墓じまいで注意する点について解説いたします。|大塚法務行政書士事務所(東京都)
寺院と揉めずに、如何に スムーズに行えるか?、費用は、全体で幾らになるか?「墓じまい」に関することで、この2点が最も気になる所では、ないでしょうか。今回は、この2点について解説させて頂きます。|お墓じまいのことなら、ご相談下さい。|相談無料。土日祝日対応可。|大塚法務行政書士事務所(東京都 葛飾区)
行政書士 大塚博幸
行政書士 大塚博幸

墓じまいで注意することは?

墓じまいで注意すること
・墓じまいで注意することは、①スムーズに墓じまいを行うこと。②費用を抑えること。に尽きるかと思います。特に寺院の場合、通常は檀家になりますので、墓じまいの際に離檀する必要があります。

 

お布施等も わかりずらい面があり、何かと戸惑う方も多いのでは、ないでしょうか?

 

ここでは、墓じまいをスムーズに行う方法とその費用について解説いたします。

 

 

1.墓じまいをスムーズに行うには?

夫婦最初に「日頃から お寺との付き合いは、うまく出来ているか?」一度考えてみて下さい。良いお付き合いが出来ていれば、「墓じまい」も比較的スムーズに行く可能性が高くなります。

 

「お寺のご住職と話したことがない。」・「ご住職の顔もわからない。」このような場合、ご住職の人柄も わかりません。お寺のご住職と言いましても、人柄は様々です。ご住職の人柄・性格もわからない場合は、特に話し方が大切です。いきなり電話で一方的に墓じまいを告げるのは、あまり良くないケースと言えます。

 

ご住職には、「今までお墓をお守りしてきた。」 という気持ちがあります。それを電話一本で「来もしないで終わらせるのか?」と思われる住職もおります。

 

このような場合には、「承継者がいないので、お墓じまいについて 一度相談させて頂きたいのですが?」・「お墓が遠方なので、今のうちに墓じまいをして、お墓を整理したいと思っているのですが?」等の理由をを話され、「一度お伺いして、ご住職に相談したい」と話された方が良いかと思います。

 

お会いする時には、菓子折りの一つも持参し、「今回は、墓じまいについての ご相談なのですが、今、〇〇〇〇〇と思っており、どの様にすれば良いでしょうかか?」と話をされてみたら如何でしょうか?

 

ここで、ご住職から色々な お話がでるかと思います。

 

「墓じまい」の了承を得られれば、具体的な進め方や費用(お布施等)も、この際に確認しておきましょう。特に問題がないようであれば、石材店等の確認をし実際に「墓じまい」を進めて行きます。

(1)もし、お布施等の高額な費用を伝えられた場合は・・

その際には、「一度、家族と相談させて下さい。」と持ち帰られたほうが、良いかと思います。一度ご住職と揉めてしまうと、「墓じまい」が進まなくなる可能性があります。ですので、その場で言い争いをせずに、一度持ち帰り ご家族と相談してみましょう。

 

ご家族と相談をされ、このぐらいならば、お布施として お渡しできるという範囲が決まれば、その額を理由とともに、改めてご住職に相談してみましょう。「自分たちの生活もあり、収入的にも余裕がない。」など、ご自身の お気持ちを正直に お話してみましょう。

 

これでも、費用が下がらない場合は、「墓じまいをあきらめるか?」、「法的手段にて墓じまいを行うか?」になりますが、この場合は、専門家に一度 ご相談された方が良いかと思います。

 

しかし、そこまでのケースは滅多にありません。通常の場合には、誠意を持って お話をされれば、問題なく「墓じまい」が出来る場合が ほとんどです。

(2)あまり考えすぎずに墓じまいを進めてみましょう。

「墓じまい」を決意したが色々なことを考えてしまい、 ずっと悩んでいる方もおります。しかし、一つ一つ進めてみなければ、わからないのです。まずは、ご住職に相談し費用や手続などを確認するのが最初です。

 

相談した結果、高額なお布施等の話が出た場合は、そこでまた考えるしかありません。最初から色々考えるより、ご住職に言われたことが 対応可能かどうか?考えて行きましょう。ご自身が思っているより費用が掛からずに「墓じまい」が出来る場合も多くありますので、「墓じまい」をお考えでしたら、まずは進めてみる事が大切です。

2.墓じまいの費用は?

 

お墓の撤去費用など、「墓じまい」には、いろいろな費用が発生いたします。
①お墓の撤去費用 ②お寺へのお布施 ③ご遺骨の埋葬先への費用(永代供養墓、納骨堂など)④ご遺骨の出骨、埋葬費 ⑤ご遺骨運搬費など。

必ず必要になるのが、「お墓の撤去費用」です。こちらは、事前に石材店から見積書を取得することで金額がわかります。1社ではなく、数社から見積書を取ることにより、撤去費用の相場がわかります。

 

金額に差が無ければ、一番対応がよく信頼出来そうな石材店を選びましょう。墓じまい後の 遺骨の埋葬先については、新たに「お墓を購入」する場合や「永代供養墓」・「納骨堂」・「散骨」等、どれを選択するかにより、費用の総額がことなります。

 

大きく掛かる費用としては、この2つになりますが、離檀料(お布施)も請求される場合があります。もし離檀料を請求された場合、10万程度~50万円程度が比較的多いかと思います。(例外あり数百万円~1千万円以上)特に離檀料を請求されない場合でも、お寺にお世話になったお礼として閉眼供養の際に3万~5万程度お渡しするのが一般的です。

(1)費用の総額で考えることが大切です。

「費用総額として幾らぐらいまで可能なのか?」最初に可能な金額を大枠で決めておきましょう。そして、お寺のお布施、お墓の撤去費等を差し引いた上で、残金をご遺骨の埋葬先へ充てられた方が良いかと思います。

 

ご遺骨の埋葬には、数万円~数百万円以上、ご希望により様々な選択が可能ですので、最初に永代供養墓等の納骨先を決めて支払いをしてしまうと、その他の費用が予想よりかかる場合に、予算オーバーとなってしまいます。ですので最初に費用の総額を決め、確実に掛かる費用を差し引き、残りを埋葬先の費用に充てましょう。

 

上記点に注意して、後悔しない「墓じまい」をして頂ければと思います。

3.まとめ

パソコンを打つ行政書士
今回は、墓じまいの注意点について、解説させて頂きました。実際にお客様のお話をお聞きしていると、色々と悪い方へしまう方がおります。しかし、いくら考えても相手があることですから、こちらは、すべき事をきちんと行い、相手方に確認するしかないのです。

 

きちんとすべき事とは、誠意をもって説明する、丁寧な対応を心がける。あたりまえのことですが、この様な事が出来ていない方もおります。その場合、話の本筋に入る前に相手方に不快感を与えることにもなります。

 

当り前ですが、ご住職も人なのです。反対の立場になって考えたら、お墓を長年、維持・管理してきたのに、いきなり理由もつげずに墓じまいすると言われたらどう思いますか?ですので、まずは、余計な事で揉めない様に筋を通した上で、墓じまいの話をすると言う事です。

 

丁寧なお話が出来れば、ご住職から、どの様に進めれば良いか、離檀手続や費用の話が聞けるはずです。後は、確認した内容を実行して行けば、墓じまいがスムーズに完了するかと思います。

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