墓じまいにかかる費用は、主に墓石の撤去費用、新しい供養先の費用、閉眼供養などの寺院費用、ご遺骨の運搬・洗浄・乾燥・粉骨費用、行政手続きや専門家への依頼費用などで構成されます。特に金額が大きくなりやすいのは、墓石の撤去費用と新しい供養先の費用です。ただし、墓地によっては指定石材店が決められており、自由に複数の石材店から見積もりを取れないこともあります。この記事では、墓じまい費用の主な内訳を確認したうえで、見積書の確認方法、石材店を選べる場合の比較方法、供養先の選び方など、費用負担を抑えるためのポイントを解説します。→ 墓じまいの全体費用や詳細な内訳については、【墓じまい費用】誰が負担?相場・内訳と話し合い の記事をご参照ください。1.墓石の撤去費用を安くするには?墓じまいの費用で最も大きな割合を占めるのが、墓石の撤去費用です。この費用を抑えることが、全体の費用削減に直結します。(1)複数社から見積もりを取得する墓石の撤去費用は、墓地の広さ、墓石や基礎部分の大きさ、石材の量、重機や運搬車両が入れるか、階段や傾斜地があるかなどによって異なります。墓地の状況によっては、手作業や小型重機での作業が必要となり、費用が高くなることもあります。石材店を自由に選べる墓地であれば、2~3社程度から見積書を取得し、総額だけでなく、墓石撤去、基礎解体、廃材処分、整地、ご遺骨の取出しなど、見積もりに含まれる作業内容を比較するとよいでしょう。ただし、寺院墓地や民営霊園では、工事を依頼できる石材店が指定されている場合があります。見積もりを依頼する前に、墓地管理者へ指定石材店の有無を確認することが大切です。(2)石材店選びのポイント寺院墓地や民営霊園では、墓石工事を行う石材店が指定されていることがあります。指定石材店が一社のみの場合は、原則として、その石材店へ撤去工事を依頼することになります。指定石材店が複数ある場合や、石材店を自由に選べる墓地であれば、複数の見積書を取得して比較できます。一方、指定石材店が一社のみの場合は、見積金額だけでなく、墓石撤去、基礎解体、廃材処分、整地、ご遺骨の取出しなど、工事内容と追加費用の有無を確認しましょう。石材店を選べる場合も、金額だけで決めるのではなく、現地確認の有無、見積書の分かりやすさ、工事実績、墓地管理者との手続き、工事後の整地や返還確認まで対応するかを確認することが大切です。(3)撤去費用に含まれる内容を確認する見積もりを取る際は、費用に含まれる内容を細かく確認することが重要です。墓石の撤去、基礎の解体廃材の運搬、処分費墓地の整地(更地に戻す作業)遺骨の取り出し作業など、どこまでが基本費用に含まれているのか、追加費用が発生する項目はないかを確認しましょう。撤去費用が安く見えても、様々な項目で追加料金が発生し、結果的に高額になるケースもあります。不明な点は遠慮なく質問し、納得した上で契約を結んでください。2.新しい供養先にかかる費用を安くするには?墓じまい後の遺骨の供養先によって費用は大きく異なります。費用を抑えたい場合は、以下の選択肢を検討しましょう。(1)最も費用を抑えられるのは「合祀」新しい供養先の費用を抑えやすい方法の一つが、永代供養墓などへの合祀です。合祀では、他の方のご遺骨と一緒に埋蔵されるため、個別区画型の永代供養墓や納骨堂などに比べて費用を抑えられる傾向があります。ただし、一度合祀すると、後から特定のご遺骨だけを個別に取り出すことはできません。費用だけで決めず、合祀の時期、納骨後の供養方法、年間管理料の有無、納骨できる遺骨数などを事前に確認することが大切です。(2)都立霊園の合葬埋蔵施設を検討する都立霊園の一般埋蔵施設などを使用している方で、将来お墓を継ぐ方がいない場合には、現在の墓所を返還し、納められているご遺骨を合葬埋蔵施設へ共同埋蔵する「施設変更制度」を利用できる場合があります。施設変更制度は、都内在住者が新たに都立霊園へ申し込む一般募集とは異なり、現在、対象となる都立霊園の墓所を使用している方に向けた制度です。利用条件、募集時期、墓所返還工事、必要書類などについては、使用している都立霊園の管理事務所へ確認する必要があります。(3)費用と供養のバランスを考える合葬(骨壺のまま共同で埋葬)合祀に抵抗がある場合は、骨壺のまま一定期間個別に安置された後、共同で埋葬される合葬形式の永代供養墓も選択肢となります。費用は合祀より高くなりますが、個別の供養期間が設けられている場合があります。樹木葬や納骨堂これらの選択肢も、一般墓に比べ費用を抑えやすい傾向にあります。初期費用は数十万円からですが、年間管理料が不要なプランや、一定期間を過ぎると合祀されるプランなど、多様な形式がありますので、予算と供養の希望に合わせて選びましょう。散骨業者に委託する散骨は、比較的安価に行えます(5万円程度から)。お墓の管理費が一切かからない点が最大のメリットです。(4)遺骨の運搬費用を抑える墓じまい後の遺骨を新しい供養先へ運搬する費用も確認しましょう。石材店に依頼すると費用がかかりますが、ご自身で運ぶ、またはゆうパックを利用して郵送する方法もあります。郵送の場合は、遺骨の梱包や骨壺の破損防止に十分注意が必要です。3.その他の費用と安くする工夫(1)供養に関する費用(お布施など)閉眼供養(お墓の魂抜き)や、新しい供養先での開眼供養・納骨供養など、寺院へのお布施が発生します。これらは「お気持ち」であるため相場はあくまで目安ですが、事前に寺院に相談して確認することも可能です。公営墓地や民営墓地などは、僧侶派遣サービスなどを利用する方法もあります。(2)行政手続き費用改葬許可申請は、ほとんどの自治体で手数料がかかりません。ただし、一部の自治体では改葬許可証の交付手数料が必要となることがあります。また、墓地管理者が発行する埋葬・収蔵の事実を証明する書類の発行費用、戸籍等の取得費用、郵送申請を行う場合の郵送料などが必要になることがあります。具体的な費用と必要書類は、現在ご遺骨が納められている墓地の所在地を管轄する市区町村へ確認しましょう。4.墓じまい費用を安く抑えるための総合的なポイント墓じまいの費用を抑えるためには、次の点を事前に確認しておくことが大切です。①費用の内訳を確認する墓石の撤去費用、新しい供養先の費用、閉眼供養などの寺院費用、ご遺骨の運搬・洗浄・乾燥・粉骨費用、行政手続きや専門家への依頼費用など、必要になる費用を整理しておきましょう。②見積書の内容を確認する石材店を自由に選べる墓地であれば、2~3社程度から見積書を取得し、総額だけでなく、墓石撤去、基礎解体、廃材処分、整地、ご遺骨の取出しなど、費用に含まれる作業内容を比較します。寺院墓地や民営霊園では、指定石材店が決められている場合があるため、事前に墓地管理者へ確認しましょう。③費用負担を事前に話し合う家族や親族で費用を分担する場合は、誰がどの費用を負担するのかを、墓じまいを進める前に話し合っておくことが大切です。④必要に応じて行政書士へ相談する改葬許可申請、必要書類の確認、墓地返還手続き、寺院・霊園・石材店との手続きに関する連絡調整支援などに不安がある場合は、お墓の手続きに詳しい行政書士へ相談する方法もあります。墓じまい費用を抑えるには、単に安い業者や供養先を選ぶのではなく、必要な作業と費用の内訳を確認し、追加費用が生じる条件まで把握しておくことが重要です。5.墓じまいの費用を安くするには(まとめ)墓じまいの費用を抑えるためには、墓石の撤去費用、新しい供養先の費用、寺院へのお布施、ご遺骨の運搬や処置にかかる費用など、必要になる費用の全体像を事前に確認することが大切です。石材店を自由に選べる墓地であれば、2~3社程度から見積書を取得し、金額だけでなく、墓石の撤去、基礎の解体、廃材の処分、整地、ご遺骨の取出しなど、見積もりに含まれる作業内容を比較しましょう。一方、寺院墓地や民営霊園では、指定石材店が決められている場合があります。その場合は、複数の石材店から見積もりを取れないこともあるため、事前に墓地管理者へ指定石材店の有無を確認し、見積書の内容や追加費用が発生する条件を確認することが重要です。また、新しい供養先は、納骨時の費用だけでなく、年間管理料、個別に安置される期間、将来合祀される時期なども確認し、費用と供養方法の両方を踏まえて選ぶ必要があります。改葬許可申請、必要書類の確認、墓地返還手続き、寺院・霊園・石材店との手続きに関する連絡調整支援などに不安がある場合は、お墓の手続きに詳しい行政書士へ相談する方法もあります。お墓じまいの全体像を再確認しませんか?お墓じまいの手続きは多岐にわたります。全体の流れや費用の総まとめ、失敗しないためのポイントは「お墓じまいマニュアル」で詳しく解説しています。次に何をすべきか迷った際のガイドとしてご活用ください。お墓じまい・改葬なら お墓専門行政書士に ご相談ください。お墓じまい・お墓の引越し(改葬)から、お墓選び・永代供養墓・散骨等のご相談も可能です。お墓専門行政書士が対応いたします。経験・実績豊富な事務所です。安心してご相談下さい。(AM9:00~PM6:00)無料相談はこちらから事務所案内大塚法務行政書士事務所の概要はこちらから事務所実績当事務所が対応した墓じまい・改葬の実績はこちらからお客様の声当事務所にご依頼いただいたお客様の声はこちらからTOPページ・お墓の手続き相談・代行のトップページは、こちらからお墓じまい関連TOP・お墓じまい関連のトップページは、こちらから









