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    【墓じまい】ご住職への話し方|円満に進めるコツ|大塚法務行政書士事務所(東京都葛飾区)
    ・「お墓が遠方で管理が難しい」「子供に負担をかけたくない」「承継者がいない」…様々な理由から「墓じまい」を考え始めた方が、次に直面する不安の一つに「寺院のご住職に、この話をどう切り出せば良いのだろう?」という戸惑いがあるかと思います。高額な費用を請求されたり、反対されたりするのではないか、と心配される方も少なくありません。このような不安を少しでも和らげ、ご住職との話し合いを円満かつスムーズに進めるためには、事前の準備と、何よりもご住職にどのような話し方をすれば良いかを知っておくことが非常に大切です。今回は、墓じまいの際に、ご住職と話す際の具体的な言葉遣いや態度、会話の進め方、誠意ある伝え方に焦点を当てて、より詳しく、実践的に解説いたします。1.不安に感じる点と心構え・ご住職に墓じまいについてお話する際、多くの方が「離檀料」やそれに伴う費用について不安を感じられるかと思います。「一体いくら包めば良いのだろう?」「高額な金額を請求されないだろうか?」といった金銭的な心配は尽きないものです。離檀料は寺院によって金額が異なり、決まった相場というものがなく、提示された金額に戸惑う方もおります。実際に、比較的高額な金額を伝えられるケースがないわけではなく、法的には支払い義務がないと考えられる一方で、それが原因でトラブルになる可能性もゼロではありません。これらの費用や、もしかしたら反対されるかもしれないという寺院の対応について考え始めると、不安ばかりが募ることもあるかもしれません。しかし、不安ばかり抱えていても状況は変わりません。まずは誠意をもって相談の場を持ち、どのような話になるのか、どのような選択肢があるのかを確認することが大切です。多くのご住職は、檀家さんの状況を理解しようと努めてくださいます。・離檀料の詳しい考え方や、高額な請求をされた場合の具体的な対処法については、【高額離檀料請求】墓じまい対処法で詳しく解説していますのでご参照ください。また、閉眼供養のお布施についてもいくら渡せば良いか迷うことがありますが、お布施の目安や渡し方については、【墓じまいのお布施】相場・渡し方・注意点で詳しく解説しています。2.話すための事前準備ご住職との話し合いを円滑に進めるためには、事前の準備が非常に重要になります。なぜなら、 準備なく一方的に話を切り出したり、失礼な態度をとったりすることは、ご住職のお気持ちを害し、その後の手続きがスムーズに進まなくなる原因にもなりかねないからです。(1) 墓じまいをしたい理由を明確に整理するまずは、「なぜ今、墓じまいを行いたいのか」という理由を、ご住職に分かりやすく、そして誠実に説明できるよう具体的に整理しておきましょう。複数の理由がある場合は、最も重要な理由を軸に組み立てることが大切です。理由を整理する際のポイントは以下の通りです。正直であること墓じまいの理由を曖昧にせず、具体的な状況(例: 「子供が遠方に住んでおり、後を継ぐのが難しい」「私の代で承継する者がいなくなるため、このままでは無縁になってしまう」)を伝えましょう。前向きな意図を伝えるご先祖様や将来の家族への思い(例: 「ご先祖様が無縁仏になるのは避けたい」「子供に管理の負担をかけたくない」)といった、前向きな理由を強調すると理解を得やすくなります。寺院への感謝を前提とする今までお墓を守っていただいたことへの感謝の気持ちを根底に持つことが大切です。この気持ちを伝えることで、より丁寧で誠意ある姿勢を示すことができます。一方で、避けるべき理由の伝え方もあります一方的な不満「お寺の管理費が高いから」、「付き合いがないから」といった、寺院や費用への不満だけを前面に出すのは避けましょう。曖昧な表現「なんとなく大変だから」「もういいかなと思って」といった、具体的な理由を伝えないのは、ご住職に真意が伝わりにくくなります。(2) 感謝の気持ちを伝える準備をする長年にわたり、お墓を守っていただき、ご先祖様をご供養いただいたことへの感謝の気持ちは、必ず言葉にして伝えましょう。話し合いの冒頭や適切なタイミングで感謝を伝えることで、丁寧で誠意ある姿勢を示すことができます。具体的な感謝のエピソード(例: 「〇〇の際には大変お世話になりました」)などを交えると、より気持ちが伝わります。(3) 誰が、お墓の使用者・祭祀承継者か?確認しておくご自身がお墓の使用者(契約者)であり、かつ祭祀承継者であるか確認しておきましょう。お墓じまいは、お墓の使用者(祭祀承継者)の方が進めることになります。使用者以外の方が使用者の許可なく勝手に墓じまいを進めることは出来ません。もし祭祀承継者について疑問がある場合は、事前に確認しておくことをお勧めします。・誰が墓じまいの費用を負担するのか、祭祀承継者については、【墓じまい費用】誰が負担?相場・内訳と話し合い で詳しく解説しています。3. 具体的な話し方・伝え方いよいよご住職とお話する際に、具体的にどのような言葉遣いや態度を心がければ、円満な話し合いを進めることができるのか、具体的なシーン別に見ていきましょう。(1) 話を切り出す際の「第一声」は丁寧に最初の言葉は、ご住職に与える第一印象を大きく左右します。丁寧さと、一方的な通告ではなく「相談したい」という姿勢を示すことが非常に重要になります。推奨フレーズ電話でアポイントを取る場合「ご住職様、〇〇家△△(氏名)と申します。お忙しいところ大変恐縮なのですが、実はお墓の件でご相談させて頂きたいことがございまして、つきましては、お時間を頂戴できますでしょうか。」対面で話し始める場合「ご住職様、本日はお時間を頂きありがとうございます。〇〇家△△(氏名)と申します。この度、お墓の件でご相談させて頂きたく参りました。」避けるべきフレーズ「墓じまいしますから。」(一方的な通告であり、相談ではない)「遺骨を引き取りたいのですが。」(唐突であり、目的が伝わりにくい)横柄な態度やタメ口は、言うまでもなく避けるべきです。(2) 墓じまいを検討している具体的な理由を伝える次に、事前に整理した理由を、正直に、しかし丁寧な言葉遣いで説明します。声のトーンは落ち着いて、感情的にならないように注意しましょう。推奨フレーズ・「実は、私の代で後を見てくれる者がおりませんで(または、子供たちが遠方におり)、将来このお墓が無縁になってしまうのではと案じております。ご先祖様が無縁になるのは忍びなく、私が元気なうちに整理をしておきたいと考え始めました。」・「私どもも高齢になり、遠方にございますこちらのお墓になかなかお参りに来ることが難しくなってまいりました。子供に負担をかけることも考え、これを機に自宅近くへの改葬を検討しております。」・「子供たちには、将来お墓の維持管理や費用の負担をかけたくございませんで、元気なうちに私自身でお墓の整理を済ませておきたいと考えております。」避けるべき理由の伝え方・寺院の維持費や寄付への直接的な不満(例: 「管理費が高いのでもう無理です」といった、寺院経営に関する批判)・他の墓地との単純比較(例: 「別の霊園の方が安いのでそちらに移りたい」といった、寺院を値踏みするような発言)(3) 今までお世話になった感謝を伝える理由を伝えた後に、長年にわたりお世話になった感謝の気持ちを丁寧に述べましょう。推奨フレーズ・「長年にわたり、〇〇家のご先祖様を手厚くご供養いただき、また、お墓をお守りいただきましたこと、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。」・「△△の際には大変お世話になりました。その節は本当に助かりました。」(具体的なエピソードを交えることで、より気持ちが伝わります)(4) 「ご相談させて頂きたい」という姿勢を明確に示すご自身の状況と理由を説明したら、一方的に決定したことを報告するのではなく、あくまで「相談させてください」という謙虚な姿勢を示すことが、円満な話し合いには不可欠です。ご住職のお考えや、手続きの進め方についてご意見・ご教示を仰ぎたいという姿勢を示しましょう。推奨フレーズ・「このような状況なのですが、墓じまいについて、ご住職はどのようにお考えになりますでしょうか。何か良いお知恵はございますでしょうか。」・「お墓じまいをさせて頂く場合、具体的にどのような手順で進めればよろしいか、また寺院として何かご要望や取り決めなどございますでしょうか、ご教示いただけますでしょうか。」・「改葬先として〇〇(例: 永代供養墓)などを検討しているのですが、このような方向性でよろしいでしょうか。」(検討状況を伝えることで、具体的な話に進みやすくなります)(5) 費用について尋ねる際の丁寧な言葉遣い離檀料やお布施について確認したい場合も、失礼にならないよう丁寧な言葉を選びましょう。この話題はデリケートですので、タイミングを見計らうことも大切です。推奨フレーズ・「大変恐縮なのですが、今後の手続きを進めさせて頂く際に、お布施やお寺様にお納めする費用について、どのようになりますでしょうか、ご教示いただけますでしょうか。」・「もし差し支えなければ、目安としておいくらほどお納めすればよろしいか、お伺いしてもよろしいでしょうか。」・高額な金額を提示された場合(交渉の第一歩として)「大変申し訳ございませんが、正直申し上げまして、私どもの現在の経済状況では、その金額をご用意するのが難しい状況です。実は〇〇(例: 年金生活である、他に扶養家族がいる、大きな病気をしたなど)といった理由から、〇〇円ほどであれば何とかご用意できるかと考えているのですが、この範囲でお納めすることは難しいでしょうか。」(正直に状況を伝え、可能な範囲を示すことが重要です。感情的にならないように注意しましょう。)避けるべきフレーズ・「離檀料はいくらですか?」「お布施はいくら払えばいいんですか?」(尋ね方が単刀直入すぎる、失礼に当たる可能性が高い)・「インターネットには〇〇円くらいって書いてありましたけど?」(相場観を持ち出して値切るような姿勢と捉えられかねない)(6) 会話中の態度と、予期せぬ反応への心構え実際に話している間の態度も重要です。傾聴の姿勢ご住職のお話をさえぎらず、最後までしっかりと耳を傾けましょう。相槌を打ったり、頷いたりするなど、熱心に聞いている姿勢を示すことも重要です。これにより、ご住職も安心して話してくださいます。落ち着きを保つもしかしたら、想定外の反応(改葬に反対される、厳しい口調になる、高額な離檀料を求められるなど)があるかもしれません。そのような場合でも、その場で感情的になったり、言い争いになったりするのは絶対に避けましょう。事態が悪化し、その後の手続きがさらに困難になる可能性が高いです。一度持ち帰る勇気その場で結論が出せない場合や、ご住職からの話に納得がいかない場合、あるいは冷静に判断できないと感じた場合は、無理にその場で答えを出そうとせず、「一度持ち帰って家族と相談させてください」「いただいたお話について、改めて検討させていただけますでしょうか」「後日改めてご連絡(または改めてお伺い)させて頂けますでしょうか」といった形で、その場での即答を避け、検討する時間を持つことが大切です。・ご自身で直接お話することが難しい場合や、様々な理由でご住職に会いたくないと感じる場合の代替手段(手紙、家族代行、専門家への依頼など)については、【墓じまい】住職に会いたくない場合の進め方で詳しく解説していますので、こちらも参考にしてください。・寺院との間で不要な揉め事を避け、円満に墓じまいを進めるための全体的な心構えや戦略、万が一のトラブル対応(弁護士への相談なども含む)については、【墓じまい・離檀】最初の相談で揉めないポイントで詳しく解説していますので併せてご参照ください。4.墓じまいする際の話し方 まとめ墓じまいをご住職にお伝えする際は、手続きそのものよりも、**どのように「話すか」**が、その後の進行を左右する非常に重要な鍵となります。最も大切なのは、誠実さと丁寧さを尽くし、一方的な通知ではなく「相談させてください」という謙虚な姿勢で話を切り出すことです。長年にわたりお墓をお守りいただいたことへの心からの感謝を伝え、墓じまいを検討する具体的な理由を正直にお話ししましょう。会話中はご住職のお話にも真摯に耳を傾け、感情的にならず常に冷静な対応を心がけることが大切です。この記事で解説した具体的な言葉遣いや態度、会話の進め方を参考に、ご住職との話し合いに臨むことで、相互理解が進み、墓じまいを円満かつスムーズに進めることができる可能性が高まります。墓じまいする際の話し方(追記)この記事を作成してから15年以上が経ち、その間多くの方の墓じまいのご相談・お手伝い、そして様々なご住職とお会いしてまいりました。その経験から改めて言えるのは、結局のところ、墓じまいをされる方からの丁寧な説明と、状況に応じた礼節をわきまえた対応が、円満な解決のために最も重要であるということです。インターネット上の情報だけを鵜呑みにした一方的な通告や、強硬な姿勢は、ご住職のお気持ちを害し、無用な摩擦を生む可能性が高いです。まずは「相談」という姿勢で誠意をもって臨むことが、ご住職との間で信頼関係を築きながら手続きを進めるための最も有効な「話し方」のポイントだと確信しています。誠意は必ず伝わるはずです。お墓じまい・改葬なら お墓専門行政書士に ご相談下さい!!お墓じまい・お墓の引越し(改葬)から、お墓選び・永代供養墓・散骨等のご相談も可能です。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらからTOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらからお墓じまい関連TOP・お墓じまい関連のトップページは、こちらから
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  • 指をさす子供
    【墓じまい・離檀】最初の相談で揉めないポイント|大塚法務行政書士事務所(東京都葛飾区)
    ・墓じまいや離檀を考え始めた際、多くの方が最初に直面するハードルの一つが「寺院のご住職に、その意向をどう伝えるか」という点です。特に、これまであまり深い付き合いがなかったり、費用面での不安があったりする場合、どのように切り出せば良いのか、揉め事にならないかと心配される方も多いでしょう。この最初の相談がいかにスムーズに進むかが、その後の墓じまいプロセス全体に大きく影響します。この記事では、「墓じまい・離檀の最初の相談で揉めないためのポイント」として、ご住職に墓じまいや離檀の意向を初めて伝える際の、揉め事を避けるための戦略と重要な注意点について、分かりやすく解説します。1.最初の相談に臨む前の準備(内容整理のポイント)ご住職に墓じまいの意向を伝える最初の相談に臨む前に、いくつかの準備をしておくことが非常に大切です。中でも最も重要なのが、「なぜ墓じまいを行いたいのか」という理由を自分の中で明確に整理しておくことです。寺院は、古くから檀家の方々に支えられて成り立っています。そのような背景がある中で、理由も曖昧なまま「墓じまいをしたいです」「お墓を撤去します」といった一方的な連絡を、特に電話などで唐突にに行ってしまうと、ご住職は驚き、感情を害され、その後の話し合いや手続きが滞ってしまう可能性があります。ご住職に納得・ご理解いただくためには、墓じまいを検討せざるを得なくなった具体的な事情や背景を、誠実にお伝えすることが重要です。理由をきちんと説明することで、ご住職も状況を理解しようとしてくださり、話し合いが円滑に進みやすくなります。何も理由を言われなければ、ご住職も「なぜだろう?」と不信感を抱いてしまうかもしれません。まずは、ご自身の胸の内にある、墓じまいを検討するに至った具体的な理由を整理し、ご住職にお話しできるよう準備しておきましょう。・墓じまいをご検討される具体的な理由そのもの(遠方で管理が難しい、承継者がいない、経済的な負担など)については、【改葬の理由】お墓の引越しを考える背景と最初のステップで詳しく解説していますので併せてご参照ください。2.最初の相談方法を選ぶ際のポイント(対面、手紙、誰が?)ご住職へ初めて墓じまいや離檀の意向を伝える際、「どのように伝えるか」という方法の選択も、最初のコミュニケーションを円滑に進める上で重要な戦略となります。一般的には、お墓のことで重要な相談をする場合は、寺院にご住職を訪ねて直接お話しすることが、最も丁寧で誠意が伝わりやすい方法とされています。長年にわたりお世話になった感謝の気持ちや、墓じまいに至ったやむを得ない理由などを、直接顔を見てお伝えすることで、ご住職も状況を理解しようとしてくださり、建設的な話し合いに進みやすくなります。・対面で相談する場合の基本的な言葉遣いやマナーについては、【墓じまい】ご住職への話し方 で詳しく解説しています。しかし、様々な理由から、ご住職に直接会って話すことが難しい、あるいは抵抗がある、と感じる方もいらっしゃるでしょう。そのような場合でも、意向を伝えるための代替手段は存在します。手紙で伝える、家族や親族に代わりに話してもらう、専門家にサポートを依頼するといった方法です。ご自身の状況や寺院との関係性、ご自身の気持ちの負担などを考慮し、どの方法で最初の意向を伝えるのが最も適切か、慎重に検討することをお勧めします。・ご住職に直接会わずに墓じまいの意向を伝える具体的な代替手段(手紙、家族代行、専門家など)とその際の注意点については、【墓じまい】住職に会いたくない場合の進め方で詳しく解説していますので併せてご参照ください。3.最初の相談で心得るべき点と心構えご住職への最初の相談の場では、どのような心構えで臨むか、そしてどのような態度や話し方を心がけるかが、その後の展開を左右します。円滑なコミュニケーションのために、以下の点を心に留めておきましょう。誠実さと敬意を第一に長年に渡りお墓をお守り頂いたことへの感謝の気持ちを忘れず、誠実な態度で臨みます。たとえ寺院に対して不満や苦手意識があったとしても、敬意を欠いた言動は避けるべきです。正直に、しかし丁寧に理由を伝える事前に整理した墓じまいの理由を、ご住職に分かりやすい言葉で丁寧に伝えます。感情的にならず、落ち着いて話すことを心がけましょう。ご住職の話に耳を傾ける一方的に要望を伝えるだけでなく、ご住職の考えや寺院の事情にも真摯に耳を傾ける姿勢が大切です。対話を通じて相互理解を深めることを目指します。その場で結論を急がない最初の相談で、すべてのことがすぐに決まるわけではありません。ご住職の反応が想定と違ったり、難しい話をされたりした場合でも、慌てたり、その場で言い争いになったりせず、一度持ち帰って検討する、という姿勢も重要です。冷静さを保つ費用や手続きについて不安がある場合でも、感情的にならず、常に冷静に対応することを心がけましょう。・ご住職との具体的な話し方や、より具体的な言葉遣いの例については、【墓じまい】ご住職への話し方で詳しく解説しています。もし、最初の相談の場でご自身だけでの対応が難しいと感じたり、話がこじれてしまいそうだと感じたりした場合は、無理をせず、その後の対応について家族や専門家に相談することも検討しましょう。・専門家に相談できることやその選び方は、【改葬相談先】お墓の引越しはどこに頼む?選び方・費用で、法的なトラブル全般や具体的な事例、対処法は、【墓じまいトラブル事例集】原因と予防策で詳しく解説していますのでご参照ください。4.まとめ寺院のお墓の墓じまいを円滑に進めるためには、ご住職への最初の相談が非常に重要なステップです。この最初のコミュニケーションでつまずかないためのポイントは、事前の準備と、誠実な対応にあります。墓じまいをする具体的な理由を自分の中で明確に整理し、ご住職に伝わる言葉にしておくことが準備の第一歩です。そして、対面での相談を基本としつつも、状況に応じた代替手段も検討しながら、最も適した方法を選びます。相談の場では、ご住職への感謝と敬意を忘れず、正直かつ丁寧に理由を伝え、ご住職の話にも耳を傾けるという、誠実な態度で臨むことが何よりも重要です。感情的にならず、冷静な対話を心がけましょう。この「最初の相談」の段階を丁寧に進めることで、ご住職の理解や協力を得やすくなり、その後の墓じまいプロセス全体をよりスムーズに進めることに繋がります。ご自身でどのように最初の相談を進めれば良いか判断に迷う場合や、ご不安がある場合は、墓じまいの専門家にご相談ください。お墓じまい・改葬なら お墓専門行政書士に ご相談下さい!!お墓じまい・お墓の引越し(改葬)から、お墓選び・永代供養墓・散骨等のご相談も可能です。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらからTOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらからお墓じまい関連TOP・お墓じまい関連のトップページは、こちらから
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  • お参り
    【離檀料の相場】墓じまい・改葬時の注意点|大塚法務行政書士事務所(東京都葛飾区)
    ・墓じまいや改葬(お墓の引っ越し)を検討する際、寺院にお墓がある方にとって「離檀(りだん)」、そしてそれに伴う「離檀料(りだんりょう)」は大きな懸念事項の一つです。「離檀料って、いくらくらいが相場なの?」「お寺との関係を円満に終えるにはどうすればいいの?」「高額な離檀料を請求されたらどうすればいい?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。このページでは、離檀料の基本的な意味から、その相場、適切な進め方、支払い方法、そしてトラブルを避けるための具体的な注意点まで、行政書士が徹底解説いたします。円満な離檀を実現し、安心して次の供養へと進むための参考にして下さい。1. 離檀(りだん)とは?離檀料の基本的な考え方(1)離檀とは離檀とは、特定の寺院の檀家(だんか)をやめることを指します。寺院にお墓を建てる場合、その寺院の檀家となることが前提となることが多く、檀家は寺院の維持・運営を支える役割を担っています。墓じまいを行う場合、寺院との縁も無くなりますので、離檀することになります。(2)離檀料とは離檀料とは、檀家として長年お世話になった寺院に対し、これまでの感謝の気持ちとして、また寺院の維持・運営への協力金として支払う金銭を指します。法的に支払いが義務付けられているものではなく、あくまで慣習や感謝の気持ちとして渡されるものです。(3)離檀料とお布施の違い離檀料は、法要やお墓の供養に対する「お布施」とは性質が異なります。お布施は仏事に対する感謝の気持ちを表すものですが、離檀料は檀家関係を解消する際に、これまでの感謝の意を込めて渡す金銭と理解されています。ただし、離檀料という明確な項目を設けず、「お布施」という形で渡すよう指示される場合もあります。2. 離檀料の相場と費用の考え方(1)離檀料の一般的な相場離檀料には明確な相場がなく、寺院の考え方や地域、檀家であった期間、寺院への貢献度などによって大きく異なります。一般的には、10万円から20万円程度が目安と言われることが多いですが、最高金額は多くても20万円くらいが妥当と言われています。中には50万円以上、あるいはそれ以上の高額な離檀料を提示されるケースもあります。相場に幅がある理由寺院の規模や格式檀家であった期間や寺院への貢献度地域による慣習の違いトラブルの有無や話し合いの進め方(2)離檀料は必ず請求されるのか?離檀料は必ず請求されるものではなく、寺院により請求される場合・されない場合があります。当事務所でこれまでに、お聞きしたケースでは、約半数程度の方が請求され、残りの半数の方が請求されていない状況です。請求される場合は、離檀の話をした際に、最初に金額を伝えられる場合が多いようです。(3)離檀料に法的根拠はない?離檀料は法律で定められた費用ではないため、その金額に法的な拘束力はないと思われます。しかし、長年お世話になった寺院への感謝の気持ちとして、円満な関係を保つために支払う方が多いようです。3. 円満な離檀の進め方と離檀料の支払い方法円満に離檀を進めるためには、寺院への配慮と丁寧な対応が不可欠です。(1)離檀の理由を丁寧に説明するまずは相談として話す墓じまいや改葬を決めてから報告するのではなく、早い段階で「相談」としてご住職に意向を伝えましょう。具体的な理由を伝える「自宅から墓地が遠くお参りに不便なため」「承継者がいないため永代供養墓に埋葬したい」など、具体的な理由を丁寧に説明することが大切です。金銭的な理由を前面に出すより、やむを得ない事情であることを理解してもらう方が、円満な話し合いにつながりやすいです。・墓じまいする際のご住職への話し方については、墓じまいする際のご住職への話し方に関する記事 も参考にしてください。(2)必要な費用や書類を確認する離檀の意向を伝えた後、ご住職から離檀に関する話(離檀届等の書類、お墓の撤去に関する石材店のこと、閉眼供養の時期など)が出ることがあります。この際に、離檀料の有無や金額についても確認しましょう。改葬許可申請書に寺院(墓地管理者)の記名押印が必要になりますので、その書類についても確認しておきましょう。(3)閉眼供養と離檀完了書類の準備が整い、ご住職・石材店と調整の上、閉眼供養日を決めます。供養完了後にご遺骨を取り出し、改葬先に埋葬を行います。お墓は後日、石材店により撤去されます。通常の場合、閉眼供養日を持って離檀完了となります。(4)離檀料の支払い方法離檀料を支払う場合は、一般的に現金で、白無地の封筒に入れるか、のし袋に入れて渡します。表書きは「御布施」「御懇志」「御礼」などとし、下段には氏名を書きます。渡すタイミングは、閉眼供養の前後や、お世話になったことへの感謝を伝える場など、寺院の指示に従うのが良いでしょう。(5)離檀届・墓地返還届について寺院から離檀する際には、「離檀届」や「墓地返還届」といった書類の提出を求められる場合があります。これらは寺院が檀家関係の終了や墓地の返還を正式に記録するためのものであり、寺院が独自に定めていることがほとんどです。・これらの書類の書き方や、ひな形(テンプレート)について詳しく知りたい方は、離檀届・墓地返還届(ひな形)について解説 の記事をご覧ください。4. 離檀料を巡るトラブルと対処法離檀料は法的な根拠がないため、その金額や支払いについてトラブルになるケースも少なくありません。(1)高額な離檀料を請求された場合相場を著しく超える高額な離檀料を請求された場合は、以下のような対処法が考えられます。冷静な話し合いまずは冷静に、請求された金額の根拠や内訳について、寺院に説明を求めましょう。専門家への相談話し合いが困難な場合や、法外な金額を請求されたなど個別具体的な交渉が必要な場合は、弁護士などの専門家や国民生活センターにご相談ください。お客様のご希望により、当事務所から弁護士をご紹介することも可能です。・高額な離檀料を請求された場合の具体的な対処法は、高額な離檀料を請求されたら どうすれば良いか?で詳しく解説しています。(2)離檀料を支払わないとどうなる?離檀料の支払いは法的義務ではないため、支払いを拒否しても罰則はありません。しかし、寺院との関係がこじれると、改葬に必要な書類(改葬許可申請書への記名押印、埋蔵証明書など)の発行を拒否されるなど、手続きが滞る可能性もあります。円満な解決が最も望ましいと言えます。5. まとめ寺院から離檀することは、あまり経験することではないため、不安を感じる方もいらっしゃるかと思います。テレビ等で高額な離檀料の請求事例が紹介され、「我が家も請求されたら、どうしよう?」と更に不安が増すこともあるかもしれません。しかし、離檀料は必ずしも請求されるわけではなく、また高額な請求をされるケースもそれほど多くないと言えます。請求されるがままに支払う義務があるわけでもありません。ですので、まずはご住職に失礼のないよう、きちんとすべきことを行い、誠意を持って対応することが重要です。高額な費用を言われた場合も、まずは冷静に話し合いをしてみましょう。それでも聞き入れられない場合や、最初からご自身での対応に自信がない場合は、弁護士や国民生活センター・消費生活センターなどの専門機関に相談することも一つの方法となります。※当事務所は、お墓の手続きを専門としている行政書士事務所です。これまで100件以上のお墓じまいや改葬などをお手伝いしてまいりました。墓じまい・改葬に関する各種手続きのご相談、書類作成、行政上の手続きなど、幅広くサポートさせて頂いております。お墓のことでお困りのことなどありましたら、当事務所にお気軽にご相談ください。お客様のご希望により、当事務所から弁護士をご紹介することも可能です。お墓じまい・改葬なら お墓専門行政書士に ご相談下さい!!お墓じまい・お墓の引越し(改葬)から、お墓選び・永代供養墓・散骨等のご相談も可能です。お墓専門行政書士が対応致します。経験・実績豊富な事務所です安心してご相談下さい。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらから【追記】離檀料の近年状況(令和7年現在)この記事を作成してから年月が経ちましたが、現在でも離檀料についてご心配される方が非常に多い状況です。インターネットなどでは「離檀料を支払う義務はない」という記事もよく見かけますが、実際のところ、昔のような法外な高額離檀料を請求する寺院は、一部を除き少なくなっている傾向にあります。最近よくお聞きするのは、10万円~30万円程度が最も多く、それ以上でも200万円~300万円程度のケースがあるかと思います。(現在でも一部の寺院では、数百万円の離檀料を請求するケースも存在します。)これらの金額はあくまで請求された場合の例であり、請求されない寺院も多く存在します。また、宗派が同じでも、寺院によって金額が異なるのが実情です。(近年、ご住職の代替わりが進み、お布施等の金額が変わったというお話も伺うことがあります。)なお、離檀料を請求されない場合でも、通常は閉眼供養を行っていただき、これまでの感謝としてお布施をお渡しします。この金額は3万円~5万円程度が現在でも一般的です。離檀料が心配な方は、まずは寺院に直接、墓じまいを行った場合の金額を確認してみるのが良いでしょう。もし伝えられた金額が高額だと感じたら、値下げの交渉を試みたり、それでも応じてもらえない場合は、国民生活センターや弁護士などの専門家にご相談する流れが適切です。TOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらから改葬関連TOP・改葬関連ののトップページは、こちらから
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  • 考える住職
    【離檀防止策】寺院が離檀を防ぐために考えるべきこと|大塚法務行政書士事務所(東京都)
    ・寺院にお伺いした際に、ご住職とお話する機会が多く、檀家離れ(離檀)についてのお話もお聞きします。一方、墓じまいされる檀家の方からも、墓じまいする理由等も多々お聞きします。ここでは、お墓に関わる業務を10年以上行い、実際にお聞きした内容等をもとに、あくまでも個人的な意見として述べさせて頂きます。(全ての寺院が当てはまる訳ではありません。)1.離檀する理由お客様のお話をお聞きすると離檀の原因としては、金銭的な負担が第一に挙げられます。葬儀供養、戒名のお布施が高額だった。寄付を求められた。等の話をお聞きすることがあります。なかにはご住職の顔も知らなかったという方もおります。お布施等の金額は個人の価値観によるものもありますが、お寺との付合いもない中で、一般的な感覚で高いと思われる金額を要求された場合、なぜその金額なのか?その様な金額は払えないと言う方もおります。従って、この様な状況が続くのであれば、今の内に墓を整理(離檀)し、霊園等の初期費用しか掛からない場所に改葬したいと思う訳です。2.お布施等の金額について寺院の中では、お布施等の金額が決まっている場合、決まっていない場合があります。決まっていない場合は、幾らお渡しすれば良いのか?わからない方もおります。ある程度の範囲で目安をお話した方が檀家の方も困らないと思います。一方、金額が定められている場合は、そちらも目安であることを伝え、状況により檀家の方と話合いをするなど柔軟に対応された方が良いかと思います。あまり強引に進めると檀家側が弁護士を立て争いに発展していく可能性もあります。(脅迫罪等)父親が会社を経営しており裕福だった為、寺院に寄付を行っていたが、父も亡くなり余裕もない中で、同じような寄付等を求められだが、お断りして墓じまいをしたという方もおります。寺院を運営していく中で、様々な維持管理等の費用が掛かり、お布施にある程度の金額を設定することも理解できますが、あまり強引に進めると結局は檀家が出ていくことになり、継続した運営が困難になるのではないでしょうか?ですから、お気持ちがある方からは、ある程度のお布施を頂き、事情がある方は、それなりの対応をする事が、檀家離れを防ぐことにも繋がるかと思います。※既にその様な対応をされている寺院も多いかと思いますが、ここではお客様からお聞きしたお話をもとに個人的な意見を述べさせて頂いております。3.檀家とのお付合いについて上記で述べましたが、ご住職の顔も知らないという方もおります。原因としては、ご住職の代替わり又は、お墓の承継等になるかと思います。顔も知らない住職が葬儀に来て高額な請求をされた等では、檀家の方の中には、また家族が亡くなった場合に同じような請求をされるのか?と思い、寺院からの離檀を考える方もおります。或は、自分が亡くなった場合、子供にお金の迷惑を掛けたくないと思い離檀される方もおります。結局、顔も知らない中では、檀家の方からすると葬儀の供養をご住職にして頂ければ、どこの住職でも同じと思われる方もおります。既にお坊さん派遣センターなども周知のところであり、お布施の金額も低価格で設定されています。その様な中で、檀家をつなぎとめておくには、寺院側から檀家の方とお話をする機会を設ける、お墓参りに来られている方には話しかけてみる等、ご自身を知って頂く事が第一だと思います。顔を合せた際に、気軽に話も出来てお布施等の金額についても相談できる状況あれば、少なくともその方は、離檀しようと思わない筈です。お客様の中には、ご住職の人柄が良いからという理由で寺院を選ばれる方もおります。寺院の状況も昔と違い一部を除き、今後増々厳しい状況になるかと思います、そこで檀家離れを防ぐには、少なくとも、ご住職自身の人柄を理解して頂く努力も必要になるのではないでしょうか。4.檀家の方とお話する際には寺院にお伺いした際に、ご住職に良くお話をさせて頂く事ですが、一般の方は、ご住職とお話をする際に、とても緊張される方がおります。又、言われことは従わなければいけないと思ってしまう方もおります。個人的なの感覚では、ご住職自身が思っている以上に緊張される方が多く、言葉も重く受け取られます。その様な中で、ぶっきらぼうな対応をされた場合、あの住職は怖い、話も出来ない、この寺院に居たくないと繋がっていく場合があります。檀家の方に媚びを売るという事ではなく、ある程度の線引きは必要ですが、ざっくばらんに話をされると檀家の方も安心してお話をし易くなります。5.住職が代替わりした際にはご住職が代替わりしたが何も聞かされていないという方もおり、ここで住職の顔も知らない。ということになります。代替わりした際には、寺院側から、その旨をお伝えし檀家の方となるべく会う機会を設けるべきではないでしょうか?状況によっては説明会なども開き、檀家の方に安心してお付合い頂ける寺院であることを自ら伝えて行くべきかと思います。そこで信頼を得る事により、離檀に対しても歯止めが掛かるのではないでしょうか。6.結局、檀家離れを少しでも防ぐにはどうすれば?基本的に離檀の原因として考えられるのは、お金と住職の人柄によるところが大きいのではないでしょうか。お布施等の金額を全て明確に低価格すれば、檀家離れを防ぐ可能性もありますが、それでは運営が成り立たなくなる寺院もあるかと思います。結局はある程度の目安を示して柔軟に対応し、そこで信頼を得ていく事が結局、寺院にとってもプラスになるかと思います。寺院との繋がり等がない場合、お墓もきちんと承継されずに放置されるケースも多くなっておりますので、関係性が良くないとこの様ことも多くなり、結局寺院側が損害を被ることになりかねません。寺院側から活動報告等を檀家の方に配布するなど寺院の状況を知って頂き、ご住職と話し易い環境を作りなるべく檀家の方と話をする。これらが檀家離れを少しでも防ぐ上で重要ではないでしょうか。※上記な様な事を実践されている寺院も多いかと思いますが、あくまでもお客様からお聞きした内容をもとに個人的な意見として述べさせて頂いております。こちらも合せてご覧ください。・【寺院の未来】生き残るための戦略と運営のポイントまずは、お問合せから始めて下さい。「こんなこと頼めるの?」・「こういう場合どうすれば?」・「将来的に、この様にしたい。」etc..お話をお聞きした上で、サポート出来る範囲等の説明させて頂きます。もし、興味をお持ち頂けたら、私、大塚が貴寺院までお伺いさせて頂きます。ご相談だけでも問題ありません。一度お会いする事により、今後も安心してご相談頂けると思います。・私は、出会いはご縁だと思っております。その出会いを大切にしたいと考えております。※当事務所から貴寺院にお伺いする場合は、交通費のみご請求させて頂きます。※遠隔地の場合は宿泊費をご請求させて頂く場合があります。※相談料は無料です。宗教法人手続・書類作成なら、お墓専門行政書士に ご相談下さい!!宗教法人に関する手続、宗教法人関連の書類作成ならご相談下さい。お墓専門行政書士が対応致します。(AM9:00~PM18:00)無料相談はこちらから宗教法人の法務(運営・管理)・寺院・霊園様の法務サポートは、こちらから無縁改葬サポート・無縁墓の改葬サポートは、こちらから
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