、スムーズな離檀・墓じまいを実現できるよう尽力いたします。(4)手続きの複雑さや専門知識の不足に不安がある場合「行政手続きや必要書類の準備が複雑で、何から手をつけて良いか分からない」「改葬許可証の取得方法が分からない」改葬・墓じまいの手続きには、役所への申請、墓地管理者との交渉、石材店との連携など、様々な専門知識が求められます。当事務所では、これらの複雑な手続きを一括して代行し、お客様の精神的・時間的負担を大幅に軽減します。2. 海外から日本への埋葬問題も当事務所へ近年、海外在住の方からのご相談も増えています。日本のお墓に関する国際的な問題解決の具体的な実績は、こちらのページでご紹介しています。→ 関連:【解決事例】外国人・在外日本人のお墓サポート実績3. 当事務所の改葬・墓じまいサポート実績と具体的な事例当事務所がこれまで ご依頼頂いた多様な事例の中から、サポート実績例をご紹介します。(1)全国対応の実績と現地での対応事例当事務所は、都内だけでなく、東北、関西、四国、九州方面など、全国各地の寺院・霊園の改葬手続きをサポートさせて頂いております。特に遠方の場合、当事務所の行政書士が現地でお墓(遺骨)の確認から対応させて頂くことも多くあります。ご住職や石材店との日程調整の上、お墓のカロートを開けて遺骨の状況を確認し、その情報に基づいて改葬許可申請手続きを進めます。許可証取得後も、関係先との日程調整を行い、墓じまいや改葬日を決定します。閉眼供養の際には、お客様とご一緒にお伺いする場合もあれば、遠方のお客様のご負担を考慮し、当事務所のみで立ち会わせて頂くことも多くなっております。ご出骨からご納骨まで一貫して対応することで、お客様は安心して手続きを進めることができます。(2)古いお墓特有の課題解決事例古いお墓の改葬では、予期せぬ問題が発生することがあります。当事務所は、そうした複雑なケースにも対応してきました。事例:予想以上の遺骨が埋葬されていたケースお墓の直下に埋葬されていると思われた遺骨の数で改葬許可申請を行ったところ、後日、墓石撤去時に更に下から多数の遺骨が発見されたため、再度改葬許可申請が必要になったケースがありました。事例:遺骨が土に還っていたケース古いお墓の場合、土の性質によっては遺骨がほぼ土に還り、粒状でバラバラの状態で見つかることがあります。しかし、土質によっては年数経過後も完全な状態で遺骨が出てくることもあります。対応こうした事態に備え、当事務所ではお客様とご相談の上で、事前に遺骨の確認を行うことを推奨しています。これにより、改葬先の霊園での遺骨数制限の問題や、納骨する遺骨がないといった無駄な契約を避けることができます。(3)季節や天候を考慮した計画調整事例改葬・墓じまいでは、地域の気候や天候も考慮に入れる必要があります。事例:雪国での改葬計画東北などの豪雪地域では、雪解けまで墓じまいを行えない場合があります。過去には、現地訪問時に石材店から「雪解けまで遺骨を取り出せない」との話があり、数ヶ月後の春の雪解けを待って改葬を行ったケースもあります。また、雪が降り始めたら墓じまいができないと地元の石材店に言われ、急遽日程調整を行った経験もあります。事例:台風・雨天時の改葬計画台風や長雨の時期は、天気予報を確認し、供養や作業が可能な日程を計画する必要があります。地域によっては雨天での供養や作業を断られる場合もあります。対応状況の変化が生じた場合には、その都度お客様にご連絡し、石材店等と密に連携を取りながら日程調整を行います。遠方で簡単に日程変更が出来ない場合も、事前にその旨を伝えておき、状況に応じて事前に供養して頂く、お墓から遺骨を取出してもらう等、可能かどうかも確認します。4. お客様からの信頼の声当事務所は、お客様一人ひとりの状況に真摯に耳を傾け、最適な解決策をご提案することを大切にしております。多くのお客様から「きめ細やかなサポートで安心できた」「複雑な手続きがスムーズに進んだ」「難しい交渉を代行してくれて助かった」といった感謝のお声を頂戴しております。→実際のお客様の声は「お客様の声」ページでご紹介しております。5.改葬・墓じまいを検討中の方へ改葬や墓じまいは、大切なご先祖様を供養し、残されたご家族の負担を軽減するための重要なプロセスです。しかし、その手続きの複雑さや、寺院・親族との調整など、様々な障壁が伴うことも少なくありません。当事務所は、これまで培ってきた豊富な経験と専門知識を活かし、お客様の様々な状況に合わせた最適な解決策をご提案し、煩雑な手続きを代行いたします。お客様が安心して、円満に改葬・墓じまいを完了できるよう、最後まで寄り添いサポートいたします。改葬・墓じまいに関するご不安やご質問がございましたら、どうぞお気軽にお墓専門の当事務所までご相談ください。お墓のことは、お墓専門行政書士に ご相談下さい!!お墓じまい・お墓の引越し(改葬)から、お墓選び・永代供養墓・散骨等のご相談も可能です。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらから»» 次の記事:ご相談からご依頼までの流れ »»«« 前の記事:お墓じまいの理由と改葬先 ««TOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらからお墓の記事一覧TOP・お墓の記事一覧のトップページは、こちらから
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  • 虫眼鏡で見るヒヨコ
    【お墓じまいマニュアル】進め方・手続き・費用・注意点|大塚法務行政書士事務所(葛飾区)
     「お墓じまい」を お考えなら最初に ご覧下さい。・「お墓の承継者がいない。」「子供に迷惑をかけたくない。」「遠くてお墓参りに行けない。」など、お墓じまいの理由は様々ですが、実際にいざお墓じまいを考えた場合、どう進めれば良いのか?わからない方が多くおります。ここでは、わかり易くお墓じまいについて、解説いたします。是非ご覧ください。この記事では、お墓じまいについて理解し、その後の検討や準備をスムーズに進めるための、最初にご覧いただきたい入門記事です。この記事では、お墓じまいとは何か、なぜお墓じまいが増えているのかといった背景から、お墓じまいで考えるべき重要な決断のポイントや、全体の流れの概要について、分かりやすく解説します。1.「お墓じまい」とは何か?その背景と全体像「お墓じまい」とは、今あるお墓を片付けて更地にし、墓地の管理者に返還することを一般的に言います。しかし、単にお墓を撤去するだけでなく、そのお墓に埋葬されていた遺骨を別の場所に移したり(改葬)、別の方法で供養したりすること、そして寺院にお墓がある場合は檀家をやめること(離檀)までを含んだ一連の行為全体を指す場合が多いです。近年、少子高齢化や核家族化、都市部への人口集中といった社会構造の変化により、お墓の承継が難しくなったり、遠方にあるお墓の管理やお墓参りが負担になったりする方が増えています。こうした背景から、新しい供養の形を選ぶ人が増え、「お墓じまい」への関心が高まっています。・お墓じまいの様々な理由については、こちらの記事:改葬する理由と最初に行う事について解説しています。で詳しく解説しています。また、お墓や供養に関する言葉には、「永代使用権」と「永代供養」のように似て非なるものがあり、混同されることも少なくありません。これらの言葉の違いを正確に理解することは、お墓の今後を考える上で重要です。・永代使用権と永代供養の詳しい違いについては、こちらの記事:永代使用権と永代供養の違いを徹底解説いたします。で解説しています。2. お墓じまいで最も重要な最初の決断:遺骨をどうするか?お墓じまいをすると決めたら、まず最初に、そして最も重要なこととして、今お墓に納められている遺骨を今後どのように供養していくかを決める必要があります。お墓を撤去しても、遺骨の行き先を決めなければ、お墓じまいは完了しません。遺骨の供養方法には様々な選択肢があります。「お墓じまい」という言葉から「新しいお墓に引っ越し(改葬)する」ことだけをイメージされる方もいますが、それ以外にも複数の方法があります。主な選択肢は以下の通りです。(1)改葬(新しいお墓、永代供養墓、納骨堂などへの移転)遺骨を、新しく建立した一般墓、永代供養墓、納骨堂などに移す方法です。承継者がいる場合や、今後も定期的にお参りしたいという希望がある場合に選ばれることが多い選択肢です。・永代供養墓の基礎知識や選び方については、こちらの記事:永代供養墓の基礎知識と選び方|種類・費用・注意点で詳しく解説しています。・納骨堂の選び方から注意点までについては、こちらの記事:納骨堂とは?選び方から注意点まで解説いたします。で詳しく解説しています。・樹木葬の基礎知識と選び方については、こちらの記事:樹木葬の基礎知識と選び方を分かりやすく解説。で詳しく解説しています。・改葬という法的な手続きの詳細は、こちらの記事:改葬(お墓の引越し)マニュアル で詳しく解説しています。(2)合祀(ごうし)(共同墓地や永代供養墓などに合葬)他の家の遺骨と一緒に、永代供養墓や共同墓地のカロートなどに埋葬される形式です。比較的費用を抑えられる場合が多く、永継者がいなくても管理・供養が続きます。合祀は永代供養墓の一つの形式としても行われます。・合祀墓(合葬墓)の概要や永代供養墓における合祀については、こちらの記事:永代供養墓の基礎知識と選び方|種類・費用・注意点で詳しく解説しています。(3)散骨(海や山などに撒く)遺骨を粉末状にし、許可された海域や山林などに撒いて自然に還す方法です。お墓を持たず、管理の手間や費用がかからないことから選ばれる方もいます。法的なルールやマナーに配慮して行う必要があります。・散骨の基礎知識については、こちらの記事:散骨の知っておきたい基礎知識について解説いたします。で詳しく解説しています。(4)手元供養(自宅で保管、加工など)遺骨を自宅に保管したり、アクセサリーなどに加工して身近に置いたりする方法です。お墓を持たない形での供養として選ばれます。・手元供養の注意点と知っておくべき事については、こちらの記事:手元供養の注意点と知っておくべき事について解説 で詳しく解説しています。これらの選択肢の中から、故人の遺志やご自身の希望、ご家族・ご親族との話し合いを通じて、最も良い方法を決定することが、お墓じまいの第一歩となります。3. お墓じまい全体のステップと手続きの概要遺骨の新しい供養方法を決めたら、次にお墓じまい全体の具体的な手続きを進めていくことになります。お墓じまいにはいくつかのステップがあり、それぞれに関係各所とのやり取りが必要です。ここでは、全体の大まかな流れと手続きの概要をご紹介します。※ここに示すのは全体像の概要です。各ステップの具体的な方法や詳細な手続きについては、それぞれリンク先の専門記事で詳しく解説しています。ステップ1:現在の墓地の管理者への相談と同意まず、お墓がある寺院や霊園の管理者に、お墓じまいを検討している旨を相談します。特に寺院墓地の場合は、離檀に関する手続きや費用についても話し合う必要があります。・最初の相談で揉めないためのポイントについては、こちらの記事:墓じまい・離檀の最初の相談で揉めないためのポイント で詳しく解説しています。ステップ2:遺骨の新しい供養先(改葬先)の決定と契約供養方法に基づき、遺骨の受け入れ先となる新しいお墓、永代供養墓、納骨堂などを具体的に探し、申し込み、契約を行います。散骨や手元供養の場合は、供養を依頼する業者を選定したり、必要な準備を進めたりします。・改葬先の選び方やどこに頼めば良いかについては、こちらの記事:お墓の改葬(引越し)は、どこに頼めば良いか?選び方は? で詳しく解説しています。ステップ3:行政手続き:改葬許可証の取得遺骨を移動させるためには、今お墓のある場所の自治体から「改葬許可証」を取得する必要があります。これは、遺骨を別の場所へ移すために法律で定められた手続きです。自治体への申請書提出や、現在の墓地管理者からの証明書の取得などが必要になります。ステップ4:閉眼供養、遺骨取出し、墓石撤去墓地管理者の立ち会いのもと、墓石から魂を抜く儀式(閉眼供養)を行います。その後、石材店によってお墓が開けられ、遺骨を取り出します。遺骨を取り出した後、石材店がお墓を撤去し、墓地を更地の状態に戻します。・手続き中の寺院との連携や石材店の手配、閉眼供養などについては、こちらの記事:改葬手続きで寺院と円滑に進めるためのポイントで詳しく解説しています。ステップ5:新しい供養先での手続きと納骨取り出した遺骨と改葬許可証を新しい供養先へ提出し、納骨やその他の必要な手続きを行います。散骨の場合は業者と実施日を調整し、手元供養の場合はご自身で保管、または業者に依頼して加工を行います。※上記は全体の大きな流れです。これらのステップ一つ一つの具体的な方法や詳細な手続き、必要書類などについては、主にこちらの記事:改葬(お墓の引越し)マニュアル で詳しく解説していますので、必ずご参照ください。4. お墓じまいで知っておきたい費用と注意点(全体像)お墓じまいには、様々な費用がかかります。また、準備を進める上で注意しておきたい点もいくつかあります。このセクションでは、費用と注意点の全体像についてご紹介します。(1)お墓じまいの主な費用墓石撤去・整地費用(石材店への支払い)閉眼供養料、離檀料(寺院墓地の場合)新しい供養先にかかる費用(永代供養料、納骨堂使用料、散骨費用など)行政手続き費用(数百円程度)遺骨の運搬費用、改葬先での開眼供養料などこれらの費用は、お墓の状況や選択する新しい供養方法によって大きく異なります。・墓じまいにかかる費用の詳細な内訳、相場、費用を抑える方法については、こちらの記事:墓じまいの費用を安くするには?解説いたします。で詳しく解説しています。(2)お墓じまいで注意しておきたい点寺院や親族との話し合いが非常に重要であること。費用が想定以上にかかる可能性があること。行政手続きに時間がかかる場合があること。石材店選びや遺骨の運搬・取り扱いに注意が必要なこと。特に、寺院との関係性や費用に関するトラブルは少なくありません。・墓じまいに関する様々なトラブル事例や、それぞれの対処法については、こちらの記事:墓じまいのトラブル例をまとめて解説いたします。で詳しく解説しています。(3)専門家への相談も検討お墓じまいの手続きは複雑で、関係各所とのやり取りも多く発生します。ご自身での手続きに不安がある場合や、遠方にお墓がある場合、親族間や寺院との間で問題が発生しそうな場合は、専門家に相談したり、手続きの代行を依頼したりすることも有効な手段です。・専門家への相談や代行サービスについては、こちらの記事:お墓の改葬(引越し)は、どこに頼めば良いか?選び方は? で詳しく解説しています。5. まとめ「お墓じまい」は、現在の社会状況において避けて通れない現実となりつつあります。承継者の問題や管理の負担などからお墓じまいを考える方が増えていますが、その手続きや選択肢の多様さから、どこから手を付ければ良いか戸惑うことも多いでしょう。この記事が、お墓じまいというものを理解し、ご自身の状況に合わせてどのように進めていくべきか、全体像を把握するための一助となれば幸いです。お墓じまいには、遺骨の新しい供養方法を選ぶこと、墓地管理者や行政、石材店といった関係各所との手続きを進めること、様々な費用がかかること、そして親族との話し合いが重要であることなど、いくつかの大切なポイントがあります。全体像を理解し、必要な情報を集め、一つずつステップを進めていくことが、円満なお墓じまいの完了に繋がります。ご自身での手続きが難しいと感じる場合は、専門家を頼ることも有効な手段です。お墓じまい・改葬なら お墓専門行政書士に ご相談下さい!!お墓じまい・お墓の引越し(改葬)から、お墓選び・永代供養墓・散骨等のご相談も可能です。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらからお墓じまいの詳細につきましては、こちらから ご覧ください。・サポート案内|実 績|お客様アンケート|等を掲載しております。・お墓じまいをお考えの場合、是非一度ご覧下さい。|大塚法務行政書士事務所お墓じまい 相談・代行・>
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