
・改葬(お墓の引越し)とは、お墓に埋葬されている遺骨を他の霊園等に埋葬することを改葬と言います。
当事務所ではお墓の手続きを専門に行っており、改葬手続代行のご依頼を頂いております。
ここでは、どの様な理由で改葬を行われいるのか?実際に改葬を行われた方のお話をもとに参考に掲載させて頂きます。
お客様から お聞きした改葬の理由としましては・・
上記の様な理由で改葬される方が多くなっております。理由をここで一度整理します。
お墓までの距離が問題となり改葬されるケースです。若い内は、あまりお墓の場所は気にならないものです。都会の小さな霊園より、生まれ育った故郷の自然豊かな場所にお墓を建てたという方も多くおります。しかし、年々、高齢になりお参りに行くのが大変になったので、近くの霊園等に改葬したいという方も多くなっております。
特に地方の霊園の場合、駅から遠く交通の便が悪い箇所に建てられている場合があります。この様な場合、車の運転ができないと更にお参りに行くのが大変になります。バスが1日数本、タクシーでは、お墓までの料金高額になる場合など、お参りにいくのも躊躇する方もいるかと思います。
両親の故郷にお墓を建てたが、都内在住の子供が墓参りに行くには時間とお金が掛かる。これでは子供に迷惑を掛けてしまうと思い、お子さんが住む東京近郊の永代供養墓等に改葬されるケースです。将来、ご自身が亡くなった後、墓参りに来る子供の負担を考え、終活の一部として改葬を行われています。
こちらは、お墓を継ぐ人がいない等の理由により、墓じまいを行い永代供養墓に改葬するケースになります。先祖代々のお墓、ご両親が眠るお墓が、このままでは無縁墓になってしまうと考え改葬を行われています。
お子さんがいる場合も、一人娘で嫁ぎ先のお墓もあるので2箇所のお墓を維持するのは大変。子供は遠方に住んでいるのでお墓を継げないなどの理由で栄太供養墓に改葬される方もおります。
お布施等の金銭的な問題は主に寺院墓地での問題になります。葬儀・戒名等のお願いを檀家になっている寺院のご住職にお願いしたが、高額なお布施を要求された、将来ご自身が亡くなった場合、また同じようなお布施を要求され子供にも負担をかけてしまう。この様な理由により寺院墓地を墓じまいし民営霊園の永代供養墓へ改葬を行われるケースになります。
近年、上記等の理由により寺院に所有する墓地を墓じまいされる方が多くなっております。改葬先で人気があるのは永代供養墓や納骨堂になります。又は散骨を行われる方も多くなっております。
改葬を行うには改葬許可申請を行い許可証を取得する必要があります。改葬許可申請書には、改葬先の霊園等を記載する欄がありますので、どこに改葬をするか?考えておく必要があります。
現在、埋葬されている寺院・霊園等の管理者に改葬を行うことを事前に伝えます。埋葬されている遺骨を全て改葬する場合は、墓地の返還手続きが必要になります。又、墓地を更地に戻して返還する必要がありますので、石材店から見積書を取得し、どこの石材店に依頼するかも決めておく事になります。(石材店により先払いを求められる場合もあります。)
実際に改葬を行う日を決める際には、石材店・管理者等の予定を確認し日にちを決定します。同日に納骨まで行う場合は、改葬先の管理者等の予定も確認した上で日程を決定します。
又、遺骨をどの様に移動するか?こちらも考えておきます。ご遺骨数が多い場合は、1人での移動は難しくなりますので、車で移動する場合以外は、ご遺骨数に応じた人数も必要になります。何体埋葬されているか不明の場合は、事前にお墓を開けてご遺骨の個数、状態を確認された方が良いかと思います。
永代供養墓に改葬を行いたいと思った場合も、一般的な墓形式の永代供養墓から樹木葬、納骨堂、シンボル的な石碑等のもとに他の遺骨と埋葬される永代供養墓など様々形式があります。非常に多くの形式があり、どこに決めれば良いか?迷う方もいるかと思います。
基本的には、金額と場所(自宅からの距離・交通の便)からある程度の範囲に絞り、現地見学を行った上で、決められた方が良いかと思います。尚、区画で購入するタイプや納骨堂などは、埋葬出来るご遺骨数が2体から4体程度までとなっている場合があります。
ご遺骨数が多い場合は、全て埋葬可能なタイプにするか、ご自身近い方は骨壺で個別埋葬タイプを選び、先祖代々のご遺骨は合祀タイプにするなど予算に応じて決めておく必要もあります。
寺院墓地を墓じまいし改葬を行う場合、その寺院から離檀することになりますので、まずは、寺院のご住職に、なぜ、墓じまい・改葬(引越し)を行いたいのか?ご自身のお気持ちを 正直に伝えることから始めます。
最初に、改葬(引越し)を決めて話をするのではなく、相談ということでお話をする方が、ご住職とのトラブル防止にもなります。もし、お会いして説明するのは苦手と言う方は、お手紙で自身の気持ちをお伝えする方法もあります。
ご住職に相談した際には、提出する書類や費用など提示されるかと思いますので、その内容も含めて改葬を検討された方が良いかと思います。
あくまでも、相談ですので条件等が厳しい場合は、現状のまま、寺院にお願いする事も可能になります。最初から、改葬を決めて話をした場合、寺院にいずらくなる可能性があります。(一方的に、改葬(引越し)を決めて、ご住職に話をされた場合、不快に思われる住職もおりますので注意が必要です。)
上記は、法律云々や権利云々という話ではなく、「円満に墓じまい・お墓の引越し(改葬)」をスムーズに行う方法としてお考え下さい。
墓じまいを行う場合、埋葬されている遺骨はどこか別の場所に改葬(埋葬)する必要があります。遺骨を墓地管理者に処分してもらうことは出来ません。(その様なことをご住職伝えると怒られると思います。)
もし、寺院墓地で墓じまいを行う場合も、その寺院の永代供養墓がある場合は、そちらに改葬する方もおります。但し寺院墓地の場合、民営の永代供養墓と比べ割高の場合もありますので、事前に確認された方が良いかと思います。
現在、墓じまいに関する公告が非常に多く、霊園紹介を行ているサイトなども沢山ありますが、紹介サイトなどは提携先の霊園紹介になりますので、その様なサイトを利用する場合も、複数のサイトを利用し比較されることをお勧めいたします。
又、大事な事は、あくまでもご自身で決め、霊園・石材店等の業者等への相談は、補助的に利用するべきだと思います。方向性も決めずに業者任せにした為に、改葬先に選びに失敗した。別の場所・霊園にすれば良かったと後悔する可能性もあります。
参考になりますが、お墓の専門の行政書士として、これまで100件以上の改葬を行ってきた行政書士ならどの様に進めるか?と言いますと、墓じまいを行う場合は、まず撤去費用等の墓じまいに掛かる費用を確認します、次に改葬先の費用、大まかな場所を決めパンフレット等の資料請求を行います。その中から希望の条件にあう霊園等を数カ所に絞り、現地見学に行きます。
見学の際には、交通の便、霊園のトイレや休憩施設も確認します。又、霊園の運営会社が評判なども確認し最終的な改葬先を決定します。
※上記は参考として掲載しておりますので、ご自身の状況に併せてお決め頂ければと思います。尚、当事務所は行政書士事務所にですので、第三者的立場からアドバイスが可能です。お墓のことでわからない事がありましたら、お気軽にご相談下さい。お墓の事ならどの様なことでも大丈夫です。
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