【多磨霊園】墓じまい・改葬手続き代行|大塚法務行政書士事務所(東京都)

【多磨霊園】墓じまい・改葬手続き代行|大塚法務行政書士事務所(東京都)

《多磨霊園》の墓じまい・改葬に関する手続きの流れ、費用の目安、霊園の特徴や施設情報、さらには周辺の見どころについても詳しくご紹介しています。多磨霊園の手続きにお困りの方は、お墓の専門家である行政書士にぜひご相談ください。
行政書士 大塚博幸
行政書士 大塚博幸

都内最大級の都立多磨霊園の広大な敷地と豊かな自然の風景



東京都府中市に位置する広大な多磨霊園は、豊かな自然に囲まれた静寂な空間が魅力です。都内最大級の公園型霊園として知られ、歴史的な建造物や著名人の墓所も点在しています。


当事務所では、この多磨霊園での墓じまいや改葬に関する複雑な手続きを、迅速かつ丁寧なサポートで代行いたします。多磨霊園での手続きでお困りの方は、お墓の専門家である行政書士にぜひご相談ください。

1.多磨霊園の「墓じまい・改葬手続」のご相談

改葬・墓じまいの手続きを代行するお墓専門行政書士の大塚博幸の顔写真
当事務所は平成21年度に開業したお墓専門の行政書士事務所です。これまでに100件以上の墓じまい・改葬をサポートしてまいりました。


都立霊園の手続きにおいても豊富な経験と実績がございますので、安心してご相談いただけます。多磨霊園での手続きは、民間の霊園に比べて提出する書類が多く、時間と労力がかかる場合があります。


当事務所では、墓地使用者の承継、墓じまい、改葬、現地立会など、お客様の状況に応じた必要な範囲のみをサポートいたします。また、都立霊園の各種手続き全般について経験豊富ですので、複雑な手続きも安心してお任せください。

  • 墓じまいや改葬の手続きに不安がある方
  • 多磨霊園での手続き方法について知りたい方
  • 改葬にかかる費用や必要な書類について確認したい方

この様な方々のために、わかりやすく丁寧にご説明させていただきます。


当事務所が提供する具体的な業務内容については、都立霊園の墓じまい・改葬手続代行のページをご覧ください。また、都立霊園の各種手続きや申請に必要な書類については、都立霊園の申込方法・要件・墓地の種類のページに詳しく掲載しております。

・この様な方にお勧めします。

多磨霊園の墓じまいや改葬手続きを丁寧に説明する行政書士のイラスト
当事務所は、以下のようなご希望をお持ちの方に最適なサポートを提供します。

  • 遠方に住んでいて、多磨霊園での改葬を希望している方
  • お墓の継ぐ人がいないため、墓じまいを検討している方
  • 墓地の引越しや施設変更を考えているが、手続きに不安を感じる方

多磨霊園をはじめとするお墓の手続きにおいて、当事務所の深い知識と豊富な経験を活かし、お客様の大切な手続きを迅速かつ丁寧にお手伝いいたします。ぜひ、お気軽にご相談ください。



2.多磨霊園の概要

多磨霊園内にある納骨施設であるみたま堂の建物外観
・多磨霊園は東京都府中市多磨町に位置し、大正12年に開園された公園墓地です。日本初の公園墓地であり、総面積は都立霊園最大の128ヘクタールに及びます


最大の都立霊園であり、お墓の種類も多く一般埋蔵施設、合葬埋蔵施設、樹林型合葬埋蔵施設、長期収蔵施設など、様々な形式のお墓が揃えられています。


3.多磨霊園の墓じまいの流れ

・多摩霊園に所有する墓を墓じまいし、①同霊園又は、八王子・多摩霊園の合葬施設に改葬する場合、②民営霊園の永代供養墓等に改葬する場合、それぞれの墓じまいの流れについて解説いたします。

(1)墓じまい+施設変更(小平-多摩-八柱霊園)

施設変更とは、現在多磨霊園にお持ちのお墓を墓じまいし、都立霊園が提供する合葬埋蔵施設へ改葬する制度です。この制度を利用できるのは、小平霊園、多磨霊園、八柱霊園に設置されている合葬埋蔵施設となります。ここでは、多磨霊園におけるこの施設変更の流れについて詳しく解説いたします。

①施設変更の仮予約・書類の取得

最初に多磨霊園管理事務所(TEL:042-365-2079 府中市多磨4-628)に連絡し施設変更の仮予約を行います。この仮予約後に施設変更の申込に関する書類が管理事務所から郵送で届きます。

②石材店の決定

施設変更の申込書が届いたら、申請に必要な書類と添付する書類も確認しておきます。申請の書類には、多磨霊園の墓を撤去する石材店の押印が必要な書類がありますので、事前に石材店を決めておきましょう。


尚、多磨霊園は公営墓地のため指定石材店はありませんので、ご自身で自由に決めることが出来ます。又、お墓を建立した石材店に必ず頼む必要もありませんので、見積書の金額を比較して検討して下さい。

③施設の変更の申込

施設変更の申込期間(7月・10月・12月初旬~中旬)内に多磨霊園の管理事務所で施設変更の申込を行います。書類に不備があると再度、管理事務所に行くことになりますので、一度で済むように申請書類(施設変更申請書等)、添付書類(住民票、印鑑証明書等)等の必要な書類をよく確認した上で、管理事務所で手続きを行いましょう。(念のため、実印、認印も持参しましょう。)

④改葬手続

手続きが無事完了し「合葬埋葬施設の使用許可証」がご自宅に届きましたら、再度、多磨霊園管理事務所で改葬の手続きを行います。所定の様式に記入を行い、管理事務所から改葬許可申請書を渡されます。この書類を府中市役所 総合窓口課 (TEL:042-335-4333)に提出し改葬許可証を取得します。


尚、府中市の文化センターも改葬許可申請が可能です。多磨霊園からは「紅葉丘文化センター(TEL:042-365-1188 府中市紅葉丘2-1)」が一番近く、徒歩7分程度の距離にあります。

⑤遺骨の取出し+改葬

改葬許可証の取得完了後、多磨霊園の墓じまい及び改葬の日程を決定します。(撤去を行う石材店の都合を確認した上で、日時を決定して下さい。)当日は、お花屋お線香を持参し、お祈りした上で骨壺を取出します。その後、合葬埋葬施設のある都立霊園に移動し、管理事務所で手続きを行い、ご遺骨を引き渡して完了となります。


※多磨霊園内の移動では問題有りませんが、他の都立霊園に移動する場合は、骨壺内の水抜きを行っておきましょう。


以上が、多磨霊園のお墓から合葬埋葬施設に改葬する流れになります。

⑥墓じまい+施設変更のフロー図

  • STEP
    施設変更の仮予約・書類取得

    多磨霊園管理事務所に連絡し施設変更の仮予約を行います。施設変更申請書などの書類は、この仮予約後に霊園管理事務所から郵送で届きます。

  • STEP
    申請書類の準備

    書類の取得が出来ましたら、申請書に添付する住民票・印鑑証明書等も市区町村の役所で取得しておきましょう。又、申請書の記入出来る箇所(氏名。住所等)は、予め記入しておきましょう。(石材店の押印も忘れずに。)

  • STEP
    申込手続(多磨霊園管理事務所)

    書類の準備が整いましたら、多磨霊園の管理事務所で施設変更の申請手続を行います。(申込受付け期間内に行う必要があります。)

  • STEP
    改葬手続(管理事務所+府中市役所)

    合葬埋葬施設の「使用許可証」が届きましたら、再び、多磨霊園管理事務所にいき改葬手続を行います。手続が完了後に改葬許可申請書を受取り、府中市役所又は、文化センターで改葬許可申請を行います。許可証が発行されましたら、主な手続は完了となります。

  • STEP
    施設変更

    多磨霊園のお墓から遺骨の取出し行います(墓じまい)。取出した遺骨は、改葬先の霊園に移動して、納骨の手続を行った上で管理者に引き渡します。

(2)墓じまい+民営の永代供養墓等に改葬

多磨霊園のお墓を墓じまいし、民営霊園の永代供養墓等に改葬する流れについて解説いたします。

①ご遺骨の埋葬先を決める。

承継者がいない、子供に負担を掛けたくないなどの理由により、墓じまいを行い民営霊園の永代供養墓に改葬する方もおります。改葬許可申請書には、改葬先の所在地を記入する箇所がありますので、申請前に霊園を決めておく必要があります。

②墓地返還書類の取得

多磨霊園管理事務所(TEL:042-365-2079)から墓地返還に関する書類一式を取得します(管理事務所又はで入手するか、郵送依頼で取得)。書類が届きましたら、多磨霊園の使用許可書を参考に、氏名、住所、墓地区画番号等を記入し押印します(分からない箇所は、空欄にしておき管理事務所で記入)。

③添付書類の取得

多磨霊園墓地使用者の印鑑証明書(3か月以内)、改葬先霊園の使用許可書、又は受入れ証明書が必要になります。印鑑証明書は、ご自身の所在地を管轄する市区町村で取得します。使用許可書等は、改葬先の霊園との契約後に発行されますので、手続き前に取得しておきましょう。


墓地返還届の書類に墓石を撤去する石材店の押印箇所がありますので、申請前に石材店も決めて書類に押印してもらう必要があります。

④墓地返還手続き・改葬手続

多磨霊園での墓地返還手続きは郵送ではできません。多磨霊園管理事務所で墓地返還手続きを行います。持参した書類一式を霊園管理者に提出し手続を行います。修正等有る場合は、印鑑が必要になる場合がありますので、実印・認印も念のため持参しましょう。

⑤改葬許可申請

上記、返還手続き完了後に改葬手続も行います。こちらは、改葬先の使用許可書等を提示し、多磨霊園の所定様式に墓地台帳を確認しながら、遺骨者の本籍・住所・氏名等を記入していきます。この手続きが無事完了しましたら霊園管理者より改葬許可申請書が渡されます。


次に、この申請書を持参して府中市役所の総合窓口課(TEL:042-335-4333)又は、府中市の各文化センターで改葬許可申請を行い許可証を取得します。許可証は通常20分~30分程度で発行されます。(混み具合にもよります。)

⑥遺骨の取出し+改葬

許可証が発行されましたら、多磨霊園での手続きは完了となります。後は、改葬先の霊園の予約をとり改葬日を決めることになります。尚、多磨霊園の墓じまいも同日に行う場合は、石材店の予定も確認し日程を決めます(お墓から遺骨を取出して貰うため)。


遺骨を取出後、改葬先の霊園に移動して納骨を行います。以上にて墓じまい+改葬完了となります。(墓石は後日、石材店により撤去されます。)

⑦墓じまい+改葬のフロー図

  • STEP
    改葬先の霊園の選択・決定

    多磨霊園に埋葬されている遺骨をどこの霊園に改葬するか?

  • STEP
    書類の取得・準備

    多磨霊園管理事務所に連絡し、墓地返還に関する書類を取得します。(管理事務所、又は郵送依頼で取得します。)申請に必要な書類一式も事前に確認して下さい。

  • STEP
    撤去石材店の決定

    お墓を撤去する石材店を選び契約を行います。墓地返還に関する書類は、石材店の押印が必要になりますので、契約後に押印を頂いておきましょう。

  • STEP
    墓地返還・改葬手続(管理事務所+府中市役所)

    墓地返還に関する書類一式を多磨霊園管理事務所に提出し、改葬手続も併せて行います。改葬許可申請書が発行されましたら、府中市役所、又は、文化センターで改葬許可申請を行い、許可証を取得します。

  • STEP
    墓じまい+改葬

    関係先との日程調整の上、多磨霊園の墓じまい及び改葬を行います。カロートからご遺骨を取出し、改葬先の霊園で納骨を行います。お墓の撤去は後日、石材店により行われます。

(3)多摩霊園で墓じまい・改葬する場合の注意点

都立多磨霊園の改葬許可証など墓じまい・改葬に必須となる手続き書類のイメージ
・現在、お墓が多磨霊園にあるが、承継者がいないなどの理由により墓じまいを考えている方も多いかと思います。近年では一般的な墓地より承継者不要の永代供養等の人気が高くなっております。


もし、永代供養墓に改葬したいと思った場合、多磨霊園での手続きを先に行う必要があります。多磨霊園は都立霊園になりますので、民間の霊園と比べ手続が少し複雑です。又、基本的には霊園管理事務所で手続きを行う必要があり郵送では行えません。


申請書及び添付する書類など申請に必要な書類一式を事前に確認した上で、管理事務所で手続きを行う様にして下さい。(石材店の押印が必要な書類がありますので、事前に撤去する石材店を決めて押印も貰って下さい。)


書類に不備があり、多磨霊園管理事務所まで何度も行くのは大変です。一回で終わるように時間に余裕を持って進め、わからないことは電話で管理事務所に確認しておきましょう。

①施設変更を行う場合

多磨霊園の一般墓所から合葬埋葬施設に施設変更を行う場合は、施設変更申込で1回、改葬手続で1回と最低でも2回、多磨霊園管理事務所に行く必要があります。又、改葬許可証は、府中市区役所で発行されますので、こちらの手続きも行う必要があります。

②お墓を継ぐ人が墓じまいする場合

多磨霊園の墓地所有者が亡くなり、お墓を継ぐ人が墓じまいを行うには、墓地の使用者を変更する「使用者変更手続」が必要になります。この手続きを行い墓地使用者を変更した上で、お墓じまいや改葬の手続きを行うことになります。(同時に手続きを行うことも可能です。)

(4)墓じまい+改葬費用の目安

多磨霊園の墓じまいを検討し、費用や手続きに悩む女性のイラスト
・多摩霊園(府中市多磨4-628)の墓じまい+改葬に掛かる費用を参考に掲載させて頂きます。

墓石撤去費(1㎡辺り10万円程度)

多磨霊園で墓じまいを行う場合、更地に戻して返還する必要があります。お墓の撤去費用の相場はわかりずらい面がありますが、一般的な和型のお墓では20万円~50万円程度が相場と言えます。洋型のお墓は、10万円~20万円程度。(墓面積が広い場合、石材の量が多い場合などは、これより高額になる場合があります。)

改葬費(5万円程度~)

多磨霊園の合葬埋葬施設に改葬する場合

多磨霊園の一般墓から合葬埋葬施設に施設変更する場合、改葬先の費用は掛からず事務手数料のみ発生することになります。

民営の永代供養墓等に改葬する場合

永代供養墓は、霊園の場所や埋葬形式により金額が異なります。一般的な永代供養墓では、5万円程度~選択することも可能です。但しこの場合は、骨壺から取出し他の遺骨と一緒に埋葬される形式(合祀)となります。


最初から一緒に埋葬されることに抵抗がある場合は、骨壺のまま埋葬する形式(合葬)や区画で購入する形式もあります。この形式は上記の合祀形式より高額になり費用な10万円程度~になります。

散骨する場合

散骨は業者に委託して散骨してもらう形式と船に同乗してご自身で散骨を行う形式があります。業者委託での散骨費用は5万円程度、船に同乗する場合は10万円~20万円程度になります。なお散骨のメリットとしては、多磨霊園での手続きが墓地返還手続きのみとなり、改葬手続等を行う必要がありません。(散骨はお墓に埋葬する訳ではありませんので、府中市より改葬許可証が発行されません。)


その他の費用

  • 事務手数料(数百円~)
  • 書類取得費(印鑑証明書、住民票、戸籍等)1通 数百円~
  • ご住職のお布施(供養を行う場合)3万円程度~

4.多磨霊園 情報

多磨霊園は、令和7年度に「一般埋蔵施設」「合葬埋蔵施設」「樹林型合葬埋蔵施設」の都立霊園で提供されている3つの主要な形式すべてで公募が行われました。


公募結果と費用の詳細(令和7年度)
 

多磨霊園は都立霊園最大の規模を誇り、多岐にわたる施設が募集されました。特に合葬埋蔵施設で高い競争率となりました。

 
一般埋蔵施設
  • 募集区画数は345区画に対し、申込数は664件で、平均競争率は1.9倍でした。
  • 募集区画(1.70㎡~7.95㎡)の永代使用料は156万7,400円~732万9,900円です。
  • 申込資格は遺骨申込のみで、都内に継続して5年以上居住している方に限られます。
 
合葬埋蔵施設(一定期間後共同埋蔵)
  • 募集総体数は640体に対し、申込数は5,230件で、平均競争率は8.2倍でした。
  • 遺骨1体あたりの使用料は60,000円で、年間管理料はかかりません。
  • 20年間は骨壺のまま安置され、その後に共同埋葬される形式です。生前申込も可能です。
 
樹林型合葬埋蔵施設(樹林墓地2号基)
  • 募集総体数は2,382体に対し、申込数は6,541件で、平均競争率は2.7倍でした。
  • 遺骨1体あたりの使用料は27,000円~81,000円(粉状遺骨は安価)で、年間管理料はかかりません。
 

(注)令和7年度の募集は既に終了しています(7月4日締切)。最新の情報は、必ず東京都公園協会の公式サイトでご確認ください。

(1)多磨霊園の特徴

多磨霊園の特徴や墓地の種類を詳しく調べている様子のイラスト
・都立霊園最大の霊園である為、管理事務所から前原町の小金井門まで歩くと約1.5km(20分程度)の道のりになります。電車の場合は、多磨霊園表門からバスに乗り、霊園南七号地、中央二十号地のバス停下車など、園内マップで確認して行かれる事をお勧めします。


この様に非常に大きな霊園ですが、園内にはアカマツの雑木林、サクラ並木もあり、お参りの道中に四季折々の花々や紅葉も楽しむことが出来ます。又、東郷平八郎(元帥)、山本五十六(元帥)、与謝野晶子(歌人)、江戸川乱歩(小説家)、向田邦子(脚本家)など、多くの著名人が埋葬されている霊園でもあります。



(2)お墓の種類

都立多磨霊園の墓石の前でお墓参りをする女性の様子

  1. 一般埋蔵施設
  2. 合葬埋蔵施設
  3. 樹林型合葬埋蔵施設

令和7年度の多磨霊園では、「一般埋蔵施設」「合葬埋蔵施設」「樹林型合葬埋蔵施設」の3形式すべてで募集が行われました。


一般埋蔵施設が1.9倍と比較的競争率が低い一方、合葬埋蔵施設は8.2倍、樹林型合葬埋蔵施設は2.7倍となり、永代供養・承継不要型の施設に人気が集中する傾向が見られました。

(3)園内施設

・多摩霊園内の主要な施設は下記になります。多磨霊園は都立霊園の中で最大の霊園です。園内にバス停が2箇所もあります。
①トイレ、②水汲み場、③下げ花置場、④桶・杓置場、⑤授乳室、⑥園内バス停2箇所

(4)補 足

大型霊園である多磨霊園は、一般墓の募集数も345区画と多く、競争率は1.9倍と都立霊園の中では比較的低くなっています。一方で、合葬埋蔵施設は8.2倍と人気が高く、樹林型合葬埋蔵施設も2.7倍の競争率となりました。


一般的な墓を建立される方は、場所に問題がなければ、当選確率の高い狙い目の霊園と言えます。都立霊園の場合、募集は年に一度ですので、抽選に外れた場合は、民間の霊園等も検討する必要があります。

(5)よくある質問(FAQ)

開園時間は何時から何時ですか?

多磨霊園の開門時間は、3月~9月は、8:00~18:30。10月~2月は、8:30~17:30。バス通り車止めは8:30~17:30になります。


みたま堂の開所時間は、3月~9月は、9:00~17:00。10月~2月は、9:00~16:30。

休日はありますか?

管理事務所・納骨堂の休日は、年末年始の12月29日~1月3日となります。

合葬埋蔵施設とは、どの様なものですか?

いわゆる納骨堂の一種であり、多磨霊園では、骨壺のまま地下カロートに20年間安置され、その後、遺骨を骨袋に写し共同埋蔵施設に合祀されます。尚、生前に申込が可能で承継者も不要です。


個人・夫婦・親子・兄弟など併せた申込(2体又は3体まで)も可能ですが、埋蔵予定者に申込者が含まれること、埋蔵予定者が居住要件(都内に3年以上居住)を満たすことなどの条件があります。

樹林型合葬埋蔵施設は、どのようなものですか?

一般的には、樹木葬と言われる型式のお墓です。多磨霊園では一体づつ骨袋に移し変え、地下のカロートに納骨します。尚、カロートの底面は土になっている為、ご遺骨はいずれ土に帰ることにまります。


合同埋蔵施設と同様に生前申込も可能で、個人・夫婦・親子(2体又は3体まで)単位で申込可能です。但し、居住要件がありますので、ご注意下さい。

車イス・お墓の清掃道具などの貸し出しは、ありますか?

多磨霊園に用意されている、貸出用の車イスは2台となります。お墓の清掃道具の貸出しも行われておりますので、使用を希望される方は、管理事務所にその旨お伝え下さい。

多磨霊園にお墓を建てるメリットは?

都立霊園の中では、一般埋蔵施設の競争率が1.9倍と比較的低く、募集数も多い霊園ですので、当選確率が高いと言えます。


また、都立霊園の中では最大の霊園であり、様々な型式のお墓がありますので、最初に一般墓を建立し、将来的には同霊園内の合同墓に埋葬すると言ったことも考えられます。




都立霊園は、東京都が運営しておりますので、信頼性・安心性が高い霊園と言えます。

多磨霊園にお墓を建てるデメリットは?

都心部から少し距離があります。(新宿から電車で40分~1時間程度)園内も非常に広い為、電車で行かれる方は、徒歩又は、園内を通行するバスを利用することになります。又、バスを利用した場合も園内2か所のバス停から、お墓まで距離がある場合は、10分程度歩くことになります。


良くお聞きすることですが、ご高齢になると足が悪くなる方も多く、広い園内を歩いて行くのは大変になります。ですので、ご自身が高齢になった場合も、お参りに行きやすいか?など考慮した上で決められた方が良いかと思います。


5.関連リンク

・多磨霊園(東京都公園協会)の公式サイトは、こちらから


・多磨霊園からの改葬は、府中市役所での改葬許可申請及び許可証の取得が必要です。


6.アクセス情報

多磨霊園までのアクセスや地図情報を確認している行政書士のイラスト
● 所在地:〒183-0002 東京都府中市多磨町4-628
TEL:042-365-2079(霊園管理事務所)

 

・「多摩川線 」多磨駅(西口) ~ 霊園(徒歩10分)
・「JR線」武蔵小金井駅(南口)~京王バス(多磨霊園表門 下車)~ 霊園(徒歩2分) 
・「京王線」多磨霊園駅(北口)~京王バス(多磨霊園表門 下車)~ 霊園(徒歩2分)

 

7.周辺の見どころ

(1)野川公園・武蔵野公園・武蔵野の森公園

多磨霊園周辺の見どころ:広大な都立野川公園の風景
・多磨霊園の東側には東京都が運営する3つの広大な公園が隣接しています。

 

①〔 野川公園 〕
キャンプ場・バーベキュウ場・自然観察園の施設、大芝生広場などもある公園です。園内にはサクラ・イチョウの木々が植えられています。



 

②〔 武蔵野公園 〕
バーベキュウ場、野球場の施設、芝生広場の、苗圃(びょうほ)などがある公園です。(苗圃とは、苗木を育てる畑の様なものです。)園内にはサクラ・モミジの他、ハナミズキ、ツバキ等の植物も植えられています。



 

③〔 武蔵野の森公園 〕
調布飛行場が見え、野球場・サッカー場・ラグビー場等のスポーツ施設が充実が充実している公園です。園内にはアカマツ、エノキケヤキ、サクラ等が植えられています。又、正門に付近に、針葉樹(コニファー)シダレヤナギ・ヒマラスギ等が植栽された「花とコニファー園」があります。



(2)府中の森公園・府中市美術館

多磨霊園周辺の見どころ:府中の森公園に隣接する府中市美術館の建物
①〔 府中の森公園 〕
府中基地跡地に作られた公園です。美しい景観の日本庭園、沢山の樹木が生い茂る武蔵野の森、300m続くサクラ並木、大きな広場など、見どころ満載の公園です。その他、野球場、テニスコート、サッカー、ホッケー場等の施設もあります。(有料)



②〔 府中市美術館 〕
2000年10月に開園された美術館。「生活と美術=美と結びついた暮らしを見直す美術館」をテーマとして、一階は創作室、市民ギャラリー、美術図書室等の施設があり、二階は、江戸時代から現代までの絵画が展示されている常設展示室とテーマにちなんだ作品が展示される企画展示室で構成されています。



8. 多磨霊園 まとめ

多磨霊園周辺の観光地へお出かけする親子のイラスト 多磨霊園は、東京都府中市に位置する広大な都立霊園で、豊かな自然に囲まれた静かな環境が特徴です。敷地内には様々な区画があり、都心から少し離れた場所にありながら、交通アクセスが良好で、都内からもアクセスしやすい場所にあります。


特に、静かな空間でのお参りは心を落ち着け、自然との調和が感じられる場所です。多磨霊園の広い敷地には、様々な歴史的背景や文化財も点在しており、訪れる度に新たな発見があります。

墓じまいや改葬をお考えの場合

墓じまいや改葬先について夫婦で話し合う様子のイラスト 多磨霊園で墓じまいや改葬をお考えの場合、手続きは管理事務所で行う必要があります。都立霊園での手続きは書類の提出が多く、一般的な霊園よりも複雑な手続きが求められます。そのため、ご自身での手続きが難しい場合もあります。


その際、専門家によるサポートを受けることで、手続きをスムーズに進めることができます。専門家が手続きを代行し、安心して進められるようサポートいたします。

当事務所のサポート

都立多磨霊園のお墓の前で手を合わせてお参りしている人物の様子 当事務所は、多磨霊園をはじめ、都立霊園での改葬や墓じまいに豊富な経験を持っています。手続きが煩雑で不安な方にも、専門家によるサポートを提供し、スムーズに進められるようお手伝いをいたします。お困りの際は、是非ご相談ください。


専門家がしっかりとサポートし、あなたの大切な手続きをスムーズに進めるお手伝いをいたします。




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【記事作成者】

大塚法務行政書士事務所 行政書士 大塚博幸

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