【中央区】墓じまい・改葬完全ガイド|費用・手続き・人気納骨先まで徹底解説

【中央区】墓じまい・改葬完全ガイド|費用・手続き・人気納骨先まで徹底解説

中央区への改葬、中央区の墓じまいを専門行政書士が徹底解説。地方の墓を都心に移す費用戦略、築地本願寺など人気納骨先の選び方、行政手続きの詳細まで、都心での改葬を成功へ導く完全ガイド。
行政書士 大塚博幸
行政書士 大塚博幸

地方の墓地を中央区へ改葬する特殊な課題と成功へのロードマップ

中央区の風景(銀座の街並み)
日本の経済と文化の中心である中央区にお住まいの方々の間で、地方にある先祖代々の墓地を整理し、後継者問題を理由とした中央区の都心型施設へ改葬(お墓の引っ越し)を行うニーズが顕著に高まっています。都


心に住む方々にとって、遠方の墓地管理負担を解消し、生活圏内で供養を続けることは、現代における合理的な選択です。しかし、地方から中央区へ遺骨を移す都心での改葬には、一般的な手続きとは異なる特殊な課題があります。


主な課題は、地方の墓石撤去費用が絡む中、都心一等地ゆえに改葬先の費用が高額になりやすいこと、広大な屋外霊園が少なく改葬先が屋内型納骨施設になること、そして寺院との手続きや連絡を円滑に進めるための準備が求められるという点です。


お墓の手続きを専門とする大塚法務行政書士事務所は、これらの課題を熟知し、中央区にお住まいの方の円満な改葬をサポートいたします。本記事では、地方の墓地を整理し、中央区への改葬を目指すための具体的な戦略、行政手続き、費用相場、そして人気の改葬先について、詳細かつ網羅的に解説します。


お墓の問題は、ご自身だけで抱え込まず、まずは専門家にご相談ください。


1. 地方からの改葬を成功に導く供養先戦略と費用感の徹底解説

中央区への改葬を成功させる鍵は、地方の墓地整理と並行して、アクセスの良さと永代供養を両立できる都心型施設を選び、都心特有の費用構造を理解し、適切に管理することにあります。

(1)地方の墓じまい・中央区の改葬費用の深掘りと相場

地方の墓じまいと中央区の改葬費用の相場
中央区への改葬にかかる費用は、主に「地方での墓地撤去・離檀費用」と「中央区での新しい供養先費用」で構成されます。


まず、地方での墓石撤去費用は、立地や広さにより大きく変動します。新しい供養先にかかる費用は、中央区内の施設や周辺の都心型施設では高額になる傾向があります。


中央区民に人気の納骨堂の場合、永代供養付きのプランが多く、20万円から200万円程度が相場です。費用の詳細は【改葬費用】お墓の引越しにかかる費用と相場  もご覧ください。


宗教者への費用としては、お墓から魂を抜く閉眼供養(魂抜き)のお布施が3万円から5万円程度が相場です。これに加え、寺院から離れる際の離檀料が発生する場合があります。(離檀料に法的な基準や平均額はありません。)


高額な離檀料を請求された場合は【高額離檀料請求】墓じまい対処法 をご覧ください。また、墓じまいで揉めないポイントは【墓じまい・離檀】最初の相談で揉めないポイントをご覧ください。

(2)中央区民に人気の都心型供養先リストと供養戦略

中央区民に人気の都心型供養先
中央区には広大な屋外霊園がほとんど存在しないため、地方からの改葬先はアクセス重視の屋内型施設や、近隣区の公営霊園が主な選択肢です。


中央区内の主要な納骨施設・寺院(※2025年9月時点の情報)

中央区内では、浄土真宗本願寺派の築地本願寺が、駅直結でアクセス抜群の納骨堂を提供しており、多忙な方に特に人気が高いです。他にも、築地の法重寺(屋外納骨堂、永代供養墓あり)、善林寺(寺院墓地あり)などが挙げられます。


中央区民が利用する近隣の主要な霊園・納骨施設

区外では、公営霊園として港区の都立 青山霊園や、台東区の谷中霊園が候補となりますが、応募には居住年数などの条件が設けられています。

→ 都立霊園の手続きは【都立霊園】墓じまい・改葬手続き代行 をご覧ください。

また、港区や千代田区にある都心型納骨堂は、主要なビジネス・生活圏に直結し、承継者が不要な永代供養付きプランが選ばれています。

後悔しない供養先選びの注意点は【改葬先】選び方と失敗しない注意点 で詳しく解説しています。

2. 改葬パターン別に行政手続きを解説

改葬の手続きは、現在のお墓が地方にあるか、中央区にあるかによって、窓口となる自治体が異なります。

(1)地方の墓地から中央区への改葬手続き(地方自治体が窓口)

地方の墓地から中央区への改葬手続き
地方にあるお墓を整理し、中央区に改葬する場合、行政手続きは「現在お墓がある地方の自治体での改葬許可証取得」が中心となります。


改葬許可証は、現在お墓がある地方の自治体で申請・取得し、新しい納骨先(中央区)に提出します。中央区にお住まいの方が遠方のお墓を整理する場合、地方の役所とのやり取り(郵送申請が一般的)が主となります。


申請に必要な書類は、改葬許可申請書、現在の墓地管理者からの埋蔵証明書、そして中央区内の新しい納骨先からの受入証明書または使用許可書の主に三点です。申請書の記入方法や詳細については【改葬許可申請書】取得・記入方法と必要書類 でご確認いただけます。

(2)中央区の墓じまいから改葬の詳細と課題

中央区の改葬手続きと必要な書類
現在、お墓が中央区内にあり、地方や郊外へ改葬する場合、手続きの窓口は中央区役所となります。


中央区役所での手続き

窓口:中央区役所 区民部 区民生活課 戸籍係
住所:〒104-8404 東京都中央区築地一丁目1番1号 本庁舎1階
電話番号:03-3546-5317(戸籍係)
受付時間:月曜~金曜 午前8時30分から午後5時(毎週水曜日は午後7時)


※中央区では本庁のみ改葬許可申請の受付します。出張所では申請できません。
※中央区役所の改葬許可申請手続きに関するページはありません。改葬許可申請書は窓口または郵送で請求することになります。


改葬許可申請書の書き方などは【改葬許可申請書】取得・記入方法と必要書類 をご覧ください。


必要な書類

 中央区内の墓地管理者からの「埋蔵証明書」、新しい納骨先からの「受入証明書」などを持参し、区役所で「改葬許可申請書」を提出し、許可証を取得します。


中央区からの改葬が抱える課題

中央区内にあるお墓を墓じまいする場合、墓石の撤去費用が割高になる場合があります。これは、都心一等地ゆえに墓所までの通路が狭く、重機が入れずに手作業での撤去を強いられるケースがあるからです。結果として、撤去費用は1平方メートルあたり10万円から20万円程度が目安となります。

(3)寺院との連絡・手続きの円滑化に向けた準備

寺院との連絡・手続きの円滑化に向けた準備
地方の寺院墓地を整理する場合、また中央区内の寺院墓地から改葬する場合、寺院との連絡・手続きを円滑に進めるための準備(提出する書類の確認等)が欠かせません。


当事務所では、寺院墓地を墓じまいする流れやご住職への話かた、石材店の選び方などのアドバイスをさせて頂きます。


この準備により、墓じまいから改葬までスムーズに進めることも可能になります。寺院墓地からの改葬を円滑に進めるには【改葬手続き】寺院と円滑に進めるポイントをご参照ください。

3. 専門行政書士に依頼するメリットと相談事例

中央区にお住まいの方が地方の墓地を整理し都心へ改葬する場合、煩雑な行政手続き、石材店からの見積書の取得、改葬先の選択と費用、そして遠方との連携など、多くの課題が伴います。専門家である大塚法務行政書士事務所に依頼することで、お客様の負担を大幅に軽減し手続きを完了させることができます。

(1)専門家による一貫したサポート体制

専門家(行政書士大塚博幸)による一貫したサポート体制
当事務所は、地方からの改葬を検討されるお客様の改葬・墓じまいについて数多くの実績と知見があります。私たちは、地方の自治体への改葬許可申請代行や、寺院への墓地返還届など、必要な書類作成と行政手続きの代行を行います。


また、ご遺骨の現地確認や、遠方にある墓地の墓じまい立会い、新しい納骨先での改葬(納骨)の立会いなど、一式お任せいただくことも可能です。多忙な中央区にお住まいの方にとって、時間と労力を大幅に節約し、精神的な負担を軽減できることが最大のメリットです。


大塚法務行政書士事務所へのご依頼の流れは【ご依頼の流れ】お墓の相談・代行のステップ をご覧ください。

(2)地方にある墓地を改葬した解決事例

地方にある墓地を改葬した解決事例
当事務所では、中央区にお住まいのお客様から、地方にある先祖代々の墓地の改葬について数多くのご相談をいただいております。当事務所では、遠方の墓じまい立会い、墓地返還手続き、改葬許可申請など、お客様にかわり手続きを行わせて頂きます。また遺骨の移動や改葬先の納骨立会いなど、墓じまい・改葬が完了するまでサポートさせて頂いております。


これまで、東北、関西、九州方面の墓じまい立会いから都内への改葬(納骨)まで一式サポートした経験が数多くありますので安心してご相談ください。大塚法務行政書士事務所の墓じまい・改葬の実績は、事務所実績をご覧ください。

4. 中央区での改葬に関する専門家からの詳細Q&A

Q1.永代供養と永代使用権の違いとは?メリットと注意点を解説

A1:都心で供養先を検討する際、特に重要なのがこの二つの違いです。永代使用権は、墓地の土地を永久に使用する権利のことで、承継が必要です。一方、永代供養は、寺院や霊園が遺族に代わって永続的に供養と管理を行う埋葬方法で、承継者が不要なケースがほとんどです。


中央区への改葬では、承継者問題の解決のため、永代供養付きの納骨堂を選ぶ方が大半を占めています。【永代使用権と永代供養】違い・費用・承継を徹底解説 も参考にご覧ください。

Q2.遠方のお墓を墓じまいする場合、手続きはすべて任せられる?

A2:はい、すべてお任せいただくことが可能です。遠方のお墓の墓じまい・改葬は、現地の行政手続き、石材店の手配、閉眼供養の調整、ご遺骨の運搬など、多岐にわたります。当事務所では、これらの手続きを一括で代行し、お客様は中央区にいながらにして、遠方のお墓の問題を解決することができます。


遠方のお墓の手続きについては【遠方のお墓】墓じまい手続きの流れと注意点【遠方のお墓】改葬手続きの流れと手順 をご覧ください。

Q3.お墓の承継者がいない場合の最適な解決策は?

A3:お墓の承継者がいない場合、墓じまいをして改葬することが最も一般的な解決策です。改葬先としては、承継者が不要な永代供養付きの納骨堂や合葬墓、または樹木葬などが選択肢となります。


お墓の承継問題に関するより詳細な情報は【お墓の承継トラブル】Q&A・事例と対策【先祖代々のお墓】継ぐ人がいない場合の解決策をご覧ください。

Q4.墓じまい後の遺骨は自宅で供養できる?(手元供養の法的扱い)

墓じまい後の遺骨は、法律上、墓地以外の場所に埋葬・収蔵することはできませんが、自宅で供養する「手元供養」はこれに該当しません。遺骨を自宅に置いて供養することは法的に問題ありませんが、将来的な引き継ぎについてご親族間で十分に話し合い、合意形成をしておくことが非常に大切です。【手元供養】注意点と知っておくべきこと もご参照ください。

まとめ

中央区への改葬、中央区の墓じまいから改葬など、お墓の手続き専門行政書士にご相談ください。(経験実績多数!あり)
中央区への改葬、あるいは中央区内での墓じまいは、都心特有の費用構造や手続きの煩雑さが伴います。


特に、地方にあるお墓を整理し、都心型の永代供養施設へ改葬する際は、地方自治体と新しい納骨先、そして寺院との連絡を円滑に進める緻密な計画が不可欠です。


お墓の手続き専門である大塚法務行政書士事務所は、複雑な書類作成と行政手続きの代行を通じて、お客様の負担を大幅に軽減し、円満な改葬をサポートします。


お墓の問題でお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。



大塚法務行政書士事務所(墓じまい・改葬・お墓の手続き専門の行政書士)

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【記事作成者】

大塚法務行政書士事務所 行政書士 大塚博幸


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