開眼供養とは?閉眼供養とは?解説いたします。|大塚法務行政書士事務所(東京都)

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開眼・閉眼供養とは?いつ行うのか?必ず行う必要はあるのか?どの様に進めて行けば良いのか?費用は、どのくらい掛かるのか?まとめて解説いたします。|相談無料。土日祝日対応可。|大塚法務行政書士事務所(東京都 葛飾区)
行政書士 大塚博幸
行政書士 大塚博幸

お布施と封筒・一般的には、あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、お墓を建立して納骨する場合や墓じまいを行う場合に、ご住職に墓前で供養(法要)を行って頂く事を、「開眼供養」・「閉眼供養」と言います。

 

仏教的には大切な儀式であり、お墓の建立や墓じまいを行う際には欠かせないものです。

 

この記事では、開眼供養と閉眼供養の意味から、その流れ、お布施や封筒の書き方などについて、開眼供養・閉眼供養の基礎知識としてまとめて解説いたします。

 

1.開眼供養とは?

(1)開眼供養の基本的な意味

開眼供養(かいげんくよう)とは、墓石や仏壇、位牌などに魂を入れ、礼拝の対象とするための儀式です。一般的には「入魂式」や「御魂入れ」とも呼ばれます。この儀式を行うことによって、ただの石である墓石や仏壇が、実際に故人を祀るためのものとして意味を持つようになります。

 

新しいお墓を建てた場合は、開眼供養を行うことが一般的です。その際には、ご住職が墓前で法要を行い魂を宿らせます。この法要はお墓開きとも呼ばれ、四十九日、百か日、一周忌などの法要の際に納骨式と併せて行うことが一般的です。この開眼供養が行われることによって、お墓はただの墓石ではなく、故人を偲び、祈りを捧げる場所へと変わります。

(2)開眼供養の流れ

一般的には、主催者(施主)が関係者と日程を調整して供養日を決定します。事前にお布施、供物やお花の準備を行い、お墓の清掃もしておきます。当日は、ご住職が墓前で儀式を執り行います。法要が終了した後には、参列者との会食が行われる場合があります。

 

この閉眼供養を墓前で行う前に本堂で供養を行う寺院もあります。その場合、参列者の人数を確認されることがありますので、事前に把握しておきましょう。

 

開眼供養のフロー図
  • STEP
    施主(主催者)の決定

    誰が主催し供養を行うのか決めます。通常の場合は、祭祀承継者が行います。

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    日時の決定

    ご住職、石材店等関係先に連絡し、日程を調整した上で、開眼供養の日時を決定します。

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    参列者への連絡

    上記により日時が決定したら、参列者への連絡を行い出欠の確認をします。

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    会食の手配(行う場合)

    会食を行う場合、料理の注文等を事前に行っておきます。

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    墓地の準備

    お墓と周囲を清掃し、お線香、お花やお供え物等を用意しておきます。祭壇等の法具については、石材店等に確認しておきましょう。

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    開眼供養

    当日、ご住職へのご挨拶を行い、お布施をお渡しします。法要は、本堂で行った後、墓前にて行う場合と墓前のみ行う場合があります。

     

    供養後、ご住職、参列者と共に会食(お斎とも呼ばれます。)を行う。又は、お礼と共に手土産をお渡しします。

 

2.閉眼供養とは?

(1)閉眼供養の基本的な意味

閉眼供養(へいがんくよう)は、墓じまいを行う際に、墓石から故人の魂を抜き取る儀式です。この儀式は、「御魂抜き」や「抜魂式」とも呼ばれます。

 

閉眼供養を行うことにより、かつて故人を祀っていたお墓は、魂が抜けた単なる石となり、その石を撤去して更地に戻し、墓地管理者に返還することになります。この閉眼供養の儀式を行うことで、故人の魂は新たなお墓に移され、改葬先でまた供養を行うことになります。

(2)閉眼供養の流れ

閉眼供養の流れも開眼供養と似ています。まずは、墓地使用者が寺院や霊園に墓地返還に必要な手続きについて確認します。埋葬されている遺骨は、他の霊園等に改葬する必要がありますので、供養日までに改葬許可証も取得しておきます。

 

次に、ご住職や石材店との日程を調整して閉眼供養の日時を決定します。当日は、供物やお花、お線香を持参してお墓にお供えします。ご住職の供養後、お墓ら遺骨を取出し改葬先に納骨して完了となります。

 

こちらも開眼供養と同様に、本堂で供養を行った後に墓前供養を行う場合があります。(時間は1時間程度掛かる場合があります。)

 

閉眼供養のフロー図
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    施主(主催者)の決定

    通常の場合、墓地使用者(所有権者)・祭祀承継者の主催により墓じまいを行います。(一般的には、家族・身内で控えめに行います。)

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    寺院・霊園等に手続の確認

    ご遺骨が埋葬されている場合は、他の墓地・永代供養墓等へ改葬する必要があります。改葬は、改葬許可書が必要です。(供養する墓地を管轄する市区町村で取得)その他、墓地返還届・離檀届等を墓地管理者に提出。

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    日時の決定

    ご住職、石材店等関係先に連絡し、日程を調整した上で、閉眼供養の日時を決定します。

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    墓地の準備

    お墓と周囲を清掃し、お線香、お花やお供え物等を用意しておきます。祭壇等の法具については、石材店等に確認しておきましょう。

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    閉眼供養

    当日、ご住職へのご挨拶を行い、お布施をお渡しします。法要は、本堂で行った後、墓前にて行う場合と墓前のみ行う場合があります。

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    供養後

    閉眼供養後に、お墓からご遺骨を取り出します(通常場合、石材店に取出して貰います。)。取り出した遺骨は、改葬先のお墓に埋葬します。

     

    改葬先のお墓を新に建てた場合は、開眼供養を行います。既にあるお墓に埋葬する場合は、納骨法要を行います。

3.開眼供養・閉眼供養の費用

(1)お布施の相場とその渡し方

開眼供養・閉眼供養を行う際に、ご住職にお布施をお渡しするのが礼儀です。お布施の相場は、通常3万円~5万円程度になります。お布施は、奉書紙に包む、又は白無地の封筒に入れてお渡しします。その際の表書きは「御布施」、「お御法礼」、「入魂御礼」などと記載します。

 

また、墓石の撤去代とは別に、遺骨の納骨・取出しの費用を石材店から求められる場合があります(2万円~5万円程度)。その他、霊園等によっては、納骨・改葬の際に事務手数料として1万円~2万円程度の費用を請求される場合があります。

4.開眼供養・閉眼供養に関する注意点

(1)祭祀主宰者(祭祀承継者)の役割

開眼供養、閉眼供養は、お墓の建立までの手続き、墓じまいに関する手続等、全ての準備、手続きが完了した最後に行うことになります。この供養を行うまでには、霊園選びから石材店の選定、或は、墓地返還に関する手続、改葬許可申請など行うことが沢山ありますので、いつまでに納骨するか、墓じまいするか、計画をたて進める必要があります。

 

また、上記を決めて行く際には、後で揉めないように、家族・親族とよく話し合った上で決めていくようにしましょう。全ての準備が完了したら、最後にご住職、石材店の予定を確認した上で、供養日を決定します。霊園により事前予約が必要な場合もありますので、こちらも確認しておきましょう。

 

当日、親族等の参列者が参加する場合は、ご挨拶することがマナーといえます。忘れずにお礼を一言お伝えしておきしょう。

(2)霊園や寺院の確認

上記の様に様々な手続が必要になります。この手続については、寺院・霊園により異なる場合がありますので、事前に確認しておく必要があります。なお民営霊園では、ご住職を呼ばずに行う方もおりますが、その場合、納骨や取出しの際には霊園の指示に従って進めることを求められます。

 

霊園によっては、供養を行うための手続きを先に済ませる必要がある場合もあります。

(3)石材店の確認

通常の場合、お墓じまいをした後に、お墓の撤去を行うことになります。石材店によりますが閉眼供養を行わないと撤去が出来ないと言われることがあります。寺院墓地の場合、閉眼供養を行うことは礼儀といえますが、公営墓地、村墓地(管理者不在の墓地)などの墓じまいの際に、石材店側から供養を行うように伝えられる場合があります。

 

特に地方の墓地の墓じまい際に、この傾向が高くなります。この場合、ご自身でご住職にお願いするか、石材店側から紹介してもらい閉眼供養を行うことになります。

5.開眼供養・閉眼供養に参加する際のマナー

(1)服装の注意点

開眼供養や閉眼供養の際の服装についてご質問をいただくことがあります。基本的には、きちんとした服装であれば喪服が望ましいですが、季節によっては喪服では厳しい場合があります。特に夏場の墓前供養では、日差しを遮るものがなく非常に暑くなることがあり、ご高齢の方などは体調を崩される恐れもあります。

 

そのため、派手ではない落ち着いた服装を基本に、季節に合った快適なものを選ぶと良いでしょう。

(2)お香典

お墓を生前に建てることは、おめでたいこととされております。開眼法要も お祝いごとになりますので、招待された場合には、紅白の祝儀袋に「建立祝」等、表書きし、お祝い金としてお渡しします。

 

一方、不幸によりお墓を建立した場合には、不祝儀袋に「御仏前」等、表書きし お渡しします。(金額については、1万円~3万円程度が相場)

6.開眼供養・閉眼供養の最近の傾向

(1)墓じまいの増加とその背景

最近では、墓じまいを行う人が増えています。墓じまいとは、現在のお墓を撤去して、新たに別の場所にお墓を移すことです。これには様々な理由がありますが、例えば、遠方にあるお墓にお参りが難しい場合や、老後のことを考えて自分たちが管理しやすい場所に改葬したいという理由が挙げられます。

 

さらに、永代供養墓の人気が高まっていることも一因です。永代供養墓は、一般的なお墓に比べて費用が安く、承継者が不要であることから、特に都市部で選ばれるケースが増えています。このような状況から、墓じまいに伴う閉眼供養の需要も高まっています。

(2)開眼供養の形式の多様化

開眼供養の形式にも変化が見られます。従来のように供養(法要)を行う場合もありますが、最近では、家族のみの小規模な供養を行う方も増えています。また霊園の場合では、ご住職をお呼びせずに霊園側の進行で納骨の儀式を行われる方もおります。

 

大切なのは故人を思い、感謝の気持ちを込めて供養することです。

7. まとめ

パソコンを打つ行政書士
今回は、意外と知らない開眼供養・閉眼供養について、解説させて頂きました。開眼供養・閉眼供養のそれぞれの意味から実際に行う場合、最近の状況等、なるべくわかり易く解説させて頂いたつもりです。

 

当事務所では、お墓じまいの手続きに関連して、閉眼供養の立会いをさせて頂くことが多くあります。各々の宗派により、様々な供養があり形式も違っております。お線香も供養前にお供えする場合や、供養中にお供えするる場合など様々の形式があります。

 

この記事をお読み頂いてる方は、おそらく始めて、開眼供養・閉眼供養を行う方が多いのではないでしょうか?もしわからない事があれば、寺院のご住職にお聞きするか、聞きずらい場合は、石材店に確認すれば、どの様にすれば良いか?教えてくれるはずです。

 

当事務所でもお墓に関する手続など様々な業務を行っておりますので、なにか分からないことがありましたら、お気軽にお問合せ下さい。

 

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