お墓は不要?必要?いらない場合は、どうすれば良いの?解説します。|大塚法務行政書士事務所(東京都)
近年、お墓はいらないという方も多くなっております。その場合、どうすれば良いのか?お墓がある場合とない場合の違いは?など解説いたします。|相談無料。土日祝日対応可。|大塚法務行政書士事務所(東京都 葛飾区)
行政書士 大塚博幸
行政書士 大塚博幸

お墓は不要?必要?いらない場合は、どうすれば良いの?

悩む女性・お墓はいらない。という話を良くお聞きします。その様な場合、どの様な方法があるのか?考えて行きたいと思います。

 

最初にお墓を不要と思われる原因として、維持管理費等の費用の負担、寺院墓地の場合、寄付、お布施等の負担。又は、お墓の承継者がいない等の理由が挙げられます。

 

この様な理由により、お墓はいらない。となる訳ですが、しかし、家族等がお亡くなりになった場合。ご遺骨をどうするのか?という問題があります。

 

1.お墓が不要の場合に考えられる方法

1.手元供養

拝む女性
近年では、手も供養として遺骨を粉骨化・真空パックを行い、綺麗な祭壇等に納め自宅に保管する方もおります。ご遺骨を納める祭壇や容器など、おしゃれで綺麗な形式などもあります。

 

手元供養でご遺骨を自宅に保管される事は、法的に問題はありません。(但し、埋葬は墓地以外の場所では行えません。)手元供養のメリットは、当面の間、埋葬先を考えなくても良いことですが、ご遺骨を保管されている方に何かあった場合には、改めて埋葬先を考えることになります。

2.散骨

小型船
お墓はいらないとお考えの場合、真っ先に思い浮かぶのは散骨ではないでしょうか。散骨は近年では非常に人気があり、万が一の場合は、散骨にしてほしいと望まれる方も多くなっております。

 

散骨の費用は、船に同乗し散骨をするか業者に委託して散骨を行うかにより費用が異なります。(同乗する方が高くなります。)又、散骨を行う業者も非常に多くなり、費用も異なる場合があります。中には評判の良くない業者もありますので、業者を選ぶ際には、口コミなど確認し見積書を貰った上で依頼する様にして下さい。

 

散骨のメリットとしては、お墓を購入するより費用が掛からない。その後の維持管理費等も不要になる。などが挙げられます。しかし、お参りする場所が無くなる為、散骨に抵抗を持たれる方もおりますので、ご家族、ご兄弟で良く話合いを行われた方が良いかと思います。

3.永代供養墓及び樹木葬

霊園
こちらは、お墓の一種と言えますが、ご自身の墓を持たない形式として記載させて頂きます。

 

永代供養墓及び樹木葬は、一般的なお墓を建てるよりも通常費用が安くなります。他のご遺骨と併せて埋葬される合祀から1つの区画に骨壺で埋葬される合葬形式、又は区画を購入し、ご夫婦又はご家族単位で埋葬可能な形式など様々です。

 

永代供養墓で骨壺のまま埋葬できる合葬形式は、通常13回忌、33回忌等の一定の期間を得て、他の遺骨と合祀される事が一般的です。

 

メリットとしては、費用面の他に、通常、宗派等も問われずに埋葬できます。但し、区画で購入する以外の永代供養墓は、現在所有する遺骨に対しての埋葬になりますので、新たに不幸が発生した場合、別途埋葬先を選び契約することになります。(同一の場所でも問題ありませんが、通常契約は別になります。)

 

お墓を所有する場合としない場合、どちらが良いの?

墓じまいを悩む女性
費用面で考えますと、お墓を所持しない方が維持管理費、お布施等が発生しない為、費用が安くなると考えられます。但し、不幸があった場合に埋葬先をその都度決める事になる為、選び方によっては一般的な墓を購入し、その墓に代々埋葬する方が結果として安くなる場合も考えられます。

 

又、費用面の他に、ご先祖を大切に思われる方にとっては、代々の墓を維持したいと思われる方も多いのではないでしょうか。散骨は一度行うとお参りに行く場所がありません。永代供養墓は最終的に他の遺骨と一緒に埋葬されます。そこに抵抗を持たれる方もおります。

 

一度整理しますと費用面等では墓を持たない方が安くなる傾向にあるが、もし、新たな不幸があった場合、墓がないと埋葬先を決めて新たに契約する労力と費用が発生する。墓があると埋葬先に悩まずに済み、埋葬自体の費用もそれほど掛からないと考えられます。(お布施等除く)

 

どちらも、それぞれメリット・デメリットがあります。まずは、費用面と併せて将来に渡って墓を継続していくのか?ご家族等で良く話合い、その上で墓を所有(承継)するのか?判断された方が良いかと思います。

 

一方、現在所有している墓に承継者がいない場合、将来的には無縁墓になってしまいます。この場合、墓じまい→散骨・永代供養墓等へ改葬を行っておき、ご自身に万が一の事がおきた場合は、散骨等を行って貰えるよう親族に話ておくことも一つの方法です。

 

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