遠方の お墓を改葬(引越し)する流れと手順。|大塚法務行政書士事務所(東京都)
お墓を自宅の近くに改葬したい。という ご相談を多く頂きます。改葬の流れと手順について、ここで解説させて頂きます。|お墓の改葬(引越し)のことなら、ご相談下さい。|相談無料。土日祝日対応可。|大塚法務行政書士事務所(東京都 葛飾区)
行政書士 大塚博幸
行政書士 大塚博幸

遠方の お墓を改葬(引越し)する流れと手順は?

遠方のお墓・ご自身で 「改葬」を行う場合には、通常、寺院等に ご挨拶に行きます。そこで、理由や今まで、お世話になった お礼を申し上げ、「改葬」の了解を得ます。

 

お墓の「改葬」には、ご住職の 記名押印の有る書類が必要になりますので、確認しておきましょう。又、役所により申請書類が異なりますので、どの様な書類が必要か?こちらも確認しておく必要があります。

 

(お寺に伺った帰りに、お墓の所在地を 管轄する役所に寄り、必要な書類等を確認しておいた方が良いかと思います。)

 

書類の不備や確認の為、何度も役所に行かなくて良い様にきちんと確認しておきましょう。

 

役所への確認等が出来次第、必要な書類を揃えて役所へ郵送するかたちで改葬許可申請を行います。(郵送が可能かどうか?も併せて確認して下さい。通常、郵送でも可能ですが、自治体により異なる場合があります。)

 

役所より改葬許可が下り次第、改葬元の ご住職の予定や 改葬元・先の石材店の予定等を確認し、改葬の日を決める事になります。改葬の当日には、閉眼供養を行う為、再度立会いを行います。

 

結果として、遠方の寺院に、最低2回は伺う事になります。(寺院の状況等により異なる場合もあります。)

 

仮に、お電話などで済ませようとした場合は、ご住職のご理解を得られない場合がありますので、なるべく、お会いして話をされる方が良いかと思います。(事前に、お手紙で改葬したい気持ちや理由を書いて、お送りしても良いかと思います。お世話になっている、お礼も併せてお書きください。)

 

実際に、お墓の改葬が決まりましたら、ご遺骨の運搬方法も考えておきましょう。

 

ご自身で行う場合は、石材店に骨壺の溜まっている水を必ず抜いてもらいましょう。水を抜かないと重量も重くなり、運搬中にこぼれる可能性があります。

 

後は、骨壺を包む白い布と カバンなどの持ち運ぶもの を用意しておきます。ご遺骨数が多い場合は、その分の入れ物を用意します。骨壺が倒れて割れない様にタオルなども用意しておきましょう。

 

遠方からの お墓の改葬についても基本的には、通常の場合と同じ手続きになりますが、場所が遠く時間も費用も掛かりますので、何度も行く事にならない様に、事前に準備をして行かれた方が良いかと思います。

当事務所で行った遠距離の改葬

歩く行政書士
遠方の墓じまい・改葬の場合、事前の打合せや必要書類の確認が重要になります。郵送等にて行う場合も、日にちが掛かりますので、なるべく一度で行えるように調整していきます。

 

当事務所では、九州・四国地方や東北地方等から、関東近郊への 改葬・墓じまいなど、これまで、多くの手続き、現地立会い等を行わせて頂いております。

 

ご依頼頂いたケースでは、まず、お客様から寺院へ ご連絡頂き、了解を得て頂いた上で、ご住職に離檀届など必要書類の確認をさせて頂きます。遺骨数が不明の場合は、事前に現地確認をさせて頂きます。ですので、現地へ行く回数は、1回又は2回となります。

 

事前に日程の調整等、ご住職・石材店と行い、改葬許可申請に必要な書類も役所に確認し、申請及び許可取得を行います。(地方によっては、改葬許可に一週間ほど掛かる場合もありますが、この場合は事前に取得しておきます。)

 

その他、石材店などの費用も事前に見積書を取得し、全体的にいくらかかるか?把握し、お客様へご報告させて頂きます。

 

 

先日の話になりますが、九州地方から千葉県へのお墓の引越し(改葬)を行わせて頂きました。事前に打合せ・書類確認・日程調整を行い、一泊二日にて、墓じまい+お墓の引越し(改葬)を、行わせて頂きました。

 

まずは、当事務所(東京)から九州へ飛行機・レンタカーを乗り継ぎ、墓じまいの現地立会、翌日、ご遺骨を千葉の霊園へのお引渡しまで行わせてて頂きました。

 

※当事務所では、現在(令和5年9月)までに、九州各地方、四国各地方、岐阜、京都、大阪、滋賀、長野、静岡、神奈川、群馬、茨城、福島、宮城、岩手、秋田、新潟、山形県等の墓じまい・改葬等を行わせて頂いております。

ご自身で行われる場合の進め方

説明する行政書士
まずは、各関係先に 必要な書類や費用などを確認しておき、ご住職や石材店との日程の調整を行います。改葬許可は、郵送等にて 事前に取得しておきます。

 

当日、現地にて閉眼供養等を行います。ご遺骨の移動は、飛行機や電車になるかと思いますが、ご遺骨数が多い場合は、移動方法も検討しておく必要が有ります。

 

飛行機の場合

手荷物にて、ご遺骨を持ち込みます。(骨壺がわれないように。)搭乗の際に、ご遺骨である旨を説明すると、置き場所など対応してくれる場合があります。(※骨壺の持込は手荷物になります。通常手荷物は1人2個まで。ご遺骨数が多い場合は、骨壺から骨袋に移し、預け荷物にする、搭乗する人数を増やすなどの対策が必要になる場合があります。詳しくは事前に航空会社確認して下さい。)

 

電車の場合

電車の場合には、特に問題がないかと思いますが、骨壺が割れないように、タオルなどで梱包しておきます。骨壺は、重量がありますので、少ない人数で多くのご遺骨を移動することは大変です。どのように移動するか?検討しておく必要があります。

 

※永代供養墓に合葬(合祀)する場合は、基本的には、骨壺のままで移動する必要はなく、事前に、ご遺骨を入れる骨袋を用意し、その中に遺骨を移して移動する方法があります。(こちらの方が、1人で持ち運べる遺骨数が多くなります。)

 

 

当事務所に、ご依頼頂いた中で、当初、ご遺骨が3体と言うお話しでしたが、現地確認により、20体以上のご遺骨が埋葬されていることが判明しました。墓地も4箇所に渡って埋葬されており、一部、土葬の可能性が高いとの事でした。

 

このような条件の元、 改葬を行うと「① お墓の撤去費用」、「② 土葬の ご遺骨の掘り起し」、「③ 再火葬」などの費用が高額になる予想できましたので、お客様と相談した結果、現状のお墓のまま、寺院に永代供養して頂くことになりました。

 

事前に 改葬先と契約してしまうと、この様な場合、墓地が無駄になってしまう場合があります。ご遺骨数、墓地数が不明の場合は、一度、現地確認しておく方が良いかと思います。

 

又、せっかく遠方まで行かれるのですから、ご住職とも お会いして ご挨拶をされた方が良いかと思います。

 

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