お客様から お聞きした改葬の理由としましては・・
上記の様な方が、ほとんどになります。大きな理由として、①「お墓が遠方」、②「承継者がいない」、③「金銭的な負担」などの理由より、墓じまいから改葬を行うことになります。
お墓が遠方の場合、ご自身が高齢になるにつれ、お墓参りに行きにくくなります。地方に、お墓がある場合は、お参りに行くのに1日ががりになる場合もあり、人数も多い場合には交通費も高額になります。又、子供が墓を承継した場合、お参りに行くのが大変なので、今の段階で近くの霊園等に改葬しておきたいと思われる方もおります。
承継者がいない場合、このままでは、無縁墓になってしまう。と考え先祖代々の墓を永代供養墓へ改葬される方も多くおります。
次に、金銭的負担として、特に多いのが、寺院の「お布施・寄付」・「法事等の費用」に負担を感じ、「このまま、お墓を維持していると、幾ら掛かるのか?」、「子供が、お墓を承継者したら、迷惑が掛かる。」などの理由により、いまのうちに、「墓じまい」~「永代供養墓へ改葬」したいとなります。
当事務所に、ご依頼頂いている方の多くが、「寺院の墓じまい + 永代供養墓(納骨堂)へ改葬」を行われております。
改葬(引越し)を考えた場合、改葬先を何処にするのか?決めておく必要がありますが・・その前に行う事があります!!
まずは、寺院のご住職に、なぜ「墓じまい・お墓の改葬(引越し)を行いたいのか?」、ご自身のお気持ちを 正直に話をし、〇〇〇な理由により、お墓の改葬(引越し)を考えていると相談する事から始めます。
最初に、改葬(引越し)を決めて話をするのではなく、あくまでも相談ということで話をする事が、ご住職とのトラブル防止にもなります。お会いして 住職に説明するのは、苦手と言う場合は、お手紙で 自身の気持ちを、ご住職にお送りし、後日、改めてお伺いする方法もあります。
ご住職に相談した際には、提出する書類や費用など提示されるかと思いますので、その内容も含めて検討された方が良いかと思います。
あくまでも、相談なので、条件等が厳しい場合は、現状のまま、寺院にお願いする事も可能になります。最初から、改葬を決めて話をした場合、条件が厳しい場合でも寺院に、いずらくなる可能性があります。
ですので、相談という事で話をされ、住職の了解を得られれば、その場で、改葬(引越し)をお願いする方が良いかと思います。一方的に、改葬(引越し)を決めて、ご住職に話をされた場合、不快に思われる住職もおりますので注意が必要です。
上記につきましては、法律云々や権利云々という話ではなく、「円満に墓じまい・お墓の引越し(改葬)」をスムーズに行う方法としてお考え下さい。
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