改葬・墓じまい｜お墓の手続き相談・代行｜大塚法務行政書士事務所｜東京都
・在日外国人の方の ご家族等が亡くなり、日本のお墓に埋葬したいとお考えの場合、将来的な事も含めて考えておく必要があります。
お墓を継ぐ人がいるのか？、将来、母国に帰るのか？、その場合、お墓参りは可能か？などの在日外国人の方が日本でお墓を選ぶ際の注意点等について解説させて頂きます。
日本でお墓を選ぶ際のポイントについて、それぞれ解説をさせて頂きます。
日本の寺院墓地にお墓を建てる場合、その寺院の宗派に属する事が前提になります。その為、お墓を建てた場合は、その寺院の規則等に従って祭事等を行うことになります。
外国人の方は、ご自身の信仰する宗教がある方が多いと思いますので、無宗教、又は、改宗を行う場合以外は寺院墓地は難しいかと思います。従って選択する範囲としては、宗教・宗派を問わない霊園（一般的な墓地、納骨堂、樹木葬、永代供養墓）等から選択することになるかと思います。
※現在では、宗教に対応した霊園等も開園されていますが、その数は非常に少なく地域も限られています。
ご家族・ご親族等が将来に渡り日本で生活する場合は、お墓の承継者がいることになります。しかし、いずれ家族と母国に帰りたいとお考えの場合は、お墓の承継者がいないことなりますので、一般的な墓を建てることは難しくなります。
霊園等に墓を建てる場合は、承継者がいる事を前提に契約が可能となる場合が多く、承継者がいない場合は、契約出来ない可能性が高くなるからです。
ですので、承継者がいる場合は、特に制限はなく全てのお墓が対象になりますが、承継者がいない場合は、承継者不要の永代供養墓等から選択することになります。但し、近年では一般的なお墓の形状をした永代供養墓などもありますので、選択範囲は広くなってきています。
又、一部の霊園等では、承継者がいなくても契約可能な場合も有りますので、詳細は墓地管理者に確認する必要があります。（契約後、毎年の維持管理費が発生する場合は、口座引き落としにより日本の銀行口座が必要なる場合もあります。こちらも併せて確認して下さい。※前払可能な場合もあります。）
日本でお墓を選ぶ際には、ご自身の希望に合う条件の中で 契約可能な霊園等を探すことから始まります。日本のお墓は様々な形式がありますので、お墓を選ぶ際の参考にご覧ください。それぞれの特徴について解説させて頂きます。
納骨堂とは、建物内に遺骨を収蔵する施設を言います。ロッカー形式、又は機械式の納骨堂等があります。納骨堂は都心部に建てられているもの多く、交通の便が良いところからも人気があります。
基本的には承継者不要となっておりますが、毎年の維持管理費が発生する場合と最初に一括支払いを行い、その後の費用が発生しない場合があります。毎年維持管理費が発生する場合は、その維持管理費を支払っている限り、遺骨はそのままの状態で維持されます。
一括支払いの場合は、規定の期間（１３回忌、３３回忌等）の経過後に、他の場所に移され埋葬されます。※納骨堂により維持管理費、保存期間など異なります。
永代供養墓は日本でも人気が高い為、様々な形式の永代供養墓が運営されています。
一般的なお墓の形状で維持管理費を支払っている間は、そのまま維持され、支払いが無い（承継者不在）場合に、お墓が撤去される永代供養墓からシンボル的な記念碑等のもとに他の遺骨と一緒に埋葬される永代供養墓など様々な形式があります。
尚、シンボル的な記念碑等のもとに埋葬される形式が一般的な永代供養墓として広く知られていますが、埋葬形式も２種類あり１つは骨壺のまま埋葬される形式（合葬）、もう1つは骨壺から遺骨を取出し他の遺骨と一緒に埋葬される形式（合祀）になります。
費用は合祀が一番安く次に合葬となります。合祀の場合は通常一括払いになります。合葬の場合は、①一括払い、②維持管理費が毎年発生と２種類になります。維持管理費を支払っている期間は、骨壺まま維持され、支払いがない場合に合祀されることは納骨堂と同様です。
樹木葬も永代供養墓の一種ですが、自然なイメージがあり日本でも人気が高くなっている為、ここでご紹介させて頂きます。
樹木葬も様々な形式があり、上記、永代供養墓と同様の納骨形式から、芝生面の区切られた一区画を購入する形式などもあります。一区画を購入する形式は、ご遺骨が２体～４体程度まで埋葬が可能です。
いきなり他の遺骨を一緒に埋葬されることに抵抗がある方、夫婦、家族で埋葬されたい方が、こちらの形式を選ばれています。
日本古来の伝統的なお墓は和型と呼ばれています。一方、背の低い横長のお墓は洋型と呼ばれています。近年では、地震で倒れづらい、和型より比較的費用も安い、と言う理由で洋型の方が人気があります。
この様な一般的なお墓を建てる場合は、承継者がいる事が前提になります。承継者がいない場合は、お墓を建てる事が難しくなります。
当事務所で以前、海外在住で承継者がいない方のお墓選びをサポートさせて頂きましたが、その際には、特例として契約が認められました。但し維持管理費１０年分先払い等の条件付きです。
この様に霊園等により特例で認められる場合がありますので、伝統的なお墓を望まれる場合は、霊園等に確認して見て下さい。
最初にお墓を建てる費用とある程度の区域を決めます。もし希望の条件にあう区域にない場合は、範囲を広げて行くことになります。
ネット検索、又は石材店等からお墓に関する資料を取寄せます。資料が集まりましたら、その中から条件にあう霊園等を数か所選び現地見学を行います。
お墓を建てる場所・環境、霊園の設備（トイレ・休憩所・売店・駐車場等）など確認しましょう。数か所の現地見学を行い、その中から一番良いと思う霊園等と契約を行います。
具体的な条件を提示し、最終的な金額を見積書で確認します。特に問題が無い場合は契約を行い、費用を支払います。
お墓に埋葬出来る状態になりましたら、納骨を行います。後は、ご自身の都合仁わせてお墓参りを行います。
日本人でも、お墓の事は良くわからない方がおります。在日外国人の方であれば、更にわからない事があるかと思います。日本のお墓は種類も多く、契約内容も分かりずらい面がありますが、まずは情報収集を行い、わからない事があれば霊園・石材店等に確認してみる必要があります。又、ご自身の状況で契約が可能か確認して下さい。
次に、必ず現地の見学を行い環境等を確認しておきましょう。費用も、合計で幾ら掛かるのか？見積書等で必ず確認して下さい。お墓の購入費用だけではなく、納骨手数料等の別途費用が掛かる場合もあります。
もし、将来、母国に帰る可能性があり、ご遺骨を持ち帰る様な場合は、納骨堂等の骨壺で保管される形式を選ばれた方が良いかと思います、永代供養墓等の合祀は、他の遺骨と一緒に埋葬される為、ご遺骨の返還を求めることが出来ません。
※もし、日本に埋葬したいが、わからない事が多く不安がある場合は、当事務所にご相談下さい。
まずは、お気軽にご相談下さい。お客様の状況をお聞きしてアドバイスさせて頂きます。ご相談だけも大丈夫です。
ご希望の場合は、条件にあう霊園等の調査・資料収集、又は、霊園等のご紹介行わせて頂きます。
お１人では不安な方などの場合、現地見学の同行も行わせて頂きます。
見学された中で、ご自身希望に合う霊園と契約を行って下さい。（契約は自己責任で行って頂きます。）当事務所が契約をお勧めする事はありません。契約するしないは、ご自由にお決め下さい。
ご納骨の手続から日程調整等もサポート可能です。当事務所ではご納骨まで立会わせて頂く場合が多くなっております。
ここまで、ご覧頂きまして有難うございます。当事務所はお墓の手続きを専門にし１０年以上の経験があります。その中でお墓に関するご相談も多く頂き、外国人の方のお墓選びもサポートさせて頂いております。又、海外にある遺骨を日本に埋葬する手続も行わせて頂いております。（これまで全て許可証を取得しております。）
そもそも、お墓の手続きを専門としてる行政書士は非常に少なく、手続のみではなくお墓選びのアドバイス・サポートまで出来る行政書士は更に少なくなります。当事務所はその数が少ない行政書士事務所になり、霊園・石材店等のお墓関連のネットワークもありますので、わからない事があれば、まずは相談してみて下さい。お墓専門の行政書士が対応させて頂きます。
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