【お墓の種類】墓石・墓地の形式を解説|大塚法務行政書士事務所(東京都葛飾区)

【お墓の種類】墓石・墓地の形式を解説|大塚法務行政書士事務所(東京都葛飾区)

和型墓石、洋型墓石、デザイン墓石。お墓の「形」にはどんな種類がある?それぞれの特徴、メリット・デメリット、費用、選び方を徹底解説。あなたに合った墓石を見つけるために。東京都葛飾区の大塚法務行政書士事務所が解説します。
行政書士 大塚博幸
行政書士 大塚博幸

費用を安くするには
お墓を建てる際、「どんな形のお墓にしようか?」と考えることは、ご自身の想いを形にする大切なステップです。

 

伝統的な和型墓石、シンプルでモダンな洋型墓石、そして近年人気のデザイン墓石など、墓石には様々な「形式」や「種類」があります。

 

ここでは、それぞれの墓石が持つ特徴や選び方のポイント、費用に関する情報まで、あなたが後悔しない墓石選びをするための基礎知識を分かりやすく解説します。

 

1. 墓石の種類を知る重要性

なぜ墓石の形式を知る必要があるのか?

お墓は故人を偲び、未来へと想いを繋ぐ大切な場所です。その象徴となる墓石の形式は、外観だけでなく、費用、メンテナンス、そしてご家族のお参りのしやすさにも影響します。ここでは、和型、洋型、デザイン墓といった墓石の主な種類と、それぞれの特徴を理解しておくことが、後悔しない墓石選びに繋がる理由を説明します。

2. 和型墓石の特徴と選び方

(1)和型墓石とは?(伝統的な美しさ)

墓(和型)
日本で古くから親しまれている、伝統的な縦長の形式のお墓です。お釈迦様の遺骨を納めた仏舎利塔に由来すると言われています。

 

墓石は主に3段から4段で構成され、上から棹石(さおせき)、上台石、中台石、下台石と呼ばれています。江戸時代中期頃から広まったとされており、現在でも伝統を重んじる方や、落ち着いた雰囲気を好む方に選ばれています。

(2)和型墓石のメリット・デメリット

  • メリット: 伝統的な美しさがあり、周囲の景観になじみやすい。格式高い印象を与える。
  • デメリット:墓石の高さがあるため地震に弱いとされる場合がある。洋型に比べ費用が高くなる傾向がある。

3. 洋型墓石の特徴と選び方

(1)洋型墓石とは?(シンプルでモダンなデザイン)

墓(洋型)
近年、都市部の霊園を中心に人気が高まっている、横長のシンプルでモダンな形式のお墓です。

 

墓石の構成は、棹部、中台部、洋台部となりますが、中台部のない2段構成のお墓もあります。棹部の正面形状は、斜めに加工されたオルガン型と、真っすぐなストレート型が主流です。

(2)洋型墓石のメリット・デメリット

  • メリット: 和型に比べ背が低いため地震の揺れに強く、転倒しにくいとされます。シンプルなデザインが多く、費用を抑えやすい場合がある。刻める文字や絵柄の自由度が高い。霊園の芝生墓地などでは、洋型墓石で統一されていることが一般的です。
  • デメリット: 伝統的な雰囲気の墓地では周囲から浮いてしまう場合がある。

4. デザイン墓石(オリジナル墓石)の特徴と選び方

(1)デザイン墓石とは?(個性を表現する形)

デザイン墓
故人の趣味や人柄、家族の想いを反映し、自由にデザインされたオリジナルのお墓を「デザイン墓石」または「オリジナル墓石」と呼びます。

 

故人が好きだったものをモチーフにしたり、家族の思い出の品を模したりするなど、形や彫刻に制約が少ないのが特徴です。

(2)デザイン墓石のメリット・デメリット

メリット:世界に一つだけのお墓で故人の個性を表現できる。故人や家族の想いを強く形にできる。
デメリット: 設計や加工に手間がかかるため、費用が高額になる傾向がある。霊園によってはデザインに制限がある場合がある。

→ お墓のデザインについては、【お墓のデザイン】近年の傾向と選び方 もご覧ください。

5. 永代供養墓、樹木葬、納骨堂の墓石・供養の形式

 

近年普及している永代供養墓、樹木葬、納骨堂も、広義の「お墓の形式」に含まれますが、これらは従来の墓石を建てる形式とは異なる供養の形式です。

(1)永代供養墓の形式

永代供養墓
墓石を建立する代わりに、遺骨を共同の供養塔や合祀墓に納める形式が一般的です。個別の墓石を立てない分、費用が抑えられ、承継者も不要です。一定期間は個別の区画で安置し、その後合祀されるタイプもあります。

(2)樹木葬の形式

樹木葬
墓石の代わりに樹木や草花をシンボルとして遺骨を埋葬する形式です。自然に還ることを意識した供養方法で、個別の区画に木を植えるタイプや、広い敷地内に複数の遺骨を埋葬するタイプがあります。

樹木葬の詳細については【樹木葬】基礎知識・選び方 をご覧ください。

(3)納骨堂の形式

遺骨の埋葬先
遺骨を屋内の施設に収蔵する形式です。ロッカー式、仏壇式、自動搬送式など多様なタイプがあり、個別のスペースに遺骨を安置します。天候に左右されずお参りしやすい点が特徴です。

→ 納骨堂の詳細については【納骨堂とは】選び方・費用・注意点 をご覧ください。

 

 

 

6. まとめ:あなたに合った墓石の形式を見つけるために

指さしする夫婦
和型、洋型、デザイン墓石は、それぞれ異なる特徴と魅力を持っています。また、近年では永代供養墓や樹木葬、納骨堂といった新しい形式の供養も普及しており、お墓の選択肢は多様化しています。

 

墓石を選ぶ際には、費用、デザイン、メンテナンス、そしてご家族のお参りのしやすさなど、様々な要素を考慮する必要があります。ご自身の希望や価値観、そして将来的な見通しを明確にし、最も納得のいく形式を見つけることが、後悔しないお墓選びに繋がります。

→ お墓のデザインについては【お墓のデザイン】近年の傾向と選び方をご覧ください。

→ 墓地の種類や特徴については【墓地の種類】公営・民営・寺院墓地の違いを解説 をご覧ください。

当事務所へのご相談について

行政書士 大塚博幸
新しいお墓選びは、人生において非常に大きな決断の一つです。墓石の形式や特徴を理解することはもちろん、ご自身の家族構成、将来設計、そして予算に合った最適な選択をすることが何よりも重要です。

 

複雑な契約内容や手続など、ご自身で進めることに不安がある場合は、お一人で悩まずに専門家にご相談いただくことをお勧めします。

 

大塚法務行政書士事務所では、お墓に関する専門知識と豊富な経験を活かし、墓地選びから契約、改葬手続きまで、お客様のご希望に沿った最適なサポートを提供いたします。どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

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