家族葬で知っておきたいこと解説いたします。|大塚法務行政書士事務所(東京都)

家族葬で知っておきたいこと解説いたします。|大塚法務行政書士事務所(東京都)

家族と親族、親しい友人のみで執り行う「家族葬」を選ぶ方が増えてきています。そんな「家族葬」で気を付ける事、また知っておくと役立ことなど、家族葬について解説。|相談無料。土日祝日対応可。|大塚法務行政書士事務所(東京都 葛飾区)
行政書士 大塚博幸
行政書士 大塚博幸

住職への話し方突然の別れを迎えた際、どのように葬儀を行うかは非常に重要な決断です。近年、家族葬という形式が注目を集めています。家族葬は、少人数で故人を見送る方法であり、静かな環境でお別れをしたいという希望を持つ多くの人々に支持されています。

 

一般的な葬儀と異なり、家族葬では参列者を身内や親しい友人に限り、故人との最後の時間をゆっくり過ごすことができます。

 

この記事では、家族葬の基本的な情報から、具体的な流れや費用、注意点について解説させて頂きます。家族葬をお考えの方は参考にご覧下さい。

 

 

1.家族葬とは?

お祈りする高齢女性
家族葬は、近親者やごく親しい友人を中心に少人数で行う葬儀の形式です。最近では、従来の一般葬に比べて、規模を小さくして静かな環境で故人を見送りたいというニーズが高まっています。また、家族葬では、遺族の意向に合わせて柔軟に葬儀の形を整えることができるため、新たな葬儀スタイルとして非常に注目されています。

家族葬の特徴

祭壇
参列者を身内や親しい友人に絞り込むことが挙げられます。そのため、一般的な葬儀に比べて、葬儀の準備や進行も比較的シンプルで、静かな雰囲気の中で行われます。

 

また、家族葬と聞くと、ご家族のみで執り行うイメージが強いですが、ご家族が葬儀に呼ぶ方を親しい方に限定し、お身内に限らず本当に親しい友人も お呼びする事が可能です。

 

だいたい10~20名くらいの規模の葬儀です。少人数でゆっくりとお別れができる葬儀として人気が高まっています。

2.家族葬のメリット

(1)葬儀のスタイルを自由に選択できる

家族と身内、ごくごく親しい方と執り行う為、形式や世間体と言ったものにとらわれずに、故人の意向に沿った、また家族の意向に沿える形式で葬送を選択できます。例えば、故人の趣味で作った作品を並べたり、参列者・家族の日程の都合により お通夜を省略し、告別式のみの お別れにする一日葬。出棺前に故人との時間をたっぷり作る等、時間調整も可能となります。

(2)故人とゆっくり お別れが出来る

多くの参列者がいる場合、準備・おもてなし、ご挨拶など参列者への対応に追われ、慌ただしくゆっくりとお別れする間もなくお通夜・告別式の時間が過ぎてしまいがちです。しかし、家族葬では、その応対を省け、その分、家族と身内、そして親しい友人と故人との思い出話をしたり、ゆっくりとお別れまでの時間を過ごすことが出来ます。

(3)費用を抑えることができる

葬儀の規模が小さいため、香典の総額は少額となりますが、基本的に参列者が少ないためご葬儀の費用は抑えられます。また葬儀全体の準備等々の手間が省けます。基本的には、必要なものを選び簡素な形式で葬儀を行うことにより無駄な支出を避けられます。

3.家族葬のデメリット

(1)香典収入が少ない

家族葬では、参列者が少ないため香典収入が少なく、葬儀費用を香典で賄うのが難しい場合があります。このため、追加の費用負担が発生する可能性があります。費用面については事前にしっかりと準備をしておくことが大切です。

(2)ご葬儀後の弔問客への対応

葬儀後、葬儀に呼ばなかった方が、弔問に訪れることがあります。人徳のあった方、また社会的地位のあった方は、その対応に追われてしまう可能性もあります。是非とも、その様な時に備えて、葬儀後用の返礼品を事前に用意しておくことをおすすめします。

(3)親族間の意見の食い違い

昨今、皆さんが選択をするようになってきた家族葬ではありますが、まだまだ完全に浸透しているわけではありません。やはり、一般葬を望む ご親族もいらっしゃることと思います。まずは、理解を得られるように十分な話し合いをされることをお勧めします。

4.家族葬と密葬の違い

家族葬と密葬は、いずれも少人数で行う葬儀ですが異なる点がありますので、参考に掲載させて頂きます。

(1)家族葬

「家族葬」とは、密葬から派生した葬儀の呼び名です。家族葬は、家族・身内・親しい友人と内輪だけで行い家族葬のみで完結します。葬儀後には、弔問客が訪れる場合があります。

(2)密葬

家族葬と異なり「密葬」は、下記の様に行われる葬儀になります。

  • 社葬や本葬の前に、家族、親族(二親等くらいまで)だけで、葬儀を行い火葬まで済ませます。
  • 旅先や遠方で亡くなった場合、荼毘に付して(火葬をする事)お骨を持ち帰ります。(これも密葬と言います。)
  • 年末年始に亡くなった場合、葬儀を遠慮させて頂く時期は、火葬までする密葬を執り行い、のちに本葬を行うこともあります。
  • 死亡内容を公表できない、又、したくない場合、密葬をされることがあります。

基本的には、身内だけで行う葬儀であり他人に知らせない葬儀と言えます。

5.家族葬の流れ

家族葬を行う場合には、下記の様な流れで進めていくことになります。

(1)葬儀社の選定

故人の死亡に関する手続等を行う中で、葬儀社も選定する必要があります。葬儀社を選ぶ際には、下記のポイントを参考にして下さい。

①家族葬の実績があるか?

葬儀社を決める中で、家族葬の実績・経験豊富な葬儀社を選ばれた方安心です。

②対応は良いか?誠実か?

遺族に寄り添い、きちんと話を聞いてくれる葬儀社を選びましょう。また、言葉や使いや身だしなみも要確認。

③葬儀社の評判は良いか?

インタネットなどで葬儀社の評判(口コミ)、実績、会社設立年月日なども確認しておきましょう。あまり評判が良くない場合は、別の葬儀社も検討しましょう。

④見積書の金額は明確か?

見積書は必ず取得して下さい。費用が詳細に明記されているか?追加費用の負担はないか?など確認して下さい。

(2)葬儀の日程と場所の決定

葬儀の場所は、葬儀社の提供する施設、または自宅など、どこで行うのか?考えておく必要があります。参列者の人数も考慮した上で場所と日時を決定しましよう。

(3)祭壇やお花の準備

祭壇や花など葬儀社と相談しながら決めていくことになります。家族葬の場合、シンプルな祭壇を選ばれる方が多くなりますが、故人の趣味や好みに合わせて飾りつけを行うことも可能です。

(4)通夜や告別式

家族葬では、通夜や告別式を行うかどうかは、遺族の判断に任されます。通夜を省略し告別式のみを行う場合もあります。通夜を行う場合は、少人数で静かに故人を偲ぶ時間を持つことも可能です。

(5)火葬と納骨

告別式が完了したら、火葬場で故人の火葬を行います。火葬後に遺骨を自宅に持ち帰り、喪明けの四十九日以降に納骨を行います。

6.家族葬の費用

葬儀社によって価格は様々です。まずは、パンフレット等々だけを見て決定せず、明確な見積書の作成を依頼しましょう。見積書の中で、必要なもの、不要なもの、付け足して欲しいもの、をご家族と話し合い、納得の行く葬儀になるようにしましょう。

 

一社だけでなく、何社かの見積もりをとることも おすすめします。また、わからないことは、わからないまま進めるのではなく、葬儀社等に確認するという事を一番に心がけて頂きたいと思います。

 

何度となく行われるものではない葬儀、わからない言葉、わからない事だらけなのは当たり前の事です。それを丁寧に説明し、寄り添ってくれる葬儀社が、よい葬儀を一緒に作り上げてくれるのではないかと思います。

 

一般葬では、葬儀費用の金額は195万円と言われています。この中には、葬儀一式費用・飲食接待費・寺院費用(読経料・戒名料など)が含まれます。家族葬では、一般葬よりも人数がもちろん少人数であること、また省略する儀式等などの理由により、葬儀費用・飲食接待費・寺院費用を含めて平均58万円くらいと言われています。

7.家族葬で注意すること

近年人気の家族葬ですが、注意することがあります。ここでは、その注意点について解説させて頂きます。

(1)寺院の檀家になっている場合

故人を埋葬するお墓が寺院ある場合、通常では、その寺院のご住職に葬儀供養・戒名をお願いします。家族を行う場合、その旨を寺院に連絡し、どの様に進めれば良いか確認しておきましょう。状況により葬儀はこちらで行い、戒名を付けてもらう事で良いかなども相談します。

 

寺院墓地の場合は、戒名をその寺院で授けて、お墓に埋葬することが原則といえます。戒名を付けない、又は、他の寺院で授かった場合、埋葬を拒否される場合がありますのでご注意下さい。

 

檀家になっている寺院がある場合は、早めに寺院にご連絡して下さい。(後でトラブルにならないようにして下さい。)

(2)家族葬の費用について

家族葬が人気の為、多くの葬儀会社が家族葬形式の葬儀を行っております。ここで問題になっているのが葬儀費用の問題です。国民生活センター(独立行政法人)にも家族葬の料金トラブルについて、多くの相談が寄せられています。

 

相談例としては・・

  • 葬儀社に希望と異なる契約を進められた。
  • 葬儀の見積書をもらえず請求も高額であった。
  • 追加サービスを了承したら請求が高額であった。

などが挙げられています。基本的には、ご自身の希望をはっきりと伝えること、見積書を必ず貰うこと、追加サービスを頼む場合は、総額で幾らになるのか確認する。など後でトラブルにならないように、きちんと確認しておく必要があります。説明も明確ではなく強引に進められそうな場合は、他の葬儀社に依頼された方が良いかと思います。

 

故人が亡くなり、心の余裕もない時に、この様な問題が発生すると、心身的負担も増すことになります。そうならないように、出来れば数社の葬儀社から見積書を取得し、金額、対応などを比較して決める様にしましょう。

 

もし、葬儀費用についてトラブルになった場合は、早めに「国民生活センター」にご相談して下さい。
・国民生活センター(独立行政法人)⇒ https://www.kokusen.go.jp/index.html
 

8.家族葬Q&A

Q1.周囲の方への報告(葬儀前)

電話する高齢女性

家族葬にする場合、周囲の方への報告は いつすればよいのでしょう?

説明する男性

葬儀後、「なんで知らせてくれなかったの」と葬儀後の弔問に追われる事を防ぐためにも、ご近所・職場関係・自治会などには、《故人の遺志により葬儀は、親族だけで執り行います。まことに勝手ながらご参列及びご焼香、ご香典、ご供花は固く辞退させていただきます。》

 

という内容の回覧をまわしてもらったり、職場への連絡を入れることをおすすめします。

Q2.周囲の方への報告(葬儀後)

電話する高齢女性

家族葬にしましたが、周囲への報告が葬儀後になってしまいました。どんな文面で周囲へお知らせを出せばよいのでしょうか。

説明する女性

葬儀後、お知らせが 行き届かなかった方が 出てくる事は多々あります。故人の連絡網、頂いている年賀状、友人関係を調べ、お知らせの手紙、はがきを郵送しましょう。

 

その際の文面の一例は・・

 

拝啓 皆様には、益々 ご清祥のことと お喜び申し上げます。

 

(父氏 名儀)  〇年 〇月〇日 〇時〇分 (病名)のため 〇〇歳で急逝いたしました。

 

尚、勝手ながら故人の意思により、去る〇月〇日 密葬儀にて滞りなく相済ませました。ご通知が遅れたことを深くお詫び申し上げます。また生前賜りました数々のご厚情を感謝いたします。

 

〇年 〇月 〇日
喪 主 (名 前)
敬 具

 

※それでも、お知らせ漏れがあった場合、喪中ハガキなどで お知らせするのもよいでしょう。

Q3.友人・知人から家族葬の知らせ

電話する高齢女性

友人の母親が亡くなりました。面識はありません。葬儀に行こうと思い、友人に日程と場所を聞きましたが、「家族葬にする。」と言われ教えてもらえませんでした。

 

何もしなくていいのだろうか?と悩んでいます。どうしたらよいのでしょうか。

説明する男性

家族葬は、家族と親族、ごく親しい故人の友人といった内輪だけで、慌ただしくなく、ゆっくりと 故人とお別れし葬送を執り行いたいという家族の意図のもと執り行われます。
「家族葬にするから」と言われた場合、葬儀等々には参列の必要はありません。

 

どうしても気が収まらない場合、後日、ご友人も日常生活を取り戻し、落ち着いた頃に、「お線香をあげさせて。」とお参りの意向を伝える事をおすすめします。また、基本的にお香典も遠慮されると思いますので、故人の ご仏前に備えられるお花、お線香などをご用意するのも良いと思います。

9.家族葬 まとめ

パソコンを打つ行政書士
〔周囲の理解を得られない場合がある〕、〔香典収入が少額で、葬祭費用が持ち出しになってしまう〕、〔葬儀後の弔問が多くなり葬儀後は、とても慌ただしい〕などと言ったデメリットも多々ありますが、選択する方が増えてきている家族葬。

 

家族とごく親しい方と内輪で静かに見送りたい、職場を退職してから年月が流れ関係者に知らせても参列者が少ないと思う、費用があまりかけられない。などと言った方には、やはり家族葬をおすすめします。

 

(必ずしも安価であるとは言えません。一日葬にして一般参列の方からお香典を頂いた方が、持ち出しは、なくなるとも考えられます。)

 

まずは、故人と家族の意向を明らかにし、親族ときちんと話し合った上、葬儀社に見積もりを依頼しましょう。その際に、わからない事はきちんと聞きましょう。そして、一緒に寄り添ってくれる葬儀社を選択されることを何よりも願っております。

 

近年、家族葬で高額な費用を請求されるケースが増加しております。必ず見積書を取得して明細を確認して下さい。又、数社から見積書を取得して費用の相場も把握しましょう。

 

依頼する場合は、その葬儀社等の口コミなどの情報も参考にして下さい。

 

万が一高額な費用を請求された場合は、請求書の内容確認し納得出来ない場合は、支払いを行う前に国民生活センター・消費生活センター等にご相談してみて下さい。

 

 

»» 次の記事:社葬の知っておきたい基礎知識 »»
«« 前の記事:お位牌と戒名の基礎知識 ««

お墓の手続き相談・代行TOP

・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらから

お墓の記事一覧TOP

・お墓の記事一覧のトップページは、こちらから

お問合せ

 お問合せは こちらから  

 

~ 大塚法務行政書士事務所 ~

東京都 葛飾区 新宿6-4-15-708

営業時間AM9:00~PM6:00

(土日祝日対応可)