
東京都北東部に位置する足立区は、荒川や中川などの豊かな自然と、再開発が進む街並みが共存する活気ある地域です。そんな足立区にお住まいの皆さまからは、以下のようなご相談が増えています。
墓じまいは、単にお墓を片付けることではありません。ご先祖様の大切な遺骨を、法律に則って新しい供養先に移すための大切な手続きです。特に、足立区のように寺院が多く、地域独自の慣習が残るエリアでは、事前の準備と正確な手続きが不可欠です。
当事務所は、足立区の皆さまが抱えるお墓の悩みに寄り添い、行政手続きから現地でのサポートまで一貫して承ります
・墓じまいを始める前に知っておくべき注意点は【墓じまい】失敗・後悔を防ぐ注意点 で詳しく解説しています。
墓じまいの全体像を把握するために、まず手続きの流れとそれに伴う費用についてご説明します。
足立区で墓じまいを進める際、多くの方が戸惑うのが役所での手続きです。ここでは、改葬許可証を取得するための具体的な流れを、専門家の視点から解説します。
墓じまいはご先祖様に関わる重要な決断です。原則、墓地使用者(祭祀主宰者)の方が、ご親族(祭祀権者)の同意を得て行うことが大切です。また、改葬先を事前に決めておくことで、スムーズに次の手続きに進めます。・
・お墓の承継問題については【お墓の承継トラブル】Q&A・事例と対策 もご参照ください。
足立区役所 戸籍住民課に「改葬許可申請書」を提出します。申請には以下の書類が必要です。
足立区役所:〒120-8510 足立区中央本町一丁目17番1号
TEL:03-3880-5111(代表)
戸籍住民課戸籍届出係
TEL:03-3880-5065(直) ファクス:03-5681-7662 Eメール:koseki@city.adachi.tokyo.jp
【手続きの注意点】
足立区役所では、不備がなければ通常、即日許可証が交付されます。しかし、書類に不備があると再提出が必要になり、全体のスケジュールに遅れが生じるため、事前に専門家へご相談いただくことをお勧めします。
・詳しい記入方法は【改葬許可申請書】取得・記入方法と必要書類 で確認できます。
改葬許可証が交付されたら、現在のお墓で閉眼供養(魂抜き)を行い、石材店に墓石の撤去を依頼します。遺骨を新しい供養先へ納骨し、開眼供養を行います。墓石の撤去は、遺骨の取出し後(閉眼供養後)に行われます。
・撤去を依頼する石材店の選び方は【墓じまい】石材店の選び方と費用 をご覧ください。
墓じまいには、主に以下の3つの費用がかかります。全体の費用はケースによって大きく異なりますが、内訳を理解することで、費用を抑えるための計画が立てやすくなります。
現在のお墓を撤去し、更地に戻すための費用です。お墓の大きさや立地(重機が使えるかなど)によって異なりますが、1平方メートルあたり10万円〜20万円が目安です。
・費用相場については【墓じまい費用】安く抑える方法と相場 や【改葬費用】お墓の引越しにかかる費用と相場 もご覧ください。
お墓から魂を抜くための「閉眼供養」や、お寺の檀家をやめる際の「離檀料」です。閉眼供養のお布施は3万円~5万円程度が相場、離檀料は寺院により請求指される場合とされない場合もあります。金額も寺院により様々です。
・墓じまいのお布施・離檀料は【墓じまいのお布施】相場・渡し方・注意点 や【高額離檀料請求】墓じまい対処法 もご覧ください。
新しいお墓や永代供養墓、納骨堂など、新しい供養先にかかる費用です。
・改葬先の選び方は【改葬先】選び方と失敗しない注意点 をご覧ください。
墓じまい後の遺骨の行先には、様々な選択肢があります。足立区内での主な供養方法と施設をご紹介します。
・お墓選びについては【お墓選び】後悔しないための確認ポイント を 供養方法については【永代供養墓】基礎知識・選び方、【納骨堂とは】選び方・費用・注意点を解説、【樹木葬】基礎知識・選び方 をご覧ください。
当事務所は、これまで足立区にお住まいの多くのお客様から墓じまい・改葬に関する ご相談、ご依頼を頂いております。ここでは、その一例をご紹介します。
「故郷の墓地を墓じまいし、足立区内の実家近くにある永代供養墓に移したい」というご相談。遠方にある墓地の手続きや現地での立ち会いもすべて当事務所が代行し、お客様は足立区での納骨手続きに専念できました。
「足立区内に所有する寺院墓地を墓じまいし、ペットと一緒に納骨可能な区外の納骨堂へ改葬したい」というご相談。改葬許可申請手続きをはじめ、現地立会いから納骨堂への改葬まで当事務所で一式サポートさせて頂きました。納骨は、お客様、当方立会いのもと無事完了とまりました。
A1: 足立区は自然と再開発が共存する地域で、遠方にある先祖代々のお墓の管理が負担になっている方や、お墓を継ぐ人がいないことに不安を感じている方、または都心に近い足立区内で管理しやすい永代供養墓に移したいと考える方が増えているためです。
A2: 墓じまいは3つのステップで進めます。
A3: 主に3つです。
墓石の解体・撤去費用(1㎡あたり10〜20万円が目安)
お布施(閉眼供養3〜5万円程度、離檀料は寺院により異なる)
改葬先にかかる費用(新しいお墓、永代供養墓、納骨堂など)
A4: 足立区には、民営霊園や寺院墓地(舎人浄苑、正楽寺墓苑、満願寺など)、納骨堂(専念寺 納骨堂、長榮寺御廟)があります。
A5: 必要書類は次の3つです。
A6: 地域特有のルールや慣習を理解した専門家に任せることで、安心して進められます。行政手続きから現地対応まで一貫してサポートしてもらえる点がメリットです。
A7: 足立区では、窓口だけでなく郵送での改葬許可申請も可能です。ただし、申請書類の記入に不備があると差し戻しになるため、事前に確認することをおすすめします。
A8: 現在、足立区独自の墓じまい補助金制度はありません。ただし、葬祭費の支給など、国民健康保険や社会保険から受けられる給付制度はありますので、併せて確認するとよいでしょう。
A9: 足立区内の墓じまいだけでなく、区外・他県への改葬も可能です。遠方の墓地での立ち会いや書類のやり取りも含めて、行政書士が一括でサポートします。
A10: 基本的な行政手続きは宗派に関係ありません。ただし、閉眼供養や離檀料など、寺院とのやり取りには宗派や寺院ごとの慣習が関わる場合があるため、事前に確認することが大切です。
A11: 永代供養の期間や費用、交通アクセスの良さに加え、管理体制がしっかりしているかどうかを確認することが重要です。見学をした上で契約することをおすすめします。
お墓に関するお悩みは、誰に相談すればよいか分からないものです。
足立区での墓じまいや改葬は、地域特有のルールや慣習を理解した専門家に任せることで、安心して進めることができます。当事務所は葛飾区を拠点に、足立区を含む東京都内のご相談を多数お受けしております。
費用や手続きの流れ、改葬先の選び方など、どんな些細なことでもご相談ください。
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【 メディア掲載・著書・講演実績 】
・大塚法務行政書士事務所は、お墓に関する専門家として、これまで様々なメディアで取材を受け、記事掲載や講演を行ってまいりました。詳しくは、こちらからご覧ください。
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